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第3章 豪牙の新たな力
第418話 進化した強化薬一式と半神とバレるアレク!
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「ちょっと待ってくださいね。今すぐそっちに行きますから。ラヴァーナ様、オレールさん、一度防御結界を解いてください」
二人は、頷いて防御結界を解く。そしてアレクは、観客席からノックス達がいるところに行く。
「師匠、一応言っておきますが、強化薬MK2と向上薬MK2と狂化強靭薬MK2を用意しました」
アレクは、更に進化させた薬を作っていたのだ。しかも、今回はポーションではなく、タブレットタイプなのである。
「今までと何が違うんだ?」
ノックスは、MK2と言われてもどう変わったのかさっぱりわからないので聞き返す。
「簡単に説明すると強化薬MK2は、能力が以前より上がります。向上薬MK2は、副作用なしになりました。あと狂化強靭薬MK2は、前より凄まじい力を得られますが、一週間激痛にのたうち回りながら寝込みます。ちなみに、どんな回復ポーションも効きません」
強化薬は、30分間数倍の力を手に入れる薬だ。それが、更に強化されたのである。向上薬は、5分間だけ数十倍にも能力をあげるが、全身が悲鳴を上げるほどの激痛が走る。しかし、MK2では副作用が一切ないのだ。
狂化強靭薬は、目が真っ赤に充血して体も真っ赤になり、5分間理性失い、5分後全身の複雑骨折を代償に、あり得ない力を得る薬であったが、MK2では更に強くなるが、一週間激痛でのたうち回りながら寝込むのである。
「はぁ~面倒な薬だな!まぁ、仕方ないか。アレク坊、デストロイ戦の時の潜在能力を引き出す薬はあるか?」
「ありますよ!でも、狂化強靭薬......え?もしかして、両方使う気ですか?」
「あぁ、潜在能力を最大限にして狂化強靭薬を使えばどうなるのか気になるだろ?」
ノックスは、ニヤリと笑ってまだ見ぬ未知の領域へと足を踏み入れられるとワクワクしている。
「それはそうですが、どんな副作用があるかわかりませんよ。もしかしたら死ぬかも......もしかして、それも計算済みですか?」
「フッ、アレク坊なら蘇らせてくれるだろ?正直、鬼人の王にはこれくらいしなきゃ勝てる気がしないのが本音だけどな」
ノックスは、珍しく弱音を吐くが、アレクから見ても、鬼人の王から有り得ない力を感じるのだ。
「師匠......わかりました!何があろうと必ず元の姿にしてみせます!ですから、人間の強さを思い知らせてやってください」
アレクは、ノックスに激励を飛ばして鬼人の王に勝つ姿を見せてほしいと言う。
「まぁ、人間の強さというよりは、能力を底上げする薬と鬼人の王との戦いなんだけどな」
ノックスは、笑いながら冗談ぽく言う。
「それを言わないでくださいよ~!せっかくいい感じで送り出そうとしたのに~」
アレクも、ノックスの冗談を受けて笑いながら返答する。
「おい!そこの坊主、人間ではないな!半神が何故この世にいる?」
鬼人の王は、アレクが半神であることを見破って平然とみんなが見てる前で話す。だが、幸いなことに観客席までは聞こえていないようだ。
「ちょっ!ちょっと、それは言わないでください!内緒なんです」
アレクは、見たこともないスピードで鬼人の王の口を塞ぎに行く。
「ウゴウゴウゴ、離さんか!半神でなければ殺していたぞ!だが、流石の速さであるな!フッハハハハ」
鬼人の王は、暴れてアレクの塞いだ手を振り払う。そして、アレクのスピードに感心しながら愉快だったのか?大笑いするのだ。
「鬼人の王さん、半神は内緒でお願いします!知れ渡ったら大変なことになるんですよ」
アレクは、鬼人の王の耳元で囁くように言う。
「それは、済まなかった!黙っておこう!だが、坊主がいるなら、あの人間を殺しても問題なさそうだな」
鬼人の王は、半神がいるとわかると、ノックスを痛めつけてもどうにかなると思い、思う存分戦えると考えるのである。
「なるべく、防御結界を壊さない程度に戦ってほしいんですが......」
