229 / 781
第8章 復学生活の始まり
第344話 ナハス先生の初授業!いきなり問題を起こす?
しおりを挟む
あれから天使のナハスがどうなったかというと、見た目が大人なので生徒という訳にはいかず、学園長が決めたのは、新任の教師になることだった。
本人は、やる気満々で「はい!任せて下さい」と言ってはいるが、大丈夫なのだろうかとアレクは思う。
「ナハス先生、今日が初の授業ですが、何を教えるつもりですか?」
イエラ先生は、新任の先生ナハスの指導役としてついたので、心配で尋ねる。イエラ先生は、天使と知っているので正直指導役が私でいいのだろうかと思っている。
「あ!イエラ先生、おはようございます。今日は、天使と悪魔の戦争......」
「駄目~!そんなこと誰も知りませんし、大事になりますよ!そうですね......魔法学を教科書通りに教えるとか......」
イエラ先生は、問題にならないようにしないといけないと思い、単純な授業を推奨する。
「学園長の許可は、頂いてますよ。Sクラスの専任として普通の教師が教えられないことを教えるようにと」
しれっと学園長が絡んでいることを話すナハス。
「学園長から何も聞いてませんよ。私......いらないのでは......指導役になってませんよ」
イエラ先生は、肩をガクッと落としてしまうのだ。
「イエラ先生には、常識を教わりたいのです。天使と人間では考え方などが異なりますから。間違ったことをしていたら注意して下さい。頼りにしています」
「え~更に荷が重たいです。私どうしたらいいのでしょう」
天使に対して指導するのもおこがましいのに、更に注意までしろと言われて、イエラ先生は、今後どうしたらいいのだろうと悩むのだ。
「そんな深く考えたら駄目!気楽に気楽に」
肩をポンポンと叩いて、ナハスはSクラスへと向うのだ。後ろでは「はぁぁぁ~」とため息をつくイエラ先生。
◆
「新任講師のナハスよ。今日からSクラス担当で色々教えていくからよろしく~」
軽い挨拶をするナハス。天使と知っているランスやレオナードやエリーゼやセトは、目を丸くして驚く。しかし、それ以外の生徒は、絶世の美女を前にして頬を赤らめたり、綺麗過ぎて固まるのだ。
「そこの生徒達、顔が赤いけど熱でもあるんじゃないの?先生が計ってあげるわ」
そう言って、赤らめる生徒に近付いておでことおでこを合わせるナハス。すると、その生徒は限界を迎えて顔を真っ赤にして後ろへと倒れてしまうのだ。
「え?え~大丈夫?」
「ナハス先生は、授業を始めて下さい!私が保健室に連れていきますから。それから、無闇矢鱈に先生を触らないで下さい」
ナハスは、何が起きたのかさっぱりわからず頭に?を浮かべる。そして、イエラ先生がその生徒を保健室に連れて行くのだが、これは先が思いやられるなと感じながら、またまたため息を吐くのだ。
「えへへ、なんだかわからないけど、いきなり大変なことになったわね。みんなも、体調が悪かったら、すぐ言うように!じゃあ、授業を始めるわよ~」
それを聞いたSクラス全員が『あんたの所為だよ』と心の中でツッコむのだ。そう言われていていることに気付いていないナハスは、淡々と授業を始める。
「今日は、1000年前に行われた天使と悪魔の戦争の話をしま~す。他では聞けないからみんな寝ないようにね」
すると、一人の生徒が手を挙げる。
「ん?質問かな?どうしたのかしら?」
「天使と悪魔がいるなど聞いたことがありません。本当に存在するのですか?ましてや、神様がいるのすら怪しいのですが......」
それを聞いたアレクは、『神様もいるし天使は目の前にいますよ』と心の中で呟く。
ランス達は、机に伏せて笑いを堪えているのだ。天使に対して天使がいるのかという質問をぶつけた所為である。
「姿を見せないからいるかいないか怪しいのは確かよね。正直信じても信じなくても私はどっちでも構わないわ。じゃあ、こうしましょう。信じられない人は、今日の話を言い伝え程度に聞いてほしいわ」
正直な話、存在を否定されたからと言って怒るようなことはない。何故なら、天使は人間を下に見ており、そんな存在にどう思われようがどうでもいいのである。
「じゃあ、始めるわよ。天使と悪魔が、何故いがみ合って戦争を始めたのか......」
その後は、淡々と授業が進んだ。しかし、あまりにも内容が過激でリアルだった為に、全員がいつの間にか真剣な顔で聞いているのだ。そして、授業が終わると拍手が生まれる程であった。
