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第二十話
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「みなさんおはようございます。長旅お疲れさまでした。どうぞたらふくお召し上がりなさいな」
カミナミア滞在中の朝食を任されている老婦人、ゾエが笑顔で暖かい料理を並べた。
テルラが感謝の祈りを捧げてから、全員揃ってフォークを持つ。
「いただきます!」
一緒に暮らす事になったモネも遠慮無く食べる。
焼き立てのパンに、フワフワなスクランブルエッグに、旬のサラダ。旅の栄養不足を補うため、それ以外にも焼き魚やベーコンじゃがバタなど、朝から量が多めになっている。
食事を取っている面々を見ていたゾエは、最初から思っていた疑問をテルラにぶつける。
「新しい子が増えたのは良いですけど、人数は変わっていませんね。グレイちゃんはどうしたの?」
青髪のモネ以外の動きが一瞬止まった。
空気が悪くなる前にテルラが応える。
「グレイは、旅先で大怪我をしてしまったんです。隣国の端の端、港町で。そこから大陸を横断するほどの旅は難しいと判断したので、その街で別れました」
「まぁ、大怪我を? 大丈夫なの?」
「大丈夫じゃなかったから、泣く泣く別れたんスよ。テルラの治癒魔法でも、血を止めるので精一杯だったんスから」
ゾエは心配したが、プリシゥアは楽観出来なかった状況を隠さずに言う。
「パーティにとって大事な攻撃力だったんスが、子供が無理して身体を壊してもアレっスからね。でも、ハンターバッジはそのままっスから、グレイにその気が有れば帰って来てまた一緒に活動するっスよ。ね? テルラ」
「はい。トキミにも伝えてありますが、グレイの部屋はそのままでお願いします。掃除もしない方が良いでしょう。彼女の私物が残っているかも知れませんから、勝手に触ったら怒るでしょうから」
「そうね。分かったわ」
「グレイ、この家に帰って来るかな……」
カレンの吐息交じりの呟きでまた静寂が食卓を襲ったが、レイがすぐに破った。
「半々ですわね。海賊を廃業するみたいな事をおっしゃっていましたし、その決心が固いのなら帰って来る理由が有りません。彼女の腕なら、あの街に定住して魔物や海賊を退治する勇者になった方が生活は安定するでしょうし」
「そっか……」
レイの言葉にしょんぼりするカレン。
旅の疲れも相まった暗めの食事を勧めていると、トキミが裏口からキッチンに来た。
「お食事中失礼します。緊急の教会通信です。レインボー姫の誕生日が近いので、急ぎ王都に帰って来いとの事です」
「誕生日……あ、そうですわね。わたくし、もうすぐ18になりますわ」
「まぁ、おめでとうございます」
「おめでとっス」
「おめでとー。18って事は、成人じゃん。お酒飲めるね!」
ゾエ、プリシゥア、カレンが祝福の言葉を言ったが、テルラは神妙な顔になった。
「おめでとうございます。王族の18歳と言えば、成人式もそうですが、王位継承権を受け入れるかどうかの儀式も有りますね」
「誕生日はまだ何日も先ですが、ありがとうございます。――そうですわね。その儀式の為に国内の貴族や諸外国の王族方もいらっしゃいますので、帰らないと言う選択肢は有りませんわね。面倒ですけど」
「なら、僕も一緒に王都に帰りましょうか。一度大聖堂に帰り、情報の整理をした方が良いでしょうし」
「ありがとうございます! やはりテルラはお優しいですわね! ハンター業に関係無いので、一人で帰るのかと思いましたのに! テルラが帰るとなると、プリシゥアも一緒ですわよね?」
「テルラの護衛っスしね。カレンはどうするっスか?」
