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第十三話
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海賊帽を被って黒コートを着込んでいるグレイは、再びめまいに襲われた。
直後、懐かしい匂いが頬を撫でた。
「海の香りだ」
相変わらず殺風景な要塞内の部屋だが、潮の香りが有るだけで海育ちのグレイは故郷に帰って来た気分になった。妙に落ち着く。
「海……ですか? 確かに奇妙な臭いがしますね」
「確かに海の香りですわ。幼い頃に嗅いだ記憶が有ります」
その声の主を見るグレイ。
金髪の少年と銀髪の美女が鼻を鳴らしていた。
「テルラ! レイ! 戻って来たのか!」
「え? 戻って来た、とは?」
「わたくし達はずっとここに居ましたわ。それよりも、カレンとプリシゥアがいつの間にか居なくなっているんですけど」
テルラはキョトンとし、レイは頬を膨らませて周囲を見渡した。自分達が消滅していた、もしくは死亡していた自覚は無い様で、混乱したり安心したりと言った素振りは全く無い。
「む? 本当だ、居ない。どうしたんだ?」
「辻褄合わせの影響です」
さっきまで居なかったのっぺらぼう仮面の女神がそう言った。
その後ろにカワモトとパジャマ姿の少女が居る。
「おおう、仮面の女神か。そっちは無事に事が済んだ様だな。こっちもテルラとレイが戻って来たが、他の二人が見えない」
「居なくなっていたテルラとレイが復活したので、代わりにカレンとプリシゥアが居なくなったんです」
「なんだと? それじゃ意味ないじゃないか」
「大丈夫ですから落ち着きなさい、グレイ」
女神オグビアも現れた。それを見たテルラが慌てて跪き、祈りの姿勢になる。
「二人は無事です。辻妻合わせで、移動に遅れて隣りの部屋に取り残された程度になっています。詳しく説明しますと、消えたテルラとレイを『実は居た』に変えたので、『居なくなっていたのはカレンとプリシゥアの方だった』に変わったんです」
「どう言う事ですか? 訳が分かりません。ランドビークの騎士兵士のみなさんも突然消えてしまっていますし」
キョトンとするテルラ。
「状況把握の最中だから、取り敢えずテルラは黙っててくれ。後で説明する」
グレイがリーダーっぽく場を仕切っているのでレイは不満そうな顔をしたが、二人の女神が居ると言う異常事態なので何も言わなかった。
「不具合が出ない様に、状況を言葉で固定しましょう」
女神オグビアが説明する。
ここはランドビーク要塞の西端。要塞内で発生した『矛盾』を無かった事にするために、このクエストの最終目的地点まで時間を進めた。不自然な死を無かった事にし、時間軸の歪みを良い結果で修正するには、一気に最後まで進めた方が都合が良かったからだ。
関係者の記憶では、事件は円満に終わっている。
多少無理をしたので王子には逃げられたし、今後も辻褄合わせの影響は出るだろうが、世界に影響が出るほどではない。
「つまり、俺達は何事も無くハンターとしての活動を成功させた、って事だな」
「そうです。時間の乱れの中心に居たグレイ、カレン、プリシゥア、カワモトには活動の記憶が無いでしょうが、それは『あの空間』に居たからです。今はもう現実に居るので、落ち着いた後に『思い出せば』ちゃんと『思い出せます』」
「消えた兵士達はどうなった?」
「ここに居ないだけで、各々の持ち場で働いています。今のこの話を聞かれては面倒なので退場願いました。神が手を出すと、今回の様に人間の営みを超越した解決方法を選択してしまう。重大な問題を簡単に解決すると平和になった後に『辻褄合わせ』による影響が出てしまうので、世界を滅ぼす魔物でさえも手を出せない訳です」
グレイの胸の内に有った「神がさっさと魔物を退治すれば良いのに」という疑問にさりげなく答える女神オグビア。
