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第8章 復学生活の始まり
第357話 アレクのドラゴン探索と新魔法!
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「よし!この辺りがいいかな」
まだ日が落ちる前だというのに、アレクは荷物を下ろす。
「アレクくん、どうしたの?」
セトが、気になって尋ねる。
「今日は、ここで野営をするから、セトとレティーはテントの用意をしといてくれないか?俺は、色々準備をするのと食料を集めてくるから」
「うん!わかったよ!でも、アレクくん一人で行くの?」
「ちょっと、森の一番奥までね。食べてみたいやつが住んでいるらしいから。ちなみに、魔物除けを置いて行くから安心して待っていてよ」
そう言いながら、スキルで魔物除けの薬を作り始めるのだ。
「え?一番奥まで?流石のアレクくんでも危険だよ......だってレッドドラゴンがいるって噂だよ」
セトが慌ててアレクを止めるのだ。どれだけ強くても友達を危険な場所に行かせる訳にはいかないと思うのである。
「そう!そのレッドドラゴンに用があるんだよね。どんな味がするか楽しみじゃない?」
アレクは、前世で見た漫画にレッドドラゴンを食べているシーンがあり、ずっと食べてみたいと思っていたのだ。
「ちょ、ちょっと、アレクくん!ドラゴンだよ!ドラゴン!そんなの倒せる訳ないじゃないか!」
「そうよ!レッドドラゴンなんて倒せたら、英雄よぉ」
セトとレティーは、驚きながら何を言い出すんだといった感じになる。
「大丈夫だから!それより、これを辺りに撒くのを手伝って」
アレクは、気に求める様子もなく、作った薬をセトとレティーに渡して撒いてくれとお願いをする。
「え?うん。ってそうじゃなくて~って聞いてないよ~......レティー、どうしよう?」
セトは、思わずレティーに泣きそうな顔で助けを求めるのだ。
「無理だねぇ。ここは、アレクくんが無事に戻ってくるのを待つしかないよ~」
レティーは、もう諦めた様子で受け入れるのだ。
「で、でも~」
「セト、レティー、早く撒かないと日が暮れちゃうよ」
アレクは、セトの心配をよそに薬を早く撒くように言う。
「もう~わかったよ~!アレクくんがどうなっても知らないよ」
セトは、諦めたのか?ちょっと怒った口調で薬を撒き始めるのだ。そして三人は、円形に薬を撒き、魔物を近寄らせないようにする。
「じゃあ、行ってくるからテントと火の準備任せたよ」
アレクは、そう言うと凄い速さで、その場を去る。セトもレティーは、何も言えず見送るしかないのだった。
◆
「おい!英雄様が一人でどこかに行っちまったよ。って速すぎだろ」
「こりゃ~一大事だな!どうするよ?今更追っかけても追い付けねぇぞ」
「仕方ない。英雄様だ。信じて待つしかないだろう。俺達は、あの二人が魔物に襲われないよう監視しよう」
三人の冒険者は、猛スピードで去っていくアレクを見送ることしか出来ず、諦めてセトとレティーを守ることに集中するのだ。
◆
「レッドドラゴンちゃん出て来ないかな?それにしても、この辺りの魔物はしつこいな」
アレクは、既に森の奥までやって来ているのである。しかし、奥に進むにつれて魔物が溢れかえるようにおり、アレクに襲いかかってくるのだ。だがアレクは、その魔物達をいとも簡単に蹴散らしていく。
「全然見つからないよ。それより、このキマイラとグリフォンも食べられるのかな?」
アレクは、いつの間にか結託した魔物達に囲まれているのだ。何故かというと、ずっと暴れ回り、あまりにも強いアレクに魔物達が敵わないと察し、一時的に魔物達が共闘したのである。
「魔物が共闘て......初めて聞いたよ!スタンピードの為に用意した魔法だけど、試しに使ってみるかな。烈周火」
アレクを囲む魔物の足元に魔法陣が現れる。そして、魔物を一瞬にして火が包み込むのだ。すると魔物達は、抗う暇もなく灰と化すのである。
「ふぅ~やっぱり結構魔力を消費するなぁ。それにしても、威力が高過ぎたか......食べるどころじゃないね」
辺りを見渡すと、灰と化した魔物の姿しかなかったのだ。せっかく食べてみようとしたのだが、それどころではない状態になってしまっている。
「まぁ、仕方ないか!とりあえず、スタンピードには有効そうな魔法だとわかったから、よしとしよう」
そんなことを話していると、急に辺りが暗くなる。
「貴様は、何者だ!俺が寝ている邪魔をするとは許さんぞ」
「おっ!お~ドラゴン!本物のドラゴンだよ!すげぇ~!しかも、会話出来るのか」
