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今だけ続ける臨時生活
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「ここが、職員室。中庭から行ったから教室からの行き方が分からないか。ごめんね。今度また教室から職員室の行き方説明するから。」
紫苑が後ろに着いてきていることを確認しながら歩くこと数分。
昼休みの中盤ということでそこそこの人数が集まった職員室の手前で立ち止まった。
流れで中庭に連れて行ってから気付いたことなのだが、職員室に案内するのに中庭からではなく教室から行くのが最適なのかもしれない。
流石にこれで職員室迄の道中を案内したことにする、というのはいささか不親切なのではないかと思い再度提案をする。正直面倒くささもあるし、それだけ奏多たちと過ごす時間も減るが、担任の残念加減やこの凝り固まった人間関係を考えれば紫苑を放っておけないだろう。
「ありがとう。じゃあ数学の先生にちょっと言ってくるね。」
そういって職員室の扉を開けようとする紫苑を思わず引き留めた。道中の案内こそしたが、先生の席順を教えていないことに気が付いたのだ。
「私たちのクラスの数学の先生の名前は、永瀬先生。これは授業でも言ってたよね。それで、席はここ。中に入ってこの席に先生がいるかどうか確かめて。」
私は職員室の扉の張り紙を指さした。紫苑はふんふんと小さく何度か頷いている。
「失礼します、高等部二年の雨宮紫苑です。」
という紫苑の声を背中で聞きながら、職員室に群がる群衆の邪魔にならないように少し離れた所へ歩く。
少しして、紫苑が職員室から退出してきて私の姿を探すようにきょろきょろしている。
そんなようすを見て私は紫苑の方へ向かって、俗にいう「悪戯っぽい笑顔」を作り言葉を投げかける。
「お疲れさま。職員室、緊張した?」
「う~ん、まぁやっぱりね。あの空気感とか、ちょっと。」
「じゃあ教室戻ろうか。そろそろ授業始まるから。」
文字に起こしてみれば一般的な仲の良い女子高校生の会話に見えるかもしれないが、実際に響きを聞けば全くそんなことはない。
言葉自体は自然体だが、二人の間に流れる空気はどこかぎこちなくて不自然。
話し始めてまだ二日しか経っていないのだから、当然と言えば当然ではある。
形容しがたいこの空気感にどことない居心地の悪さを感じるような気もするし、反面莉佳達と一緒に居る時に比べれば居心地が良さを感じるかもしれないこの感覚。
それを全てのみ込み、なかったことにして私は再度教室までの道のりを先導するのだった。
教室に戻った途端に予鈴が鳴る。その音を聞いてほとんどの生徒はロッカーに教材を取りに行っていた。
その様子を横目で見ながら自分の席に戻る。それに着いてくる紫苑。
「何度もごめんね、次の授業って何か分かる?」
という突然の紫苑の問いかけに私は一瞬肩を跳ねさせる。が、何事もなかったかのような表情を作ると
「次の時間は英語だよ。今日の時間割は英語が二時間あるの。」
先生が周りにいないことを注視しながら携帯を取り出し、グループラインに貼られていた時間割を確認する。
それを聞いた紫苑はペコリ…というか、ガバリと言う効果音が正解なのではないかと思わせるような大きな動きで
「あ、ありがとう!わたし今日一日時間割が分からなくて困ってたからとても助かったよ。」
という紫苑に驚きが隠せない。時間割が分からずに午前中を乗り切れたというのは中々に周りを見て動くのが上手い方なのではないか。
「時間割がないのに午前中授業普通に受けられてたの凄いね!あと良ければなんだけど、ライン交換してもいいかな?そうすれば時間割送れるからさ。あの先生のようすだと、いつ紙媒体で時間割配られるかも分からないじゃない?」
と私が言葉を重ねると、一瞬怯んだような表情になった紫苑だが何度も何度も頷いて、
「そう……だね。でも、今日携帯持ってきてなくて。明日とかになっちゃうけどそれでもいいかな?」
と繋いだ。
しかし、紫苑のその何度も頷く行動に引っかかりがあった。
確かに彼女はこの二日間の中でそのような行動は何度も取っていた。
でも先程の行為はどこか雰囲気が違った。まるで、自分の中に燻る相反する意思を無理やりに統合しているような……。
そんな私の考えていることは置いてけぼりにして、時は進む。
チャイムがなる三分ほど前には英語の先生が教室に入り、教室の空気は一変して授業のムードが漂い始めた。
人間関係がどう拗れていようが、先生がどんなにハズレだろうが、クラスに女王様がいようが、腐っても進学校なのだ。クラスの大半以上は真面目で、授業のときはきちんとする。勿論成績も高水準をキープ。