「アレクそれは、俺に任せてくれたらいいよ!久しぶりだね!鬼人の王様」
観客席から聞き覚えのある声がしたので見てみると、初代魔王デュアルが立っていたのだった。
二人は、頷いて防御結界を解く。そしてアレクは、観客席からノックス達がいるところに行く。
「師匠、一応言っておきますが、強化薬MK2と向上薬MK2と狂化強靭薬MK2を用意しました」
アレクは、更に進化させた薬を作っていたのだ。しかも、今回はポーションではなく、タブレットタイプなのである。
「今までと何が違うんだ?」
ノックスは、MK2と言われてもどう変わったのかさっぱりわからないので聞き返す。
「簡単に説明すると強化薬MK2は、能力が以前より上がります。向上薬MK2は、副作用なしになりました。あと狂化強靭薬MK2は、前より凄まじい力を得られますが、一週間激痛にのたうち回りながら寝込みます。ちなみに、どんな回復ポーションも効きません」
強化薬は、30分間数倍の力を手に入れる薬だ。それが、更に強化されたのである。向上薬は、5分間だけ数十倍にも能力をあげるが、全身が悲鳴を上げるほどの激痛が走る。しかし、MK2では副作用が一切ないのだ。
狂化強靭薬は、目が真っ赤に充血して体も真っ赤になり、5分間理性失い、5分後全身の複雑骨折を代償に、あり得ない力を得る薬であったが、MK2では更に強くなるが、一週間激痛でのたうち回りながら寝込むのである。
「はぁ~面倒な薬だな!まぁ、仕方ないか。アレク坊、デストロイ戦の時の潜在能力を引き出す薬はあるか?」
「ありますよ!でも、狂化強靭薬......え?もしかして、両方使う気ですか?」
「あぁ、潜在能力を最大限にして狂化強靭薬を使えばどうなるのか気になるだろ?」
ノックスは、ニヤリと笑ってまだ見ぬ未知の領域へと足を踏み入れられるとワクワクしている。
「それはそうですが、どんな副作用があるかわかりませんよ。もしかしたら死ぬかも......もしかして、それも計算済みですか?」
「フッ、アレク坊なら蘇らせてくれるだろ?正直、鬼人の王にはこれくらいしなきゃ勝てる気がしないのが本音だけどな」
ノックスは、珍しく弱音を吐くが、アレクから見ても、鬼人の王から有り得ない力を感じるのだ。
「師匠......わかりました!何があろうと必ず元の姿にしてみせます!ですから、人間の強さを思い知らせてやってください」
アレクは、ノックスに激励を飛ばして鬼人の王に勝つ姿を見せてほしいと言う。
「まぁ、人間の強さというよりは、能力を底上げする薬と鬼人の王との戦いなんだけどな」
ノックスは、笑いながら冗談ぽく言う。
「それを言わないでくださいよ~!せっかくいい感じで送り出そうとしたのに~」
アレクも、ノックスの冗談を受けて笑いながら返答する。
「おい!そこの坊主、人間ではないな!半神が何故この世にいる?」
鬼人の王は、アレクが半神であることを見破って平然とみんなが見てる前で話す。だが、幸いなことに観客席までは聞こえていないようだ。
「ちょっ!ちょっと、それは言わないでください!内緒なんです」
アレクは、見たこともないスピードで鬼人の王の口を塞ぎに行く。
「ウゴウゴウゴ、離さんか!半神でなければ殺していたぞ!だが、流石の速さであるな!フッハハハハ」
鬼人の王は、暴れてアレクの塞いだ手を振り払う。そして、アレクのスピードに感心しながら愉快だったのか?大笑いするのだ。
「鬼人の王さん、半神は内緒でお願いします!知れ渡ったら大変なことになるんですよ」
アレクは、鬼人の王の耳元で囁くように言う。
「それは、済まなかった!黙っておこう!だが、坊主がいるなら、あの人間を殺しても問題なさそうだな」
鬼人の王は、半神がいるとわかると、ノックスを痛めつけてもどうにかなると思い、思う存分戦えると考えるのである。
「なるべく、防御結界を壊さない程度に戦ってほしいんですが......」
「アレクそれは、俺に任せてくれたらいいよ!久しぶりだね!鬼人の王様」
観客席から聞き覚えのある声がしたので見てみると、初代魔王デュアルが立っていたのだった。
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