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第8章 復学生活の始まり
第355話 セトとレティーの初実践!アレクまたやらかす!?
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「これから森に入るから十分警戒するように!1日目は、慣れていない警戒で精神的に疲れるだろうからこまめに休憩を入れていくよ」
二人の疲労が溜まるだろうと懸念して、他の班より早く出発したのだ。
「俺が先頭でセトが後方を頼む!レティーは、一番大変だろうけど、左右の警戒を頼むよ。次の休憩で役割りは入れ替える予定だから、ずっとじゃないし安心して」
この課外授業で、普段経験できないことを、セトとレティーには、いっぱい経験させてあげたいと思うのだ。
「へぇ~結構上位の冒険者を雇ってくれたみたいだね。うまく気配を消しながら等間隔でついてきてくれてるよ」
「え?そんなこともわかるの?」
セトが、驚きの声を上げる。思わず、セトもレティーもキョロキョロ辺りを見渡すが全くわからないのだ。
「うん!冒険者活動と師匠達といると気配察知が敏感になって嫌でもわかるようになってきたよ。それに、マンテ爺が気配察知に鋭いから余計ね」
アレクには、気配察知のスキルはないのだが、空気の流れを敏感に読むことが出来るようになっていた。
「私もいつかわかるようになるのかな~?今は全然わかんないや~」
レティーは、首を横に振りながら一切わからないといった様子で語る。
「どうだろう?経験次第じゃないかな?基礎訓練が出来上がったら、みんなにもギルド登録をしてもらう予定だから、追々だね」
早くレティー達にも、強くなってもらいたいが、順序立てて基礎を固めながら、ゆっくり育てていこうと思っている。無理に早めても、もしもの時に対応出来ずに取り返しのつかないことになりかねないからだ。
「アレクくん、ありがとう。もしアレクくんに、出会ってなかったらこんなこと知らずに卒業してたと思うよ。ねぇ~レティー?」
「そうね!基礎訓練は、大変だけど私達の為だもんね~!頑張って期待に答えなきゃ」
ちゃんとした計画があり、自分達のことを考えてくれているアレクに対して、期待に答えないととより一層思う二人である。
「シッ!ストップ!前方に何かいるよ!まずは、俺が手本を見せるから!よく見といて」
アレクが、その場で停止するように言う。暫く経つと、少し先にゴブリン三体が歩いているのだ。セトとレティーは、「うん」と小声で答えてからゴクリと息を飲む。
「よく見ておいてね!」
そう言うと、アレクは素早い行動で、ゴブリンの後方を取り、ナイフで一番後ろのゴブリンの首を切る。そして、剣を抜いて流れるように一体また一体と2体のゴブリンの首を刎ねるのだ。
あまりの速さに、セトとレティーは、ぽかーんとした表情を浮かべる。
「ただいま!あんな感じで倒せば気付かれずに簡単に制圧出来るよ」
二人は、イヤイヤイヤと思う。あんな流れるような動き無理だからといった感じだ。
「アレクくん......速すぎるよ~!私達には無理無理」
「うん!レティーのいう通りだよ」
アレクは、これでもかなりゆっくりやったんだけどなと思うのだが、まだ加減が出来ていないようで、あちゃーと思うのだ。
「え?やり過ぎちゃった?」
「やり過ぎだよ!暗殺者かと思ったよ!」
セトから思わぬツッコミが来る。
「暗殺者って酷いなぁ!じゃあ、作戦変更だね。二人で一体を相手しよう。三体とか出てきたら最初は俺がやるからさ」
二人は、思わず「お願いします」と頭を下げる。
「おっ!あそこに2体のゴブリンがいるよ!ちょうどいいね。セトは、右のゴブリンをレティーは、左のゴブリンを!最初は、魔法を使わず剣で対処してみて」
何故、魔法を使わないかというと、慣れていない中、遠距離で放った場合、外すリスクが高いからである。
「わかったよ」「了解」
「いつでも、助けられる位置にはいるから、思ったように倒してみて」
セトとレティーは、アレクが守ってくれている安心感からか?少し落ち着きを取り戻す。
そして、セトとレティーは、お互い目を合わせて頷いてから行動する。二人共、アレクのように気付かれないようゆっくり近付いて、後方から首を刎ねるのだ。
「二人共、うまく出来ていたよ」
