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第1章 森の長による開拓
第388話 異次元な商業ギルドにシャニャとじぃ圧倒される。
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「お待ちしておりました。私は、パスクワーレと申します。パスクと気軽にお呼び下さい!では、早速ご案内致しますね」
商業ギルドの前で待っていたパスクは、気軽に挨拶を済ませて、二人を商業ギルド内へと案内する。二人は、建物に圧倒されているのか?言われるがままについて行くしかない状況になっている。
「まずは、こちらが受付になります。いかがでしょうか?」
20人以上が一斉に受付が可能なように作られている。
「驚きですにゃ!これなら、待たせることがないですにゃ」
「それだけではありません。特別なお客様用の部屋も用意しております。こちらにお越し下さい」
パスクは、部屋へと案内をする。そして、部屋を開けると、まずは白を貴重とした嫌味のない上品な部屋が姿を現す。そして、なんだが落ち着くような香りが漂っているのだ。
「こちらは、アレク様が考案された!リラクゼーション?でしたか?気持ちを落ち着かせながら商談が可能な部屋となっています」
アレクは、ピリピリしたお客様や緊張したお客様の為に、少しでもリラックス効果のある商談部屋を用意したのだ。
「これは、凄いですなぁ。落ち着いた空間にこの香り!商談にはもってこいの場所です。しかし、何故一階なのでしょう?普通は、二階が主流だと思うですが」
普通であれば、二階でギルドマスターかサブギルドマスターが、相手をするのが一般的なのだ。
「わざわざ階段を上がってご足労願うのは、申し訳ないという配慮です。それに、ここには遮音結界と当事者以外侵入を防ぐ結界が張られています。防犯も完璧でございます」
じぃは、「ほぅ~」と感嘆の声をあげる。
「それと、5つ特別な方の商談部屋を用意しておりますので、重なった場合もご対応が可能となっております。その代わり商談できる人材の育成をお願い致します」
ギルドマスターやサブギルドマスター以外にも、卒なくこなせる人材の育成が必須となる。それは、シャニャの育成能力を信じるしかない。
「ほぅ~これは孫娘は、大変なことになりそうですなぁ。シャニャ、しっかりやるのだぞ」
「は、はい!わかりましたにゃ」
シャニャは、絶対に成功させるぞと意気込む。
「では、二階に参りましょう。階段を上がりましたら、このドアの前でこちらの認証カードをかざして下さい。防犯用に取り付けております」
ピッという音がしてドアが開く。
「この認証カードは、ギルド職員の魔力を込めて頂き、本人しか通行できないようになっております。盗まれた時の対策です」
「防犯の面もしっかりしておりますなぁ。素晴らしいです」
シャニャを、働かせても安心できる職場だと思うじぃ。
「ここが、ギルドマスターと横がサブギルドマスターの部屋となっております!ますば、ギルドマスターの部屋からご案内致します」
ギルドマスターの部屋は、広々とした空間になっており、まだ何も家具すら用意されていなかった。
「シャニャ様のお好きなようにできるよう、まだ家具すら置いていません。シャニャ様の好みに合うようにして下さい」
「にゃにゃにゃ!こんなに広い部屋を頂けるのですかにゃ!」
シャニャは、ここまで待遇がいいとは思っておらず、素直に驚いてしまう。
「はい!あと、そちらのドアを開けて頂くと仮眠室と湯浴みができるようになっております」
「シャニャ......羨ましいわい」
じぃが思わず本音を漏らしてしまう。
「サブギルドマスターの部屋も同じような感じになっております。では、三階に参りましょう」
そうして三階の部屋へと案内する。
「ここは、ギルドマスター以外入室できません。シャニャ様の魔力を登録しますので、こちらに手をかざして下さい」
シャニャは、言われた通りに、手をかざして魔力を通す。
「登録が完了致しました。これで、シャニャ様以外、入室不可になりました。ここは、機密文書やお客様情報を管理する部屋となっております」
シャニャもじぃも、こんなハイテクで有り得ない職場に、ポカーンとした表情を浮かべてしまう。
「ここについては、後日ご説明致します。一度一階に降りましょう」
パスクは、これ以上説明しても頭に入ってこないだろうと説明をやめてしまうのだ。そして、一階に戻ってきたアレク達は、ある箱の前に案内される。
「こちらは、四階と五階に繋がる昇降機となっております。こちらにも、従業員の魔力を登録して頂き、従業員しか乗ることができないようになっております」
今回は、パスクが仮に登録をしていたので、パスクが開けて昇降機に乗る。所謂、前世のエレベーターをアレクは、ドワーフに頼んで作って貰っていたのだ。
「四階と五階は、従業員専用の住居となっております。こちらには、家具をご用意しております」
もうシャニャもじぃも驚きで、頭をブンブンと縦に振るしかできないでいる。
「こちらで、商業ギルドの説明は以上となります。ご質問等はございますでしょうか?」
二人は、いまだに頭をブンブンと縦に振っている。
「パスク、一気に説明し過ぎたみたいだよ。二人がついてこれていないよ。とりあえず、落ち着いて話せる場所に連れていこう」
