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第2章 魔ノ国の調査隊
第208話 王国と魔ノ国との架け橋とお師匠マンテ爺!
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王城に戻ってきたアレク達は、ジキタリスがいる場所に向かっていた。
あの後、セリッジがどうなったかというと、ラヴァーナに首根を掴まれてずっと引きずられている。現在も引きずられながら移動しているのだ。
「ジキタリス入るぞ」
部屋の前に着くと、それだけを言ってドアを無作法に開け放つラヴァーナ。
「魔王様、お疲れ様です。こちらもたった今終わったところです」
アレクが、床を見ると5人の貴族がズタボロになって倒れていたのだ。しかしジキタリスは、笑顔で一切服も乱れていないのである。
「ではジキタリス、こいつらを牢まで連れて行くのだ」
「ハッ!畏まりました」
そう言うと5人とセリッジを宙に浮かせて運んで行くのであった。
「ラヴァーナ様、もしかしてあの貴族達にも
、セリッジさんと同じようにチャンスを与えた感じですか?」
「その通りだ。最近ジキタリスもストレスが溜まっていたようだから、ちょうどいい発散材料になったであろうな」
「そうですか...まぁなんにせよ。これで魔ノ国と王国との戦争がなくなってよかった~」
魔ノ国には魔ノ国の裁き方があるのだから、わざわざ口出す必要はないと思うのと、戦争を回避できたことに喜ぶアレクであった。
「それから伝え忘れていたが、スペイビズを侯爵として復権させる。良いな?」
「は、はい!謹んでお受け致します。ありがとうございます。魔王様」
スペイビズからしたら願ってもないことなので、即答するのであった。
「だが、二度と同じことを繰り返すでないぞ。次はまともな息子を育て、後継ぎにするのだ」
ラヴァーナも、同じ親として子を育てるのは難しいと知っているが、魔王として国を考えた時に、セリッジのような者は存在自体が恥であると考えているのである。
「はい!二度と同じ過ちは繰り返しません」
スペイビズは、敬礼をして新たにラヴァーナへと忠誠を誓うのであった。
「あ!ラヴァーナ様にお尋ねしたかったのですが、パスクを家臣に迎えたいのとパスクが王国で爵位を授与される予定なのですが、独立した場合、問題ありませんよね?」
アレクは、事前にノックスから聞いていたパスクの爵位の件と王国で暮らしていくことに問題はないのか尋ねるのであった。
「うむ。一向に問題はない。親の爵位を継がず独立したのなら自由である。それに、異種族にも爵位を与える寛容さを持ち合わせる王とは素晴らしいではないか!一度、ウズベル王に会ってみたくなった」
意外なところから魔ノ国と王国の橋渡しが成立することになったのだ。
「それならよかったです。パスクが家臣としていてくれたら安心できますから。それより、会ってみたいですか?それは、国家間の会談をして頂けるということですか?」
「その通りである。ウズベル王がどんな人物か知りたくなったのでな」
ラヴァーナは、笑顔で答えてくれる。そのことから嘘偽りなく、本当に言ってくれているのだと思うアレクであった。
「わかりました。帰りは転移で帰宅するので、すぐに返事をお伝えできると思います」
「そうか。なら妾も準備をせねばならないな。アレクが帰宅する前に一筆書かなくては」
思わぬ収穫にアレクも内心喜ぶ。これで少なからず貴族としての仕事を果たすことが出来たのではないかと思うのであった。
◆
それからアレク達は、自室に戻って夕食まで待つように言われたのだが、アレクはマンテ爺を迎えに行くのだった。
「またついてきて貰ってすみません」
「構いませんよ。それとタカハシ伯爵様、私には畏まった言葉使いは不要です。普通にお話下さい」
アレクは、またあの執事に案内をしてもらっているのだ。
「わかりま...わかった。あと、そろそろ名前を教えてくれないかな?」
一度も名前を聞いておらず、なんて呼んだらいいかわからないのだ。
「おっと、これは失礼致しました。名乗っておりませんでしたね。私は、ヤトと申します」
