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乙女ゲームの主人公のカレンちゃんと悪役令嬢のダイアナちゃんとの出会い(6話)

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☆転生王女は、乙女ゲームを満喫する☆

(乙女ゲーム王女転生者)
~百合注意~


~第6話~

エトワール学園の入学の当日になりました。


「ついにエトワール学園に入学できるんだね!

これで私の夢に一歩近づけるよ!」



私は、エトワール学園入学の当日、エトワール学園の正門を見上げてこれから起こる学園生活の事を考えて両手を上に上げて学園生活と乙女ゲームの世界を楽しむ意気込みを表しました。


「マリアンヌ様、そんな大声を出したらはしたないですよ。

王族としての自覚を持ってください」


私と同じエトワール学園の制服を着たエマは、軽くため息を吐いて王族としての自覚を持ってほしい事を知らせました。


「エマ、ここでは、マリアンヌ王女様でなくてただの平民のコハクですよ。

だから私の事は、コハクって呼んでくださいね」


私は、腰に両手を置いてジトーとエマを見つめて私の事をコハクって呼ぶのを命令しました。


「あっ、す、すいません、コハク様……」


エマは、私の指摘を聞いて慌てて頭を下げて謝りました。


「様つけも禁止です。

様をつけたら貴族か王族かって疑われるでしょう」


私は、ジトーとエマの顔を見つめて腰に両手を当てて様つけ禁止な事を知らせました。


「で、でもコハク様を呼び捨てなんかできません!?」


エマは、慌てて両手を振り私を呼び捨てにできない事を知らせました。


「仕方がありませんね。

では、ちゃんつけかさんつけでこれ以上は、譲れません」


私は、エマの言葉を聞いて軽くため息を吐いて私の事をさんつけかちゃんつけにするのを命令しました。


「わ、解りました、それでは、コハクさんでお願いします……」


エマは、私の事をさん付けで呼ぶのが恥ずかしくて顔を赤らめて私の事をコハクさんって呼びしました。


「うん、それで良いですよ、エマ」


私は、エマが私の事をさん付けで呼んだのを聞いて満足そうに頷いてニッコリと笑いました。

私は、乙女ゲームの主人公のカレンちゃんを見掛けました。


「あれってカレンちゃん!?

なまで見ると凄く可愛らしいよ!」


私は、カレンちゃんが可愛らしくて目をキラキラと輝かせてカレンちゃんに近づいた。


「えっ!?

コハクさん、何処に行かれるのですか!?」


エマは、私が走り出したのを見て慌てて私を止めようとしました。


「ねえ、ねえ、カレンちゃんだよね!

わーー、私、カレンちゃんと会いたかったんだよ!」


私は、カレンちゃんの両手を握り締めてニコニコ笑顔でカレンちゃんと会いたかった事を知らせました。


「あ、あの、何処かで会いましたか……?」


カレンちゃんは、戸惑いながら私を見つめていました。


「うんん、会った事がないよ。

カレンちゃんと前から友達になりたいって思っていたんだよ!

カレンちゃん、私と友達になってよ!」


私は、カレンちゃんの両手を握り締めて間近でカレンちゃんを見つめてカレンちゃんを友達になってほしい事をお願いしました。


「私と友達ですか……?

