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「それで、儂の送り込んだ素破はまんまとお主の小倅に篭絡されたわけか」
「そういう言い方はいけませんよ、旦那様」
大柄の犬人族を小柄な少女が窘めた。
大きな本棚が壁を埋め尽くす〝魔導師〟の書斎には三人っきり。
チサの両親であるイコマの里の侍大将とその妻が、この学園都市に来るのは何年ぶりだろうか。
「俺としてはこのまま二人を見守りたいんですけど、お預かりしているお嬢さんですからね。報告の一つもせねばと思っていたところで」
「よい。儂らとてそうなるのではないかと思うてはおったのよ」
「ですね。それにノエル殿ならチサを幸せにもしましょう」
〝英雄〟の息子に対する二人の信頼は深い。
「しかし、バーグナー侯爵令嬢からもアプローチを受けているのじゃろう? 儂らの娘は上手く小倅の心を捕まえておけるかのう?」
「ええ、それも伝えるかどうか迷ってましてね。加えて、エルメリア王の姫君も愚息をご要望だとか」
小さくため息を吐く〝魔導師〟に侍大将が大きく口を開いて笑う。
「がっはっは。儂の方が一枚上手であったな。貴族ともなれば軽率さもなくなろうて」
「チサの気持ちを汲んだとはいえ、任務などと言った罪は重うございますよ、旦那様」
「ぐぬ……」
年端もいかぬ我が娘の背を押すのに、忍びの任を任せるのは確かにやりすぎであったかもしれぬ、と侍大将は自嘲する。
さりとて、妻に似て些か頑固に育ってしまった愛娘を想い人のところへ送り込むにはこれが一番手早かったのだ。
ノエルの成人を狙っていたのは、何もチサだけではない。
バーグナー侯爵──かの竜殺卿の娘御もノエルの幼馴染であるし、エルメリア王室も相変わらず〝魔導師〟との縁を求めている現状、いかに素早く懐に潜り込ませるかが重要だった。
特にチサは少しばかり積極さが足りないし、教育の賜物でもあるが他の娘が来てしまえば一歩引いてしまうだろう。
「……ふむ。これは一つ炊きつけでもして、子の一人でも作らせるかの」
「旦那様。ナイスアイデアです」
「待ってください。ノエルはまだまだ若輩ですよ」
侍大将の言葉に〝魔導師〟は苦笑するが、ノエルが成人していることも考えればそういうこともある、と考え直す。
「ま、二人に任せましょう。成人した子の恋路に親があれこれ言うもんでもないでしょうし」
「お主は相変わらず達観したようなことを言うのう。チサとノエルが夫婦にでもなれば、我らは親族になるのじゃぞ?」
「そうでなくても俺は家族だと思っていますよ」
〝魔導師〟の言葉に、今度は侍大将が一本取られたとばかりに苦笑する。
この男は昔から何一つ変わらない、と思い出してしまったのだ。
「変わらんな、お主は」
「変わらぬところもあるだけです。それにしてもあの子たちは大丈夫だろうか?」
「何か気がかりなことでもあるのか?」
侍大将の言葉に少し詰まってから、〝魔導師〟が口を開く。
「【ゾーシモス】を取り上げられてから、どうも動きが怪しいんですよ。本人たちが隠しているようなので、そこに踏み込むのもどうかと迷ってしまって」
「妙なところで子煩悩よな。聞けば答えてくれるのではないか?」
「せっかくなので、後で一緒についてきてもらっていいですか?」
「そして妙なところで意気地のない! お主、〝英雄〟の一角であろうが」
「みんながそう呼んでるだけで、今の俺はただの〝能無し〟ですよ」
〝魔導師〟がかつてのように自嘲した笑いを浮かべるのを見て、侍大将とその妻が盛大な溜息をつく。
「変わらぬのう。子があのように成長するというのに……」
「まこと。我らが〝魔導師〟様は、いつもの様子でございますね」
「努力はしていますよ。でもね、きっとノエルの方が素直に行くでしょう。何と言っても、俺の息子です」
「違いない」
「では、そろそろ子どもたちの秘密を覗きに行きましょうか」
〝英雄〟達が笑い合う一方、そのはるか下方──地下工房では、まさにその息子たちがやらかしていることを、彼等は知らなかった。
◇
「よし、完了だ。こうしてみると、意外にシンプルな魔法道具だなぁ」
大型の魔法道具を軽く見上げて、僕は一息つく。
【ゾーシモス】を回収されて以来、かなり急ピッチで進めた作業だが……問題はなさそうだ。
「これで行けるわね!」
「さすがです、ノエル様!」