そんな学園の空気に漏れず私たちのクラスも集中して授業を受ける。
だなんて描写こそしたが、実際初日の授業なんてガイダンスだから聞き流して英単語の暗記や授業の予習をしている人の方が多くみられる。
居眠りだとかそういう典型的なサボりでは無くて内職、という姿勢が悪になりきれないこの学園の生徒だな…とどこか他人事のように思った。私もこの集団の一人のはず、なのだが。
私は何度目かも分からないガイダンスを真面目に聞く気にもならず、かといって内職をする気にもなれなかった私は頬杖をついて窓の外を眺める。
桜の花はほとんど散って味気なく、校舎はコの字になっているため窓から見えるのも校舎であり、視界に入るはどこかのクラスの教室。
入学してから何度見たか分からないこの代り映えのない風景に五秒も経たないうちに飽きてしまい、私は小さくため息をついて視線を別の方向にやる。
お、クラス中皆話を聞くか英語の内職をしてるかの二択だと思っていたが、どうやら新学期二日目から堂々と寝ている奴もいるらしい。
右斜め前の男子はうつ伏せで居眠りしている。それはもう色々な媒体で見てきた、お手本のような体勢で。
見つかったら注意されるのか、されないのか。割とこれも先生の印象を決める一手だと個人的に思っているので先生の動向には注目してもよいのかもしれない。
最も、一番注視しているのは私自身と今年の教科担当との相性ではなく、莉佳と教科担当の相性なのだが。
そんな男子生徒から視線を外し、そのまま右に動かせば紫苑の姿。
先生の話を頷きながら真剣な表情で聞いて、メモも取っているらしい。この話を聞くのも一年目だとは言え、こんなつまらない話をよくも真面目に聞けるものだ。
ぐっと目を凝らしてみれば、彼女の手元のメモ帳は真っ黒に染まっていた。字が小さくて内容までは読み取ることが出来ないが、あのペースだと話を一言一句書き写していそうな恐怖を感じた。
などと周りの人を観察していれば気付けば五限目、六限目と終わっていた。
一切頭の中に内容は入ってきていないが、まぁ何度も聞いた話の繰り返しなのだと思えばまぁ大丈夫なのではないだろうか。休み時間の雰囲気を見るに課題などが出されている様子もない。
森中先生の終礼もぼんやりと聞き流し、下校の時間となる。
終礼の話も中々にすさまじいことを話していたらしく、クラス内はざわついていた。
帰宅部である私に対して、奏多も莉佳も部活に入っているため紫苑がいてもいなくても普段は基本的に一人で下校している。
今日も終礼が終わり荷物をまとめて帰ろうとしていると、右側から声がかかる。本日何度目だ?
「あの、琴乃。部活とかって入ってる?」
今度は何だと思えば部活の話。いやまぁそうだよな。放課後と言えば部活なんじゃないか。
「えっとね、私は入ってないから部活の見学とかなら他の子に頼んだ方が良いと思う。」
と言い終わるよりも前に、食い気味に紫苑は続けた。
「ううん、そうじゃなくて。わたしも部活に入る予定はないの。それで、琴乃が今日そのまま帰るんなら一緒に帰れないかと思って。」
と言いながら彼女はショートヘアの中に何本がまぎれた三つ編みを指先に絡めた。
可愛い顔、綺麗な声でそれを言われ、ましては艶のある髪をそうも見せつけるようにしていじられるとまるで芸術作品か何かを見ている気分になる。勿論本人は無自覚でやっているのだろうが。
というか部活に入る気はないのか。美人だし社交的そうだからきっと部活に入れば一気に人間関係も広がるしモテると思う。
正直な話、そうしてもらえれば私に代わる友人なんてより取り見取りだろう。そうすれば私も今まで通り奏多と莉佳に媚びを売る生活に戻れて万々歳なところがあるのだ。
私は今までの生活を取り戻して、紫苑は沢山の人に囲まれて、お互いに安定した生活が送れるようになるのではないだろうか。
と長考しつつもにっこり笑顔は作って言葉も返す。
「紫苑部活入らないの?種類も沢山あって楽しいと思うけどな~。
でも、入らないって言うのも選択肢だから全然良いと思う!一緒に帰ろうか。」
と残念がってみせたところでやっと気づく。
四年間同じ部に入っていたり、それに準じるくらい長い時間を部活に捧げてきたりしている人間と同じ空間で活動しろ、というのはいくら何でも酷だろう。
それに来年には引退なのだ。だったら帰宅部を貫いて友達と遊んだりやりたいことをやった方が彼女としては楽しい…のかもしれない。
「ふふ、やった!正直昇降口までの行き方がちょっと不安だったから良かった~。」
という彼女の無邪気な笑顔。
それを見て、嘘偽りなしに口角を少し持ち上げる。
学校で誰の目も気にしないで笑ったの、いつぶりだっけ──?
