スローライフを求めて、異世界へ

第一章 幼少期

ある日の日常

毎日毎日、仕事に追われている。
これが日課のように続き残業時間も一か月に150時間を超えているが全部がサービス残業と化している。もうふらふらで倒れそうだ。
お金がもらえるならいいがもらえない社畜ブラックな企業だ。はじめはこうでは、なかった。
　イスに座ってパソコンの画面を見ていると眠たくなるが、上司からあともうちょっとだ頑張れと気合いを入れられている。紹介が遅れたが、俺の名前は、蓮根琢磨 35歳 独身で 仕事は、プログラム制御のデータ処理の修正をしている。いつもの口癖が、
「田舎に帰ってゆっくりしたい。」
と言いながら1日が終わりを告げる。

「あー、今日も終わったかぁ～。俺はいつになったら自分の部屋に帰れるやら？」
と、思いながら仕事をしている。これなら、いっそうのことマンションを解約してここへ住んだ方がましに見える。
　そんなことを繰り返していると、身体が不調をうったえた。やっと終わり、家路につけると安心した瞬間、その場に倒れたところまでは覚えている。

　目が覚めてあたりを見渡すと、病院とは違った天井で目を覚ました。
「あの～、ここはどこですか？」

すると、女の人の声で
「あなたは、苦労したのねぇ。」

「あの～、ここはどこであなたは誰ですか？」

「こくなこと言うかもしれないけど、あなたは死んで、天国と地獄の判定場所にいるのね、そして私は、天国側の自分でもなんだけど女神なのね。わかった？」

「？？？死んだ？？？。」
どこからかは知らないが、下の階段から誰かがやってきた。

「あー、えんまくんこの子こちらで預かるから、よろしくね！」

「はい、分かりました。女神様！」

「あなたは、私についてきて！」
　女神様のあとについて上の階段を上がった。

「まだ、信じてない？」

「いいえ、やっぱり俺死んだの？、母さん先立つけどごめんねぇ。」

「じゃあ、これからのこと話そうねぇ、私から、紹介するね、私は女神のアルーシャと言う創造神よまあ、君らが言う神様ねぇ。」
　女神が紹介してきた。

「俺は、ハスネタクマって言います。よろしくお願いします。」

「タクマくんね、よろしくね。これからのことを話すね。あなたには、二択があって、一つは、別の世界に転生ね。もう一つは、いつくるかわからない元の世界に転生するのどっちか片方の選択どうする？」

「………………………………」
　俺は、考えて答えを出した。

「女神様、別の世界にします。あと、できればですが田舎暮らしがしたいですなんか面白いから。」

「タクマくん、それでいいのね！」
　女神様が、聴いてきた。

「はい、お願いします。」

「分かったわ、もう変更は出来ないわ！それでね、タクマくん向こうには、剣と魔法が使えるし、ステータスがあるのね。だから頑張ってね、加護はつけてあげるから。ステータスオープンと言ってみて。」

　俺は、唱えた。
　『ステータスオープン！
名前：
　職業：なし
　Ｌｖ：01/20
　ＨＰ：50/50
　ＭＰ：20/20
　攻撃：50
　防御：50
　魔攻：100
　魔防：100
　速度：100
   気合：50
　スキル：採取01 細工01
   固有魔法: 【創造魔法】【隠蔽】
   加護      : 【アルーシャ創造神】
　称号　　:
と、画面が表示された。

「タクマくん、これはあなた仕様だから、あなたにはこのように見えるけどその他の人は見えないから。」

「分かりました。女神様！」

「じゃあ、そろそろお別れね。何か困ったら教会に行って祈って見てくれる。何かあるから？」

　目の前が真っ白になって、意識がなくなった。

「行ったの、彼。」
後ろから誰かの声がした。アルーシャが振り向くともう二人の女神と男神が入ってきた。

「うん、行ったわタクマくん。何か用があるのかな？、ゾロゾロと三人も。やっぱり気になる？。」

「それはね、創造神様自らの手で送るなんてなかったもの。」
一人の女神が言った。

「あの子ね、何かピンときたの。私たちが作った世界で何かしてくれそうな気がするのよね～。」
アルーシャは、三人に言った。

「それだったら私も加護付けようかしら。」

「そしたら私も加護付けるわ。」

「僕も加護付けていいですか？」

「いいわよ、でも付けたら責任もってよね。」

「分かったわ。」
「分かったの。」
「分かりました。」

「困ったものね、魔法神、武神、商工神たちにわ。タクマくんはどんな反応するか楽しみ。」