無邪気に喜ぶ姉と恋人に、僕も嬉しくなってしまう。
やはり、自分の成果を誰かに見てもらうのは気分がいい。
事の発端は、二週間ほど前のことだ。
予定通りに【ゾーシモス】は学園に禁忌品として回収され、『禁庫』に封印されてしまった(そもそもアレはアケティ師が発掘で見つけたもので、僕たちの者という訳ではなかったけど)。
それに姉が機嫌を悪くしてしまった。
せっかくの特大報酬をもらい損ねた、と。
この時代、天然物の【迷宮核】はレアものだ。
何故なら、どこかの〝魔導師〟が迷宮という迷宮を攻略し尽くしてしまったから。
仕方ない理由があったとはいえ、世界から大量の迷宮が消失し、迷宮産業は今も低迷、【迷宮核】は小指の先ほどでもものすごい値段で取引されている。
そこで、まずは身近な人の要望に応えるべく……創った。
修理のために分解もすれば、魔法式の修復も魔力導線の再構築もしたのだ。
そうなれば、一から創り出すのだってそう難しくはない。
それで完成したのが、この【ゾーシモスⅡ】である。
「んふふふ、あたし、報酬は追い詰めてでも回収するタイプなの!」
「借金取りみたいですね」
「払ってもらってないうちは借りも同然よ! きっちりいただかなくっちゃ!」
拳を打ち鳴らし、やる気満々の姉。
頼もしいやら恐ろしいやら。
敵に回してはいけないという事だけはわかる。
「でも、よかったのですか? 〝魔導師〟様に相談しなくて」
「うーん。ちょっと考えはしたんだけど、まずは自分の手で完成させてみたかったんだ。父さんも賢人だからね……面白いと思ったら、いろいろ手を加えたり、思ってもない様なアドバイスをもらうかもしれない。一人で、やってみたかったんだ」
材料の調達こそ、姉やチサに手を貸してもらいはしたが、設計・製作は全て僕の手によるもの。
より軽量に、より正確に、よりパワフルに改造に改造を施したこの【ゾーシモスⅡ】は、ちょっとした奇跡の魔法道具だ。
ただの転移用のポータルとしても使えるし、魔力と時流の波が合えば過去に跳ぶこともできる。
さすがに次元間移動はできないが、詳細な魔法理論が構築できればもできるかもしれない。
まさに真理の一端に触れる魔法道具と言えるだろう。
……と、大きく出たいところだが実際の稼働はまだやってない。
暴走するであろうところはほとんど潰して回ったので、【ゾーシモス】より安定性は高いだろうけど。
「と、いうことで実験。今から一週間前に戻って……『バタフライクイーン』の限定パフェをを食べに行こう」
「いいわね。で、それが成功したら……?」
「もう一回、四十年前に戻ってみてもいいかも。アウスさ……おじいちゃんはきっと戻らないって言うと思うけど」
なにせ、祖父母は四十年遅れのハネムーンに行くくらいに今に馴染んでいる。
わざわざこれを過去に戻す必要を思いつけない。
あくまで、僕らの報酬を回収するためだ。
「それじゃあ、行くよ? ──〝起動〟」
【ゾーシモスⅡ】がゆっくりと魔導回路に魔力を満ちさせて、その力を内部に溜めていく。
内部に魔法式として造形されたタイムゲートの作成理論は見事だったが、少しばかり改変して魔力消費量を押さえたし、以前のような暴走状態にはならないはずだ。
「やぁ、ノエル。研究ははかどってるかな?」
「あ」
今まさに【ゾーシモスⅡ】が臨界を迎えようというそのとき、扉を開けて現れた父たちに僕は驚き、コントロールを誤る。
「ノエル!? これ、【ゾー……──」
父の言葉が終わる前に、【ゾーシモスⅡ】は即座に暴走状態へと入り、光を工房全体……いや、塔に満ちさせる。
それが収まったときには、いろいろ手遅れだった。
塔の外は見知らぬ景色。
太陽は二つ。そして、昼間でも青空に大きく映る月。
場所と時間どころか、世界までも超えてしまったようだ。
「やってくれたな、ノエル」
父が何とも言えない顔で、僕を見る。
それに苦笑を返しながらも、僕は少しばかり満足していた。
だって、父はこう言ったのだ。
──「〝賢人〟になるんだろう? なら、私たちが度肝を抜くような迷惑の一つでもこさえてみるといい」と。
そして、それが狂った真理に近づく手段だとも言っていたはず。
で、あれば。僕らはこの見知らぬ世界での旅で、『真理』なるバカげた理想にまた一歩近づくことになるにちがいない。
……今度は、家族みんなで。
そんな高揚感に包まれながら、僕は新たなる世界に思いを馳せるのであった。