セトもレティーも、アレクから褒められたことで、満更でもない表情を浮かべる。アレクは、初めての人型の魔物でも臆することなく首を刎ね飛ばせるとわかり、二人共よくやったと称賛するのだ。普通なら躊躇して中々できることではないからである。
二人の疲労が溜まるだろうと懸念して、他の班より早く出発したのだ。
「俺が先頭でセトが後方を頼む!レティーは、一番大変だろうけど、左右の警戒を頼むよ。次の休憩で役割りは入れ替える予定だから、ずっとじゃないし安心して」
この課外授業で、普段経験できないことを、セトとレティーには、いっぱい経験させてあげたいと思うのだ。
「へぇ~結構上位の冒険者を雇ってくれたみたいだね。うまく気配を消しながら等間隔でついてきてくれてるよ」
「え?そんなこともわかるの?」
セトが、驚きの声を上げる。思わず、セトもレティーもキョロキョロ辺りを見渡すが全くわからないのだ。
「うん!冒険者活動と師匠達といると気配察知が敏感になって嫌でもわかるようになってきたよ。それに、マンテ爺が気配察知に鋭いから余計ね」
アレクには、気配察知のスキルはないのだが、空気の流れを敏感に読むことが出来るようになっていた。
「私もいつかわかるようになるのかな~?今は全然わかんないや~」
レティーは、首を横に振りながら一切わからないといった様子で語る。
「どうだろう?経験次第じゃないかな?基礎訓練が出来上がったら、みんなにもギルド登録をしてもらう予定だから、追々だね」
早くレティー達にも、強くなってもらいたいが、順序立てて基礎を固めながら、ゆっくり育てていこうと思っている。無理に早めても、もしもの時に対応出来ずに取り返しのつかないことになりかねないからだ。
「アレクくん、ありがとう。もしアレクくんに、出会ってなかったらこんなこと知らずに卒業してたと思うよ。ねぇ~レティー?」
「そうね!基礎訓練は、大変だけど私達の為だもんね~!頑張って期待に答えなきゃ」
ちゃんとした計画があり、自分達のことを考えてくれているアレクに対して、期待に答えないととより一層思う二人である。
「シッ!ストップ!前方に何かいるよ!まずは、俺が手本を見せるから!よく見といて」
アレクが、その場で停止するように言う。暫く経つと、少し先にゴブリン三体が歩いているのだ。セトとレティーは、「うん」と小声で答えてからゴクリと息を飲む。
「よく見ておいてね!」
そう言うと、アレクは素早い行動で、ゴブリンの後方を取り、ナイフで一番後ろのゴブリンの首を切る。そして、剣を抜いて流れるように一体また一体と2体のゴブリンの首を刎ねるのだ。
あまりの速さに、セトとレティーは、ぽかーんとした表情を浮かべる。
「ただいま!あんな感じで倒せば気付かれずに簡単に制圧出来るよ」
二人は、イヤイヤイヤと思う。あんな流れるような動き無理だからといった感じだ。
「アレクくん......速すぎるよ~!私達には無理無理」
「うん!レティーのいう通りだよ」
アレクは、これでもかなりゆっくりやったんだけどなと思うのだが、まだ加減が出来ていないようで、あちゃーと思うのだ。
「え?やり過ぎちゃった?」
「やり過ぎだよ!暗殺者かと思ったよ!」
セトから思わぬツッコミが来る。
「暗殺者って酷いなぁ!じゃあ、作戦変更だね。二人で一体を相手しよう。三体とか出てきたら最初は俺がやるからさ」
二人は、思わず「お願いします」と頭を下げる。
「おっ!あそこに2体のゴブリンがいるよ!ちょうどいいね。セトは、右のゴブリンをレティーは、左のゴブリンを!最初は、魔法を使わず剣で対処してみて」
何故、魔法を使わないかというと、慣れていない中、遠距離で放った場合、外すリスクが高いからである。
「わかったよ」「了解」
「いつでも、助けられる位置にはいるから、思ったように倒してみて」
セトとレティーは、アレクが守ってくれている安心感からか?少し落ち着きを取り戻す。
そして、セトとレティーは、お互い目を合わせて頷いてから行動する。二人共、アレクのように気付かれないようゆっくり近付いて、後方から首を刎ねるのだ。
「二人共、うまく出来ていたよ」
セトもレティーも、アレクから褒められたことで、満更でもない表情を浮かべる。アレクは、初めての人型の魔物でも臆することなく首を刎ね飛ばせるとわかり、二人共よくやったと称賛するのだ。普通なら躊躇して中々できることではないからである。
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