「うーん。仕事じゃないならグレイを待ちたいけど、行くのが別の街なら話は別だよね。不死の魔物の情報が有れば王都から直接そっちに行くだろうから、カミナミアに帰って来る保障が無いし。私も行くよ」
「決まりですわね。あ、モネは絶対に連れて行きますわよ。忘れたらえらい事になります」
「なぜだ?」
見た目はテルラと同世代くらいの青い髪の少女は尾頭付きの焼き魚を丸ごと頬張ってからレイに青い瞳を向けた。
本人は当然の様に行っているが、大きめな物を食べる時は一瞬だけ口を大きくしている。必要に応じて肉体を改造出来るらしく、その変化は人外丸出しで薄気味悪い。
「ハイテン・ガガ・ランドビーク王女がいらっしゃるかも知れませんの。彼女にわたくしの口からハイタッチ王子の顛末を伝えなければなりません。突拍子もない話ですので、その時に証拠であるモネがいらっしゃらないと話が難しくなってしまいます」
「私が行く意味、必要が有るなら行こう。王都なら都会だろうから、ついでに人間の群れも見れるだろうし。歩くのが面倒だから、私はテレポートで付いて行くよ。だから私の旅道具とかは気にするな」
「テレポートって、小説とかに出て来る瞬間移動の魔法の事?」
カレンが一緒にテレポートしたそうな顔をしたので、ネモは先に断りを入れる。
「古い神の技は現代の存在に悪影響を及ぼすから、お前達は一緒に飛べないがな。しかるべき防御魔法が使えるなら話は別だけど」
「私、魔法使えない……」
カレンがしょんぼりすると、レイはフォークを置いて深刻な表情を作った。
「ただ、心配も有りますの。ハイテン姫は、ハイタッチ王子のせいで急遽王位を継ぐとの事でした。今後しばらくは色々なゴタゴタが予想されますので、国交を考えるといらっしゃると思いますが、来れないかも知れませんの。その時は、まぁ、しかるべき役職の判断に任せましょう」
「では、朝食を終えたら旅の準備をしましょう。旅慣れた僕達なら、寄り道せずに王都に向かえるはずです。旅の疲れはまだ残っていますが、なるべく早く、昼前に出発しましょう」
テルラの言葉に反対する者はおらず、全員が急いで朝食を平らげた。
カミナミア滞在中の朝食を任されている老婦人、ゾエが笑顔で暖かい料理を並べた。
テルラが感謝の祈りを捧げてから、全員揃ってフォークを持つ。
「いただきます!」
一緒に暮らす事になったモネも遠慮無く食べる。
焼き立てのパンに、フワフワなスクランブルエッグに、旬のサラダ。旅の栄養不足を補うため、それ以外にも焼き魚やベーコンじゃがバタなど、朝から量が多めになっている。
食事を取っている面々を見ていたゾエは、最初から思っていた疑問をテルラにぶつける。
「新しい子が増えたのは良いですけど、人数は変わっていませんね。グレイちゃんはどうしたの?」
青髪のモネ以外の動きが一瞬止まった。
空気が悪くなる前にテルラが応える。
「グレイは、旅先で大怪我をしてしまったんです。隣国の端の端、港町で。そこから大陸を横断するほどの旅は難しいと判断したので、その街で別れました」
「まぁ、大怪我を? 大丈夫なの?」
「大丈夫じゃなかったから、泣く泣く別れたんスよ。テルラの治癒魔法でも、血を止めるので精一杯だったんスから」
ゾエは心配したが、プリシゥアは楽観出来なかった状況を隠さずに言う。
「パーティにとって大事な攻撃力だったんスが、子供が無理して身体を壊してもアレっスからね。でも、ハンターバッジはそのままっスから、グレイにその気が有れば帰って来てまた一緒に活動するっスよ。ね? テルラ」
「はい。トキミにも伝えてありますが、グレイの部屋はそのままでお願いします。掃除もしない方が良いでしょう。彼女の私物が残っているかも知れませんから、勝手に触ったら怒るでしょうから」
「そうね。分かったわ」
「グレイ、この家に帰って来るかな……」
カレンの吐息交じりの呟きでまた静寂が食卓を襲ったが、レイがすぐに破った。
