27 / 277
第三話
9
しおりを挟む
カレンが受けたテルラパーティ初のクエストは、依頼者の遺体を発見した事により、役所への通報と言う形で幕を閉じた。遺体の持ち物には一切手を付けていないので、儲けはゼロだった。
魔法溜まりの洞窟は、殺人現場かもしれないと言う理由で役人や騎士が即日立ち入り禁止にしてしまった。
その翌日にグレイのハンター許可証が届いた。
「これが許可証か。髪の色とか身長とかの身体的特徴が書かれているんだな。得意武器は銃。10歳。――年齢が書かれているが、誕生日が来たら更新しないといけないのか?」
グレイに許可証を手渡したテルラが頷く。
「ルールとしてはそうですが、年齢不詳のハンターもいらっしゃいますので、更新を怠っても罰則はありません。ただ、そう言う部分もしっかりしていれば、信用はされます」
「信用か。真っ当な仕事には必要な物なんだろうな」
「そして認識票とバッジです」
それらは必ず身に付けなければならないと説明を受けたグレイは、早速バッジを黒コートの胸に着けた。
しかし、二枚の金属プレートにネックレスチェーンが通されている認識票の方は目の高さに掲げたまま身に着けようとしなかった。
「海賊としては遺体の身元が分かる認識票は着けたくないが、ハンターとして働くのなら着けなくてはいけないか」
「嫌でも必ず身に着けてください。ハンターを辞めるとなった時も、そのまま捨ててはいけません。誰かに拾われたら死んだと勘違いされますから。捨てる時は表面を削って名前と番号を分からなくすれば良いでしょう」
「そんな面倒な事はしない。俺がハンターを辞める時は船を手に入れた時だろうから、海のど真ん中に投げ捨てるさ」
「誰かに拾われなければ良いんですから、それでも良いですね。――では、僕とプリシゥアは役所に行って遺体発見時の証言をして来ます。みなさん、特にカレンには話を伺う可能性が有りますので、許しが出るまで教会の外に出てはなりません。良いですね?」
「分かりましたわ」
誰も返事をしなかったので、黙って成り行きを見守っていたレイが頷いた。
テルラ達の退室を見送ってから優雅に立ち上がるレイ。
「では、わたくしは僧兵を相手に剣術の訓練でも致しますわ」
レイも立ち去ったので、椅子しかない休憩室の中はカレンとグレイの二人だけとなる。
「なぁ、カレン」
「ん?」
クエストが衝撃の結末となったショックで呆然としていたカレンは、薄ぼんやりとした声で返事をした。
「お前を海賊の手下にすると言う話をしたな。覚えてるか?」
「うん」
「もしも本気にしていたのなら、あの話は無かった事にしてくれ。お前は海賊になれない。少なくとも、俺の手下にはいらん」
「ど、どうして?」
「死体から財布を取れなかったからだ。普通ではない状況に戸惑っていたのは分かるが、それでも金品を頂くのが海賊なんだよ。お前は、カレンは、それが出来なかった。海賊失格だ」
「そんな……」
いらないと断言されてガッカリするカレンに微笑を向けるグレイ。
「なぜそんな顔をする? これは喜ぶべき事だぞ? だって、悪事を働くより、真っ当なハンターをした方がカレンに合っているって事だからな」
そう言い残し、グレイは部屋を出て行った。
残されたカレンはしばらくその場でボンヤリしていたが、トイレに立ったのを切っ掛けにして教会内を散歩した。
元々深く考え事をするのが苦手なので、グレイがそれで良いと言うのならそれで良いと言う事にして気分を切り替えた。ハンター一本で頑張ろう。
夕方になると、テルラとプリシゥアがやっと帰って来た。
「おかえりなさい、テルラ」
どうやって嗅ぎ付けるのか、レイが一番に出迎えた。
「服にほつれが見えますけど、何かありましたか?」
「ちょっと剣の修行をしていただけですわ。なるべく早めに裁縫を覚えないといけませんね」
「そうですね。――では、全員を集めてください。捜査の結果をお伝えします」
椅子しかない休憩室にパーティメンバーが集まった事を確認したテルラは、立ったままで語り始めた。
「遺体で見付かった依頼者の死因は、剣で斬られたせいだと判明しました。そして、同じ場で殺されていた牛頭の巨人も同じ剣で殺害されたと判明しました。つまり、牛頭の巨人と依頼者を殺害したのは同一人物であると思われます」
「殺したのは王子の護衛だろうな」
グレイの言葉に頷くテルラ。
「切り傷はとても大きかったそうです。王子の護衛が持っていた剣も普通より大きかったので、僕もそう思いました。更に、牛頭の巨人の下に有った図形は、何かを召喚しようとした跡らしいと、この街の魔法使いの人が確認してくださいました。王子の潜在能力と符合するので、悪魔召喚をしようとしていた事に間違いないでしょう」
「ハイタッチ王子の潜在能力は何ですの?」
