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第1話「アメリカンドッグケーキ~その1~」
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『悪魔飯!夏子と陽菜のこども食堂&福祉配食奮闘記!~ハイカロリー「めしテロ」日誌~』
第1話「アメリカンドッグケーキ~その1~」
午後1時、ランチタイムも終わった向日葵寿司のカウンター席にふたりの女の子が座っていた。
「稀世《きよ》姉さん、今度のなにわ女子プロレスとの交流戦、私ら出場させてもらわれへんのかなぁ?私と陽菜ちゃんのタッグでそろそろデビューさせてもらいたいねんけどなー。」
「そうそう、なっちゃんとのコンビネーションはばっちりやし、私らも研修生になってもう半年経つからぼちぼち出られるんとちゃいます?稀世姉さんからも、まりあさんに言うたってくださいよー!」
ニコニコ商店街でリサイクルショップを営み、大阪ニコニコプロレスの女子レスラー研修生の坂川夏子《さかがわなつこ》と仲田陽菜《なかたひな》が向日葵寿司「女将」にしてニコニコプロレス「エース」の先輩レスラーの長井稀世に話しかけている。
稀世は、他のテーブルの寿司下駄と湯飲みを片付づけながら、
「なっちゃんと陽菜ちゃんは、もうちょっと真面目に練習せなあかんでなぁ。受け身と基礎練習おろそかにしてるとケガするし、スタミナ切れで「へろへろ」な試合は、お客さんに対し失礼やからな。悪いけど今のレベルでは、まだ、まりあさんには「出したってくれ。」とはよう言えへんな。」
と断りを入れた。
「おーい、三朗、稀世ちゃん!まだランチやってっかー?」
とニコニコ商店街会長で合気道の達人、70歳にして元気溌剌《げんきはつらつ》の菅野直《かんのなお》が暖簾をくぐって顔を出した。ニコニコプロレス代表兼レスラーの「デンジャラスまりあ」こと岩井まりあも一緒に来た。
稀世の夫である向日葵寿司三代目の三朗がふたりにおしぼりを渡し声をかけた。
「大丈夫ですよ。直さんはあとビールですよね。まりあさんも飲まはりますか?」
まりあは頷くと、夏子と陽菜の隣の席に直と一緒に腰を掛けた。稀世が瓶ビールにふたつの冷えたグラスを先に差し出した。
夏子と陽菜がまりあに「試合に出して欲しい」旨を伝えるが、一笑に付されて終わった。へこむ夏子と陽菜を差し置き、直が、三朗と稀世に
「今日のこども食堂と高齢者配食と夕食サロンやねんけど、当番の喫茶店のマスターがきついぎっくり腰やらかして入院してしもたんや。代わりにできへんか?」
と問いかけた。
ニコニコ商店街では、月曜日から金曜日まで、商店街の飲食店が持ち回りでこども食堂と高齢者向けの夕食サービスを行っている。向日葵寿司も毎週1回、ほぼボランティアで参加していて、利用者から喜ばれている。
「うーん、直さん、今日は5時半から団体さん入ってるから無理かな?申し訳ないけど、他にあたってみてもらえますか?」
三朗が答えると、直は夏子と陽菜にむかって
「さよか…、しゃあないな。じゃあ、そこの「バカ」ふたり!お前らどうせ暇しとんねんから、お前らでなんか準備せぇ。夕方5時から7時、子供25人に高齢者20人や。
材料は、市民サロンの西沢米穀倉庫の冷蔵庫に入ってるもん、なに使こうてもええからな。ただ、こども食堂は、予算無いから、ひとり頭150円の原価や。拒否権は無し!商店街メンバーとしてしっかりと働けよ!その代わり、お前らのランチはおごったるから、食い終わってるんやったら、とっとと行けよ!」
と言いつけ、ビールを飲み始めた。(あぁ、直さんの無茶ぶりが出てしもた。とりあえず、何の材料があるんか、見ておかんとしゃあないな。)と夏子と陽菜は、「ごちそうさま」をすると、西沢米穀へ歩いていった。
基本的にニコニコ商店街のこども食堂は「無料」なので、寄付金とボランティアと近隣の食材店などからの寄贈や原価卸しで賄っている。
夏子と陽菜は、冷蔵庫と倉庫を覗き、月間メニュー表を見て考え込んだ。
