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第2章 強敵ルシファーと新たな力を得る
第482話 パスクに呆れられるアレク!創造神に会いに行くアレク!
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「パスク~!陛下に、偽物の神具の証明をするって啖呵を切ったはいいけど、どうしよう......」
魔物の街に戻ってきたアレクは、ため息を吐きながら、自分の発言を後悔する。
「もう、アレク様!出来ないことは出来ないと断るように、あれほどお伝え致しましたよね?」
パスクは、左手で頭を押さえ、ヤレヤレといった表情をする。
「だって、思ってもいなかった偽物神具の証明を急にしろって言われて、自分のせいでもあるから、仕方なく引き受けたんだよ」
「日々言っておりますが、アレク様は考えが安直過ぎるところがあります!もう少し考えてから行動してください」
パスクは、珍しくアレクを叱りつける。それもそのはず、何度言っても抜けているところが治らないからである。
「安直なのは認めるし、治すよう努力するから、解決策を一緒に考えてよぉぉぉ」
アレクは、パスクにすがるような格好で懇願する。
「はぁ~、仕方ありませんね。今回だけですからね。とりあえず、教会へ行きましょう」
パスクは、教会にいけば、創造神様か?女神様には会えるだろうと推測する。
「そ、そうだね!ってその呆れ顔やめてぇぇぇ!切なくなるから」
パスクは、今までに見たことがないほどの呆れ顔を見せるのだ。
「アレク様が、成長してくだされば、このような顔をせずに済みます!早く成長してくださいね」
「うわぁぁぁぁ、今日のパスクは意地悪だぁぁぁぁ」
アレクが、そういうとパスクは、クスクス笑いながら部屋を出るのであった。
◆
「ではアレク様、私はここで待っておりますので頑張ってください」
教会に着いてお布施を渡し、像がある部屋に案内されるが、パスクは前室で待っているようだ。
「やっぱり、パスクは来てくれないんだね......でも、俺のことだし自分で解決するよ」
アレクは、項垂れながらも、自分が蒔いた種なので、仕方ないと歩みを進める。
「アレク様、創造神様と女神様に失礼のないようにしてくださいね」
「わかってるよ」
パスクは、子を送り出す親のように心配な目で見つめる。アレクは、恥ずかしさのあまりぶっきらぼうに言い返す。
「よし、ここまで来たらお願いをしてどうにかしてもらわないといけないし、気合いを入れ直すぞ」
アレクは、像の前で立ち止まり、自分の頬を両手で叩いて気合いを入れる。そして、跪いて祈りを捧げるのだ。
「アレクよ、よく来たのじゃ!相変わらず、精神が10代に引っ張られているようじゃな。見ておる分には楽しませてもらっておるが、パスクは大変そうじゃのぅ」
アレクは、創造神様の声がしたので目を開けると、あの森の中にある創造神様の家にいた。
「創造神様!ご無沙汰しております。そうなんです。無意識に子どものような振る舞いをしたり、考え方をしたりする時がありまして......どうにかならないかと悩んでいます」
アレクも、悩んでいたようだが、どうすることもできずにいた。
「うむ。肉体と精神が融合するまでは難しいのぅ。一朝一夕で融合するものではないのじゃ。あとは、年齢とともに成長していくしかないわい」
「そうですよね。そんな簡単に解決するような甘い話はないですよね」
急に、子供の肉体へ魂が入ってしまったのだから何らかの影響を受けない方がおかしいのだ。アレクも、薄々解決策がないことをわかっていたので、すぐに諦めがつく。
「それより、安請け合いした神具のことを聞きに来たんじゃろ?」
「は、はい!そうでした!創造神様、どうか聖王国の人々の前に現れて説明しては頂けませんか?」
アレクは、頭を下げて創造神にお願いをする。だが、創造神は頭を横に振って断る仕草を見せる。
「以前も話したが、神や女神は下界へ不用意な干渉が出来んのじゃ。じゃから、アレクの頼みを聞くことはできん!」
「そうですよね......」
創造神の言葉にアレクは項垂れてしまう。
「話はまだ終わっておらんじゃろ?解決策ならあるわい!やるかやらんかはお主次第じゃがな。アレクよ」
