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第2章 魔ノ国の調査隊
第184話 オレールは料理上手!?&爆弾発言!
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「持久力増強薬と自動回復薬でしたか?凄いですね。馬が一向に根を上げませんよ」
最初の休憩から10時間以上飛ばしているにも関わらず、疲れを一切見せないのだ。
「だが、そろそろ止まろう。夜になる前に野営の準備と馬に餌と水をやらなくてはな」
ノックスの言葉を受けて、野営出来そうな場所を探す。すると、街道沿いに良さそうな場所があったので、そこに止まって準備をする。
「アレクは、馬の世話をしてくれ。パスクとスペイビズは、周りの警戒を!俺は薪を集めてくるから、オレールは料理を頼む」
みんなが、それぞれ任されたことを始める。
オレールが、料理をしているところを見たことがないアレクは、料理出来るのかなと、ふと思うのだった。
「マンテ爺には、特別な肉と君達には、干し草と自動回復薬を混ぜた水だよ。ゆっくり食べて、明日も元気に走ってくれよ」
アレクが、そう言うとヒヒーンと元気よく鳴いて、ムシャムシャと食べるのであった。
「オレールさん、今日の食事はなんですか?」
馬に餌をやり終わり、オレールに話しかけるアレク。
「パスタですね。料理長に習いましたので、おいしく出来ると思いますよ」
まさか、料理長に習っていると思っていなかったので、これは期待できるぞと思うのであった。
「食材からしてミートかな?期待してますね」
「正解です。流石、この料理を考えたアレクくんですね」
俺が考えたわけではないんだけどなと思いながらも、料理長からアレク様は料理の申し子とまで言われてしまっている以上、弁解すら出来ない状況になっていたのだ。
「まぁ、まだまだおいしい料理はありますからね。この任務が終わって結婚式が終わったら、米を求めてある国に行こうとしているので、その時はついて来てください。きっと驚く料理が多数ありますよ」
この時アレクの頭の中は、和食でいっぱいとなっていたのだ。
「薪になりそうなものを取ってきたぞ。それより、俺抜きでどっかに行こうとしてるのか?」
ノックスが、枝や薪になりそうな木を集めて戻ってきたのだ。
「大和ノ国へ米を求めて出掛けようって話です。前世では主食だったんですが、なかなか見つからず、最近やっと手掛かりを掴んだんですよ。カツ丼とか牛丼とか師匠は、絶対好きですよ」
「なんだ。その名前からしてうまそうなものは!絶対ついて行くからな。勝手に出掛けたらわかってるな!」
ヘッドロックするぞとジェスチャーでアピールしてくるノックスに、「置いていきませんよ」と答えるアレク。
みんないつから、こんな食に対して敏感になったんだと思うのであった。
それから、他にどんな料理があるんだと聞かれて答えているうちに、食事が出来たようだ。
「皆さん、食事が出来ましたよ。食べましょう」
そうオレールが言うと、すでに匂いで空腹だったみんなは、一斉に集まり始める。
「それじゃあ、冷めないうちに頂きましょう」
みんなは、パクパクと食べ始める。
「おいしいです。料理長にも引けを取らないおいしさですよ」
「パスクの言う通りだ。オレール子爵、料理屋を開けるくらいうまいですぞ」
「ありがとうございます。冒険者を引退したら、細々と店を構えましょうかね」
「じゃあ、俺を用心棒として雇ってくれ」
「アハハハ、師匠...子爵が用心棒って...それにオレールさんも、子爵が料理屋を開くとか聞いたことありませんよ」
貴族が、店の店主だったり、用心棒をするなど、前代未聞だろうなと思うアレク。
「え?聞いてないのか?アレク坊が成人したら、俺達全員アレク坊の領地に行くんだぞ。だから、最悪いつか子爵を返上して店を持つのもありだなってな。パスクも、ゴタゴタが片付いて王国の市民権を持ったら、叙爵されてアレク坊の領地に行かされるらしいぞ。・・・・って話したら駄目な内容だったか...」
「口止めはされていませんが、アレクくんの顔を見て下さい。聞いてないって言ってますよ。これは、駄目な内容でしたね」
アレクは、驚きで目が点になっていた。パスクに至っては、そのつもりだったようで、嬉しさが顔に出ているのだ。