そんなどうでもいいことを考えながら、私は昇降口に向かった。
今日は、隣に紫苑がいる。そんな初めての状況で。
紫苑が後ろに着いてきていることを確認しながら歩くこと数分。
昼休みの中盤ということでそこそこの人数が集まった職員室の手前で立ち止まった。
流れで中庭に連れて行ってから気付いたことなのだが、職員室に案内するのに中庭からではなく教室から行くのが最適なのかもしれない。
流石にこれで職員室迄の道中を案内したことにする、というのはいささか不親切なのではないかと思い再度提案をする。正直面倒くささもあるし、それだけ奏多たちと過ごす時間も減るが、担任の残念加減やこの凝り固まった人間関係を考えれば紫苑を放っておけないだろう。
「ありがとう。じゃあ数学の先生にちょっと言ってくるね。」
そういって職員室の扉を開けようとする紫苑を思わず引き留めた。道中の案内こそしたが、先生の席順を教えていないことに気が付いたのだ。
「私たちのクラスの数学の先生の名前は、永瀬先生。これは授業でも言ってたよね。それで、席はここ。中に入ってこの席に先生がいるかどうか確かめて。」
私は職員室の扉の張り紙を指さした。紫苑はふんふんと小さく何度か頷いている。
「失礼します、高等部二年の雨宮紫苑です。」
という紫苑の声を背中で聞きながら、職員室に群がる群衆の邪魔にならないように少し離れた所へ歩く。
少しして、紫苑が職員室から退出してきて私の姿を探すようにきょろきょろしている。
そんなようすを見て私は紫苑の方へ向かって、俗にいう「悪戯っぽい笑顔」を作り言葉を投げかける。
「お疲れさま。職員室、緊張した?」
「う~ん、まぁやっぱりね。あの空気感とか、ちょっと。」
「じゃあ教室戻ろうか。そろそろ授業始まるから。」
文字に起こしてみれば一般的な仲の良い女子高校生の会話に見えるかもしれないが、実際に響きを聞けば全くそんなことはない。
言葉自体は自然体だが、二人の間に流れる空気はどこかぎこちなくて不自然。
話し始めてまだ二日しか経っていないのだから、当然と言えば当然ではある。
形容しがたいこの空気感にどことない居心地の悪さを感じるような気もするし、反面莉佳達と一緒に居る時に比べれば居心地が良さを感じるかもしれないこの感覚。
それを全てのみ込み、なかったことにして私は再度教室までの道のりを先導するのだった。
教室に戻った途端に予鈴が鳴る。その音を聞いてほとんどの生徒はロッカーに教材を取りに行っていた。
その様子を横目で見ながら自分の席に戻る。それに着いてくる紫苑。
「何度もごめんね、次の授業って何か分かる?」
という突然の紫苑の問いかけに私は一瞬肩を跳ねさせる。が、何事もなかったかのような表情を作ると
「次の時間は英語だよ。今日の時間割は英語が二時間あるの。」
先生が周りにいないことを注視しながら携帯を取り出し、グループラインに貼られていた時間割を確認する。
それを聞いた紫苑はペコリ…というか、ガバリと言う効果音が正解なのではないかと思わせるような大きな動きで
「あ、ありがとう!わたし今日一日時間割が分からなくて困ってたからとても助かったよ。」
という紫苑に驚きが隠せない。時間割が分からずに午前中を乗り切れたというのは中々に周りを見て動くのが上手い方なのではないか。
「時間割がないのに午前中授業普通に受けられてたの凄いね!あと良ければなんだけど、ライン交換してもいいかな?そうすれば時間割送れるからさ。あの先生のようすだと、いつ紙媒体で時間割配られるかも分からないじゃない?」
と私が言葉を重ねると、一瞬怯んだような表情になった紫苑だが何度も何度も頷いて、
「そう……だね。でも、今日携帯持ってきてなくて。明日とかになっちゃうけどそれでもいいかな?」
と繋いだ。
しかし、紫苑のその何度も頷く行動に引っかかりがあった。
確かに彼女はこの二日間の中でそのような行動は何度も取っていた。
でも先程の行為はどこか雰囲気が違った。まるで、自分の中に燻る相反する意思を無理やりに統合しているような……。
そんな私の考えていることは置いてけぼりにして、時は進む。
チャイムがなる三分ほど前には英語の先生が教室に入り、教室の空気は一変して授業のムードが漂い始めた。
人間関係がどう拗れていようが、先生がどんなにハズレだろうが、クラスに女王様がいようが、腐っても進学校なのだ。クラスの大半以上は真面目で、授業のときはきちんとする。勿論成績も高水準をキープ。
そんな学園の空気に漏れず私たちのクラスも集中して授業を受ける。
だなんて描写こそしたが、実際初日の授業なんてガイダンスだから聞き流して英単語の暗記や授業の予習をしている人の方が多くみられる。
