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第四章:犠牲の国・ポルタ
第107話
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クロエがサラとミーナの下へ歩み寄った。しかし、クロエ自身よほど限界が近かったのか、その手前でふらついてしまう。
「おっと……」
そのクロエを受け止めたのはミーナだった。そのまま優しく床へ座らせる。
「あ、すいません……」
「お疲れさまでした。頑張りましたね。」
ミーナの優しい笑みに、クロエは全ての疲れが溶けていくような気がした。あくまで気がしただけなので傷や疲れは一切無くなってはいないのだが。
サラが転がっていった森林の旋風を拾いに行き戻って来た。そして自身の宝珠をじっと見つめ、クロエの左手の指輪を見る。
「クロエさん、先ほどの姿ですが……」
サラがそうクロエに声をかけようとしたその時、先ほどクロエが開けた大講堂扉の大穴から、何かが凄まじいスピードで入って来た。その何かは床に激しく衝突しそれでも止まらず、最終的に扉とは正反対のステンドグラスに衝突。ステンドグラスにひびを入れて止まった。
「な、何ですの!?」
サラがステンドグラスにぶつかった何かの方を見た。そこにあったのは、両腕を斬り落とされた状態のエリザベートだった。全身傷だらけの満身創痍、斬り落とされた両腕の断面には真っ赤な蓋のような物がくっつけられている。恐らくそれのせいで腕が再生できないのだろう。何とも惨い姿である。
「ぎ……ク、クソ……ッ」
そんなボロボロの状態であっても、エリーの戦意は失われていなかった。右膝を立て起き上がろうとする。しかし、そんなエリーの左足を縫い留めるかのように真っ赤な十字架が飛んできた。そのままエリーの太ももを串刺しにする。
声にならない声を上げてエリーが拘束される。両腕がないので十字架を引き抜くことが出来ない。エリーはただ扉の先を睨むことしかできなかった。
「ちょっとそこで大人しくしてて。エリーちゃんじゃアタシに勝てないよ?」
ふわふわと大講堂の中に入ってきたのは、傷一つ追っていないカーミラだった。傷はあったのだろうが、すでに再生済みである。余裕を崩さない笑み。底の見えないその強さは「吸血姫」の個体名に相応しい。
大講堂に入って来たカーミラは、人差し指を口元に当てて大講堂の中を見回した。
「あれ~? あの司祭どこに行ったの? 咎落したのは感じたけど……やっぱりさっきの魔力砲で、跡形もなく消し飛んだ?」
カーミラはゆっくりとクロエたちの方へ近づいてきた。ミーナは先ほどまで使っていた巨大包丁を、サラは再び森林の旋風を展開して警戒する。
しかしカーミラはその程度の警戒など意に介さなかった。まるでサラとミーナの二人は見えていないかのように、ミーナに身体を預けるクロエへ話しかける。
「ねぇ、クロエ? さっきの魔力砲はあなたのでしょう?」
「そうだと、言ったら?」
カーミラが満面の笑みを浮かべた。それは、その見た目だけはとても可愛らしい少女のそれである。しかし、その瞳はまさに得物を狩る狩猟者の目。慈悲の欠片もない強者の目だった。
「あ……はぁああっ! すてきすてき、超すてき! やっぱりアタシが見込んだ存在だわ! あぁ、やっぱり貴女を手に入れたい……その可愛い口を吸いたい、その可愛い瞳を舐めたい、いたる所に噛みつきたい! だめ、我慢できないぃ……!」
正気を失ったかのような目で、カーミラがクロエに襲い掛かった。クロエをかばうようにミーナが抱き寄せる。すでに疲労困憊のミーナである。まさか勝てる訳がないだろう。ミーナは密かに覚悟を決めた。そしてクロエを抱き寄せていた左手を、髪で隠れた顔の右半分に覆うマスクに掛けて――
「――ッ!」
そのままクロエを抱え左へ飛び退った。カーミラが避けた方向へ顔を向ける。しかし、ミーナが飛び退った背後、先ほどまでミーナがいた位置にとある影が飛び込んできた。エリーだ。エリーは自身の左太ももに突き刺さった十字架を、なんと自分の口で引き抜くとそのまま飛び掛かりカーミラの胸に突き刺したのだ。
「ガ……ハッ!?」