良いですよ。

私で良かったら友達になって下さい」


カレンちゃんは、私の友達になりたいって言葉を聞いてキョトンと首を傾げて直ぐに顔を赤らめて頭を下げて友達になってほしい事をお願いしました。


「ありがとう、カレンちゃん!」


私は、カレンちゃんの友達になって下さいって言葉を聞いてカレンちゃんの両手を握り締めて嬉しそうにニッコリと笑いました。


「私の名前は、コハク・シロガネって言いますよ。

好きなように呼んでくださいね」


私は、ニッコリと笑い自己紹介をして好きなように呼んでほしい事をお願いしました。


「わ、解りました。

コハクさんと呼ばせてもらいますね」


カレンちゃんは、緊張したように自分の両手を軽く握り締めて私の事をコハクさんって呼ぶのを知らせました。


「はい、そのように呼んでくださいね」


私は、ニッコリと笑いコハクさんと呼んでほしい事を知らせました。

そして学園の入学式が始まる学園のチャイムがなり始めました。


「また、後でね、カレンちゃん」


私は、ニッコリと笑い右手を振りカレンちゃんに別れの挨拶をしました。


「はい、また後でです、コハクさん」


カレンちゃんも右手を軽く振って別れの挨拶をしました。

私は、カレンちゃんと別れるとエマのところに戻りました。


「ごめんなさいね、お待たせしました、エマ」


私は、エマのところまで戻ると頭を下げてエマを待たせた事を謝りました。


「いえ、気にしないでください。

確かあの子は、カレン・カーマインって言う平民で光の属性を持っていて特待生でしたよね。

カレンさんの事を前から知っていたのですか?」


エマは、カレンちゃんの去っていった方向を見つめてカレンちゃんの情報を確認しました。


「はい、良く知っていました。

だから友達になりたいと思ったのですよ」


私は、カレンちゃんの事を思い出して優しく微笑みました。


「そうだったのですね……

コハクさんにそんなにも思われてうらやましいです……」


エマは、カレンちゃんの事を考えて羨ましいそうに微笑みました。

入学式が終わるとカレンちゃんと帰ろうって思ってカレンちゃんを探しました。

裏庭を通るとカレンちゃんが女性達に囲まれていた。

女性達の中に悪役令嬢のダイアナちゃんもいました。


「あなた、平民の癖に生意気ですわよ!

私(わたくし)を舐めているのかしら?」


ダイアナちゃんは、腕を組んで睨む様にカレンちゃんを睨むように見つめてダイアナちゃんを舐めているのか質問しました。


「す、すいません……」


カレンちゃんは、ダイアナちゃんに舐めているのか質問をさせると慌てて頭を下げて謝りました。

私は、エマの方を向いてここで待っているのを目で合図しました。

エマは、軽く頭を下げて木の影に隠れました。


「ねえ、カレンちゃん、どうかしたの?」


私は、カレンちゃんに近寄りどうかしたのか質問しました。


「コ、コハクちゃん、来たら駄目です!?」


カレンちゃんは、私に危害が及ぶと思い慌てて近くに来ない事をお願いしました。


「ねえ、ねえ、これって悪役令嬢のダイアナちゃんの乙女ゲームの名物の虐めだよね?」


私は、目をキラキラと輝かせて乙女ゲームの主人公のカレンちゃんに対するダイアナちゃんの虐めのイベントだと思い乙女ゲームのイベントに参加できたのが嬉しくてニコニコ笑顔になりました。


「ダイアナちゃんでなくてダイアナ様ですわ!

それにこれは、虐めでなくて注意ですわよ」


ダイアナちゃんは、腕を組んでジトーと私を見つめてダイアナちゃんの事を様呼びするのを命令しました。
そして虐めでなくて注意だと指摘をしました。


「うん、注意と言う虐めだね!」


私は、ダイアナちゃんの反応が面白くてニコニコ笑顔で注意と言う虐めだと指摘をしました。


「だから注意ですわ!」


ダイアナちゃんは、大声を注意だと指摘をしました。


「ねえ、ダイアナ様!」


私は、ニコニコ笑顔でダイアナちゃんの顔に間近に近づきましと。。


「あ、あなた、顔が近いですわよ!?

そ、それでないかしら?」


ダイアナちゃんは、ぐいぐい来る私に戸惑い後ろに下がり何が言いたいのか質問をしました。


「カレンちゃんだけ虐めるだなんてずるいよ!

私も虐めてよ!

凄く激しくお願いします!」


私は、変質者の息を荒くしてダイアナちゃんに近づいて私を虐めてほしい事をお願いしました。


「ひ、ひーーー!?