居眠りだとかそういう典型的なサボりでは無くて内職、という姿勢が悪になりきれないこの学園の生徒だな…とどこか他人事のように思った。私もこの集団の一人のはず、なのだが。
私は何度目かも分からないガイダンスを真面目に聞く気にもならず、かといって内職をする気にもなれなかった私は頬杖をついて窓の外を眺める。
桜の花はほとんど散って味気なく、校舎はコの字になっているため窓から見えるのも校舎であり、視界に入るはどこかのクラスの教室。
入学してから何度見たか分からないこの代り映えのない風景に五秒も経たないうちに飽きてしまい、私は小さくため息をついて視線を別の方向にやる。
お、クラス中皆話を聞くか英語の内職をしてるかの二択だと思っていたが、どうやら新学期二日目から堂々と寝ている奴もいるらしい。
右斜め前の男子はうつ伏せで居眠りしている。それはもう色々な媒体で見てきた、お手本のような体勢で。
見つかったら注意されるのか、されないのか。割とこれも先生の印象を決める一手だと個人的に思っているので先生の動向には注目してもよいのかもしれない。
最も、一番注視しているのは私自身と今年の教科担当との相性ではなく、莉佳と教科担当の相性なのだが。
そんな男子生徒から視線を外し、そのまま右に動かせば紫苑の姿。
先生の話を頷きながら真剣な表情で聞いて、メモも取っているらしい。この話を聞くのも一年目だとは言え、こんなつまらない話をよくも真面目に聞けるものだ。
ぐっと目を凝らしてみれば、彼女の手元のメモ帳は真っ黒に染まっていた。字が小さくて内容までは読み取ることが出来ないが、あのペースだと話を一言一句書き写していそうな恐怖を感じた。
などと周りの人を観察していれば気付けば五限目、六限目と終わっていた。
一切頭の中に内容は入ってきていないが、まぁ何度も聞いた話の繰り返しなのだと思えばまぁ大丈夫なのではないだろうか。休み時間の雰囲気を見るに課題などが出されている様子もない。
森中先生の終礼もぼんやりと聞き流し、下校の時間となる。
終礼の話も中々にすさまじいことを話していたらしく、クラス内はざわついていた。
帰宅部である私に対して、奏多も莉佳も部活に入っているため紫苑がいてもいなくても普段は基本的に一人で下校している。
今日も終礼が終わり荷物をまとめて帰ろうとしていると、右側から声がかかる。本日何度目だ?
「あの、琴乃。部活とかって入ってる?」
今度は何だと思えば部活の話。いやまぁそうだよな。放課後と言えば部活なんじゃないか。
「えっとね、私は入ってないから部活の見学とかなら他の子に頼んだ方が良いと思う。」
と言い終わるよりも前に、食い気味に紫苑は続けた。
「ううん、そうじゃなくて。わたしも部活に入る予定はないの。それで、琴乃が今日そのまま帰るんなら一緒に帰れないかと思って。」
と言いながら彼女はショートヘアの中に何本がまぎれた三つ編みを指先に絡めた。
可愛い顔、綺麗な声でそれを言われ、ましては艶のある髪をそうも見せつけるようにしていじられるとまるで芸術作品か何かを見ている気分になる。勿論本人は無自覚でやっているのだろうが。
というか部活に入る気はないのか。美人だし社交的そうだからきっと部活に入れば一気に人間関係も広がるしモテると思う。
正直な話、そうしてもらえれば私に代わる友人なんてより取り見取りだろう。そうすれば私も今まで通り奏多と莉佳に媚びを売る生活に戻れて万々歳なところがあるのだ。
私は今までの生活を取り戻して、紫苑は沢山の人に囲まれて、お互いに安定した生活が送れるようになるのではないだろうか。
と長考しつつもにっこり笑顔は作って言葉も返す。
「紫苑部活入らないの?種類も沢山あって楽しいと思うけどな~。
でも、入らないって言うのも選択肢だから全然良いと思う!一緒に帰ろうか。」
と残念がってみせたところでやっと気づく。
四年間同じ部に入っていたり、それに準じるくらい長い時間を部活に捧げてきたりしている人間と同じ空間で活動しろ、というのはいくら何でも酷だろう。
それに来年には引退なのだ。だったら帰宅部を貫いて友達と遊んだりやりたいことをやった方が彼女としては楽しい…のかもしれない。
「ふふ、やった!正直昇降口までの行き方がちょっと不安だったから良かった~。」
という彼女の無邪気な笑顔。
それを見て、嘘偽りなしに口角を少し持ち上げる。
学校で誰の目も気にしないで笑ったの、いつぶりだっけ──?
そんなどうでもいいことを考えながら、私は昇降口に向かった。
今日は、隣に紫苑がいる。そんな初めての状況で。
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