~fin~
「そういう言い方はいけませんよ、旦那様」
大柄の犬人族を小柄な少女が窘めた。
大きな本棚が壁を埋め尽くす〝魔導師〟の書斎には三人っきり。
チサの両親であるイコマの里の侍大将とその妻が、この学園都市に来るのは何年ぶりだろうか。
「俺としてはこのまま二人を見守りたいんですけど、お預かりしているお嬢さんですからね。報告の一つもせねばと思っていたところで」
「よい。儂らとてそうなるのではないかと思うてはおったのよ」
「ですね。それにノエル殿ならチサを幸せにもしましょう」
〝英雄〟の息子に対する二人の信頼は深い。
「しかし、バーグナー侯爵令嬢からもアプローチを受けているのじゃろう? 儂らの娘は上手く小倅の心を捕まえておけるかのう?」
「ええ、それも伝えるかどうか迷ってましてね。加えて、エルメリア王の姫君も愚息をご要望だとか」
小さくため息を吐く〝魔導師〟に侍大将が大きく口を開いて笑う。
「がっはっは。儂の方が一枚上手であったな。貴族ともなれば軽率さもなくなろうて」
「チサの気持ちを汲んだとはいえ、任務などと言った罪は重うございますよ、旦那様」
「ぐぬ……」
年端もいかぬ我が娘の背を押すのに、忍びの任を任せるのは確かにやりすぎであったかもしれぬ、と侍大将は自嘲する。
さりとて、妻に似て些か頑固に育ってしまった愛娘を想い人のところへ送り込むにはこれが一番手早かったのだ。
ノエルの成人を狙っていたのは、何もチサだけではない。
バーグナー侯爵──かの竜殺卿の娘御もノエルの幼馴染であるし、エルメリア王室も相変わらず〝魔導師〟との縁を求めている現状、いかに素早く懐に潜り込ませるかが重要だった。
特にチサは少しばかり積極さが足りないし、教育の賜物でもあるが他の娘が来てしまえば一歩引いてしまうだろう。
「……ふむ。これは一つ炊きつけでもして、子の一人でも作らせるかの」
「旦那様。ナイスアイデアです」
「待ってください。ノエルはまだまだ若輩ですよ」
侍大将の言葉に〝魔導師〟は苦笑するが、ノエルが成人していることも考えればそういうこともある、と考え直す。
「ま、二人に任せましょう。成人した子の恋路に親があれこれ言うもんでもないでしょうし」
「お主は相変わらず達観したようなことを言うのう。チサとノエルが夫婦にでもなれば、我らは親族になるのじゃぞ?」
「そうでなくても俺は家族だと思っていますよ」
〝魔導師〟の言葉に、今度は侍大将が一本取られたとばかりに苦笑する。
この男は昔から何一つ変わらない、と思い出してしまったのだ。
「変わらんな、お主は」
「変わらぬところもあるだけです。それにしてもあの子たちは大丈夫だろうか?」
「何か気がかりなことでもあるのか?」
侍大将の言葉に少し詰まってから、〝魔導師〟が口を開く。
「【ゾーシモス】を取り上げられてから、どうも動きが怪しいんですよ。本人たちが隠しているようなので、そこに踏み込むのもどうかと迷ってしまって」
「妙なところで子煩悩よな。聞けば答えてくれるのではないか?」
「せっかくなので、後で一緒についてきてもらっていいですか?」
「そして妙なところで意気地のない! お主、〝英雄〟の一角であろうが」
「みんながそう呼んでるだけで、今の俺はただの〝能無し〟ですよ」
〝魔導師〟がかつてのように自嘲した笑いを浮かべるのを見て、侍大将とその妻が盛大な溜息をつく。
「変わらぬのう。子があのように成長するというのに……」
「まこと。我らが〝魔導師〟様は、いつもの様子でございますね」
「努力はしていますよ。でもね、きっとノエルの方が素直に行くでしょう。何と言っても、俺の息子です」
「違いない」
「では、そろそろ子どもたちの秘密を覗きに行きましょうか」
〝英雄〟達が笑い合う一方、そのはるか下方──地下工房では、まさにその息子たちがやらかしていることを、彼等は知らなかった。
◇
「よし、完了だ。こうしてみると、意外にシンプルな魔法道具だなぁ」
大型の魔法道具を軽く見上げて、僕は一息つく。
【ゾーシモス】を回収されて以来、かなり急ピッチで進めた作業だが……問題はなさそうだ。
「これで行けるわね!」
「さすがです、ノエル様!」
無邪気に喜ぶ姉と恋人に、僕も嬉しくなってしまう。
やはり、自分の成果を誰かに見てもらうのは気分がいい。
事の発端は、二週間ほど前のことだ。
