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「プロローグ」
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『私たち、JKロレスラーズ3 ~マチルダ女王様覚醒!C-MARTを壊滅せよ編~』
「プロローグ」
LAの高校に通うアグネス・リッケンバッカーとマチルダ・ルークは、家がお隣同士の幼馴染みの17歳。アグネスは空手、マチルダは柔道の達人。現在は学校に内緒でLALWE(ロサンゼルス・レディース・レスリング・エンターテイメント)に所属する人気者のマスクレスラーだ。アグネスの視力は5.0、マチルダの聴力は犬並みと特殊な身体能力を持っている。
ふたりのLALWEの現役女子高校生マスクレスラーは、すっかりレギュラーとして活躍中だ。
今日も朝から一緒に高校へアグネスとマチルダは2人で仲良くおしゃべりしながら歩いている。
「ふわあぁぁぁぁ。」
マチルダが大きなあくびをする。アグネスがすかさず言う。
「なんなの、マチルダ、そのだらしないあくびは。朝一番から気合抜けまくってるわねぇ。」
「いやね、昨晩はすっかりアグネスのお気に入りのユーチューブに、私がはまっちゃって。日本からの交換留学生のナオミが教えてくれた日本の番組のチャンネルが面白くって、夜明け前まで見てたのよ。」
「ばかねぇ、土曜日でもないのに。いったい何見てたっていうのよ?」
「ライフハックネタ集に始まって、海外のプロレス動画だったり、あとオカルトっぽいやつとか・・・。」
「まとまり無いわねぇ。ところでライフハックって何?」
「そうそう!「そんな技、いったいいつ使うのよ!?」って突っ込みたくなるネタでも見てるとはまるのよ。アグネスも「裏技、日常」で検索してみて!ちょっとしたイタズラに使えるネタから、結構使えるやつまであってね。
あとレッスルマニアのネーミングを真似したハッスルマニアっていう日本のプロレスの大会があって、日本の古典芸能の大御所がレスラーとして出て「空中なんとかチョップ」とかで本職レスラーに勝っちゃったり、ゲイと女王様の戦いとか、お腹が痛くなっちゃうくらい面白かったわ!」
「はぁ・・・、で、オカルトっていうのは?UFOとかゴーストの話?」
「うん、それもあるんだけど、一番面白かったのは、過去や前世を探るのに使う、「退行催眠」ってやつかな?被験者が催眠術掛けられて、過去や前世の話をぺらぺらしゃべっちゃうの。「彼氏の過去の女性遍歴を、今の彼女が聞き出す」ってネタで、これは覚えとかないと!ってね。」
「あんた、かける相手なんていないじゃない。バカじゃない?」
満面の笑みを浮かべ楽しそうに話すマチルダに「あきれた」という顔のアグネスが冷たく言い放った。
「だーかーらー、将来彼氏ができた時に備えてよ!結構簡単そうだったんで、今度、アグネスの過去も調べてあげようか?私に隠してることも全暴露よ!そして前世まで遡ったら、きっと、ワオキツネザルとかミーアキャットみたいな小動物だと思うけど。」
「何それ!笑えないわね!それなら、マチルダはさしずめキングコングかイエティみたいなでかいやつね!そもそも催眠術なんか「単純なバカ」しかかからないって、この間、テレビで言ってたわよ。」
「じゃあ、アグネスはかかるってことじゃない!まあ、おすすめの番組アドレスは、またメッセージで送るから、暇なときに見てね!」
「はいはいはいはい、どうしようもなく暇なときにね!ところで、今日は、放課後、マリブプレスクールで園児相手の護身術教室でしょ。忘れないでよ!授業終わったら、すぐに行くんだからね!」
「うん、大丈夫!子供たちに会うのめちゃくちゃ楽しみにしてるから!」
「プロローグ」
LAの高校に通うアグネス・リッケンバッカーとマチルダ・ルークは、家がお隣同士の幼馴染みの17歳。アグネスは空手、マチルダは柔道の達人。現在は学校に内緒でLALWE(ロサンゼルス・レディース・レスリング・エンターテイメント)に所属する人気者のマスクレスラーだ。アグネスの視力は5.0、マチルダの聴力は犬並みと特殊な身体能力を持っている。
ふたりのLALWEの現役女子高校生マスクレスラーは、すっかりレギュラーとして活躍中だ。
今日も朝から一緒に高校へアグネスとマチルダは2人で仲良くおしゃべりしながら歩いている。
「ふわあぁぁぁぁ。」
マチルダが大きなあくびをする。アグネスがすかさず言う。
「なんなの、マチルダ、そのだらしないあくびは。朝一番から気合抜けまくってるわねぇ。」
「いやね、昨晩はすっかりアグネスのお気に入りのユーチューブに、私がはまっちゃって。日本からの交換留学生のナオミが教えてくれた日本の番組のチャンネルが面白くって、夜明け前まで見てたのよ。」
「ばかねぇ、土曜日でもないのに。いったい何見てたっていうのよ?」
「ライフハックネタ集に始まって、海外のプロレス動画だったり、あとオカルトっぽいやつとか・・・。」
「まとまり無いわねぇ。ところでライフハックって何?」
「そうそう!「そんな技、いったいいつ使うのよ!?」って突っ込みたくなるネタでも見てるとはまるのよ。アグネスも「裏技、日常」で検索してみて!ちょっとしたイタズラに使えるネタから、結構使えるやつまであってね。
あとレッスルマニアのネーミングを真似したハッスルマニアっていう日本のプロレスの大会があって、日本の古典芸能の大御所がレスラーとして出て「空中なんとかチョップ」とかで本職レスラーに勝っちゃったり、ゲイと女王様の戦いとか、お腹が痛くなっちゃうくらい面白かったわ!」
「はぁ・・・、で、オカルトっていうのは?UFOとかゴーストの話?」
「うん、それもあるんだけど、一番面白かったのは、過去や前世を探るのに使う、「退行催眠」ってやつかな?被験者が催眠術掛けられて、過去や前世の話をぺらぺらしゃべっちゃうの。「彼氏の過去の女性遍歴を、今の彼女が聞き出す」ってネタで、これは覚えとかないと!ってね。」
「あんた、かける相手なんていないじゃない。バカじゃない?」
満面の笑みを浮かべ楽しそうに話すマチルダに「あきれた」という顔のアグネスが冷たく言い放った。
「だーかーらー、将来彼氏ができた時に備えてよ!結構簡単そうだったんで、今度、アグネスの過去も調べてあげようか?私に隠してることも全暴露よ!そして前世まで遡ったら、きっと、ワオキツネザルとかミーアキャットみたいな小動物だと思うけど。」
「何それ!笑えないわね!それなら、マチルダはさしずめキングコングかイエティみたいなでかいやつね!そもそも催眠術なんか「単純なバカ」しかかからないって、この間、テレビで言ってたわよ。」
「じゃあ、アグネスはかかるってことじゃない!まあ、おすすめの番組アドレスは、またメッセージで送るから、暇なときに見てね!」
「はいはいはいはい、どうしようもなく暇なときにね!ところで、今日は、放課後、マリブプレスクールで園児相手の護身術教室でしょ。忘れないでよ!授業終わったら、すぐに行くんだからね!」
「うん、大丈夫!子供たちに会うのめちゃくちゃ楽しみにしてるから!」
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