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第2章 強敵ルシファーと新たな力を得る
第491話 アレクvsデストロイ!デストロイわざと手を抜いた!?
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「開ける必要はねぇよ!」
デストロイは、特別に作られたオリハルコン製の格子を掴むと、グッと力を入れて破壊する。
「デストロイ、なんで逃げなかったの?」
アレクは、いとも簡単に破壊して出てくるデストロイに逃亡しなかった理由を尋ねる。
「負けたからな!再戦して勝つまでは約束を守ると決めていた!その機会が、早々に訪れてくれて有り難い限りだな」
デストロイは、ゆっくり牢屋から出てくると、ニヤリと笑って、次の瞬間アレクに殴りかかる。しかし、アレクは片手で簡単に受け止めるのだ。
「弱くなってない?」
「そう慌てるな。挨拶代わりの一発だ!」
アレクが、挑発するような言葉を言うが、デストロイは全く持って気にしている様子はなく、平常心を保ちながら言葉を返してくる。
「そうか!最初から本気を出さなかったことを後悔させてあげるよ。上には王城があるからね!あまり長引かせるわけにはいかないんだよ」
デストロイは、アレクの頭へと蹴りを入れてくるが、またしても片手で受け止めてそのまま掴んで牢屋へ投げ飛ばす。そして、間髪入れずに壁にめり込んだデストロイの腹にパンチを食らわせる。
「ぐはぁ!」
アレクの重たい一撃に更にめり込むデストロイ。その衝撃は凄まじく城まで揺れてしまう。その後も、頭を鷲掴みして地面に叩きつけて、あれほど頑丈だったデストロイの腕と足の骨を簡単にへし折る。その圧倒的な強さにアントンやバトラーはもちろんのこと、パスクまでが驚きを隠せずにいる。
「くっはははは、俺がこうもあっさりとやられるとはな!見誤ってしまったか......」
手足を折られて、重症を負っているにも関わらずデストロイは、笑う元気があり、人生において初めて敵わない人物を前に、清々しい顔をする。
「まだ笑う元気があるとか恐ろしいやつだね。こりゃ破壊神も気に入るわけだよ。それで、負けたんだから飲んでくれるよね?」
アレクは、デストロイに薬を差し出す。しかし、飲む気配はない。
「飲まない!」
「いやいや!この状況で拒否って。無理矢理飲ませてもいいんだよ」
腹這いになった状態のデストロイは、首を振って拒否をする。この期に及んで飲まないつもりかと思ったアレクが無理矢理飲ませようとすると、デストロイがあることを言う。
「負けたからには、お前に従う!殺すなり奴隷にするなりなんとでもしろ!だが、俺の感情を矯正されたくない」
デストロイは、わがままを言い始める。アレクは、どうしたものかと考えるが、逃げ出せるはずの牢屋から出ずに約束を守っていたことを思い出す。
「陛下と話し合って決めるけど、俺的には信用できるまで奴隷にして魔物の街に連れて行く予定だけど、構わないかな?」
アレクは、ルシファーとの決戦に備えて、少しでも多くの戦力がほしいのでデストロイを魔物の街に連れて行きたいと言う。
「あぁ、それでいい!俺は、お前の考えに従う!その薬以外だったらな」
そう言いながら、デストロイは回復したのか、自分で立ち上がって牢屋に戻り、曲げた格子を元に戻すのだ。アレクは、デストロイの回復の早さに驚くのと、本当に人間なのかと疑いをもつ。
「うわぁ!スキル持ち過ぎだろ!超速再生と超回復二つ持ちってチートか!」
アレクは、久々に鑑定を使う。すると、デストロイのスキルが羅列されて凄い数あるのだ。その数の多さに、目がチカチカしたので、すぐに目の前から消すアレク。
「俺を鑑定できるとはな!お前が初めてだ!お前の行き着く先を楽しみにしている。じゃあ、そろそろ俺は、疲れたから休ませてもらうぞ」
そう言ってデストロイは、横になっていびきをかきながらすぐに眠りにつくのだった。
デストロイは、特別に作られたオリハルコン製の格子を掴むと、グッと力を入れて破壊する。
「デストロイ、なんで逃げなかったの?」
アレクは、いとも簡単に破壊して出てくるデストロイに逃亡しなかった理由を尋ねる。
「負けたからな!再戦して勝つまでは約束を守ると決めていた!その機会が、早々に訪れてくれて有り難い限りだな」
デストロイは、ゆっくり牢屋から出てくると、ニヤリと笑って、次の瞬間アレクに殴りかかる。しかし、アレクは片手で簡単に受け止めるのだ。
「弱くなってない?」
「そう慌てるな。挨拶代わりの一発だ!」
アレクが、挑発するような言葉を言うが、デストロイは全く持って気にしている様子はなく、平常心を保ちながら言葉を返してくる。
「そうか!最初から本気を出さなかったことを後悔させてあげるよ。上には王城があるからね!あまり長引かせるわけにはいかないんだよ」
デストロイは、アレクの頭へと蹴りを入れてくるが、またしても片手で受け止めてそのまま掴んで牢屋へ投げ飛ばす。そして、間髪入れずに壁にめり込んだデストロイの腹にパンチを食らわせる。
「ぐはぁ!」
アレクの重たい一撃に更にめり込むデストロイ。その衝撃は凄まじく城まで揺れてしまう。その後も、頭を鷲掴みして地面に叩きつけて、あれほど頑丈だったデストロイの腕と足の骨を簡単にへし折る。その圧倒的な強さにアントンやバトラーはもちろんのこと、パスクまでが驚きを隠せずにいる。
「くっはははは、俺がこうもあっさりとやられるとはな!見誤ってしまったか......」
手足を折られて、重症を負っているにも関わらずデストロイは、笑う元気があり、人生において初めて敵わない人物を前に、清々しい顔をする。
「まだ笑う元気があるとか恐ろしいやつだね。こりゃ破壊神も気に入るわけだよ。それで、負けたんだから飲んでくれるよね?」
アレクは、デストロイに薬を差し出す。しかし、飲む気配はない。
「飲まない!」
「いやいや!この状況で拒否って。無理矢理飲ませてもいいんだよ」
腹這いになった状態のデストロイは、首を振って拒否をする。この期に及んで飲まないつもりかと思ったアレクが無理矢理飲ませようとすると、デストロイがあることを言う。
「負けたからには、お前に従う!殺すなり奴隷にするなりなんとでもしろ!だが、俺の感情を矯正されたくない」
デストロイは、わがままを言い始める。アレクは、どうしたものかと考えるが、逃げ出せるはずの牢屋から出ずに約束を守っていたことを思い出す。
「陛下と話し合って決めるけど、俺的には信用できるまで奴隷にして魔物の街に連れて行く予定だけど、構わないかな?」
アレクは、ルシファーとの決戦に備えて、少しでも多くの戦力がほしいのでデストロイを魔物の街に連れて行きたいと言う。
「あぁ、それでいい!俺は、お前の考えに従う!その薬以外だったらな」
そう言いながら、デストロイは回復したのか、自分で立ち上がって牢屋に戻り、曲げた格子を元に戻すのだ。アレクは、デストロイの回復の早さに驚くのと、本当に人間なのかと疑いをもつ。
「うわぁ!スキル持ち過ぎだろ!超速再生と超回復二つ持ちってチートか!」
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「俺を鑑定できるとはな!お前が初めてだ!お前の行き着く先を楽しみにしている。じゃあ、そろそろ俺は、疲れたから休ませてもらうぞ」
そう言ってデストロイは、横になっていびきをかきながらすぐに眠りにつくのだった。
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