予定通りに【ゾーシモス】は学園に禁忌品として回収され、『禁庫』に封印されてしまった(そもそもアレはアケティ師が発掘で見つけたもので、僕たちの者という訳ではなかったけど)。
それに姉が機嫌を悪くしてしまった。
せっかくの特大報酬をもらい損ねた、と。
この時代、天然物の【迷宮核】はレアものだ。
何故なら、どこかの〝魔導師〟が迷宮という迷宮を攻略し尽くしてしまったから。
仕方ない理由があったとはいえ、世界から大量の迷宮が消失し、迷宮産業は今も低迷、【迷宮核】は小指の先ほどでもものすごい値段で取引されている。
そこで、まずは身近な人の要望に応えるべく……創った。
修理のために分解もすれば、魔法式の修復も魔力導線の再構築もしたのだ。
そうなれば、一から創り出すのだってそう難しくはない。
それで完成したのが、この【ゾーシモスⅡ】である。
「んふふふ、あたし、報酬は追い詰めてでも回収するタイプなの!」
「借金取りみたいですね」
「払ってもらってないうちは借りも同然よ! きっちりいただかなくっちゃ!」
拳を打ち鳴らし、やる気満々の姉。
頼もしいやら恐ろしいやら。
敵に回してはいけないという事だけはわかる。
「でも、よかったのですか? 〝魔導師〟様に相談しなくて」
「うーん。ちょっと考えはしたんだけど、まずは自分の手で完成させてみたかったんだ。父さんも賢人だからね……面白いと思ったら、いろいろ手を加えたり、思ってもない様なアドバイスをもらうかもしれない。一人で、やってみたかったんだ」
材料の調達こそ、姉やチサに手を貸してもらいはしたが、設計・製作は全て僕の手によるもの。
より軽量に、より正確に、よりパワフルに改造に改造を施したこの【ゾーシモスⅡ】は、ちょっとした奇跡の魔法道具だ。
ただの転移用のポータルとしても使えるし、魔力と時流の波が合えば過去に跳ぶこともできる。
さすがに次元間移動はできないが、詳細な魔法理論が構築できればもできるかもしれない。
まさに真理の一端に触れる魔法道具と言えるだろう。
……と、大きく出たいところだが実際の稼働はまだやってない。
暴走するであろうところはほとんど潰して回ったので、【ゾーシモス】より安定性は高いだろうけど。
「と、いうことで実験。今から一週間前に戻って……『バタフライクイーン』の限定パフェをを食べに行こう」
「いいわね。で、それが成功したら……?」
「もう一回、四十年前に戻ってみてもいいかも。アウスさ……おじいちゃんはきっと戻らないって言うと思うけど」
なにせ、祖父母は四十年遅れのハネムーンに行くくらいに今に馴染んでいる。
わざわざこれを過去に戻す必要を思いつけない。
あくまで、僕らの報酬を回収するためだ。
「それじゃあ、行くよ? ──〝起動〟」
【ゾーシモスⅡ】がゆっくりと魔導回路に魔力を満ちさせて、その力を内部に溜めていく。
内部に魔法式として造形されたタイムゲートの作成理論は見事だったが、少しばかり改変して魔力消費量を押さえたし、以前のような暴走状態にはならないはずだ。
「やぁ、ノエル。研究ははかどってるかな?」
「あ」
今まさに【ゾーシモスⅡ】が臨界を迎えようというそのとき、扉を開けて現れた父たちに僕は驚き、コントロールを誤る。
「ノエル!? これ、【ゾー……──」
父の言葉が終わる前に、【ゾーシモスⅡ】は即座に暴走状態へと入り、光を工房全体……いや、塔に満ちさせる。
それが収まったときには、いろいろ手遅れだった。
塔の外は見知らぬ景色。
太陽は二つ。そして、昼間でも青空に大きく映る月。
場所と時間どころか、世界までも超えてしまったようだ。
「やってくれたな、ノエル」
父が何とも言えない顔で、僕を見る。
それに苦笑を返しながらも、僕は少しばかり満足していた。
だって、父はこう言ったのだ。
──「〝賢人〟になるんだろう? なら、私たちが度肝を抜くような迷惑の一つでもこさえてみるといい」と。
そして、それが狂った真理に近づく手段だとも言っていたはず。
で、あれば。僕らはこの見知らぬ世界での旅で、『真理』なるバカげた理想にまた一歩近づくことになるにちがいない。
……今度は、家族みんなで。
そんな高揚感に包まれながら、僕は新たなる世界に思いを馳せるのであった。
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