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第3章 アレクを狙って
第678話 世界樹の入り口の秘密!
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エルフ達は、ライザーの指示に従って、警備をする者とアレク達が外に置いてきたエルフ達を回収する者と宴の準備をする者に分かれた。
「アレク殿、遠くて申し訳ない。世界樹を見られる者は、余とライザーのみなのだ。昔、精霊神様が、通れる者と通れない者を識別する魔法をかけてくれた。それが、今もなお消えることなく発動し続けておる」
精霊神が、どういった原理の魔法を使っているかはわからないが、誰しもが好き勝手に入ることは許されない場所のようだ。
「全然大丈夫ですよ。それより、そんな大事な場所に入っていいのですか?それに、そもそも俺達が入れるのか......」
アレクは、ずっとエルフが守り続けてきた場所に足を踏み入れていいものなのかと思うと共に、世界樹に踏み込む権利があるのかと思ってしまう。
「是非、アレク殿に見てもらいたい。精霊様も言っておるが、アレク殿であれば入ることを許されるだろうとおっしゃっておる」
根拠は教えてくれなかったが、アレクは世界樹を見る権利がどうやらあるらしい。
アレクは、この時下界に干渉できない神が、どうやって神具を落としたのか、そしてどうやって世界樹を守る魔法をかけたのか、謎が深まるばかりだと思った。
「そういうことなら見てみたいです。でも、世界樹を見ることができるのが、王様とライザーさんしかいないとは驚きですね。識別がいったいどうなっているのか、気になってしまいます」
長いエルフの歴史の中で、二人しか入ることを許さない魔法の基準がさっぱりわからず、おもしろいなと感じてしまう。
「精霊神様の魔法はいまだによくわかっておらんのだ。何人ものエルフが挑戦したのだが、ことごとく皆断念しておる。もし、何か秘密がわかるようなら教えてくれんか?」
王ですら、この魔法の原理はわかっておらず、アレクに解明できるならしてもらおうと丸投げし始める。
「魔法かぁ......オレール、どういう原理か解明してみる?」
オレールの方が、魔法の知識もあり、魔法に対する愛も強いので、どうするのか尋ねてみた。
「う~ん?やってみたい欲はありますが、どの魔法を紐解くにしても、魔法に干渉しなくてはなりません。もし、干渉に対する防衛機能がついていた場合、どのようなことが起こるか、わからないのでおすすめはしませんよ」
魔法を解析することは、一応魔法神から習ってはいるのだが、神が作り出した見たこともない魔法を解析した場合、どのようなことが起こるか不明なため、安易にしない方がいいと警告した。
「それは、やめておいた方がいいね。もしかしたら、エルフの国が外交を始めることになって、世界樹が晒されてる状態はまずいしね」
「魔法とは奥が深いのであるな。確かに、安易に精霊神様が、授けてくれた物を解明しようなど罰が当たってしまうな。それに、世界樹が晒されてしまうのはいかん」
オレールの言葉を聞いた二人は、エルフの国の今後や愚かなことをしようとしていることに気付いて断念する。
「私も、そうした方がいいと思います。魔法神様のような魔法使いになれた時にお願いします」
オレールは、冗談か本気かはわからないが、笑いながら言う。
王は、魔法神と聞いて、この人間達は我らエルフとは次元の違う存在だと改めて感じて、ため息を漏らす。
「もう気付いておると思うが、あの虹色に輝いておる所を抜ければ世界樹の場所に着く。侵入を拒まれる者がいれば、外に勝手に追い出される仕組みとなっておる。もし出された場合は、待機しておいてくれ」
全員が、一目でわかるような虹色をしたシールドのようなものがあった。そして、どうやら入ることを許されない者は、入り口に押し出される仕組みになっているらしい。
そして、アレク達は世界樹の入り口へと向かうのだった。
「アレク殿、遠くて申し訳ない。世界樹を見られる者は、余とライザーのみなのだ。昔、精霊神様が、通れる者と通れない者を識別する魔法をかけてくれた。それが、今もなお消えることなく発動し続けておる」
精霊神が、どういった原理の魔法を使っているかはわからないが、誰しもが好き勝手に入ることは許されない場所のようだ。
「全然大丈夫ですよ。それより、そんな大事な場所に入っていいのですか?それに、そもそも俺達が入れるのか......」
アレクは、ずっとエルフが守り続けてきた場所に足を踏み入れていいものなのかと思うと共に、世界樹に踏み込む権利があるのかと思ってしまう。
「是非、アレク殿に見てもらいたい。精霊様も言っておるが、アレク殿であれば入ることを許されるだろうとおっしゃっておる」
根拠は教えてくれなかったが、アレクは世界樹を見る権利がどうやらあるらしい。
アレクは、この時下界に干渉できない神が、どうやって神具を落としたのか、そしてどうやって世界樹を守る魔法をかけたのか、謎が深まるばかりだと思った。
「そういうことなら見てみたいです。でも、世界樹を見ることができるのが、王様とライザーさんしかいないとは驚きですね。識別がいったいどうなっているのか、気になってしまいます」
長いエルフの歴史の中で、二人しか入ることを許さない魔法の基準がさっぱりわからず、おもしろいなと感じてしまう。
「精霊神様の魔法はいまだによくわかっておらんのだ。何人ものエルフが挑戦したのだが、ことごとく皆断念しておる。もし、何か秘密がわかるようなら教えてくれんか?」
王ですら、この魔法の原理はわかっておらず、アレクに解明できるならしてもらおうと丸投げし始める。
「魔法かぁ......オレール、どういう原理か解明してみる?」
オレールの方が、魔法の知識もあり、魔法に対する愛も強いので、どうするのか尋ねてみた。
「う~ん?やってみたい欲はありますが、どの魔法を紐解くにしても、魔法に干渉しなくてはなりません。もし、干渉に対する防衛機能がついていた場合、どのようなことが起こるか、わからないのでおすすめはしませんよ」
魔法を解析することは、一応魔法神から習ってはいるのだが、神が作り出した見たこともない魔法を解析した場合、どのようなことが起こるか不明なため、安易にしない方がいいと警告した。
「それは、やめておいた方がいいね。もしかしたら、エルフの国が外交を始めることになって、世界樹が晒されてる状態はまずいしね」
「魔法とは奥が深いのであるな。確かに、安易に精霊神様が、授けてくれた物を解明しようなど罰が当たってしまうな。それに、世界樹が晒されてしまうのはいかん」
オレールの言葉を聞いた二人は、エルフの国の今後や愚かなことをしようとしていることに気付いて断念する。
「私も、そうした方がいいと思います。魔法神様のような魔法使いになれた時にお願いします」
オレールは、冗談か本気かはわからないが、笑いながら言う。
王は、魔法神と聞いて、この人間達は我らエルフとは次元の違う存在だと改めて感じて、ため息を漏らす。
「もう気付いておると思うが、あの虹色に輝いておる所を抜ければ世界樹の場所に着く。侵入を拒まれる者がいれば、外に勝手に追い出される仕組みとなっておる。もし出された場合は、待機しておいてくれ」
全員が、一目でわかるような虹色をしたシールドのようなものがあった。そして、どうやら入ることを許されない者は、入り口に押し出される仕組みになっているらしい。
そして、アレク達は世界樹の入り口へと向かうのだった。
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