上 下
5 / 11

乙女ゲームを楽しむ為に準備をします(5話)

しおりを挟む
☆転生王女は、乙女ゲームを満喫する☆

(乙女ゲーム王女転生者)
~百合注意~


~第5話~

子供を護る為に車に当たり死んだと思っていました。
でも気がついたら乙女ゲームのユッグドラシルの世界に登場したマリアンヌ・アルデンヌ王女様に転生していました。
マリアンヌ・アルデンヌ王女様って言うのは、ローズマリー王国の王女様で戦乙女って言われていて1人で一万の軍隊と渡り合えたりドラゴンも1人で討伐できるほどのチート能力の持ち主だったりする。
乙女ゲームでは、ほとんど出てきていないキャラクターだが破滅フラグもあったりする。
私は、まずマリアンヌの力がどれほどのあるのか確認をする為に街外れの魔物ばかりが住んでいる魔の山の前に来ました。


「さあてと、まずどの魔法から試しましょうか……

そうです。

ここは、初歩の魔法のマジックアローからでしょうか……

マジックアロー!」


私は、両手を前に出してマジックアローを唱えると手のひら光輝く光の矢が出て光の矢が魔の山に当たると魔の山が跡形なく吹っ飛んだ。


「……え、えっと、たまたまですよね。

そ、そうです。

魔の山の近くの魔物しか住んでいない魔の泉に初歩の魔法のファイヤーボールを唱えて見ましょう。

ファイヤーボール!」


私は、500メートルある魔の泉に向かってファイヤーボールを放ちました。
すると魔の泉の水がファイヤーボールの熱で全て蒸発しました。


「え、えっと……たまたまですよね……

さ、さすがに強化魔法は、こんなことが起きませんよね……」


私は、自分の肉体に強化魔法をかけて地面を殴りました。
すると100メートルあるぐらいのクレーターの穴が空きました。


「こ、これは、いくらなんでおかしすぎでしょう!

こんな力を持っていたら前世のように恐れられて過ごす事になります!?

せっかくの学園に通って乙女ゲームのシナリオをじかに体験できるって思っていたのにこのままでは、また恐怖の象徴とされて前世と同じ運命を進む事になるよ……」


私は、マリアンヌの力がチート過ぎてまた怖がれるって思い両手を地面に着いて落ち込みました。


「いえ、何かまだ平穏に学園生活を過ごす事ができるアイデアがあるはずです!

うーーん……

私では、駄目なのですよね……

私では……

そうです、それならばこれならばどうでしょうか!」


私は、あることに気がついて自分の考えを実行して私の護衛メイドのエマを呼び出した。


「失礼します、マリアンヌ様。

あれ、あなたは、誰ですか?

私は、マリアンヌ様に呼ばれて来たはずなのですが……」


エマは、私の顔を見て不思議そうに首を傾げて私に呼ばれて来た事を知らせました。


「ふ、ふーん、解らないですか?

いつもエマに会っているのにな」


私は、変装した私に気がつかないエマを見て楽しそうにクスクスって笑いました。


「そ、その、笑い方は、もしかしてマリアンヌ様ですか!?」


エマは、私の正体に気がついて驚きの声を出しました。


「えへへー、正解です」


私は、私の変装でエマを騙せたのが嬉しくてニコニコ笑顔になりました。


「マ、マリアンヌ様、何て格好をしているのですか!?

まるで平民みたいでありませんか!?

黒髪に顔にそばかすも作って美しいマリアンヌ様の顔が台無しです!?」


エマは、私の姿が平民みたいで怒りました。


「えへへー、だって平民として聖ミカエル学園に入学するつもりだもん」


私は、威張るように腰に両手を当ててニッコリと笑いました。


「え、えーー!?

な、何を考えているのですか!?

マリアンヌ様に何か合ったら王国が滅びるのですよ!?