「ヤトね。それからヤトにお願いがあったんだけど聞いてくれるかな?」
「私に出来る範囲でしたらお聞き致します」
ヤトは、優しい笑顔をアレクに向けてるのであった。
「明日、温泉まで案内してくれないかな?前話してくれたのが気になってて」
帰る前に一度くらいは、温泉に入ってみたいと思っていたのだ。
「構いませんよ。後ほど魔王様にお伝えして許可を頂いて参ります。明日、私が部屋までお迎えに上がりますので部屋でお待ち下さい」
「ヤトありがとう。楽しみにしてるね」
「はい。お任せ下さい。おっと、こんな話をしていましたら着いたようですね」
話し込んでいたらマンティコアのいる区画に着いたようだ。
「マンテ爺~そろそろ帰るよ~」
大声でアレクが叫ぶと、ドドドッと地鳴りがする勢いでマンテ爺と他のマンティコアがやってくるのだ。
「アレク待っておったぞい。どうやら話はまとまったようじゃな」
アレクの清々しい顔を見たマンテ爺は、ラヴァーナとうまく話がまとまったのだと察する。
「うん。スペイビズやパスクの問題も解決したし、色々決まったんだよ。あとで話すね」
「それはよかったんじゃ。とまぁ、そう言うことじゃからワシはアレクと帰るのぅ。ワシがいないからといって怠けるでないぞい」
マンテ爺が、マンティコア達にそう言うとマンティコア達は、悲しい顔をするのであった。
「お師匠様、もう行かれるのですか?我々にはお師匠様が必要です。どうか行かないで下さい」
すがりつく勢いで話しかけてくるマンティコア。
「ばかもんがぁぁぁ。ワシの言ったことを完璧に出来るまでは弟子でもなんでもないわい。次来た時にちゃんと訓練を積んだか、確認しにくるからのぅ。しっかりやるんじゃ」
一生会えないかと思っていたマンティコア達は、次来た時という言葉を聞いて大はしゃぎするのだった。
「そういうことじゃから、すまんがワシをここへまた連れて来てはもらえんか?」
「うん。わかった。それにしても、随分と慕われたね。お師匠様とか凄いじゃないか」
主として嬉しくなるアレク。しかしマンテ爺は恥ずかしいのか、顔を赤くしてそっぽを向くのであった。
「うるさいわい。アレク行くぞい」
恥ずかしいマンテ爺は、アレク達を置いてズイズイと先を歩いて行くのであった。
あの後、セリッジがどうなったかというと、ラヴァーナに首根を掴まれてずっと引きずられている。現在も引きずられながら移動しているのだ。
「ジキタリス入るぞ」
部屋の前に着くと、それだけを言ってドアを無作法に開け放つラヴァーナ。
「魔王様、お疲れ様です。こちらもたった今終わったところです」
アレクが、床を見ると5人の貴族がズタボロになって倒れていたのだ。しかしジキタリスは、笑顔で一切服も乱れていないのである。
「ではジキタリス、こいつらを牢まで連れて行くのだ」
「ハッ!畏まりました」
そう言うと5人とセリッジを宙に浮かせて運んで行くのであった。
「ラヴァーナ様、もしかしてあの貴族達にも
、セリッジさんと同じようにチャンスを与えた感じですか?」
「その通りだ。最近ジキタリスもストレスが溜まっていたようだから、ちょうどいい発散材料になったであろうな」
「そうですか...まぁなんにせよ。これで魔ノ国と王国との戦争がなくなってよかった~」
魔ノ国には魔ノ国の裁き方があるのだから、わざわざ口出す必要はないと思うのと、戦争を回避できたことに喜ぶアレクであった。
「それから伝え忘れていたが、スペイビズを侯爵として復権させる。良いな?」
「は、はい!謹んでお受け致します。ありがとうございます。魔王様」
スペイビズからしたら願ってもないことなので、即答するのであった。
「だが、二度と同じことを繰り返すでないぞ。次はまともな息子を育て、後継ぎにするのだ」
ラヴァーナも、同じ親として子を育てるのは難しいと知っているが、魔王として国を考えた時に、セリッジのような者は存在自体が恥であると考えているのである。
「はい!二度と同じ過ちは繰り返しません」
スペイビズは、敬礼をして新たにラヴァーナへと忠誠を誓うのであった。
「あ!ラヴァーナ様にお尋ねしたかったのですが、パスクを家臣に迎えたいのとパスクが王国で爵位を授与される予定なのですが、独立した場合、問題ありませんよね?」
アレクは、事前にノックスから聞いていたパスクの爵位の件と王国で暮らしていくことに問題はないのか尋ねるのであった。
「うむ。一向に問題はない。親の爵位を継がず独立したのなら自由である。それに、異種族にも爵位を与える寛容さを持ち合わせる王とは素晴らしいではないか!一度、ウズベル王に会ってみたくなった」
意外なところから魔ノ国と王国の橋渡しが成立することになったのだ。
「それならよかったです。パスクが家臣としていてくれたら安心できますから。それより、会ってみたいですか?それは、国家間の会談をして頂けるということですか?」
「その通りである。ウズベル王がどんな人物か知りたくなったのでな」
ラヴァーナは、笑顔で答えてくれる。そのことから嘘偽りなく、本当に言ってくれているのだと思うアレクであった。
「わかりました。帰りは転移で帰宅するので、すぐに返事をお伝えできると思います」
「そうか。なら妾も準備をせねばならないな。アレクが帰宅する前に一筆書かなくては」
思わぬ収穫にアレクも内心喜ぶ。これで少なからず貴族としての仕事を果たすことが出来たのではないかと思うのであった。
◆
それからアレク達は、自室に戻って夕食まで待つように言われたのだが、アレクはマンテ爺を迎えに行くのだった。
「またついてきて貰ってすみません」
「構いませんよ。それとタカハシ伯爵様、私には畏まった言葉使いは不要です。普通にお話下さい」
アレクは、またあの執事に案内をしてもらっているのだ。
「わかりま...わかった。あと、そろそろ名前を教えてくれないかな?」
一度も名前を聞いておらず、なんて呼んだらいいかわからないのだ。
「おっと、これは失礼致しました。名乗っておりませんでしたね。私は、ヤトと申します」
「ヤトね。それからヤトにお願いがあったんだけど聞いてくれるかな?」
「私に出来る範囲でしたらお聞き致します」
ヤトは、優しい笑顔をアレクに向けてるのであった。
「明日、温泉まで案内してくれないかな?前話してくれたのが気になってて」
帰る前に一度くらいは、温泉に入ってみたいと思っていたのだ。
「構いませんよ。後ほど魔王様にお伝えして許可を頂いて参ります。明日、私が部屋までお迎えに上がりますので部屋でお待ち下さい」
「ヤトありがとう。楽しみにしてるね」
「はい。お任せ下さい。おっと、こんな話をしていましたら着いたようですね」
話し込んでいたらマンティコアのいる区画に着いたようだ。
「マンテ爺~そろそろ帰るよ~」
大声でアレクが叫ぶと、ドドドッと地鳴りがする勢いでマンテ爺と他のマンティコアがやってくるのだ。
「アレク待っておったぞい。どうやら話はまとまったようじゃな」
アレクの清々しい顔を見たマンテ爺は、ラヴァーナとうまく話がまとまったのだと察する。
「うん。スペイビズやパスクの問題も解決したし、色々決まったんだよ。あとで話すね」
「それはよかったんじゃ。とまぁ、そう言うことじゃからワシはアレクと帰るのぅ。ワシがいないからといって怠けるでないぞい」
マンテ爺が、マンティコア達にそう言うとマンティコア達は、悲しい顔をするのであった。
「お師匠様、もう行かれるのですか?我々にはお師匠様が必要です。どうか行かないで下さい」
すがりつく勢いで話しかけてくるマンティコア。
「ばかもんがぁぁぁ。ワシの言ったことを完璧に出来るまでは弟子でもなんでもないわい。次来た時にちゃんと訓練を積んだか、確認しにくるからのぅ。しっかりやるんじゃ」
一生会えないかと思っていたマンティコア達は、次来た時という言葉を聞いて大はしゃぎするのだった。
「そういうことじゃから、すまんがワシをここへまた連れて来てはもらえんか?」
「うん。わかった。それにしても、随分と慕われたね。お師匠様とか凄いじゃないか」
主として嬉しくなるアレク。しかしマンテ爺は恥ずかしいのか、顔を赤くしてそっぽを向くのであった。
「うるさいわい。アレク行くぞい」
恥ずかしいマンテ爺は、アレク達を置いてズイズイと先を歩いて行くのであった。
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