「なっちゃん、何する?安く上げようと思うと、「粉もん」か、もらった「0円食材」で進めなあかんけど、「お好み」は「がんちゃん」が出してるから、かぶらせるわけに行けへんしなぁ。肉は、鶏の胸肉と豚の細切れがあるくらいやな。ただ、45人前作ろうと思ったら買い足さなあかんで。後は小麦粉…やなくて薄力粉か…。牛乳と卵はあるわ。砂糖はスティックシュガーしかあれへん。後は、ケチャップやマスタードくらいやな。」
「うーん、子供らが喜んで食べてくれて、栄養バランスのいいもん作らなあかんもんな。ホットプレート4台とオーブングリルと電子レンジとガスコンロ3台やからな。1品プラススープくらいやろな。陽菜ちゃん、パン屋行って、パンの耳とメロンパンの失敗作あったらもろてきて。あと、「スーパー宮崎」のおっちゃんのとこで、「おつとめ品」
で「タダ」か「原価」で譲ってもらえるもん聞いてきて!あと、ベーキングパウダーを小さい袋のでええから買ってきて!じゃあ、30分後に再集合な!」
30分後、陽菜が30Lの袋一杯のパンの耳とへしゃげたり、穴の開いたメロンパンを十数個と大盛りのほうれん草を持って帰ってきた。
キッチンスペースでミキサーを回している夏子に、陽菜が尋ねた。
「なっちゃん、何作るんか決まったん?ミキサーで回してるんは、お肉?ハンバーグでも作んの?それに、並んでる鉄パイプは何なん?それに何かいい匂いしてる?」
夏子は、笑顔で「アメリカンドッグケーキにするわ!」と答えた。
西沢米穀倉庫の屋上でまりあたちと栽培しているハーブをミキサーの中に放り込み、万能調味料「ほりにし」をふりかけ、更にミキサーを回した。完全にミンチが混ざると、広口の口金を着けた生クリーム絞り出し用のビニールのポーシュに詰め込むと40センチ長で口径12ミリのステンレスパイプに絞り込んでいった。四角い蒸し器の簀子《すのこ》の上にパイプを並べていく。
「なっちゃん、それ何作ってんの?」
「あー、これは、皮無しハーブソーセージや。お年寄りは、柔らかいほうがええやろうから皮無しにすんねん。ソーセージ買うと安くてもグラム120円は下らへんから自作や。ハーブは屋上で栽培してるのがなんぼでも生えよるからタダみたいなもんやし、鶏胸肉と豚切り落としの宮崎のおっちゃんとこの見切り品やから、グラム40円くらいやで。蒸し器で一気に全部加熱したら手間はかからへんし、茹でるよりらくやん。蒸し終わったら、冷ましてから押し出して完成や。」
続く
「アメリカンドックケーキ」
第1話「アメリカンドッグケーキ~その1~」
午後1時、ランチタイムも終わった向日葵寿司のカウンター席にふたりの女の子が座っていた。
「稀世《きよ》姉さん、今度のなにわ女子プロレスとの交流戦、私ら出場させてもらわれへんのかなぁ?私と陽菜ちゃんのタッグでそろそろデビューさせてもらいたいねんけどなー。」
「そうそう、なっちゃんとのコンビネーションはばっちりやし、私らも研修生になってもう半年経つからぼちぼち出られるんとちゃいます?稀世姉さんからも、まりあさんに言うたってくださいよー!」
ニコニコ商店街でリサイクルショップを営み、大阪ニコニコプロレスの女子レスラー研修生の坂川夏子《さかがわなつこ》と仲田陽菜《なかたひな》が向日葵寿司「女将」にしてニコニコプロレス「エース」の先輩レスラーの長井稀世に話しかけている。
稀世は、他のテーブルの寿司下駄と湯飲みを片付づけながら、
「なっちゃんと陽菜ちゃんは、もうちょっと真面目に練習せなあかんでなぁ。受け身と基礎練習おろそかにしてるとケガするし、スタミナ切れで「へろへろ」な試合は、お客さんに対し失礼やからな。悪いけど今のレベルでは、まだ、まりあさんには「出したってくれ。」とはよう言えへんな。」
と断りを入れた。
「おーい、三朗、稀世ちゃん!まだランチやってっかー?」
とニコニコ商店街会長で合気道の達人、70歳にして元気溌剌《げんきはつらつ》の菅野直《かんのなお》が暖簾をくぐって顔を出した。ニコニコプロレス代表兼レスラーの「デンジャラスまりあ」こと岩井まりあも一緒に来た。
稀世の夫である向日葵寿司三代目の三朗がふたりにおしぼりを渡し声をかけた。
「大丈夫ですよ。直さんはあとビールですよね。まりあさんも飲まはりますか?」
まりあは頷くと、夏子と陽菜の隣の席に直と一緒に腰を掛けた。稀世が瓶ビールにふたつの冷えたグラスを先に差し出した。
夏子と陽菜がまりあに「試合に出して欲しい」旨を伝えるが、一笑に付されて終わった。へこむ夏子と陽菜を差し置き、直が、三朗と稀世に