何を考えているのですか、マリアンヌ様!」


エマは、顔を真っ赤にして怒って私のわがままを叱りました。


「私の強さは、知っていますよね。

だから大丈夫だよ。

それに少しぐらい普通の生活を楽しみたいのです。

王国の仕事は、ちゃんとするから。

お・ね・が・い・し・ま・す・エ・マ・お・ね・え・ちゃ・ん・」


私は、自分の胸をエマの腕に押し付けて目をうるわせて上目遣いでエマを見つめました。


「うっ、わ、解りましたからそんなにも近づかないでください。

その変わりに私もマリアンヌ様と一緒に聖ミカエル学園に入学します。

マリアンヌ様、1人で聖ミカエル学園に入学させる訳に行きませんからね」


エマは、私の態度を見て仕方がなさそうに苦笑いを浮かべました。


「ありがとう、エマ!

だからエマ大好き!

それから学園に入学している時の名前は、コハク・シロガネだから忘れないでね」


私は、エマの気持ちが嬉しくてニッコリと笑いエマの気持ちに感謝をしました。
私は、こうして聖ミカエル学園に入学する事になりました。
私は、乙女ゲームの主人公のヒロインのカレン・カーマインちゃんや乙女ゲームのライバルキャラクターの悪役令嬢のダイアナ・サヴォイアちゃんやカレンちゃん、(ヒロイン)の親友のマリア・ボルジアちゃんに会うのが今から楽しみで仕方がありませんでした。
そして乙女ゲームのストーリーをリアルで体験できるのも楽しみで仕方がありませんでした。



ーTo Be Continuedー
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】【R18百合】女子寮ルームメイトに夜な夜なおっぱいを吸われています。

千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。 風月学園女子寮。 私――舞鶴ミサが夜中に目を覚ますと、ルームメイトの藤咲ひなたが私の胸を…! R-18ですが、いわゆる本番行為はなく、ひたすらおっぱいばかり攻めるガールズラブ小説です。 おすすめする人 ・百合/GL/ガールズラブが好きな人 ・ひたすらおっぱいを攻める描写が好きな人 ・起きないように寝込みを襲うドキドキが好きな人 ※タイトル画像はAI生成ですが、キャラクターデザインのイメージは合っています。 ※私の小説に関しては誤字等あったら指摘してもらえると嬉しいです。(他の方の場合はわからないですが)

悪役令嬢は、主人公(ヒロイン)を溺愛します

ねがぽじ
ファンタジー
女子高校生で腐女子の可憐が乙女ゲームのA kingdom doomed to ruin~2人が繋ぐ物語~ 悪役令嬢のスミレに転生して妹で乙女ゲームの主人公でヒロインのサクラを溺愛する話です。 悪役令嬢のスミレが主人公でヒロインの妹のサクラにとにかくラブラブアタックします。 悪役令嬢のスミレがとにかく暴走します。 「サクラちゃん、愛しています!」 「あ、あの……私もスミレお姉様の事を愛しています……」 これは、悪役令嬢のスミレと主人公でヒロインのサクラを愛し合う百合小説です。 チート能力で乙女ゲームの世界を無双したりもします。 勘違い偶然が重なり同じ話がまったく違う話になります。 悪役令嬢のスミレが大天使デイジーと勘違いされて無自覚人助けをしたり無自覚に悪者の悪事を砕いたりしています。 ついでにスミレは、自分が大天使デイジーと勘違いされているのも偶然人助けをしたり偶然悪者の悪事を砕いているのにも気づいていません。 勘違いチート乙女ゲーム系第2弾です。 小説家になろうでも投稿しています

嫌われ悪役令嬢に転生してしまった件

ねがぽじ
ファンタジー
女子高生が嫌われ悪役令嬢に転生して破滅フラグをどうにかする為に頑張る話です。 悪役令嬢が勘違いされています。 実は、溺愛されているのに悪役令嬢自信が気づいていません。

【R18】悪役令嬢フェリーチェの、××回めの転生日記 ~一度きりの関係のはずのサブキャラが、フラグをもってやってくる!~

藤原いつか
ファンタジー
18歳の誕生日の夜、目覚めたら“わたし”は『悪役令嬢フェリーチェ』だった。 しかもどうやら報われない人生を何度もやり直してきた××回めの転生らしい。 なのにこれまでの記憶もこれからの記憶も失くしてしまっていて、あるのはあやしい日記だけ。 記憶の抜け落ちたやり直しはハンデがありすぎる! せめて前世の記憶、破滅フラグの情報が欲しい! その為にはどうやら対象キャラたちとの『えっちなイベント』が必要のようで…? そういえばこのゲーム、18禁乙女ゲームだった! 繰り返す運命の意味を問う、 悪役令嬢フェリーチェとわたしの物語 ◆◇――――――――――――――――――― タグご確認ください。 複数キャラ(それぞれ)とのR18描写あります。 別サイトにも掲載中です。

