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エンデラ・メーメは王都の菓子屋の中では変わり者で有名な男だった。
昔は裕福な子爵家のパティシエだったという噂だが、今は飾り気のない『メーメ』という看板と、薄暗い雰囲気の裏びれた構えの店をひとりで切り盛りしている。
しかし腕はとんでもなくいい。
特にメーメのクリームは絶品で、皆いろいろ試したが、誰一人再現に成功したものはいない。
いつも店員を募集しているので、下働きを偵察に潜り込ませた者も数知れずいるが、メーメがとにかく厳しく、偵察どころか三日で辞めたらもった方と言われる始末。そのためメーメは長きに渡りひとり淡々と菓子を作り、焼き菓子を買う客には無言で手渡し、時々店内でケーキを食べたがる酔狂な客にお愛想一つ言わずに皿を出すという、味は良いが最高に感じが悪い店を貫いていた。
己をよく知るメーメは、貴族の令嬢如きが店で働いたとしてもいつものように続かないと考えた。
平民でさえろくに続かないのだから。
メーメの店ではまず店の掃除から始めさせる。その掃除があまりに徹底的で、ちらりとでも埃が舞うのが見えたらやり直しをさせられる。掃除がこなせるようになるまでは厨房を覗くことも叶わないため、たいていここで挫折してしまうのである。
そこまでさせなくとも、友人たちと現れた貴族令嬢に、皆の前ではっきり断ると言えばそれで諦めるだろうと思っていた。
サラ・メーリアは馬車の中で友人リリエラと護衛侍女モニカからスイーツショップで働くなんてとんでもない、やめろ諦めろと説得されながら車中を揺られた。
リリエラの屋敷は歩いてもすぐなので、一度伯爵家を通り過ぎて送り届けてから、自宅へ戻る。
「サラ様、本当に冗談ではすみませんよ、あんなことおやめください」
「あんなこと?それはご主人や他のスイーツショップのみなさんに失礼よ、モニカ」
「いえ、働いていらっしゃる方は素晴らしいと思っておりますわ。私が申しておりますのはサラ様に関してのみです。よしんば働かねばならないとしても、それはあの場ではございません!」
「なぁぜ?」
ツンと顎をあげたサラが、モニカにずずっと顔を寄せていく。
「いえ、あの、何故と言われましても、なんでもでございます」
「答えになっていないわ。自分の雇用を守りたいだけでしょ。お母さまの侍女にしてくださるように頼んであげるからモニカは心配しなくてもいいのよ」
「そんなぁサラ様ぁ」
「ちょっと考えたいことがあるからひとりにして」
部屋からモニカを出すと、パタンと扉を閉めた。
─お父さまやお母さま、お兄さまもダメとおっしゃるかしら・・・
サラは家族もモニカと同じように反対してきたとき、どう説得するか作戦を立て始めた。
確かにあの店を見たら、貴族の令嬢が働くなどとんでもないと言われるかもしれないが、他の店ではなくあのメーメの店で働きたい。
菓子屋がよいならもっと小綺麗で貴族御用達のような店をとリリエラには言われたが、どの店でもよいのではないのだ。
─その想いを家族にどう伝えたらいいだろう?
なぜだか諦めたくないと強く思う。
フェルナンド様の時はただ泣いて諦めてしまったけど、諦めることで失うことの痛みやその大きさを知ったから?
私はフェルナンド様の言われるままに頷いたけれど、やれるだけのことをしたとは言えなかった・・・。もうあんな思いはしたくない。やらずに後悔するより、やり尽くしてみたい─
そう気持ちを決めると、家族が集まる夕食に向かった。
「サラ、帰っていたの?」
「お母さま。ご挨拶もせずにごめんなさい。ちょっと考えたいことがあって」
「そう。リリエラちゃんとの時間は楽しかったかしら?」
「ええ、とっても」
母娘で会話していると、父と兄夫婦も食堂に姿を現し、和やかな食事のあとのティータイムで、いよいよサラが話を切り出す。
「あの、聞いていただきたいことがございますの」
「なんだい?相談事かな」
父が身を乗り出す。
呼吸を整えたサラが思い切って話し始めた。
「私、働こうと思いますの」
「なあサラ、無理しなくてもいいんだぞ」
「無理ではありませんわ。なぜだかどうしてもそこで働いてみたいと思ったのです」
デードは、サラが強い意志を込めた瞳を向けていることに気づいて、真剣に訊いてやらねばいけないと感じた。
「どんなところで働きたいのだね?」
「スイーツショップですわ」
「スイーツショップ?それってこの前サラが行ったと話していたところかしら?」
母ネルはピンときたようだ。
「ええ。店員募集の貼り紙をしていることに気づいて」
「て、店員だと?サラ、おまえ貴族の娘なのに、何を言っているんだ?」
兄ハルバリが眉を顰めたが。
「まあ待て、ハル。サラにも考えがあるのだろう。話してみてくれないか」
デードだって決してサラをスイーツショップの店員にしたいわけではない。しかし婚約解消した後なんとか学園を卒業はしたが、気の抜けた様子を続けたサラが、やっとやりたいことを見つけたと言うのだ。
例え短い間でも試してみれば気が済んで、次に進めるかもしれないと、サラに話の続きを促した。