「『パンデモニウムの裏。相当な望みが必要だが、新たな神、もしくは世界の敵を召喚出来る。ただし現実改変により決して望みが叶わない』です」
「俺の潜在能力に似ているな。俺が対価で損をする様に、あいつは望みが叶わないのか」
自嘲気味の半笑いで言うグレイに頷くテルラ。
「かなり珍妙な能力ですが、今度会ったらその事を伝えた方が良いでしょうね。現場の雰囲気がかなり怪しかったので、良くない物、つまり悪魔を召喚するつもりだったのではないかと僕は思っています。望みが叶うまで同様の行為を続けるでしょう。新たな神ならともかく、世界の敵が召喚されたらとんでもない事になりそうですから、説得して止めないといけません」
「手遅れの様な気もしますが……分かりましたわ」
レイが頷くと、他の二人も頷いた。
「潜在能力の事を知らない役場はこう推理しました。『異国の王子が魔法溜まりで何かを召喚しようとした。その場面を依頼者に見られたので殺害した』と。つまり、殺人事件と断定して捜査が続行されます」
「しかし、相手はランドビーク王国第三王子。その推理が当たっていたとしても、罪には問えないのではなくて? それこそ、わたくしが王女として抗議しなければ問題にもならないのではなくて?」
レイが面倒臭そうに言うと、テルラは首を横に振った。
「いいえ。死人が出ているので、さすがに放置は出来ません。ですので、然るべきルートを使って抗議と説明を求める書簡を送るそうです。無視をしたら国際問題になるので、何らかの返答が有るでしょう」
テルラは肩を落として続ける。
「と言う訳で、事件の解決にはかなりの日数が掛かりそうです。僕達が出来るのはここまでです。依頼に有ったロケットと指輪も、遺体の確認に来たご家族の手に渡りました。残念ながら、今回はタダ働き決定です」
グレイが溜息を吐く。
「クソが、と言いたいが、この結果は誰にも予想出来なかった。こう言う事も有ると言う勉強代として納得するしかないな」
「勉強代ですか。良い考えです。と言う訳で、明日には次の街に出発したいと思います。良いですね? カレン」
返事を求められたカレンは、午前中とは打って変わってあっけらかんとした顔で頷いた。
「ロケットと指輪が先生の家族に渡ったのなら、それで良いです。一応、依頼を終えたって事になりますから。彼も、きっともう化けて出ないでしょう」
「では、解散して旅立ちの準備を始めましょう」
「はい」
パーティメンバー全員が立ち上がり、装備の点検や保存食の買い足しの為に一斉に退室した。
魔法溜まりの洞窟は、殺人現場かもしれないと言う理由で役人や騎士が即日立ち入り禁止にしてしまった。
その翌日にグレイのハンター許可証が届いた。
「これが許可証か。髪の色とか身長とかの身体的特徴が書かれているんだな。得意武器は銃。10歳。――年齢が書かれているが、誕生日が来たら更新しないといけないのか?」
グレイに許可証を手渡したテルラが頷く。
「ルールとしてはそうですが、年齢不詳のハンターもいらっしゃいますので、更新を怠っても罰則はありません。ただ、そう言う部分もしっかりしていれば、信用はされます」
「信用か。真っ当な仕事には必要な物なんだろうな」
「そして認識票とバッジです」
それらは必ず身に付けなければならないと説明を受けたグレイは、早速バッジを黒コートの胸に着けた。
しかし、二枚の金属プレートにネックレスチェーンが通されている認識票の方は目の高さに掲げたまま身に着けようとしなかった。
「海賊としては遺体の身元が分かる認識票は着けたくないが、ハンターとして働くのなら着けなくてはいけないか」
「嫌でも必ず身に着けてください。ハンターを辞めるとなった時も、そのまま捨ててはいけません。誰かに拾われたら死んだと勘違いされますから。捨てる時は表面を削って名前と番号を分からなくすれば良いでしょう」
「そんな面倒な事はしない。俺がハンターを辞める時は船を手に入れた時だろうから、海のど真ん中に投げ捨てるさ」
「誰かに拾われなければ良いんですから、それでも良いですね。――では、僕とプリシゥアは役所に行って遺体発見時の証言をして来ます。みなさん、特にカレンには話を伺う可能性が有りますので、許しが出るまで教会の外に出てはなりません。良いですね?」
「分かりましたわ」
誰も返事をしなかったので、黙って成り行きを見守っていたレイが頷いた。
テルラ達の退室を見送ってから優雅に立ち上がるレイ。
「では、わたくしは僧兵を相手に剣術の訓練でも致しますわ」
レイも立ち去ったので、椅子しかない休憩室の中はカレンとグレイの二人だけとなる。
「なぁ、カレン」
「ん?」
クエストが衝撃の結末となったショックで呆然としていたカレンは、薄ぼんやりとした声で返事をした。
「お前を海賊の手下にすると言う話をしたな。覚えてるか?」
「うん」
「もしも本気にしていたのなら、あの話は無かった事にしてくれ。お前は海賊になれない。少なくとも、俺の手下にはいらん」