「ゼェッ、ゼェ……ッ! どうよ、いくらアンタでも自分の【血液操作《ブラッドアクセス》】は効くでしょ……!?」
両腕もなく、自慢の再生力も弱った満身創痍のエリー。しかし、気力と根性で立ち続けカーミラを睨み続けている。カーミラはまるでしぶといゴキブリでも見るかのような目でエリーを見ると、両手で胸に刺さった十字架を引き抜いた。
「い、つぅ……。ほんっと鬱陶しいわ! いい加減諦めてよね。エリーちゃんじゃアタシには勝てないのよ!?」
カーミラが十字架を消し去り、イライラしたようにエリーを殴った。堪える事も出来ず倒れ伏すエリー。カーミラはそのエリーの頭を踏みにじった。ぐりぐりと靴底の泥を落とすように踏んでいる。
「ねぇ、どんな気持ち? 悔しい? 怒れる? どれもエリーちゃんが弱いのが悪いのよ? これに懲りたらお姉ちゃんに反抗するのはやめるのね。」
「クソ……ッ! 今すぐ、殺してやる!! 足退かせ!!」
そんなエリーの声など無視してカーミラは顔を踏み続ける。その後は飽きたとでも言わんばかりに足を退かすと、無防備なエリーの腹を蹴り始めた。
「アハハッ! ほら、ほらほら、ほら! 悔しかったら抵抗してみなさいよ! ねぇ!?」
「あぐっ! くっ、うぐ……っ! ゲホッ! ぜ、ぜんぜん効かないわね。そんな貧弱な見た目じゃあ、ねぇ……?」
「~~ッ! 死ねッ!」
カーミラが力を込めてエリーを蹴り上げた。カーミラの足がエリーの腹を貫く。エリーが口から大量の血を吐いた。
カーミラがさっとエリーの下から離れた。そこへ先ほどまでミーナが持っていた巨大包丁が突き刺さる。カーミラがミーナたちの方を見た。そこには包丁を投げた体勢でカーミラを睨みつけるミーナと、エリーを心配そうに見つめるクロエの姿があった。
カーミラはクロエの視線が自分に向かっていないことを知ると、途端にやる気をなくしたような表情になった。そして拗ねたように近くの壊れたベンチを蹴り壊すと、右手を高く掲げて指を鳴らす。
すると、突如大聖堂の上に恐ろしい程の魔力が突然あらわれた。それは本当に突然の出来事だった。これほどまでの存在が近づいていれば、いくら戦闘中であっても気が付くはず。それほどまでに大きい反応である。
その謎の存在は大講堂のステンドグラスを割って入って来た。砕け散るガラスの破片、そして自身も月の光を浴びて輝くそれは、銀色の竜である。竜はその大きさに見合わない軽やかな様子でふわりと飛び上がると、そのままカーミラの隣に降り立った。
「ウフフ、良い子ね。」
「銀色の天竜《ハイヤードラゴン》……!? まさか、絶滅したと言われている『次元竜』ですか!?」
ミーナが驚いたような声でカーミラに尋ねた。カーミラはその反応に満足そうな様子である。気分が良くなったのか、ミーナの存在を認めた上で言葉を返した。
「フフッ、そうよ。アタシの可愛い、ペットの天竜《ハイヤードラゴン》。可愛いでしょ?」
次元竜と呼ばれた竜は、その大きな頭をカーミラに擦り付けた。かなり懐いているようである。カーミラはそのまま次元竜の頭に乗ると、高いところからクロエたちを見下ろした。
次元竜が右の前足の爪に魔力を込めた。そして空間を削り取るかのように振り下ろす。振り下ろされたその軌跡、そこがまるでひび割れたかのように開いた。次元竜はその名の通り、次元の狭間を自由に行き来出来るようである。そしてその裂け目の先、真っ暗で分からないがその先からは、カーミラと肩を並べるほどの魔力が数多く感じられた。
「アタシね、最近仲間を集めてるの。それも普通のじゃなくて、特別な子たち! そうね、あなた達で言う逸脱種《フリンジ》の集団よ。」
「何ですって!?」
サラが驚きの声を上げた。一体だけでも国レベルで対処する存在、それが逸脱種《フリンジ》である。そんな存在が徒党を組んでいる。しかもその長は吸血族《ヴァンパイア》の逸脱種《フリンジ》、「吸血姫」なのだ。それだけでろくでもないと言う事がわかる。
カーミラが言葉を続けた。
「ねぇ、クロエ。あなたアタシと一緒に来なさいよ!」
「えっ!?」
クロエが驚きの声を上げた。カーミラはそんなクロエの様子を気にせずに言葉を続ける。
「あなた、自分の種族が分からないんでしょ? だって、アタシでも分からないもの。そんな存在珍しいわ! 逸脱種《フリンジ》なんて目じゃない。……今は、返事を聞かないであげる。でも、今度会ったときは無理にでも連れて行くからね。クロエお姉ちゃん?」
―続く―
「おっと……」
そのクロエを受け止めたのはミーナだった。そのまま優しく床へ座らせる。
「あ、すいません……」
「お疲れさまでした。頑張りましたね。」
ミーナの優しい笑みに、クロエは全ての疲れが溶けていくような気がした。あくまで気がしただけなので傷や疲れは一切無くなってはいないのだが。
サラが転がっていった森林の旋風を拾いに行き戻って来た。そして自身の宝珠をじっと見つめ、クロエの左手の指輪を見る。
「クロエさん、先ほどの姿ですが……」
サラがそうクロエに声をかけようとしたその時、先ほどクロエが開けた大講堂扉の大穴から、何かが凄まじいスピードで入って来た。その何かは床に激しく衝突しそれでも止まらず、最終的に扉とは正反対のステンドグラスに衝突。ステンドグラスにひびを入れて止まった。
「な、何ですの!?」
サラがステンドグラスにぶつかった何かの方を見た。そこにあったのは、両腕を斬り落とされた状態のエリザベートだった。全身傷だらけの満身創痍、斬り落とされた両腕の断面には真っ赤な蓋のような物がくっつけられている。恐らくそれのせいで腕が再生できないのだろう。何とも惨い姿である。
「ぎ……ク、クソ……ッ」
そんなボロボロの状態であっても、エリーの戦意は失われていなかった。右膝を立て起き上がろうとする。しかし、そんなエリーの左足を縫い留めるかのように真っ赤な十字架が飛んできた。そのままエリーの太ももを串刺しにする。
声にならない声を上げてエリーが拘束される。両腕がないので十字架を引き抜くことが出来ない。エリーはただ扉の先を睨むことしかできなかった。
「ちょっとそこで大人しくしてて。エリーちゃんじゃアタシに勝てないよ?」
ふわふわと大講堂の中に入ってきたのは、傷一つ追っていないカーミラだった。傷はあったのだろうが、すでに再生済みである。余裕を崩さない笑み。底の見えないその強さは「吸血姫」の個体名に相応しい。
大講堂に入って来たカーミラは、人差し指を口元に当てて大講堂の中を見回した。
「あれ~? あの司祭どこに行ったの? 咎落したのは感じたけど……やっぱりさっきの魔力砲で、跡形もなく消し飛んだ?」
カーミラはゆっくりとクロエたちの方へ近づいてきた。ミーナは先ほどまで使っていた巨大包丁を、サラは再び森林の旋風を展開して警戒する。
しかしカーミラはその程度の警戒など意に介さなかった。まるでサラとミーナの二人は見えていないかのように、ミーナに身体を預けるクロエへ話しかける。
「ねぇ、クロエ? さっきの魔力砲はあなたのでしょう?」
「そうだと、言ったら?」
カーミラが満面の笑みを浮かべた。それは、その見た目だけはとても可愛らしい少女のそれである。しかし、その瞳はまさに得物を狩る狩猟者の目。慈悲の欠片もない強者の目だった。
「あ……はぁああっ! すてきすてき、超すてき! やっぱりアタシが見込んだ存在だわ! あぁ、やっぱり貴女を手に入れたい……その可愛い口を吸いたい、その可愛い瞳を舐めたい、いたる所に噛みつきたい! だめ、我慢できないぃ……!」
正気を失ったかのような目で、カーミラがクロエに襲い掛かった。クロエをかばうようにミーナが抱き寄せる。すでに疲労困憊のミーナである。まさか勝てる訳がないだろう。ミーナは密かに覚悟を決めた。そしてクロエを抱き寄せていた左手を、髪で隠れた顔の右半分に覆うマスクに掛けて――
「――ッ!」
そのままクロエを抱え左へ飛び退った。カーミラが避けた方向へ顔を向ける。しかし、ミーナが飛び退った背後、先ほどまでミーナがいた位置にとある影が飛び込んできた。エリーだ。エリーは自身の左太ももに突き刺さった十字架を、なんと自分の口で引き抜くとそのまま飛び掛かりカーミラの胸に突き刺したのだ。
「ガ……ハッ!?」
「ゼェッ、ゼェ……ッ! どうよ、いくらアンタでも自分の【血液操作《ブラッドアクセス》】は効くでしょ……!?」
両腕もなく、自慢の再生力も弱った満身創痍のエリー。しかし、気力と根性で立ち続けカーミラを睨み続けている。カーミラはまるでしぶといゴキブリでも見るかのような目でエリーを見ると、両手で胸に刺さった十字架を引き抜いた。
「い、つぅ……。ほんっと鬱陶しいわ! いい加減諦めてよね。エリーちゃんじゃアタシには勝てないのよ!?」
カーミラが十字架を消し去り、イライラしたようにエリーを殴った。堪える事も出来ず倒れ伏すエリー。カーミラはそのエリーの頭を踏みにじった。ぐりぐりと靴底の泥を落とすように踏んでいる。
「ねぇ、どんな気持ち? 悔しい? 怒れる? どれもエリーちゃんが弱いのが悪いのよ? これに懲りたらお姉ちゃんに反抗するのはやめるのね。」
「クソ……ッ! 今すぐ、殺してやる!! 足退かせ!!」
そんなエリーの声など無視してカーミラは顔を踏み続ける。その後は飽きたとでも言わんばかりに足を退かすと、無防備なエリーの腹を蹴り始めた。
「アハハッ! ほら、ほらほら、ほら! 悔しかったら抵抗してみなさいよ! ねぇ!?」
「あぐっ! くっ、うぐ……っ! ゲホッ! ぜ、ぜんぜん効かないわね。そんな貧弱な見た目じゃあ、ねぇ……?」
「~~ッ! 死ねッ!」
カーミラが力を込めてエリーを蹴り上げた。カーミラの足がエリーの腹を貫く。エリーが口から大量の血を吐いた。
カーミラがさっとエリーの下から離れた。そこへ先ほどまでミーナが持っていた巨大包丁が突き刺さる。カーミラがミーナたちの方を見た。そこには包丁を投げた体勢でカーミラを睨みつけるミーナと、エリーを心配そうに見つめるクロエの姿があった。
カーミラはクロエの視線が自分に向かっていないことを知ると、途端にやる気をなくしたような表情になった。そして拗ねたように近くの壊れたベンチを蹴り壊すと、右手を高く掲げて指を鳴らす。
すると、突如大聖堂の上に恐ろしい程の魔力が突然あらわれた。それは本当に突然の出来事だった。これほどまでの存在が近づいていれば、いくら戦闘中であっても気が付くはず。それほどまでに大きい反応である。
その謎の存在は大講堂のステンドグラスを割って入って来た。砕け散るガラスの破片、そして自身も月の光を浴びて輝くそれは、銀色の竜である。竜はその大きさに見合わない軽やかな様子でふわりと飛び上がると、そのままカーミラの隣に降り立った。
「ウフフ、良い子ね。」
「銀色の天竜《ハイヤードラゴン》……!? まさか、絶滅したと言われている『次元竜』ですか!?」
ミーナが驚いたような声でカーミラに尋ねた。カーミラはその反応に満足そうな様子である。気分が良くなったのか、ミーナの存在を認めた上で言葉を返した。
「フフッ、そうよ。アタシの可愛い、ペットの天竜《ハイヤードラゴン》。可愛いでしょ?」
次元竜と呼ばれた竜は、その大きな頭をカーミラに擦り付けた。かなり懐いているようである。カーミラはそのまま次元竜の頭に乗ると、高いところからクロエたちを見下ろした。
次元竜が右の前足の爪に魔力を込めた。そして空間を削り取るかのように振り下ろす。振り下ろされたその軌跡、そこがまるでひび割れたかのように開いた。次元竜はその名の通り、次元の狭間を自由に行き来出来るようである。そしてその裂け目の先、真っ暗で分からないがその先からは、カーミラと肩を並べるほどの魔力が数多く感じられた。
「アタシね、最近仲間を集めてるの。それも普通のじゃなくて、特別な子たち! そうね、あなた達で言う逸脱種《フリンジ》の集団よ。」
「何ですって!?」
サラが驚きの声を上げた。一体だけでも国レベルで対処する存在、それが逸脱種《フリンジ》である。そんな存在が徒党を組んでいる。しかもその長は吸血族《ヴァンパイア》の逸脱種《フリンジ》、「吸血姫」なのだ。それだけでろくでもないと言う事がわかる。
カーミラが言葉を続けた。
「ねぇ、クロエ。あなたアタシと一緒に来なさいよ!」
「えっ!?」
クロエが驚きの声を上げた。カーミラはそんなクロエの様子を気にせずに言葉を続ける。
「あなた、自分の種族が分からないんでしょ? だって、アタシでも分からないもの。そんな存在珍しいわ! 逸脱種《フリンジ》なんて目じゃない。……今は、返事を聞かないであげる。でも、今度会ったときは無理にでも連れて行くからね。クロエお姉ちゃん?」
―続く―
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