昔は裕福な子爵家のパティシエだったという噂だが、今は飾り気のない『メーメ』という看板と、薄暗い雰囲気の裏びれた構えの店をひとりで切り盛りしている。
しかし腕はとんでもなくいい。
特にメーメのクリームは絶品で、皆いろいろ試したが、誰一人再現に成功したものはいない。
いつも店員を募集しているので、下働きを偵察に潜り込ませた者も数知れずいるが、メーメがとにかく厳しく、偵察どころか三日で辞めたらもった方と言われる始末。そのためメーメは長きに渡りひとり淡々と菓子を作り、焼き菓子を買う客には無言で手渡し、時々店内でケーキを食べたがる酔狂な客にお愛想一つ言わずに皿を出すという、味は良いが最高に感じが悪い店を貫いていた。
己をよく知るメーメは、貴族の令嬢如きが店で働いたとしてもいつものように続かないと考えた。
平民でさえろくに続かないのだから。
メーメの店ではまず店の掃除から始めさせる。その掃除があまりに徹底的で、ちらりとでも埃が舞うのが見えたらやり直しをさせられる。掃除がこなせるようになるまでは厨房を覗くことも叶わないため、たいていここで挫折してしまうのである。
そこまでさせなくとも、友人たちと現れた貴族令嬢に、皆の前ではっきり断ると言えばそれで諦めるだろうと思っていた。
サラ・メーリアは馬車の中で友人リリエラと護衛侍女モニカからスイーツショップで働くなんてとんでもない、やめろ諦めろと説得されながら車中を揺られた。
リリエラの屋敷は歩いてもすぐなので、一度伯爵家を通り過ぎて送り届けてから、自宅へ戻る。
「サラ様、本当に冗談ではすみませんよ、あんなことおやめください」
「あんなこと?それはご主人や他のスイーツショップのみなさんに失礼よ、モニカ」
「いえ、働いていらっしゃる方は素晴らしいと思っておりますわ。私が申しておりますのはサラ様に関してのみです。よしんば働かねばならないとしても、それはあの場ではございません!」
「なぁぜ?」
ツンと顎をあげたサラが、モニカにずずっと顔を寄せていく。
「いえ、あの、何故と言われましても、なんでもでございます」
「答えになっていないわ。自分の雇用を守りたいだけでしょ。お母さまの侍女にしてくださるように頼んであげるからモニカは心配しなくてもいいのよ」
「そんなぁサラ様ぁ」
「ちょっと考えたいことがあるからひとりにして」
部屋からモニカを出すと、パタンと扉を閉めた。
─お父さまやお母さま、お兄さまもダメとおっしゃるかしら・・・
サラは家族もモニカと同じように反対してきたとき、どう説得するか作戦を立て始めた。
確かにあの店を見たら、貴族の令嬢が働くなどとんでもないと言われるかもしれないが、他の店ではなくあのメーメの店で働きたい。
菓子屋がよいならもっと小綺麗で貴族御用達のような店をとリリエラには言われたが、どの店でもよいのではないのだ。
─その想いを家族にどう伝えたらいいだろう?
なぜだか諦めたくないと強く思う。
フェルナンド様の時はただ泣いて諦めてしまったけど、諦めることで失うことの痛みやその大きさを知ったから?
私はフェルナンド様の言われるままに頷いたけれど、やれるだけのことをしたとは言えなかった・・・。もうあんな思いはしたくない。やらずに後悔するより、やり尽くしてみたい─
そう気持ちを決めると、家族が集まる夕食に向かった。
「サラ、帰っていたの?」
「お母さま。ご挨拶もせずにごめんなさい。ちょっと考えたいことがあって」
「そう。リリエラちゃんとの時間は楽しかったかしら?」
「ええ、とっても」
母娘で会話していると、父と兄夫婦も食堂に姿を現し、和やかな食事のあとのティータイムで、いよいよサラが話を切り出す。
「あの、聞いていただきたいことがございますの」
「なんだい?相談事かな」
父が身を乗り出す。
呼吸を整えたサラが思い切って話し始めた。
「私、働こうと思いますの」
「なあサラ、無理しなくてもいいんだぞ」
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デードは、サラが強い意志を込めた瞳を向けていることに気づいて、真剣に訊いてやらねばいけないと感じた。
「どんなところで働きたいのだね?」
「スイーツショップですわ」
「スイーツショップ?それってこの前サラが行ったと話していたところかしら?」
母ネルはピンときたようだ。
「ええ。店員募集の貼り紙をしていることに気づいて」
「て、店員だと?サラ、おまえ貴族の娘なのに、何を言っているんだ?」
兄ハルバリが眉を顰めたが。
「まあ待て、ハル。サラにも考えがあるのだろう。話してみてくれないか」
デードだって決してサラをスイーツショップの店員にしたいわけではない。しかし婚約解消した後なんとか学園を卒業はしたが、気の抜けた様子を続けたサラが、やっとやりたいことを見つけたと言うのだ。
例え短い間でも試してみれば気が済んで、次に進めるかもしれないと、サラに話の続きを促した。
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