と、とにかくこれから気をつけなさい、カレンさん」


ダイアナちゃんは、ぐいぐい来る私に戸惑い軽く涙目になりカレンちゃんに行動に気をつけるのに注意して私から逃げる様に差って行こうとしました。


「待ってください、ダイアナ様!」


私は、去っていくダイアナちゃんを呼び止めてダイアナちゃんに近づきました。


「な、何かしら?」


ダイアナちゃんは、私の行動を見て泣きそうな表情で冷や汗を出しながら私の方を振り向きました。


「私は、まだダイアナ様に虐められていません!

さあ、ダイアナ様、遠慮せずに激しく私を虐めてください!

さあさあさあさあさあ!」


私は、変質者のように息を荒くしてダイアナちゃんに近寄ろうとしました。。


「ひ、ひーー!?

ご、ごきげんよう」


ダイアナちゃんは、私の行動を見て涙目になり慌てて逃げる様に差って行きました。


「残念、悪役令嬢のダイアナ様に虐められるのが私の夢だったのに……」


私は、逃げていったダイアナちゃんを残念そうに見つめました。


「あ、あの、コハクさん、私を助けてくれてありがとうございました」


カレンちゃんは、私に近寄り頭を下げてカレンちゃんを助けてくれた感謝を表しました。


「えっ、なんの事ですか?

別にカレンちゃんを助けたつもりは、ありませんよ」


私は、きょとんと首を傾げてカレンちゃんを助けたつもりがない事を知らせました。


「……コハクさんは、優しいのですね」


カレンちゃんは、私の言葉を聞いてほんのり顔を赤らめて私を見つめました。


「えっ、私は、優しくありませんよ。

それよりも寮まで一緒に帰りませんか?」


私は、カレンちゃんに優しいって言われて自分の事を優しいって思っていませんでしたからきょとんとしました。

そしてカレンちゃんに寮まで帰るのを誘いました。


「は、はい、私もコハクさんと一緒に帰りたいって思っていました。

だから一緒に帰ってください」


カレンちゃんは、頭を下げて一緒に帰りたい事をお願いしました。


「ありがとうございます、カレンちゃん。

実は、もう一人一緒に帰りたい人がいるのですが大丈夫ですか?」


私は、カレンちゃんが一緒に帰ってくれるのが嬉しくてニコニコ笑顔になりました。

そして他の人と一緒に帰るのが嫌ではないのか解りませんでしたから不安そうにカレンちゃんを見つめました。


「それは、大丈夫ですよ」


カレンちゃんは、ニッコリと笑い他の人と帰るのを賛同してくれました。


「ありがとうございます、カレンちゃん。

エマ、出てきて良いよ。

この子は、エマ・スー、私の友達です」


私は、エマに出てくるのをお願いしました。

そしてエマが出てくるのを見てエマの事を紹介しました。


「よろしくお願いしますね、カレンさん」


エマは、優しく微笑んでカレンちゃんに挨拶をしました。


「えっ!?

エマ・スーって令嬢でありながら騎士の称号も持っていてマリアンヌ王女様の専属護衛騎士とメイドとして勤めているあのエマ様ですか!?」


カレンちゃんは、エマがエマ・スーだと解り驚きの声を出しました。


「まあ、そうなりますね。

学園にいる時は、普通のエマとして通っていますからそんなに緊張しないでくださいね」


カレンちゃんが驚いたのを見て困ったように苦笑いを浮かべてかしこまらないでほしい事をお願いしました。


「エマ様と知り合いだなんてコハクさんは、何者なのですか?」


カレンちゃんは、驚いたように私を見つめて何者なのか質問しました。


「私は、ただの平民ですよ。

ただエマの親と私の親が知り合いでそれで仲良くなっただけです」


私は、ニッコリと笑いエマと私の親が知り合いだけのただの
平民な事を知らせました。


「そうだったのですね……

コハクさんは、凄いのですね……」


カレンちゃんは、エマと知り合いなのが尊敬したように顔を赤らめて見つめました。

私とエマとカレンちゃんの3人で寮まで帰りました。

私は、乙女ゲームの主人公のカレンちゃんと悪役令嬢のダイアナちゃんの2人に学園入学初日に出会えたのは、幸運だと思いました。

私は、このまま乙女ゲームの世界を楽しむって心に誓いました。



ーTo Be Continuedー
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