創造神は、急に真剣な顔になってアレクに尋ねる。アレクは、この真剣な雰囲気に生唾を飲み込んで、どんなことをさせられるのだろうかと、ドキドキするのであった。
魔物の街に戻ってきたアレクは、ため息を吐きながら、自分の発言を後悔する。
「もう、アレク様!出来ないことは出来ないと断るように、あれほどお伝え致しましたよね?」
パスクは、左手で頭を押さえ、ヤレヤレといった表情をする。
「だって、思ってもいなかった偽物神具の証明を急にしろって言われて、自分のせいでもあるから、仕方なく引き受けたんだよ」
「日々言っておりますが、アレク様は考えが安直過ぎるところがあります!もう少し考えてから行動してください」
パスクは、珍しくアレクを叱りつける。それもそのはず、何度言っても抜けているところが治らないからである。
「安直なのは認めるし、治すよう努力するから、解決策を一緒に考えてよぉぉぉ」
アレクは、パスクにすがるような格好で懇願する。
「はぁ~、仕方ありませんね。今回だけですからね。とりあえず、教会へ行きましょう」
パスクは、教会にいけば、創造神様か?女神様には会えるだろうと推測する。
「そ、そうだね!ってその呆れ顔やめてぇぇぇ!切なくなるから」
パスクは、今までに見たことがないほどの呆れ顔を見せるのだ。
「アレク様が、成長してくだされば、このような顔をせずに済みます!早く成長してくださいね」
「うわぁぁぁぁ、今日のパスクは意地悪だぁぁぁぁ」
アレクが、そういうとパスクは、クスクス笑いながら部屋を出るのであった。
◆
「ではアレク様、私はここで待っておりますので頑張ってください」
教会に着いてお布施を渡し、像がある部屋に案内されるが、パスクは前室で待っているようだ。
「やっぱり、パスクは来てくれないんだね......でも、俺のことだし自分で解決するよ」
アレクは、項垂れながらも、自分が蒔いた種なので、仕方ないと歩みを進める。
「アレク様、創造神様と女神様に失礼のないようにしてくださいね」
「わかってるよ」
パスクは、子を送り出す親のように心配な目で見つめる。アレクは、恥ずかしさのあまりぶっきらぼうに言い返す。
「よし、ここまで来たらお願いをしてどうにかしてもらわないといけないし、気合いを入れ直すぞ」
アレクは、像の前で立ち止まり、自分の頬を両手で叩いて気合いを入れる。そして、跪いて祈りを捧げるのだ。
「アレクよ、よく来たのじゃ!相変わらず、精神が10代に引っ張られているようじゃな。見ておる分には楽しませてもらっておるが、パスクは大変そうじゃのぅ」
アレクは、創造神様の声がしたので目を開けると、あの森の中にある創造神様の家にいた。
「創造神様!ご無沙汰しております。そうなんです。無意識に子どものような振る舞いをしたり、考え方をしたりする時がありまして......どうにかならないかと悩んでいます」
アレクも、悩んでいたようだが、どうすることもできずにいた。
「うむ。肉体と精神が融合するまでは難しいのぅ。一朝一夕で融合するものではないのじゃ。あとは、年齢とともに成長していくしかないわい」
「そうですよね。そんな簡単に解決するような甘い話はないですよね」
急に、子供の肉体へ魂が入ってしまったのだから何らかの影響を受けない方がおかしいのだ。アレクも、薄々解決策がないことをわかっていたので、すぐに諦めがつく。
「それより、安請け合いした神具のことを聞きに来たんじゃろ?」
「は、はい!そうでした!創造神様、どうか聖王国の人々の前に現れて説明しては頂けませんか?」
アレクは、頭を下げて創造神にお願いをする。だが、創造神は頭を横に振って断る仕草を見せる。
「以前も話したが、神や女神は下界へ不用意な干渉が出来んのじゃ。じゃから、アレクの頼みを聞くことはできん!」
「そうですよね......」
創造神の言葉にアレクは項垂れてしまう。
「話はまだ終わっておらんじゃろ?解決策ならあるわい!やるかやらんかはお主次第じゃがな。アレクよ」
創造神は、急に真剣な顔になってアレクに尋ねる。アレクは、この真剣な雰囲気に生唾を飲み込んで、どんなことをさせられるのだろうかと、ドキドキするのであった。
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