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第4章 シャルマ帝国編
第74話 囚人奪還作戦
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翌朝……
目を覚ました俺はすぐに自分のステータスを確認した。
「だめか……」
ステータス異常はまだ治っていない。
くそっ……今日は大監獄に行かなきゃならないのに……明日には公開裁判で反戦派の貴族たち全員に何らかの有罪判決が言い渡されてしまう。
「おはようシリウス!」
そこへシエナとソニアがやって来た。
「あぁ、二人ともおはよう。昨日は色々迷惑かけちゃったね」
「いいのよ、そんなことより具合は?」
「あぁ……だいぶ良くなったよ」
ソニアの視線が痛かったが気にせず営業スマイルを作ってみせた。
「そっ……なら良かった。それで、潜入のことなんだけどさ」
シエナが朝食用のパンを差し出しながら話を切り出した。
「昼間は流石に外の警備がキツイと思うから、夜にしたらどうかな?」
「そうだなぁ……たしかに真っ昼間に堂々と忍び込んで囚人100人を連れて出てくる自信はないね……」
それから俺たちは今夜決行予定の囚人開放作戦について話し合った。
そしてまずは、このあとソニアが結界で身を隠して、100人の貴族たちを隠せそうな場所を探しに行くことになった。
夕方まで探して見つからなければ狭いけどここに貴族たちを匿うことにするしかない。
そして深夜。俺とシエナで監獄の塀を超えて中へ潜入する。ソニアは正門の近くで隠れて待機だ。俺とシエナはできるだけ見つからないように奥まで進み、戦闘は最小限に抑える。万が一グラハム、もしくはそのくらいヤバい敵がいたら……その時は逃げる。
うまく囚人たちを開放できたらソニアが結界で全員を隠して避難場所に連れて行く。
偵察もできてないし内部のことがわからないから非常に運要素の強い作戦になってしまった……
最悪の場合……つまり監獄で何もできず救出を諦めた場合には、明日コロッセオで行われる公開裁判に突入して場を掻き乱し、救えるだけ救ってバズールから来る迎えの船でトンズラするくらいしか出来ることがない。
「こんなんで上手くいくのかな……」
「大丈夫よ!グラハムだってきっと今頃寝込んでるに違いないわ!」
根拠もないのにシエナに押し切られ、結局これで行くことになったのだ。
何にせよ、もし戦闘にでもなれば今の俺じゃ足手まといにしかならないわけで、潜入を成功させるしかなかった。
………
……
…
夕方……
ソニアが隠れ家に戻ってきた。
海岸の近くにわりと広めの洞穴を見つけたらしい。
「でかしたわ、ソニア!」
「ええ、良かったわ。それからウィルのお父さんもまだ無事だったから先に洞穴に隠れてもらっているわ」
それを聞いたウィルは泣いて喜んだ。こんなときに自分の身内の心配なんてしてられないと我慢していたらしいが、内心では父親のことが気になってしょうがなかったのだ。
「あ゛っあ゛りがどうございまず………」
ウィルの顔からはあらゆる水分が溢れ出ていた。
その後は少し早めに夕食を取り、深夜まで各自が体を休めることに専念した。
……もちろん、夜になっても俺のステータス異常はそのままだったけど。
深夜……
「さて……そろそろ行きますか……」
シエナが装備の具合を確かめながらつぶやいた。
「そうだな」
俺が立ち上がったところでソニアが部屋にやってきた。
「二人とも、気をつけてね。これ、少しでも緊張がほぐれればと思って」
ソニアの手にはカップが2つ。ハーブのいい匂いが鼻をくすぐった。
「ありがと!」
まずシエナがカップを受け取って一口すすった。
「うーん!落ち着くわね!緊張がほぐれるわ」
ソニアは優しく微笑むと俺にもう一つのカップを手渡してくれた。
俺はシエナと同じようにそれを一口すすった。
「ほんとだ……落ち着くよ……あ、あれ……おかしい……………」
薄れていく意識の中で最後に見たのは、二人の悲しそうな顔だった……
◆
「ソニア……ごめんね、嫌な役頼んじゃって」
「ううん、平気。シリウスがもし本当に良くなってるなら、睡眠薬なんて効かないはずだから……少し期待はしてたけど」
二人はお互いの悲しそうな顔を見合わせた。
「うん……でも、きっとシリウスが起きる頃には全部片付けて帰ってくるから。もしシリウスが早く目覚めても、絶対に監獄に来させないでね?」
「わかった……シエナ……無理しちゃだめよ?」