【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

桜葉詩織
ファンタジー
<あらすじ> 現代では流行病に倒れ、治療の甲斐なく死んでしまったヒロイン。 誰もお見舞いには来てくれない。 唯一の楽しみといえば電子書籍でダウンロードしたTL小説を読みながらエッチな妄想をするだけ。 ある日急変し、あっという間に虫の息になってしまったヒロインは、意識を失う前に「死ぬ前に処女を捨てたかった……」と考えた。 次に目が覚めると、なんと全裸で彫刻のような美しい男性が私の乳首をしゃぶっていた。 実はヒロインは、死んだ後、直前に読んでいたTL小説の舞台でもある、異世界アルストメリー国に「貴族令嬢・カサブランカ」として転生していたのだ。 アルストメリーは、魔法が存在している国。 男女がまぐわうことで、より魔力を高めることができるため、特に魔力を必要とする王族は、魔力の相性がいい女性と毎晩のようにベッドを共にし、力を蓄えておくことが義務の1つだった。 カサブランカは、この国の第1王子であるエディの伽のパートナーとして、16歳の誕生日を迎えてから毎晩のようにエディと交わうことが責務となっていて、城にほぼ監禁状態。 前世の記憶を取り戻した今の自分の意識としてが「経験なし」なのに、体はすでに快楽の虜になっている。「処女をロマンチックに散らしてもらう」ことが夢で、それが崩れ去ったことに困惑をするカサブランカだったが、さらにもう1つ懸念事項があった。 それは、このTL小説にとってカサブランカはヒロインではなく、ヒロインの恋路を邪魔する悪役令嬢だった……。 <注意事項> ・好き嫌い本当に分かれる作品となってしまいました……とほほ ・登場人物みなさんハードモード中。どうすれば全員をハッピーエンドにできるか、作者は本気で悩んでます……。 ・短文で更新してます(400字〜1500字) ・エロ描写があるところは「※」の印つけました ・スマホでさくっと読めるものを目指して書いてます ・冒頭からエッチしてます ・登場人物紹介を読むと、現在の最新話の進行状況がわかるようになっています ・ミステリー要素、謎解き要素ありです。伏線あちこち敷いてます <表紙絵について> イラストレーターの「帳カオル」様に、この作品の表紙絵を描いていただきました。

悪役令嬢暴走する

ねがぽじ
ファンタジー
女子高校生が乙女ゲームの悪役令嬢に転生して乙女ゲームの主人公(ヒロイン)に猛烈ラブラブアタックする百合小説です。 カップリングは、悪役令嬢×主人公(ヒロイン)です。 悪役令嬢がかなり暴走しまくりです。 ギャグパートもあります。

【R18】ファンタジー陵辱エロゲ世界にTS転生してしまった狐娘の冒険譚

みやび
ファンタジー
エロゲの世界に転生してしまった狐娘ちゃんが犯されたり犯されたりする話。

【R18 】必ずイカせる! 異世界性活

飼猫タマ
ファンタジー
ネットサーフィン中に新しいオンラインゲームを見つけた俺ゴトウ・サイトが、ゲーム設定の途中寝落すると、目が覚めたら廃墟の中の魔方陣の中心に寝ていた。 偶然、奴隷商人が襲われている所に居合わせ、助けた奴隷の元漆黒の森の姫であるダークエルフの幼女ガブリエルと、その近衛騎士だった猫耳族のブリトニーを、助ける代わりに俺の性奴隷なる契約をする。 ダークエルフの美幼女と、エロい猫耳少女とSEXしたり、魔王を倒したり、ダンジョンを攻略したりするエロエロファンタジー。

処理中です...