「今日のこども食堂と高齢者配食と夕食サロンやねんけど、当番の喫茶店のマスターがきついぎっくり腰やらかして入院してしもたんや。代わりにできへんか?」
と問いかけた。
ニコニコ商店街では、月曜日から金曜日まで、商店街の飲食店が持ち回りでこども食堂と高齢者向けの夕食サービスを行っている。向日葵寿司も毎週1回、ほぼボランティアで参加していて、利用者から喜ばれている。
「うーん、直さん、今日は5時半から団体さん入ってるから無理かな?申し訳ないけど、他にあたってみてもらえますか?」
三朗が答えると、直は夏子と陽菜にむかって
「さよか…、しゃあないな。じゃあ、そこの「バカ」ふたり!お前らどうせ暇しとんねんから、お前らでなんか準備せぇ。夕方5時から7時、子供25人に高齢者20人や。
材料は、市民サロンの西沢米穀倉庫の冷蔵庫に入ってるもん、なに使こうてもええからな。ただ、こども食堂は、予算無いから、ひとり頭150円の原価や。拒否権は無し!商店街メンバーとしてしっかりと働けよ!その代わり、お前らのランチはおごったるから、食い終わってるんやったら、とっとと行けよ!」
と言いつけ、ビールを飲み始めた。(あぁ、直さんの無茶ぶりが出てしもた。とりあえず、何の材料があるんか、見ておかんとしゃあないな。)と夏子と陽菜は、「ごちそうさま」をすると、西沢米穀へ歩いていった。
基本的にニコニコ商店街のこども食堂は「無料」なので、寄付金とボランティアと近隣の食材店などからの寄贈や原価卸しで賄っている。
夏子と陽菜は、冷蔵庫と倉庫を覗き、月間メニュー表を見て考え込んだ。
「なっちゃん、何する?安く上げようと思うと、「粉もん」か、もらった「0円食材」で進めなあかんけど、「お好み」は「がんちゃん」が出してるから、かぶらせるわけに行けへんしなぁ。肉は、鶏の胸肉と豚の細切れがあるくらいやな。ただ、45人前作ろうと思ったら買い足さなあかんで。後は小麦粉…やなくて薄力粉か…。牛乳と卵はあるわ。砂糖はスティックシュガーしかあれへん。後は、ケチャップやマスタードくらいやな。」
「うーん、子供らが喜んで食べてくれて、栄養バランスのいいもん作らなあかんもんな。ホットプレート4台とオーブングリルと電子レンジとガスコンロ3台やからな。1品プラススープくらいやろな。陽菜ちゃん、パン屋行って、パンの耳とメロンパンの失敗作あったらもろてきて。あと、「スーパー宮崎」のおっちゃんのとこで、「おつとめ品」
で「タダ」か「原価」で譲ってもらえるもん聞いてきて!あと、ベーキングパウダーを小さい袋のでええから買ってきて!じゃあ、30分後に再集合な!」
30分後、陽菜が30Lの袋一杯のパンの耳とへしゃげたり、穴の開いたメロンパンを十数個と大盛りのほうれん草を持って帰ってきた。
キッチンスペースでミキサーを回している夏子に、陽菜が尋ねた。
「なっちゃん、何作るんか決まったん?ミキサーで回してるんは、お肉?ハンバーグでも作んの?それに、並んでる鉄パイプは何なん?それに何かいい匂いしてる?」
夏子は、笑顔で「アメリカンドッグケーキにするわ!」と答えた。
西沢米穀倉庫の屋上でまりあたちと栽培しているハーブをミキサーの中に放り込み、万能調味料「ほりにし」をふりかけ、更にミキサーを回した。完全にミンチが混ざると、広口の口金を着けた生クリーム絞り出し用のビニールのポーシュに詰め込むと40センチ長で口径12ミリのステンレスパイプに絞り込んでいった。四角い蒸し器の簀子《すのこ》の上にパイプを並べていく。
「なっちゃん、それ何作ってんの?」
「あー、これは、皮無しハーブソーセージや。お年寄りは、柔らかいほうがええやろうから皮無しにすんねん。ソーセージ買うと安くてもグラム120円は下らへんから自作や。ハーブは屋上で栽培してるのがなんぼでも生えよるからタダみたいなもんやし、鶏胸肉と豚切り落としの宮崎のおっちゃんとこの見切り品やから、グラム40円くらいやで。蒸し器で一気に全部加熱したら手間はかからへんし、茹でるよりらくやん。蒸し終わったら、冷ましてから押し出して完成や。」
続く
「アメリカンドックケーキ」
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