「ど、どうして?」
「死体から財布を取れなかったからだ。普通ではない状況に戸惑っていたのは分かるが、それでも金品を頂くのが海賊なんだよ。お前は、カレンは、それが出来なかった。海賊失格だ」
「そんな……」
いらないと断言されてガッカリするカレンに微笑を向けるグレイ。
「なぜそんな顔をする? これは喜ぶべき事だぞ? だって、悪事を働くより、真っ当なハンターをした方がカレンに合っているって事だからな」
そう言い残し、グレイは部屋を出て行った。
残されたカレンはしばらくその場でボンヤリしていたが、トイレに立ったのを切っ掛けにして教会内を散歩した。
元々深く考え事をするのが苦手なので、グレイがそれで良いと言うのならそれで良いと言う事にして気分を切り替えた。ハンター一本で頑張ろう。
夕方になると、テルラとプリシゥアがやっと帰って来た。
「おかえりなさい、テルラ」
どうやって嗅ぎ付けるのか、レイが一番に出迎えた。
「服にほつれが見えますけど、何かありましたか?」
「ちょっと剣の修行をしていただけですわ。なるべく早めに裁縫を覚えないといけませんね」
「そうですね。――では、全員を集めてください。捜査の結果をお伝えします」
椅子しかない休憩室にパーティメンバーが集まった事を確認したテルラは、立ったままで語り始めた。
「遺体で見付かった依頼者の死因は、剣で斬られたせいだと判明しました。そして、同じ場で殺されていた牛頭の巨人も同じ剣で殺害されたと判明しました。つまり、牛頭の巨人と依頼者を殺害したのは同一人物であると思われます」
「殺したのは王子の護衛だろうな」
グレイの言葉に頷くテルラ。
「切り傷はとても大きかったそうです。王子の護衛が持っていた剣も普通より大きかったので、僕もそう思いました。更に、牛頭の巨人の下に有った図形は、何かを召喚しようとした跡らしいと、この街の魔法使いの人が確認してくださいました。王子の潜在能力と符合するので、悪魔召喚をしようとしていた事に間違いないでしょう」
「ハイタッチ王子の潜在能力は何ですの?」
「『パンデモニウムの裏。相当な望みが必要だが、新たな神、もしくは世界の敵を召喚出来る。ただし現実改変により決して望みが叶わない』です」
「俺の潜在能力に似ているな。俺が対価で損をする様に、あいつは望みが叶わないのか」
自嘲気味の半笑いで言うグレイに頷くテルラ。
「かなり珍妙な能力ですが、今度会ったらその事を伝えた方が良いでしょうね。現場の雰囲気がかなり怪しかったので、良くない物、つまり悪魔を召喚するつもりだったのではないかと僕は思っています。望みが叶うまで同様の行為を続けるでしょう。新たな神ならともかく、世界の敵が召喚されたらとんでもない事になりそうですから、説得して止めないといけません」
「手遅れの様な気もしますが……分かりましたわ」
レイが頷くと、他の二人も頷いた。
「潜在能力の事を知らない役場はこう推理しました。『異国の王子が魔法溜まりで何かを召喚しようとした。その場面を依頼者に見られたので殺害した』と。つまり、殺人事件と断定して捜査が続行されます」
「しかし、相手はランドビーク王国第三王子。その推理が当たっていたとしても、罪には問えないのではなくて? それこそ、わたくしが王女として抗議しなければ問題にもならないのではなくて?」
レイが面倒臭そうに言うと、テルラは首を横に振った。
「いいえ。死人が出ているので、さすがに放置は出来ません。ですので、然るべきルートを使って抗議と説明を求める書簡を送るそうです。無視をしたら国際問題になるので、何らかの返答が有るでしょう」
テルラは肩を落として続ける。
「と言う訳で、事件の解決にはかなりの日数が掛かりそうです。僕達が出来るのはここまでです。依頼に有ったロケットと指輪も、遺体の確認に来たご家族の手に渡りました。残念ながら、今回はタダ働き決定です」
グレイが溜息を吐く。
「クソが、と言いたいが、この結果は誰にも予想出来なかった。こう言う事も有ると言う勉強代として納得するしかないな」
「勉強代ですか。良い考えです。と言う訳で、明日には次の街に出発したいと思います。良いですね? カレン」
返事を求められたカレンは、午前中とは打って変わってあっけらかんとした顔で頷いた。
「ロケットと指輪が先生の家族に渡ったのなら、それで良いです。一応、依頼を終えたって事になりますから。彼も、きっともう化けて出ないでしょう」
「では、解散して旅立ちの準備を始めましょう」
「はい」
パーティメンバー全員が立ち上がり、装備の点検や保存食の買い足しの為に一斉に退室した。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
婚約破棄? ではここで本領発揮させていただきます!
