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第2話「豚の角煮かつ丼&そばつゆカレーがけとラフテーまん~その1~」
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第2話「豚の角煮かつ丼&そばつゆカレーがけとラフテーまん~その1~」
夏子と陽菜が向日葵寿司のカウンターで昼のランチを食べている。「最近、若いいい男との出会いがないな…。」、「このままずるずると年をとっていき、売り時を逃してしまうんとちゃうか…。」と後ろ向きな話をしていると、ニコニコ商店街会長の菅野直が門真総合病院の看護師の奥村みゆきを連れてやってきた。
「三朗、ランチふたつ!あと、わしはビールな!」
と大将の三朗に声をかけると、しけった顔の夏子と陽菜に気がついた。
「なんや、お前ら辛気臭い顔しやがって!なんや、また失恋でもしたんか?カラカラカラ。」
とおちょくって、ふたりの横の席に着いた。
稀世がビールとお茶を出すと、みゆきの顔を覗き込んだ。
「みゆきさん、どないかしはったんですか?えらい元気ない顔してはりますけど?みゆきさんは「失恋」いうわけやないと思うんですけど…?」
との稀世の質問に、直は思わず、ビールを噴き出した。
「稀世ちゃん、みゆきはんを、そこのあほ二人と一緒にしたらあかんやろ。みゆきはんは、もっとまじめなことで悩んでるんや。」
みゆきが言うには、ニコニコ商店街の高齢者配食サービスで来ている、渡嘉敷さんという80歳のおじいさんを訪問看護で担当しているのだが、最近、入れ歯の上あご分を紛失してしまい、一気に食が細くなってしまい、体重が落ちてしまい担当看護師として心配しているとの事だった。
「渡嘉敷さん、その名の通り、沖縄の八重山出身のおじいちゃんで、1972年の本土復帰で30歳の時に大阪に来て50年。島に帰ることなく大阪に居着いた人やねんけど、もう足が悪いから大正や尼崎の沖縄料理の店にも行かれへんのです。
八重山のご飯が食べたいって言わはるんですけど、看護師が連れて行くわけにもいけへんし、介護ヘルパーも業務外サービスやしね…。そんで、元気ない中、入れ歯無くしてから、「ところてん」とか「お豆腐」みたいなもんしか食べられてなくて…。ちょっと心配なのよ…。」
と打ち明けた。
「ふーん、八重山っていうたら、石垣とか西表の方やろ?「あぐー豚」とか「ぐるくん」が有名やんなぁ?この間、陽菜ちゃんと尼崎に行った時、アンテナショップとかあったで。行って買ってきたったらええんとちゃうの?」
「せやな、なっちゃんが言うように、「ぐるくん」はさすがになかったけど、「あぐー豚」は売ってたから、それで「そーきそば」でも作ったったら元気出んのとちゃうの?」
と夏子と陽菜が口をはさんできた。
みゆきが、ふたりに対して、残念そうに呟いた。
「うん、私も同じこと考えて、「あぐー豚」をネットで取り寄せて、ヘルパーさんに頼んだんよ。トンカツ食べたいっていうから作ってもろてんけど、豚がかみ切られへんで、結局食べられへんかったんよ。上の歯がないっていうのもあるし、長い事、入れ歯生活してるから口腔内が弱ってて、カツの衣が上あごにあたって痛くて、ようかまれへんってね…。そんなんやから、「さーたーあんたぎー」もあかんかってん…。それで、渡嘉敷さん、余計落ち込んでしもて…。」
「ぐるくんの「なめろう」やったら、歯が無くても食えんのとちゃうか?」という直の提案に、三朗が「大阪の市場で「ぐるくん」はまず入ってこないんですよ」と説明し、みんなで腕を組んで行き詰ってしまった。
「しゃあない、夏子、陽菜!お前ら明後日のこども食堂と高齢者配食でなんか考えとけや!忘年会で渡嘉敷さんの八重山民謡を聞かれへんようになんのも寂しいからな。お前らで責任もってなんとかせえ!」
と直から無茶ぶりされた。
「えー、予算はひとり150円やろ。そんだけで、トンカツなんか無理やん!おじいちゃんでもかみ切れるやわらかい豚肉はグラム500円は下らへんねんで!ましてや「ぐるくん」なんか取り寄せたらクール便代だけで予算使い切ってしまうやん!」
と陽菜が文句を言うと、
「お前ら、若いねんから泳いで石垣まで行くとか、頭使えや!今日のランチはおごったるから、明後日の配食は頼むぞ!」
と言い残し、直はみゆきと一緒に出て行った。
夏子がスマホでググって、三朗に聞いた。
「ぐるくん」に似た魚ってあんの?」
「うーん、「ぐるくん」っていうのは「タカサゴ」っていうねんけど、似たものとしては「ニセタカサゴ」っておるけど、それも熊本の魚やから大阪では見かけへんな…。なっちゃん、魚からは頭切り離した方がええと思うで。ガザミ蟹の代わりのワタリガニにしてもとても子ども食堂や市民サロンの配食で出せる値段やあれへんしな。」
の言葉でどん詰まりになった。
「なっちゃん、陽菜ちゃん、まずはニコニコ配食の冷蔵庫に何があるか見てから考えたら?この間、道の駅から「ラベルの貼り間違え事故」で「ただ」でようさんお肉は届いてたみたいやで。」
と稀世が助け舟を出した。
夏子と陽菜は、西沢米穀の倉庫へ向かった。(うーん、子供らも食べること考えると、7000円で45人前っていうと、魚は無理やわな。稀世姉さんが言ってた「もらった肉」が何かやな?)陽菜は考えながら、夏子と在庫の棚卸しをした。
西沢米穀の西沢広義から、自由に使っていい古米の袋と冷蔵庫を見ると、先週、アメリカンドッグケーキを作る際にもらってきた「パンの耳」もかなり残っている。肉は、豚の三枚肉の真空パックが30本ほどあった。1本500グラムとして15キロはある。ラベルは間違えて「豚ロースブロック」になっていた。(どない見たら、この脂身だらけの三枚肉を「ロース」って間違うねん。料理せえへん奴の仕業やな。ラベルの張替えやリパックは道の駅ではできへんから「廃棄」扱いなんやろな。せっかくの国産豚やのにもったいない話や…。)
「陽菜ちゃん、パン粉は作れるし、三枚肉やけどお肉はたくさんあるから「トンカツ」の線で進めよっか?」
と投げかける夏子に、陽菜は一瞬考え込んで
「なっちゃん、今、コーラって2リットルでいくらなんかな?」
「はっ?陽菜ちゃん、メニュー考えなあかん時に何のんびりしたこと考えてんのよ!おやつの時間には、まだ早いで!」
と口をとんがらせる夏子に陽菜は笑みを浮かべた。
陽菜のプランを夏子に説明していった。今回は、渡嘉敷のおじいちゃんがしっかりと食べられるものを出すことが前提なので、上の歯が無くても食べられるように考えると、舌で潰せるもので、子供たちも喜んで食べられるものを作らないといけない。仕込み時間は、今日も含めて3日残ってる。幸い、三枚肉と古米と先週の材料の残りはたくさんある。
続く
「簡単ラフテー」
夏子と陽菜が向日葵寿司のカウンターで昼のランチを食べている。「最近、若いいい男との出会いがないな…。」、「このままずるずると年をとっていき、売り時を逃してしまうんとちゃうか…。」と後ろ向きな話をしていると、ニコニコ商店街会長の菅野直が門真総合病院の看護師の奥村みゆきを連れてやってきた。
「三朗、ランチふたつ!あと、わしはビールな!」
と大将の三朗に声をかけると、しけった顔の夏子と陽菜に気がついた。
「なんや、お前ら辛気臭い顔しやがって!なんや、また失恋でもしたんか?カラカラカラ。」
とおちょくって、ふたりの横の席に着いた。
稀世がビールとお茶を出すと、みゆきの顔を覗き込んだ。
「みゆきさん、どないかしはったんですか?えらい元気ない顔してはりますけど?みゆきさんは「失恋」いうわけやないと思うんですけど…?」
との稀世の質問に、直は思わず、ビールを噴き出した。
「稀世ちゃん、みゆきはんを、そこのあほ二人と一緒にしたらあかんやろ。みゆきはんは、もっとまじめなことで悩んでるんや。」
みゆきが言うには、ニコニコ商店街の高齢者配食サービスで来ている、渡嘉敷さんという80歳のおじいさんを訪問看護で担当しているのだが、最近、入れ歯の上あご分を紛失してしまい、一気に食が細くなってしまい、体重が落ちてしまい担当看護師として心配しているとの事だった。
「渡嘉敷さん、その名の通り、沖縄の八重山出身のおじいちゃんで、1972年の本土復帰で30歳の時に大阪に来て50年。島に帰ることなく大阪に居着いた人やねんけど、もう足が悪いから大正や尼崎の沖縄料理の店にも行かれへんのです。
八重山のご飯が食べたいって言わはるんですけど、看護師が連れて行くわけにもいけへんし、介護ヘルパーも業務外サービスやしね…。そんで、元気ない中、入れ歯無くしてから、「ところてん」とか「お豆腐」みたいなもんしか食べられてなくて…。ちょっと心配なのよ…。」
と打ち明けた。