「あぁ~アレク坊、今のは忘れろ」
「忘れられないよぉぉぉぉ」
この世界に来て1番驚いた日になったのは、言うまでもないことである。
最初の休憩から10時間以上飛ばしているにも関わらず、疲れを一切見せないのだ。
「だが、そろそろ止まろう。夜になる前に野営の準備と馬に餌と水をやらなくてはな」
ノックスの言葉を受けて、野営出来そうな場所を探す。すると、街道沿いに良さそうな場所があったので、そこに止まって準備をする。
「アレクは、馬の世話をしてくれ。パスクとスペイビズは、周りの警戒を!俺は薪を集めてくるから、オレールは料理を頼む」
みんなが、それぞれ任されたことを始める。
オレールが、料理をしているところを見たことがないアレクは、料理出来るのかなと、ふと思うのだった。
「マンテ爺には、特別な肉と君達には、干し草と自動回復薬を混ぜた水だよ。ゆっくり食べて、明日も元気に走ってくれよ」
アレクが、そう言うとヒヒーンと元気よく鳴いて、ムシャムシャと食べるのであった。
「オレールさん、今日の食事はなんですか?」
馬に餌をやり終わり、オレールに話しかけるアレク。
「パスタですね。料理長に習いましたので、おいしく出来ると思いますよ」
まさか、料理長に習っていると思っていなかったので、これは期待できるぞと思うのであった。
「食材からしてミートかな?期待してますね」
「正解です。流石、この料理を考えたアレクくんですね」
俺が考えたわけではないんだけどなと思いながらも、料理長からアレク様は料理の申し子とまで言われてしまっている以上、弁解すら出来ない状況になっていたのだ。
「まぁ、まだまだおいしい料理はありますからね。この任務が終わって結婚式が終わったら、米を求めてある国に行こうとしているので、その時はついて来てください。きっと驚く料理が多数ありますよ」
この時アレクの頭の中は、和食でいっぱいとなっていたのだ。
「薪になりそうなものを取ってきたぞ。それより、俺抜きでどっかに行こうとしてるのか?」
ノックスが、枝や薪になりそうな木を集めて戻ってきたのだ。
「大和ノ国へ米を求めて出掛けようって話です。前世では主食だったんですが、なかなか見つからず、最近やっと手掛かりを掴んだんですよ。カツ丼とか牛丼とか師匠は、絶対好きですよ」
「なんだ。その名前からしてうまそうなものは!絶対ついて行くからな。勝手に出掛けたらわかってるな!」
ヘッドロックするぞとジェスチャーでアピールしてくるノックスに、「置いていきませんよ」と答えるアレク。
みんないつから、こんな食に対して敏感になったんだと思うのであった。
それから、他にどんな料理があるんだと聞かれて答えているうちに、食事が出来たようだ。
「皆さん、食事が出来ましたよ。食べましょう」
そうオレールが言うと、すでに匂いで空腹だったみんなは、一斉に集まり始める。
「それじゃあ、冷めないうちに頂きましょう」
みんなは、パクパクと食べ始める。
「おいしいです。料理長にも引けを取らないおいしさですよ」
「パスクの言う通りだ。オレール子爵、料理屋を開けるくらいうまいですぞ」
「ありがとうございます。冒険者を引退したら、細々と店を構えましょうかね」
「じゃあ、俺を用心棒として雇ってくれ」
「アハハハ、師匠...子爵が用心棒って...それにオレールさんも、子爵が料理屋を開くとか聞いたことありませんよ」
貴族が、店の店主だったり、用心棒をするなど、前代未聞だろうなと思うアレク。
「え?聞いてないのか?アレク坊が成人したら、俺達全員アレク坊の領地に行くんだぞ。だから、最悪いつか子爵を返上して店を持つのもありだなってな。パスクも、ゴタゴタが片付いて王国の市民権を持ったら、叙爵されてアレク坊の領地に行かされるらしいぞ。・・・・って話したら駄目な内容だったか...」
「口止めはされていませんが、アレクくんの顔を見て下さい。聞いてないって言ってますよ。これは、駄目な内容でしたね」
アレクは、驚きで目が点になっていた。パスクに至っては、そのつもりだったようで、嬉しさが顔に出ているのだ。
「あぁ~アレク坊、今のは忘れろ」
「忘れられないよぉぉぉぉ」
この世界に来て1番驚いた日になったのは、言うまでもないことである。
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