心を読まれた事に多少の不快感を感じた赤髪少女は、バイコーンの帽子がずれない様に頭を掻いた。
「そっちの都合って事か。まぁ、問題が無いならそれで良い」
「時の乱れが修正されたので、私は本来の仕事に戻ります。テルラ。レイ。グレイ。そしてこの場に居ないカレンとプリシゥアにも。今後も魔物退治に励んでください」
「はい。お任せください」
跪いているテルラが頭を下げ、続いて立ったままのレイも淑女の礼を取る。
海賊で信仰心に疎いグレイは微かに頷いただけだった。
「女神ラト。後はよろしくお願いします」
「お任せください。女神オグビア」
この世界の女神が消えたのを見送った女神ラトは、カワモトとスミナに向き直って話を始めた。小声なので、向こうの世界のみの話らしい。
区切りを感じたテルラは立ち上がる。
「では、説明してくれますか? グレイ」
「その前に確認だが、今回の侵攻作戦は成功したって女神は言っているが、テルラの記憶はそれで合っているか?」
「はい、合っています。今回もグレイは大活躍でしたのに、何も覚えていないんですか?」
「女神のせいでな。いや、カワモトの彼女とハイタッチ王子のせいか? まぁ、どっちにしろ後で思い出すらしいが」
「そうでしたか。しかし怖かったですね。食べ物に擬態した魔物のせいで、要塞に詰めていた兵士が大勢亡くなるなんて。でも、無事に解決出来て良かったです」
「はぁ? 兵士はハイタッチ王子の召喚魔法のせいで死んだんじゃなかったのか?」
テルラが変な事を言い出したので、グレイが素っ頓狂な声を出した。
そこに女神ラトがやって来た。
「辻妻合わせで、王子はここに来ていない事になったんです。『時は最初から乱れていなかった』事にしなければならないほど根が深かったので。だから王子に逃げられた訳です。彼がどこかでまた時を操作しようとしたら、今度は女神オグビアが許さないでしょう」
「同じ騒ぎはもう起こらないって事か。だったら、詳しい説明はカレンとプリシゥアが合流出来てからにしよう。あいつらにも話をさせないと俺の負担がでかすぎるからな」
「余談ですが、王子の召喚魔法で亡くなった人が間際まで生きたいと強く願っていたら、その者も復活している可能性も有ります。その微調整はこの世界の神の仕事なので、みなさんは気にしないでください」
そう言った女神ラトは、カワモトとスミナに向き直った。
「さて。召喚されていないはずのスミナと、転生者活躍禁止の世界に転生してしまったカワモトは、この世界から退去しなければなりません。安全な転移が出来る様に、辻褄合わせの波が収まるまで待ってください」
「待てば良いのか? なら、それまではテルラ達と一緒に居ても良いのか?」
「いいえ、人知れず消えなければならないので、ここでお別れです。スミナの人間化もしなければなりませんので、イメージの定着も避けなければなりません」
「そっか。――テルラ。レイ。グレイ。ここでお別れだってさ。お前達のお陰でこうしてスミナと再会出来た。ありがとう」
黒髪の少年少女が手を繋いでいるのを見て笑むテルラ。
「いえいえ。僕達が助けになったのなら何よりの喜びです」
「俺達は、今度こそ幸せになるよ。お前達の幸せも祈ってる。じゃ、元気でな。ここに居ないカレンとプリシゥアにもよろしく伝えてくれ」
レイに向かってウインクしたカワモトは、スミナ、そしてのっぺらぼう仮面の女神と一緒に部屋から出て行った。
一呼吸の間沈黙した後、グレイは拳銃とコートに仕込んである弾丸の量を調べた。一発も減っていなかった。
「さて、と。カレンとプリシゥアを探さないとな。ランドビークの隊長さんも見付けないと報酬が貰えないし」
「そうですね」
テルラ、レイ、グレイの三人は、毒の泡は最初から無かったかの様に乾いた要塞の廊下に出た。
カレンとプリシゥアは、ほぼ同時に隣りの部屋から出て来た。
「あ、テルラとレイだ! 良かった、生きてる!」
「さすが女神様、本当に生き返らせてくれたっスね! はー、これで一安心っス!」