「そうですね。このままでは話が出来なさそうです」
アレクもパスクも笑って、二人を見る。アレクからしたら、そりゃこうなるよなと思うのだった。
商業ギルドの前で待っていたパスクは、気軽に挨拶を済ませて、二人を商業ギルド内へと案内する。二人は、建物に圧倒されているのか?言われるがままについて行くしかない状況になっている。
「まずは、こちらが受付になります。いかがでしょうか?」
20人以上が一斉に受付が可能なように作られている。
「驚きですにゃ!これなら、待たせることがないですにゃ」
「それだけではありません。特別なお客様用の部屋も用意しております。こちらにお越し下さい」
パスクは、部屋へと案内をする。そして、部屋を開けると、まずは白を貴重とした嫌味のない上品な部屋が姿を現す。そして、なんだが落ち着くような香りが漂っているのだ。
「こちらは、アレク様が考案された!リラクゼーション?でしたか?気持ちを落ち着かせながら商談が可能な部屋となっています」
アレクは、ピリピリしたお客様や緊張したお客様の為に、少しでもリラックス効果のある商談部屋を用意したのだ。
「これは、凄いですなぁ。落ち着いた空間にこの香り!商談にはもってこいの場所です。しかし、何故一階なのでしょう?普通は、二階が主流だと思うですが」
普通であれば、二階でギルドマスターかサブギルドマスターが、相手をするのが一般的なのだ。
「わざわざ階段を上がってご足労願うのは、申し訳ないという配慮です。それに、ここには遮音結界と当事者以外侵入を防ぐ結界が張られています。防犯も完璧でございます」
じぃは、「ほぅ~」と感嘆の声をあげる。
「それと、5つ特別な方の商談部屋を用意しておりますので、重なった場合もご対応が可能となっております。その代わり商談できる人材の育成をお願い致します」
ギルドマスターやサブギルドマスター以外にも、卒なくこなせる人材の育成が必須となる。それは、シャニャの育成能力を信じるしかない。
「ほぅ~これは孫娘は、大変なことになりそうですなぁ。シャニャ、しっかりやるのだぞ」
「は、はい!わかりましたにゃ」
シャニャは、絶対に成功させるぞと意気込む。
「では、二階に参りましょう。階段を上がりましたら、このドアの前でこちらの認証カードをかざして下さい。防犯用に取り付けております」
ピッという音がしてドアが開く。
「この認証カードは、ギルド職員の魔力を込めて頂き、本人しか通行できないようになっております。盗まれた時の対策です」
「防犯の面もしっかりしておりますなぁ。素晴らしいです」
シャニャを、働かせても安心できる職場だと思うじぃ。
「ここが、ギルドマスターと横がサブギルドマスターの部屋となっております!ますば、ギルドマスターの部屋からご案内致します」
ギルドマスターの部屋は、広々とした空間になっており、まだ何も家具すら用意されていなかった。
「シャニャ様のお好きなようにできるよう、まだ家具すら置いていません。シャニャ様の好みに合うようにして下さい」
「にゃにゃにゃ!こんなに広い部屋を頂けるのですかにゃ!」
シャニャは、ここまで待遇がいいとは思っておらず、素直に驚いてしまう。
「はい!あと、そちらのドアを開けて頂くと仮眠室と湯浴みができるようになっております」
「シャニャ......羨ましいわい」
じぃが思わず本音を漏らしてしまう。
「サブギルドマスターの部屋も同じような感じになっております。では、三階に参りましょう」
そうして三階の部屋へと案内する。
「ここは、ギルドマスター以外入室できません。シャニャ様の魔力を登録しますので、こちらに手をかざして下さい」
シャニャは、言われた通りに、手をかざして魔力を通す。
「登録が完了致しました。これで、シャニャ様以外、入室不可になりました。ここは、機密文書やお客様情報を管理する部屋となっております」
シャニャもじぃも、こんなハイテクで有り得ない職場に、ポカーンとした表情を浮かべてしまう。
「ここについては、後日ご説明致します。一度一階に降りましょう」
パスクは、これ以上説明しても頭に入ってこないだろうと説明をやめてしまうのだ。そして、一階に戻ってきたアレク達は、ある箱の前に案内される。
「こちらは、四階と五階に繋がる昇降機となっております。こちらにも、従業員の魔力を登録して頂き、従業員しか乗ることができないようになっております」
今回は、パスクが仮に登録をしていたので、パスクが開けて昇降機に乗る。所謂、前世のエレベーターをアレクは、ドワーフに頼んで作って貰っていたのだ。
「四階と五階は、従業員専用の住居となっております。こちらには、家具をご用意しております」
もうシャニャもじぃも驚きで、頭をブンブンと縦に振るしかできないでいる。
「こちらで、商業ギルドの説明は以上となります。ご質問等はございますでしょうか?」
二人は、いまだに頭をブンブンと縦に振っている。
「パスク、一気に説明し過ぎたみたいだよ。二人がついてこれていないよ。とりあえず、落ち着いて話せる場所に連れていこう」
「そうですね。このままでは話が出来なさそうです」
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