341 / 763
第6章 新たな仲間
第455話 子供達の奮闘とレティとスローの新魔法!
しおりを挟む
「一撃で終わらせてやる!」
リッドが、走り出してゴブリンキングに一撃を入れようとする。しかし、大量のゴブリンが行く手を阻む。
「クソ!多すぎるだろ!」
リッドは、ゴブリンに阻まれてなかなか前へ進めない。あとから、ゼフとリンとラミリスも合流するが、一切突破できる様子ではないのだ。
「全員そこから離れてください!俺達三人で突破口を開きます」
ランスが、大声で叫んで夜明けの雫を離れさそうとする。夜明けの雫は、気付くとすぐにその場から離れる。
「ファイ、力を貸してくれ!最大級の魔法を放つぞ!」
ファイは、ランスを覆いランスの体が炎に包まれたようになる。
「ハク、僕達の力を試す時だよ」
ハクは、ワンワンと言いながら、セトの横に並び立つ。
「クドラ、魔力が尽きる前に一発で仕留めてください」
「言われなくてもわかっている!情けないお前のために、一瞬で終わらせてやろう」
作戦としては、ランスとセトで突破口を開いた瞬間に、クドラが仕留めることで話がまとまった。
「爆炎」
「双牙月狼」
ランスとファイが力を合わせて、ゴブリンのいる場所に大きな爆発を起こす。そして、セトとハクが重なり合って回転し、竜巻のようになり、ゴブリンジェネラルに襲いかかる。
「俺もそろそろ行くとしよう」
クドラは、爪を伸ばして背中から黒い翼をだして、一直線にゴブリンキングへと飛んでいく。そして、ゴブリンキングが反応できないまま首を吹っ飛ばす。
「もう時間か!この程度で倒れるとはやはり情けない」
レオナードは、その場に倒れ込み、クドラは元いた場所に戻るように姿が消えていく。
「僕ちんも、そろそろ消えちゃうね。バイバ~イ」
「ワンワン!」
ランスとセトが、魔力切れで力尽きるとファイもセトも姿が消えていく。
「リン、セトを救出してこい!ここまで、子供達が頑張ったんだ!残りのゴブリンくらい俺達で倒せなかったら笑い者になる!行くぞ」
セトが、ゴブリンジェネラルを2体倒して、敵のど真ん中で倒れているので、一番素早いリンが救出に向う。そして、残った1体のゴブリンジェネラルと生き残った数匹のゴブリンを倒そうと、リッドとゼフとラミリスが動き出す。
「セトには指一本触れさせないよぉ!」
リンが、倒れているセトに斬りかかろうとしたゴブリンの腕をナイフで切り落として、心臓にナイフを突き刺して倒す。その時、ラミリスは数匹のゴブリンを魔法で倒して、リッドとゼフは、ゴブリンジェネラルと対峙する。
「ゼフ、防御は頼んだ!隙をついて俺が攻撃を仕掛ける」
「おう!任せとけ」
棍棒を振りかざしてくるゴブリンジェネラルに対して、真っ向から盾を構えて受け止めるゼフ。振りかざして次の攻撃へ、すぐ移れないゴブリンジェネラルを見て、リッドが火球を顔に数発撃ち込んで、目くらましをしている隙に、剣で首と胴体を斬る。
「本当にゴブリンジェネラルか!?クソ硬いな!致命傷すら与えられない......」
「リッド、ラミリスの氷魔法に頼るしかないと思うぞ」
この森の影響なのか?普通のゴブリンジェネラルより硬い皮膚に覆われている。
「そうだな!ラミリス、最大の氷魔法を放ってくれ」
「わかったわ!でも、詠唱している間は、無防備になるから守ってくれるかしら?」
「任せろ!全力で守ってやる」
ラミリスは、静かに詠唱を始める。ゴブリンジェネラルは、何か嫌な予感がしたのか?「ギギギギャァァァ」と雄叫びをあげて、ラミリスに向かって走り出して棍棒を振り回して暴れ出す。
「クソッ!急に暴れ出しやがった!間に合わねぇ」
急に暴れ出したゴブリンジェネラルに、遅れをとるリッドとゼフは、慌てて追いかけるが間に合わない。
「縛鎖陣ずっと僕達も遊んでいたわけじゃない」
スローとレティは、間一髪のところで、土魔法でゴブリンジェネラルを捕縛する。どんな魔法かというと、地面から伸びたチェーンが、首や腕や足に絡みつき動きを止めたのだ。
「リッドさん、ゼフさん、僕達の魔力量だとあまり長くは持ちません!解けたあと頼みます」
二人とも力いっぱい魔法を放っているのだが、強化されたゴブリンジェネラルの抵抗の強さから時間がないことを察する。
「ゼフ、全力で守るぞ!」
「あぁ、このままだと情けない大人になるからな!」
リッドとゼフは、ここまで一切いいところを見せることが出来ず不甲斐ないと感じている。それを払拭しようと気合いを入れ直すのだった。