昼から山猫
ファンタジー
王子との婚約を当然のように受け入れ、幼い頃から厳格な礼法や淑女教育を叩き込まれてきた公爵令嬢セリーナ。しかし、王子が他の令嬢に心を移し、「君とは合わない」と言い放ったその瞬間、すべてが崩れ去った。嘆き悲しむ間もなく、セリーナの周りでは「大人しすぎ」「派手さがない」と陰口が飛び交い、一夜にして王都での居場所を失ってしまう。
ところが、塞ぎ込んだセリーナはふと思い出す。長年の教育で身につけた「管理能力」や「記録魔法」が、周りには地味に見えても、実はとてつもない汎用性を秘めているのでは――。落胆している場合じゃない。彼女は深呼吸をして、こっそりと王宮の図書館にこもり始める。学問の記録や政治資料を整理し、さらに独自に新たな魔法式を編み出す作業をスタートしたのだ。
この行動はやがて、とんでもない成果を生む。王宮の混乱した政治体制や不正を資料から暴き、魔物対策や食糧不足対策までも「地味スキル」で立て直せると証明する。誰もが見向きもしなかった“婚約破棄令嬢”が、実は国の根幹を救う可能性を持つ人材だと知られたとき、王子は愕然として「戻ってきてほしい」と懇願するが、セリーナは果たして……。
------------------------------------
お嬢様の12ヶ月
トウリン
恋愛
綾小路静香<あやのこうじ しずか> 18歳。
武藤恭介<むとう きょうすけ> 25歳。
恭介が由緒正しい綾小路家の一人娘である静香の付き人になったのは、5年前。
以来、彼はこの『お嬢様』に振り回され続ける日々を送っていた。浮世離れした彼女のことは、単なる『雇い主』に過ぎなかった筈なのに……。
メイドから母になりました
夕月 星夜
ファンタジー
第一部完結、現在は第二部を連載中
第一部は書籍化しております
第二部あらすじ
晴れて魔法使いレオナールと恋人になった王家のメイドのリリー。可愛い娘や優しく頼もしい精霊たちと穏やかな日々を過ごせるかと思いきや、今度は隣国から王女がやってくるのに合わせて城で働くことになる。
おまけにその王女はレオナールに片思い中で、外交問題まで絡んでくる。
はたしてやっと結ばれた二人はこの試練をどう乗り越えるのか?
(あらすじはおいおい変わる可能性があります、ご了承ください)
書籍は第5巻まで、コミカライズは第11巻まで発売中です。
合わせてお楽しみいただけると幸いです。
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
精霊の森に捨てられた少女が、精霊さんと一緒に人の街へ帰ってきた
アイイロモンペ
ファンタジー
2020.9.6.完結いたしました。
2020.9.28. 追補を入れました。
2021.4. 2. 追補を追加しました。
人が精霊と袂を分かった世界。
魔力なしの忌子として瘴気の森に捨てられた幼子は、精霊が好む姿かたちをしていた。
幼子は、ターニャという名を精霊から貰い、精霊の森で精霊に愛されて育った。
ある日、ターニャは人間ある以上は、人間の世界を知るべきだと、育ての親である大精霊に言われる。
人の世の常識を知らないターニャの行動は、周囲の人々を困惑させる。
そして、魔力の強い者が人々を支配すると言う世界で、ターニャは既存の価値観を意識せずにぶち壊していく。
オーソドックスなファンタジーを心がけようと思います。読んでいただけたら嬉しいです。
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる