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二章 花と蔦
第16話 あの日のエディ
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シャルルが出ていくと、フルールは仕事のことが心配になってきた。
「ペリドットを盗られたから、蔦のアクセサリーが作れないわ……。ああ、もう、よくもやってくれたわね!」
フルールはベッドからすっくと立ち上がり、頭をかきむしって、大声を出した。誰かが息をのむ音がした。振り返ると、エディがいた。エディは戸惑っていた。戸惑うエディを見ていると、あの夜のことを思い出してしまう。
「あら、エディ、もう戻ってきたの?」
フルールは慌てて取り繕った。エディはいつもの優しい表情に戻っていた。
「フルール、動けるんだね……。よかった……」
「よくないわ!」
また、大声を出してしまった。エディが目を丸くしている。平常心を取り戻さないと、どうしても、あの日のことを思い出してしまう……。
あの日の翌日、エディは笑ってこう言った。
「フルールはお酒に弱いんだね? 昨日は、相当、酔っていたよ。今度からは、ワインのかわりに、ぶどうジュースを出すね」
冗談めかして、許してくれたことくらい、フルールにはよくわかっていた。だから、あの日のことは忘れないといけない。そう思っていた。
「ああ、そうか。宝石を盗まれちゃったから、仕事にならないんだね。ごめん、無神経で……」
うつむくエディの顔を見ていると、ますます、あの日のことを思い出してしまう。フルールは慌てて手を振った。
「いいの、いいの、エディ。私もそういうところあるから、お互い様よ。それにしても……ひどいわよね、あの子! 相手がけがするようなやり方で、お金を盗ろうとするなんて!いくら子どもだからって、許されることじゃないわ!」
フルールは頬を大きく膨らませた。
「きっと、親のいない子がやったんだね。それだけ、生きていくのに必死なんだよ」
エディの顔が、自分に向けるのと同じような優しさを帯びていたので、フルールは何故か、ひどくいらいらしてきた。
「親がいないのなら、エディも同じだわ! でも、エディは一つも、悪いことなんかしなかった! かわいそうな生まれだからって、許されることじゃないわ」
「許してやれとは、言ってないよ」
エディは、真剣な眼差しで、フルールの目をのぞきこんだ。今日は、何故か、どんなエディを見ても、あの日のことを思い出してしまう。もう忘れたいのに。
「ただ、そういう境遇の人がいるって、フルールにも考えてほしかったんだ。最近、フルールは『宝石で、トリタヴォーラのみんなの心を繋ぎたい』って言うけど、フルールには見えていない人が、いると思ったから」
「私は、下層の人たちのことも、宝石で繋げたいと思っているわ!」
そこで、フルールは、ふと、あることを思いついた。
「エディ、お願いがあるの」
「なんだい?」
「私を、下層の人たちへの炊き出しに連れていって」
「うわあ、フルール!」
エディはフルールの手を取って、きらきらした目でフルールを見つめた。
「関心を持ってくれたんだね! 嬉しいよ! 実はね、あさって、ちょうど炊き出しの予定が入っていたんだ!」
フルールは、このときは、あの日のことを思い出さなかった。エディの目が、少年の頃と変わらないような美しさを放っていて、まぶしいと感じていた。
「一緒に来てくれると、助かるよ。炊き出しに行くのは、僕一人だけだから」
「エディ一人なの? 慈善団体の人と、一緒じゃないの?」
エディの目から、すっと、輝きが失せた。
「そう、僕一人だ。あの人たちとは、考え方が違ったから、一人で細々とやることにした」
「そうなの……」
フルールは、わざと、がっかりしたような声を出した。本心では、ほっとしていた。シャルロットたちが悪し様に言うような人たちとの付き合いをやめてくれてよかったと思ったのだ。
「そういう事情なら、不慣れな私が行っても、邪魔にはならないわね。エディの力になれて嬉しいわ」
「ありがとう。フルール。助かるよ」
エディはにこやかに笑った。フルールも、お得意の、花が咲いたような笑みを返した。
「じゃあ、今から準備をしなくちゃ」
「準備? 料理の材料は僕がそろえるし、仕込むのも、あさっての朝からで構わないよ? 朝だったら、厨房を貸してやっていいって、マスターが言うんだ」
フルールは上層のアクセサリー職人アルベールの真似をして、指を三回振ってみた。エディは目をぱちくりさせた。
「私には、私にしかできないことがあるわ。その準備よ。じゃあ、エディ。あさっての朝、酒場で会いましょう」
フルールは慌ただしく家を出て行った。エディはぽかんとした顔で、その場にしばらく立っていた。
フルールは、謝罪回りを始めた。蔦のアクセサリーの注文は何件か入っていた。注文主はみな、フルールを心配して励ましてくれた。中でもジャシンスはひどく心配してくれた。
「フルールさん。あなた、狙われているのではないかしら? 新しいことをはじめると、妬む人間が出てもおかしくないのよ。誰かが下層の子どもに、あなたの鞄を盗むように命令したかもしれないわ。外出の際は男の人と一緒だと安心ね。どなたか、いらっしゃらないの?」
真っ先に浮かんだのは、エディの顔だった。フルールは頭の中からエディの顔を消した。
「叔父がおりますので、いざという時は頼るようにします」
「よかった。それなら安心ね」
ジャシンスはほっと胸をなで下ろした。お客さまに心配をかけるようじゃ、まだまだね、と、フルールは自身を戒めた。
もちろん、フルールは、シャルルが役に立たないことくらいよくわかっているし、頼る気もなかった。
「自分のことは、自分で守らなくちゃ! でも、鈍くさい私に、それができるかしら?」
フルールは心配になり、暗くなるまでに帰ろうと、足早に家に向かった。早歩きをしながら、フルールは、今日の午前中、いつものアクセサリー職人四人に言われたことを思い出していた。
『そんな、急に、ペリドットがたくさん欲しいと言われましても……。次の新月の日にならなければ、在庫はありませんよ』
『なんだい。あのけちのアルベールは、ペリドットがないって言ったのかい? おい、うちにペリドットは残っているだろう? なに、今、ちょうど切らしているって?』
『やあ、中層のお嬢さん! 今日はペリドットがたくさん欲しいのかい? うちなら今、二百個あるよ! 在庫全部、お嬢さんに売ってあげるよ!』
『この間の新月の日に取れた宝石は、質のいい物ばかりだ。悪いが、お前の手が届くような代物はない』
(本当に、本当に、よくも、ペリドットを盗んでくれたわね!)
フルールの口元に、苦い思いがこみ上げてきた。
(でも、みんながみんな、悪い子ばかりじゃないと思うわ。私の思いを、わかってくれる子もいるはず!)
「さあ、張り切って準備しないと!」
フルールは、家まで駆けて帰った。息が切れて苦しくても、気分はよくなった。
「ペリドットを盗られたから、蔦のアクセサリーが作れないわ……。ああ、もう、よくもやってくれたわね!」
フルールはベッドからすっくと立ち上がり、頭をかきむしって、大声を出した。誰かが息をのむ音がした。振り返ると、エディがいた。エディは戸惑っていた。戸惑うエディを見ていると、あの夜のことを思い出してしまう。
「あら、エディ、もう戻ってきたの?」
フルールは慌てて取り繕った。エディはいつもの優しい表情に戻っていた。
「フルール、動けるんだね……。よかった……」
「よくないわ!」
また、大声を出してしまった。エディが目を丸くしている。平常心を取り戻さないと、どうしても、あの日のことを思い出してしまう……。
あの日の翌日、エディは笑ってこう言った。
「フルールはお酒に弱いんだね? 昨日は、相当、酔っていたよ。今度からは、ワインのかわりに、ぶどうジュースを出すね」
冗談めかして、許してくれたことくらい、フルールにはよくわかっていた。だから、あの日のことは忘れないといけない。そう思っていた。
「ああ、そうか。宝石を盗まれちゃったから、仕事にならないんだね。ごめん、無神経で……」
うつむくエディの顔を見ていると、ますます、あの日のことを思い出してしまう。フルールは慌てて手を振った。
「いいの、いいの、エディ。私もそういうところあるから、お互い様よ。それにしても……ひどいわよね、あの子! 相手がけがするようなやり方で、お金を盗ろうとするなんて!いくら子どもだからって、許されることじゃないわ!」
フルールは頬を大きく膨らませた。
「きっと、親のいない子がやったんだね。それだけ、生きていくのに必死なんだよ」
エディの顔が、自分に向けるのと同じような優しさを帯びていたので、フルールは何故か、ひどくいらいらしてきた。
「親がいないのなら、エディも同じだわ! でも、エディは一つも、悪いことなんかしなかった! かわいそうな生まれだからって、許されることじゃないわ」
「許してやれとは、言ってないよ」
エディは、真剣な眼差しで、フルールの目をのぞきこんだ。今日は、何故か、どんなエディを見ても、あの日のことを思い出してしまう。もう忘れたいのに。
「ただ、そういう境遇の人がいるって、フルールにも考えてほしかったんだ。最近、フルールは『宝石で、トリタヴォーラのみんなの心を繋ぎたい』って言うけど、フルールには見えていない人が、いると思ったから」
「私は、下層の人たちのことも、宝石で繋げたいと思っているわ!」
そこで、フルールは、ふと、あることを思いついた。
「エディ、お願いがあるの」
「なんだい?」
「私を、下層の人たちへの炊き出しに連れていって」
「うわあ、フルール!」
エディはフルールの手を取って、きらきらした目でフルールを見つめた。
「関心を持ってくれたんだね! 嬉しいよ! 実はね、あさって、ちょうど炊き出しの予定が入っていたんだ!」
フルールは、このときは、あの日のことを思い出さなかった。エディの目が、少年の頃と変わらないような美しさを放っていて、まぶしいと感じていた。
「一緒に来てくれると、助かるよ。炊き出しに行くのは、僕一人だけだから」
「エディ一人なの? 慈善団体の人と、一緒じゃないの?」
エディの目から、すっと、輝きが失せた。
「そう、僕一人だ。あの人たちとは、考え方が違ったから、一人で細々とやることにした」
「そうなの……」
フルールは、わざと、がっかりしたような声を出した。本心では、ほっとしていた。シャルロットたちが悪し様に言うような人たちとの付き合いをやめてくれてよかったと思ったのだ。
「そういう事情なら、不慣れな私が行っても、邪魔にはならないわね。エディの力になれて嬉しいわ」
「ありがとう。フルール。助かるよ」
エディはにこやかに笑った。フルールも、お得意の、花が咲いたような笑みを返した。
「じゃあ、今から準備をしなくちゃ」
「準備? 料理の材料は僕がそろえるし、仕込むのも、あさっての朝からで構わないよ? 朝だったら、厨房を貸してやっていいって、マスターが言うんだ」
フルールは上層のアクセサリー職人アルベールの真似をして、指を三回振ってみた。エディは目をぱちくりさせた。
「私には、私にしかできないことがあるわ。その準備よ。じゃあ、エディ。あさっての朝、酒場で会いましょう」
フルールは慌ただしく家を出て行った。エディはぽかんとした顔で、その場にしばらく立っていた。
フルールは、謝罪回りを始めた。蔦のアクセサリーの注文は何件か入っていた。注文主はみな、フルールを心配して励ましてくれた。中でもジャシンスはひどく心配してくれた。
「フルールさん。あなた、狙われているのではないかしら? 新しいことをはじめると、妬む人間が出てもおかしくないのよ。誰かが下層の子どもに、あなたの鞄を盗むように命令したかもしれないわ。外出の際は男の人と一緒だと安心ね。どなたか、いらっしゃらないの?」
真っ先に浮かんだのは、エディの顔だった。フルールは頭の中からエディの顔を消した。
「叔父がおりますので、いざという時は頼るようにします」
「よかった。それなら安心ね」
ジャシンスはほっと胸をなで下ろした。お客さまに心配をかけるようじゃ、まだまだね、と、フルールは自身を戒めた。
もちろん、フルールは、シャルルが役に立たないことくらいよくわかっているし、頼る気もなかった。
「自分のことは、自分で守らなくちゃ! でも、鈍くさい私に、それができるかしら?」
フルールは心配になり、暗くなるまでに帰ろうと、足早に家に向かった。早歩きをしながら、フルールは、今日の午前中、いつものアクセサリー職人四人に言われたことを思い出していた。
『そんな、急に、ペリドットがたくさん欲しいと言われましても……。次の新月の日にならなければ、在庫はありませんよ』
『なんだい。あのけちのアルベールは、ペリドットがないって言ったのかい? おい、うちにペリドットは残っているだろう? なに、今、ちょうど切らしているって?』
『やあ、中層のお嬢さん! 今日はペリドットがたくさん欲しいのかい? うちなら今、二百個あるよ! 在庫全部、お嬢さんに売ってあげるよ!』
『この間の新月の日に取れた宝石は、質のいい物ばかりだ。悪いが、お前の手が届くような代物はない』
(本当に、本当に、よくも、ペリドットを盗んでくれたわね!)
フルールの口元に、苦い思いがこみ上げてきた。
(でも、みんながみんな、悪い子ばかりじゃないと思うわ。私の思いを、わかってくれる子もいるはず!)
「さあ、張り切って準備しないと!」
フルールは、家まで駆けて帰った。息が切れて苦しくても、気分はよくなった。
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