リッドが、走り出してゴブリンキングに一撃を入れようとする。しかし、大量のゴブリンが行く手を阻む。
「クソ!多すぎるだろ!」
リッドは、ゴブリンに阻まれてなかなか前へ進めない。あとから、ゼフとリンとラミリスも合流するが、一切突破できる様子ではないのだ。
「全員そこから離れてください!俺達三人で突破口を開きます」
ランスが、大声で叫んで夜明けの雫を離れさそうとする。夜明けの雫は、気付くとすぐにその場から離れる。
「ファイ、力を貸してくれ!最大級の魔法を放つぞ!」
ファイは、ランスを覆いランスの体が炎に包まれたようになる。
「ハク、僕達の力を試す時だよ」
ハクは、ワンワンと言いながら、セトの横に並び立つ。
「クドラ、魔力が尽きる前に一発で仕留めてください」
「言われなくてもわかっている!情けないお前のために、一瞬で終わらせてやろう」
作戦としては、ランスとセトで突破口を開いた瞬間に、クドラが仕留めることで話がまとまった。
「爆炎」
「双牙月狼」
ランスとファイが力を合わせて、ゴブリンのいる場所に大きな爆発を起こす。そして、セトとハクが重なり合って回転し、竜巻のようになり、ゴブリンジェネラルに襲いかかる。
「俺もそろそろ行くとしよう」
クドラは、爪を伸ばして背中から黒い翼をだして、一直線にゴブリンキングへと飛んでいく。そして、ゴブリンキングが反応できないまま首を吹っ飛ばす。
「もう時間か!この程度で倒れるとはやはり情けない」
レオナードは、その場に倒れ込み、クドラは元いた場所に戻るように姿が消えていく。
「僕ちんも、そろそろ消えちゃうね。バイバ~イ」
「ワンワン!」
ランスとセトが、魔力切れで力尽きるとファイもセトも姿が消えていく。
「リン、セトを救出してこい!ここまで、子供達が頑張ったんだ!残りのゴブリンくらい俺達で倒せなかったら笑い者になる!行くぞ」
セトが、ゴブリンジェネラルを2体倒して、敵のど真ん中で倒れているので、一番素早いリンが救出に向う。そして、残った1体のゴブリンジェネラルと生き残った数匹のゴブリンを倒そうと、リッドとゼフとラミリスが動き出す。
「セトには指一本触れさせないよぉ!」
リンが、倒れているセトに斬りかかろうとしたゴブリンの腕をナイフで切り落として、心臓にナイフを突き刺して倒す。その時、ラミリスは数匹のゴブリンを魔法で倒して、リッドとゼフは、ゴブリンジェネラルと対峙する。
「ゼフ、防御は頼んだ!隙をついて俺が攻撃を仕掛ける」
「おう!任せとけ」
棍棒を振りかざしてくるゴブリンジェネラルに対して、真っ向から盾を構えて受け止めるゼフ。振りかざして次の攻撃へ、すぐ移れないゴブリンジェネラルを見て、リッドが火球を顔に数発撃ち込んで、目くらましをしている隙に、剣で首と胴体を斬る。
「本当にゴブリンジェネラルか!?クソ硬いな!致命傷すら与えられない......」
「リッド、ラミリスの氷魔法に頼るしかないと思うぞ」
この森の影響なのか?普通のゴブリンジェネラルより硬い皮膚に覆われている。
「そうだな!ラミリス、最大の氷魔法を放ってくれ」
「わかったわ!でも、詠唱している間は、無防備になるから守ってくれるかしら?」
「任せろ!全力で守ってやる」
ラミリスは、静かに詠唱を始める。ゴブリンジェネラルは、何か嫌な予感がしたのか?「ギギギギャァァァ」と雄叫びをあげて、ラミリスに向かって走り出して棍棒を振り回して暴れ出す。
「クソッ!急に暴れ出しやがった!間に合わねぇ」
急に暴れ出したゴブリンジェネラルに、遅れをとるリッドとゼフは、慌てて追いかけるが間に合わない。
「縛鎖陣ずっと僕達も遊んでいたわけじゃない」
スローとレティは、間一髪のところで、土魔法でゴブリンジェネラルを捕縛する。どんな魔法かというと、地面から伸びたチェーンが、首や腕や足に絡みつき動きを止めたのだ。
「リッドさん、ゼフさん、僕達の魔力量だとあまり長くは持ちません!解けたあと頼みます」
二人とも力いっぱい魔法を放っているのだが、強化されたゴブリンジェネラルの抵抗の強さから時間がないことを察する。
「ゼフ、全力で守るぞ!」
「あぁ、このままだと情けない大人になるからな!」
リッドとゼフは、ここまで一切いいところを見せることが出来ず不甲斐ないと感じている。それを払拭しようと気合いを入れ直すのだった。
99
お気に入りに追加
6,141
あなたにおすすめの小説
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。