仲間達は無事に合流出来たので、続けてオカロ・ダインを探し始めた。
直後、懐かしい匂いが頬を撫でた。
「海の香りだ」
相変わらず殺風景な要塞内の部屋だが、潮の香りが有るだけで海育ちのグレイは故郷に帰って来た気分になった。妙に落ち着く。
「海……ですか? 確かに奇妙な臭いがしますね」
「確かに海の香りですわ。幼い頃に嗅いだ記憶が有ります」
その声の主を見るグレイ。
金髪の少年と銀髪の美女が鼻を鳴らしていた。
「テルラ! レイ! 戻って来たのか!」
「え? 戻って来た、とは?」
「わたくし達はずっとここに居ましたわ。それよりも、カレンとプリシゥアがいつの間にか居なくなっているんですけど」
テルラはキョトンとし、レイは頬を膨らませて周囲を見渡した。自分達が消滅していた、もしくは死亡していた自覚は無い様で、混乱したり安心したりと言った素振りは全く無い。
「む? 本当だ、居ない。どうしたんだ?」
「辻褄合わせの影響です」
さっきまで居なかったのっぺらぼう仮面の女神がそう言った。
その後ろにカワモトとパジャマ姿の少女が居る。
「おおう、仮面の女神か。そっちは無事に事が済んだ様だな。こっちもテルラとレイが戻って来たが、他の二人が見えない」
「居なくなっていたテルラとレイが復活したので、代わりにカレンとプリシゥアが居なくなったんです」
「なんだと? それじゃ意味ないじゃないか」
「大丈夫ですから落ち着きなさい、グレイ」
女神オグビアも現れた。それを見たテルラが慌てて跪き、祈りの姿勢になる。
「二人は無事です。辻妻合わせで、移動に遅れて隣りの部屋に取り残された程度になっています。詳しく説明しますと、消えたテルラとレイを『実は居た』に変えたので、『居なくなっていたのはカレンとプリシゥアの方だった』に変わったんです」
「どう言う事ですか? 訳が分かりません。ランドビークの騎士兵士のみなさんも突然消えてしまっていますし」
キョトンとするテルラ。
「状況把握の最中だから、取り敢えずテルラは黙っててくれ。後で説明する」
グレイがリーダーっぽく場を仕切っているのでレイは不満そうな顔をしたが、二人の女神が居ると言う異常事態なので何も言わなかった。
「不具合が出ない様に、状況を言葉で固定しましょう」
女神オグビアが説明する。
ここはランドビーク要塞の西端。要塞内で発生した『矛盾』を無かった事にするために、このクエストの最終目的地点まで時間を進めた。不自然な死を無かった事にし、時間軸の歪みを良い結果で修正するには、一気に最後まで進めた方が都合が良かったからだ。
関係者の記憶では、事件は円満に終わっている。
多少無理をしたので王子には逃げられたし、今後も辻褄合わせの影響は出るだろうが、世界に影響が出るほどではない。
「つまり、俺達は何事も無くハンターとしての活動を成功させた、って事だな」
「そうです。時間の乱れの中心に居たグレイ、カレン、プリシゥア、カワモトには活動の記憶が無いでしょうが、それは『あの空間』に居たからです。今はもう現実に居るので、落ち着いた後に『思い出せば』ちゃんと『思い出せます』」
「消えた兵士達はどうなった?」
「ここに居ないだけで、各々の持ち場で働いています。今のこの話を聞かれては面倒なので退場願いました。神が手を出すと、今回の様に人間の営みを超越した解決方法を選択してしまう。重大な問題を簡単に解決すると平和になった後に『辻褄合わせ』による影響が出てしまうので、世界を滅ぼす魔物でさえも手を出せない訳です」
グレイの胸の内に有った「神がさっさと魔物を退治すれば良いのに」という疑問にさりげなく答える女神オグビア。
心を読まれた事に多少の不快感を感じた赤髪少女は、バイコーンの帽子がずれない様に頭を掻いた。
「そっちの都合って事か。まぁ、問題が無いならそれで良い」