「ふーん、八重山っていうたら、石垣とか西表の方やろ?「あぐー豚」とか「ぐるくん」が有名やんなぁ?この間、陽菜ちゃんと尼崎に行った時、アンテナショップとかあったで。行って買ってきたったらええんとちゃうの?」
「せやな、なっちゃんが言うように、「ぐるくん」はさすがになかったけど、「あぐー豚」は売ってたから、それで「そーきそば」でも作ったったら元気出んのとちゃうの?」
と夏子と陽菜が口をはさんできた。
みゆきが、ふたりに対して、残念そうに呟いた。
「うん、私も同じこと考えて、「あぐー豚」をネットで取り寄せて、ヘルパーさんに頼んだんよ。トンカツ食べたいっていうから作ってもろてんけど、豚がかみ切られへんで、結局食べられへんかったんよ。上の歯がないっていうのもあるし、長い事、入れ歯生活してるから口腔内が弱ってて、カツの衣が上あごにあたって痛くて、ようかまれへんってね…。そんなんやから、「さーたーあんたぎー」もあかんかってん…。それで、渡嘉敷さん、余計落ち込んでしもて…。」
「ぐるくんの「なめろう」やったら、歯が無くても食えんのとちゃうか?」という直の提案に、三朗が「大阪の市場で「ぐるくん」はまず入ってこないんですよ」と説明し、みんなで腕を組んで行き詰ってしまった。
「しゃあない、夏子、陽菜!お前ら明後日のこども食堂と高齢者配食でなんか考えとけや!忘年会で渡嘉敷さんの八重山民謡を聞かれへんようになんのも寂しいからな。お前らで責任もってなんとかせえ!」
と直から無茶ぶりされた。
「えー、予算はひとり150円やろ。そんだけで、トンカツなんか無理やん!おじいちゃんでもかみ切れるやわらかい豚肉はグラム500円は下らへんねんで!ましてや「ぐるくん」なんか取り寄せたらクール便代だけで予算使い切ってしまうやん!」
と陽菜が文句を言うと、
「お前ら、若いねんから泳いで石垣まで行くとか、頭使えや!今日のランチはおごったるから、明後日の配食は頼むぞ!」
と言い残し、直はみゆきと一緒に出て行った。
夏子がスマホでググって、三朗に聞いた。
「ぐるくん」に似た魚ってあんの?」
「うーん、「ぐるくん」っていうのは「タカサゴ」っていうねんけど、似たものとしては「ニセタカサゴ」っておるけど、それも熊本の魚やから大阪では見かけへんな…。なっちゃん、魚からは頭切り離した方がええと思うで。ガザミ蟹の代わりのワタリガニにしてもとても子ども食堂や市民サロンの配食で出せる値段やあれへんしな。」
の言葉でどん詰まりになった。
「なっちゃん、陽菜ちゃん、まずはニコニコ配食の冷蔵庫に何があるか見てから考えたら?この間、道の駅から「ラベルの貼り間違え事故」で「ただ」でようさんお肉は届いてたみたいやで。」
と稀世が助け舟を出した。
夏子と陽菜は、西沢米穀の倉庫へ向かった。(うーん、子供らも食べること考えると、7000円で45人前っていうと、魚は無理やわな。稀世姉さんが言ってた「もらった肉」が何かやな?)陽菜は考えながら、夏子と在庫の棚卸しをした。
西沢米穀の西沢広義から、自由に使っていい古米の袋と冷蔵庫を見ると、先週、アメリカンドッグケーキを作る際にもらってきた「パンの耳」もかなり残っている。肉は、豚の三枚肉の真空パックが30本ほどあった。1本500グラムとして15キロはある。ラベルは間違えて「豚ロースブロック」になっていた。(どない見たら、この脂身だらけの三枚肉を「ロース」って間違うねん。料理せえへん奴の仕業やな。ラベルの張替えやリパックは道の駅ではできへんから「廃棄」扱いなんやろな。せっかくの国産豚やのにもったいない話や…。)
「陽菜ちゃん、パン粉は作れるし、三枚肉やけどお肉はたくさんあるから「トンカツ」の線で進めよっか?」
と投げかける夏子に、陽菜は一瞬考え込んで
「なっちゃん、今、コーラって2リットルでいくらなんかな?」
「はっ?陽菜ちゃん、メニュー考えなあかん時に何のんびりしたこと考えてんのよ!おやつの時間には、まだ早いで!」
と口をとんがらせる夏子に陽菜は笑みを浮かべた。
陽菜のプランを夏子に説明していった。今回は、渡嘉敷のおじいちゃんがしっかりと食べられるものを出すことが前提なので、上の歯が無くても食べられるように考えると、舌で潰せるもので、子供たちも喜んで食べられるものを作らないといけない。仕込み時間は、今日も含めて3日残ってる。幸い、三枚肉と古米と先週の材料の残りはたくさんある。
続く
「簡単ラフテー」
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