本人は、やる気満々で「はい!任せて下さい」と言ってはいるが、大丈夫なのだろうかとアレクは思う。
「ナハス先生、今日が初の授業ですが、何を教えるつもりですか?」
イエラ先生は、新任の先生ナハスの指導役としてついたので、心配で尋ねる。イエラ先生は、天使と知っているので正直指導役が私でいいのだろうかと思っている。
「あ!イエラ先生、おはようございます。今日は、天使と悪魔の戦争......」
「駄目~!そんなこと誰も知りませんし、大事になりますよ!そうですね......魔法学を教科書通りに教えるとか......」
イエラ先生は、問題にならないようにしないといけないと思い、単純な授業を推奨する。
「学園長の許可は、頂いてますよ。Sクラスの専任として普通の教師が教えられないことを教えるようにと」
しれっと学園長が絡んでいることを話すナハス。
「学園長から何も聞いてませんよ。私......いらないのでは......指導役になってませんよ」
イエラ先生は、肩をガクッと落としてしまうのだ。
「イエラ先生には、常識を教わりたいのです。天使と人間では考え方などが異なりますから。間違ったことをしていたら注意して下さい。頼りにしています」
「え~更に荷が重たいです。私どうしたらいいのでしょう」
天使に対して指導するのもおこがましいのに、更に注意までしろと言われて、イエラ先生は、今後どうしたらいいのだろうと悩むのだ。
「そんな深く考えたら駄目!気楽に気楽に」
肩をポンポンと叩いて、ナハスはSクラスへと向うのだ。後ろでは「はぁぁぁ~」とため息をつくイエラ先生。
◆
「新任講師のナハスよ。今日からSクラス担当で色々教えていくからよろしく~」
軽い挨拶をするナハス。天使と知っているランスやレオナードやエリーゼやセトは、目を丸くして驚く。しかし、それ以外の生徒は、絶世の美女を前にして頬を赤らめたり、綺麗過ぎて固まるのだ。
「そこの生徒達、顔が赤いけど熱でもあるんじゃないの?先生が計ってあげるわ」
そう言って、赤らめる生徒に近付いておでことおでこを合わせるナハス。すると、その生徒は限界を迎えて顔を真っ赤にして後ろへと倒れてしまうのだ。
「え?え~大丈夫?」
「ナハス先生は、授業を始めて下さい!私が保健室に連れていきますから。それから、無闇矢鱈に先生を触らないで下さい」
ナハスは、何が起きたのかさっぱりわからず頭に?を浮かべる。そして、イエラ先生がその生徒を保健室に連れて行くのだが、これは先が思いやられるなと感じながら、またまたため息を吐くのだ。
「えへへ、なんだかわからないけど、いきなり大変なことになったわね。みんなも、体調が悪かったら、すぐ言うように!じゃあ、授業を始めるわよ~」
それを聞いたSクラス全員が『あんたの所為だよ』と心の中でツッコむのだ。そう言われていていることに気付いていないナハスは、淡々と授業を始める。
「今日は、1000年前に行われた天使と悪魔の戦争の話をしま~す。他では聞けないからみんな寝ないようにね」
すると、一人の生徒が手を挙げる。
「ん?質問かな?どうしたのかしら?」
「天使と悪魔がいるなど聞いたことがありません。本当に存在するのですか?ましてや、神様がいるのすら怪しいのですが......」
それを聞いたアレクは、『神様もいるし天使は目の前にいますよ』と心の中で呟く。
ランス達は、机に伏せて笑いを堪えているのだ。天使に対して天使がいるのかという質問をぶつけた所為である。
「姿を見せないからいるかいないか怪しいのは確かよね。正直信じても信じなくても私はどっちでも構わないわ。じゃあ、こうしましょう。信じられない人は、今日の話を言い伝え程度に聞いてほしいわ」
正直な話、存在を否定されたからと言って怒るようなことはない。何故なら、天使は人間を下に見ており、そんな存在にどう思われようがどうでもいいのである。
「じゃあ、始めるわよ。天使と悪魔が、何故いがみ合って戦争を始めたのか......」
その後は、淡々と授業が進んだ。しかし、あまりにも内容が過激でリアルだった為に、全員がいつの間にか真剣な顔で聞いているのだ。そして、授業が終わると拍手が生まれる程であった。
133
お気に入りに追加
6,174
あなたにおすすめの小説
隠された第四皇女
山田ランチ
ファンタジー
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。