「時の乱れが修正されたので、私は本来の仕事に戻ります。テルラ。レイ。グレイ。そしてこの場に居ないカレンとプリシゥアにも。今後も魔物退治に励んでください」
「はい。お任せください」
跪いているテルラが頭を下げ、続いて立ったままのレイも淑女の礼を取る。
海賊で信仰心に疎いグレイは微かに頷いただけだった。
「女神ラト。後はよろしくお願いします」
「お任せください。女神オグビア」
この世界の女神が消えたのを見送った女神ラトは、カワモトとスミナに向き直って話を始めた。小声なので、向こうの世界のみの話らしい。
区切りを感じたテルラは立ち上がる。
「では、説明してくれますか? グレイ」
「その前に確認だが、今回の侵攻作戦は成功したって女神は言っているが、テルラの記憶はそれで合っているか?」
「はい、合っています。今回もグレイは大活躍でしたのに、何も覚えていないんですか?」
「女神のせいでな。いや、カワモトの彼女とハイタッチ王子のせいか? まぁ、どっちにしろ後で思い出すらしいが」
「そうでしたか。しかし怖かったですね。食べ物に擬態した魔物のせいで、要塞に詰めていた兵士が大勢亡くなるなんて。でも、無事に解決出来て良かったです」
「はぁ? 兵士はハイタッチ王子の召喚魔法のせいで死んだんじゃなかったのか?」
テルラが変な事を言い出したので、グレイが素っ頓狂な声を出した。
そこに女神ラトがやって来た。
「辻妻合わせで、王子はここに来ていない事になったんです。『時は最初から乱れていなかった』事にしなければならないほど根が深かったので。だから王子に逃げられた訳です。彼がどこかでまた時を操作しようとしたら、今度は女神オグビアが許さないでしょう」
「同じ騒ぎはもう起こらないって事か。だったら、詳しい説明はカレンとプリシゥアが合流出来てからにしよう。あいつらにも話をさせないと俺の負担がでかすぎるからな」
「余談ですが、王子の召喚魔法で亡くなった人が間際まで生きたいと強く願っていたら、その者も復活している可能性も有ります。その微調整はこの世界の神の仕事なので、みなさんは気にしないでください」
そう言った女神ラトは、カワモトとスミナに向き直った。
「さて。召喚されていないはずのスミナと、転生者活躍禁止の世界に転生してしまったカワモトは、この世界から退去しなければなりません。安全な転移が出来る様に、辻褄合わせの波が収まるまで待ってください」
「待てば良いのか? なら、それまではテルラ達と一緒に居ても良いのか?」
「いいえ、人知れず消えなければならないので、ここでお別れです。スミナの人間化もしなければなりませんので、イメージの定着も避けなければなりません」
「そっか。――テルラ。レイ。グレイ。ここでお別れだってさ。お前達のお陰でこうしてスミナと再会出来た。ありがとう」
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「いえいえ。僕達が助けになったのなら何よりの喜びです」
「俺達は、今度こそ幸せになるよ。お前達の幸せも祈ってる。じゃ、元気でな。ここに居ないカレンとプリシゥアにもよろしく伝えてくれ」
レイに向かってウインクしたカワモトは、スミナ、そしてのっぺらぼう仮面の女神と一緒に部屋から出て行った。
一呼吸の間沈黙した後、グレイは拳銃とコートに仕込んである弾丸の量を調べた。一発も減っていなかった。
「さて、と。カレンとプリシゥアを探さないとな。ランドビークの隊長さんも見付けないと報酬が貰えないし」
「そうですね」
テルラ、レイ、グレイの三人は、毒の泡は最初から無かったかの様に乾いた要塞の廊下に出た。
カレンとプリシゥアは、ほぼ同時に隣りの部屋から出て来た。
「あ、テルラとレイだ! 良かった、生きてる!」
「さすが女神様、本当に生き返らせてくれたっスね! はー、これで一安心っス!」
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