アレクは、一切臆する様子を見せず、上空にいるレッドドラゴンに感動するのだった。
まだ日が落ちる前だというのに、アレクは荷物を下ろす。
「アレクくん、どうしたの?」
セトが、気になって尋ねる。
「今日は、ここで野営をするから、セトとレティーはテントの用意をしといてくれないか?俺は、色々準備をするのと食料を集めてくるから」
「うん!わかったよ!でも、アレクくん一人で行くの?」
「ちょっと、森の一番奥までね。食べてみたいやつが住んでいるらしいから。ちなみに、魔物除けを置いて行くから安心して待っていてよ」
そう言いながら、スキルで魔物除けの薬を作り始めるのだ。
「え?一番奥まで?流石のアレクくんでも危険だよ......だってレッドドラゴンがいるって噂だよ」
セトが慌ててアレクを止めるのだ。どれだけ強くても友達を危険な場所に行かせる訳にはいかないと思うのである。
「そう!そのレッドドラゴンに用があるんだよね。どんな味がするか楽しみじゃない?」
アレクは、前世で見た漫画にレッドドラゴンを食べているシーンがあり、ずっと食べてみたいと思っていたのだ。
「ちょ、ちょっと、アレクくん!ドラゴンだよ!ドラゴン!そんなの倒せる訳ないじゃないか!」
「そうよ!レッドドラゴンなんて倒せたら、英雄よぉ」
セトとレティーは、驚きながら何を言い出すんだといった感じになる。
「大丈夫だから!それより、これを辺りに撒くのを手伝って」
アレクは、気に求める様子もなく、作った薬をセトとレティーに渡して撒いてくれとお願いをする。
「え?うん。ってそうじゃなくて~って聞いてないよ~......レティー、どうしよう?」
セトは、思わずレティーに泣きそうな顔で助けを求めるのだ。
「無理だねぇ。ここは、アレクくんが無事に戻ってくるのを待つしかないよ~」
レティーは、もう諦めた様子で受け入れるのだ。
「で、でも~」
「セト、レティー、早く撒かないと日が暮れちゃうよ」
アレクは、セトの心配をよそに薬を早く撒くように言う。
「もう~わかったよ~!アレクくんがどうなっても知らないよ」
セトは、諦めたのか?ちょっと怒った口調で薬を撒き始めるのだ。そして三人は、円形に薬を撒き、魔物を近寄らせないようにする。
「じゃあ、行ってくるからテントと火の準備任せたよ」
アレクは、そう言うと凄い速さで、その場を去る。セトもレティーは、何も言えず見送るしかないのだった。
◆
「おい!英雄様が一人でどこかに行っちまったよ。って速すぎだろ」
「こりゃ~一大事だな!どうするよ?今更追っかけても追い付けねぇぞ」
「仕方ない。英雄様だ。信じて待つしかないだろう。俺達は、あの二人が魔物に襲われないよう監視しよう」
三人の冒険者は、猛スピードで去っていくアレクを見送ることしか出来ず、諦めてセトとレティーを守ることに集中するのだ。
◆
「レッドドラゴンちゃん出て来ないかな?それにしても、この辺りの魔物はしつこいな」
アレクは、既に森の奥までやって来ているのである。しかし、奥に進むにつれて魔物が溢れかえるようにおり、アレクに襲いかかってくるのだ。だがアレクは、その魔物達をいとも簡単に蹴散らしていく。
「全然見つからないよ。それより、このキマイラとグリフォンも食べられるのかな?」
アレクは、いつの間にか結託した魔物達に囲まれているのだ。何故かというと、ずっと暴れ回り、あまりにも強いアレクに魔物達が敵わないと察し、一時的に魔物達が共闘したのである。
「魔物が共闘て......初めて聞いたよ!スタンピードの為に用意した魔法だけど、試しに使ってみるかな。烈周火」
アレクを囲む魔物の足元に魔法陣が現れる。そして、魔物を一瞬にして火が包み込むのだ。すると魔物達は、抗う暇もなく灰と化すのである。
「ふぅ~やっぱり結構魔力を消費するなぁ。それにしても、威力が高過ぎたか......食べるどころじゃないね」
辺りを見渡すと、灰と化した魔物の姿しかなかったのだ。せっかく食べてみようとしたのだが、それどころではない状態になってしまっている。
「まぁ、仕方ないか!とりあえず、スタンピードには有効そうな魔法だとわかったから、よしとしよう」
そんなことを話していると、急に辺りが暗くなる。
「貴様は、何者だ!俺が寝ている邪魔をするとは許さんぞ」
「おっ!お~ドラゴン!本物のドラゴンだよ!すげぇ~!しかも、会話出来るのか」
アレクは、一切臆する様子を見せず、上空にいるレッドドラゴンに感動するのだった。
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