「半々ですわね。海賊を廃業するみたいな事をおっしゃっていましたし、その決心が固いのなら帰って来る理由が有りません。彼女の腕なら、あの街に定住して魔物や海賊を退治する勇者になった方が生活は安定するでしょうし」
「そっか……」
レイの言葉にしょんぼりするカレン。
旅の疲れも相まった暗めの食事を勧めていると、トキミが裏口からキッチンに来た。
「お食事中失礼します。緊急の教会通信です。レインボー姫の誕生日が近いので、急ぎ王都に帰って来いとの事です」
「誕生日……あ、そうですわね。わたくし、もうすぐ18になりますわ」
「まぁ、おめでとうございます」
「おめでとっス」
「おめでとー。18って事は、成人じゃん。お酒飲めるね!」
ゾエ、プリシゥア、カレンが祝福の言葉を言ったが、テルラは神妙な顔になった。
「おめでとうございます。王族の18歳と言えば、成人式もそうですが、王位継承権を受け入れるかどうかの儀式も有りますね」
「誕生日はまだ何日も先ですが、ありがとうございます。――そうですわね。その儀式の為に国内の貴族や諸外国の王族方もいらっしゃいますので、帰らないと言う選択肢は有りませんわね。面倒ですけど」
「なら、僕も一緒に王都に帰りましょうか。一度大聖堂に帰り、情報の整理をした方が良いでしょうし」
「ありがとうございます! やはりテルラはお優しいですわね! ハンター業に関係無いので、一人で帰るのかと思いましたのに! テルラが帰るとなると、プリシゥアも一緒ですわよね?」
「テルラの護衛っスしね。カレンはどうするっスか?」
「うーん。仕事じゃないならグレイを待ちたいけど、行くのが別の街なら話は別だよね。不死の魔物の情報が有れば王都から直接そっちに行くだろうから、カミナミアに帰って来る保障が無いし。私も行くよ」
「決まりですわね。あ、モネは絶対に連れて行きますわよ。忘れたらえらい事になります」
「なぜだ?」
見た目はテルラと同世代くらいの青い髪の少女は尾頭付きの焼き魚を丸ごと頬張ってからレイに青い瞳を向けた。
本人は当然の様に行っているが、大きめな物を食べる時は一瞬だけ口を大きくしている。必要に応じて肉体を改造出来るらしく、その変化は人外丸出しで薄気味悪い。
「ハイテン・ガガ・ランドビーク王女がいらっしゃるかも知れませんの。彼女にわたくしの口からハイタッチ王子の顛末を伝えなければなりません。突拍子もない話ですので、その時に証拠であるモネがいらっしゃらないと話が難しくなってしまいます」
「私が行く意味、必要が有るなら行こう。王都なら都会だろうから、ついでに人間の群れも見れるだろうし。歩くのが面倒だから、私はテレポートで付いて行くよ。だから私の旅道具とかは気にするな」
「テレポートって、小説とかに出て来る瞬間移動の魔法の事?」
カレンが一緒にテレポートしたそうな顔をしたので、ネモは先に断りを入れる。
「古い神の技は現代の存在に悪影響を及ぼすから、お前達は一緒に飛べないがな。しかるべき防御魔法が使えるなら話は別だけど」
「私、魔法使えない……」
カレンがしょんぼりすると、レイはフォークを置いて深刻な表情を作った。
「ただ、心配も有りますの。ハイテン姫は、ハイタッチ王子のせいで急遽王位を継ぐとの事でした。今後しばらくは色々なゴタゴタが予想されますので、国交を考えるといらっしゃると思いますが、来れないかも知れませんの。その時は、まぁ、しかるべき役職の判断に任せましょう」
「では、朝食を終えたら旅の準備をしましょう。旅慣れた僕達なら、寄り道せずに王都に向かえるはずです。旅の疲れはまだ残っていますが、なるべく早く、昼前に出発しましょう」
テルラの言葉に反対する者はおらず、全員が急いで朝食を平らげた。
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