シエナは空元気を振り絞って笑顔で頷くと、扉を開けて監獄に向かって駆けて行った。
「はぁ……」
ソニアはため息を一つつくと薬で眠っているシリウスをベッドに横にした。
シリウスに飲ませたのは魔獣でも昏睡するほどの強い睡眠薬。
きっと今のシリウスなら明日の朝まで目覚めないだろう。
「ごめんなさい、シリウス」
念には念を、ソニアは精霊魔法でシリウスが動けないように拘束した。
そして心優しいエルフはベッドの横の小机に突っ伏して泣いた。
◆
シエナは監獄の前までやってきた。
ここまでも道順は何度もカモフラージュをしておいたし、誰にも尾行はされた気配はなかった。
「よし、ここまでは完璧ね……」
そして監獄の高い壁の上に軽々と飛び移るとそこから内部の様子を観察した。
「あれが例の馬車ね……ほんとに100人乗せられそうだわ」
鋼鉄製の檻のついた馬車が10数台、正門のすぐ内側に並んでいた。
「ていうか……警備が全然いないじゃない……」
昨日の出来事がなくても少しは警備兵の姿があるだろうと予想していただけに拍子抜け感は大きかった。
狩人スキルをフル活用し、足音を立てずに壁の上を走って一周回ったが、やはり監獄の外には誰もいなかった。
「とりあえず、建物の中に入りますか」
こういうとき高さの利を失うのは良くない、とシリウスから聞いていたので地上に降りることはせず監獄の建物の屋上へと飛び移った。
キーーーン
屋上に着地した瞬間、金属を擦るような嫌な高音が一瞬聞こえた。
「おヤ……?脱獄ですカ??いヤ、侵入者ですかネェ?」
シエナの前に突如魔族が姿を表した。
「なっ!?いつの間に!?」
シエナは反射的に後ろに飛んで距離をとった。
「そんなに身構えないでくださいヨ。わたしとても退屈していたのですかラ……お客さん大歓迎ですヨ」
相手のステータスには上級魔族と書かれている。頭部がやたら大きく、一口でシエナなら飲み込まれてもおかしくない。
「そ、そう……悪いけど魔族と遊んでる暇はないんだけど?」
「嫌だなァ……あなたがわたしと遊ぶんジャなくテ、わたしがあなたで遊ぶんですよォォォ!」
魔族は素早い動きで襲いかかってきた。その魔爪をシエナは龍鱗モードの右手でガードした。
「早いし重いっ……でも、グラハムほどじゃないわね!」
「おオォ!龍種でしたカ!これはヤァス様へのいい手土産になりそうでス」
そして二度三度打ち合ったところで、魔族が大口を開けてシエナの腕に噛み付いた。
「邪魔な腕ですネェ……取ってしまいましょうネェ……」
魔族はギリギリと歯を立ててシエナの肘から先を切り取ろうとする。
「いったぁぁい!離しなさいよ、この!」
シエナは暴れるが、逆に腕が魔族の口の中にすっぽり入ってしまった。
「イヒヒ……じゃぁ頂きまぁァァァす」
魔族が腕を噛みちぎろうとしたところで、シエナの様子が変わった。
「ふんっ!嘘よ!アンタみたいなバカの倒し方は知ってんの!」
シエナが噛みつかれた方の腕で魔法を放った。なんてことはない、ただの状態異常回復だ。
しかし……龍光属性の魔族に対しての効果は抜群、というか最強だった。
「なっ!?ぎ、ギャオッ……」
魔族は一瞬で体の内側から燃え尽きて消えた。
「あーもう最悪……こんなカワイイ乙女の腕にかじり付くなんてどんだけ悪趣味なのよ……」
シエナは怪我したところを回復し、手ぬぐいで魔族のヨダレを拭うと、その手ぬぐいごと燃やして消してしまった。
「はぁ……それにしても魔族がいるとは思わなかったわ……ここは退くべきかしら?でも、今くらいの相手ならなんとかなるわよね……毎回ヨダレまみれにされるのは嫌だけど……」
しばらく考えた結果、今の戦闘が誰かに気づかれた様子もなさそうだったし、魔族相手でも対処できると踏んだシエナは監獄の中へと進むことに決めたのだった。
目を覚ました俺はすぐに自分のステータスを確認した。
「だめか……」
ステータス異常はまだ治っていない。
くそっ……今日は大監獄に行かなきゃならないのに……明日には公開裁判で反戦派の貴族たち全員に何らかの有罪判決が言い渡されてしまう。
「おはようシリウス!」
そこへシエナとソニアがやって来た。
「あぁ、二人ともおはよう。昨日は色々迷惑かけちゃったね」
「いいのよ、そんなことより具合は?」
「あぁ……だいぶ良くなったよ」
ソニアの視線が痛かったが気にせず営業スマイルを作ってみせた。
「そっ……なら良かった。それで、潜入のことなんだけどさ」
シエナが朝食用のパンを差し出しながら話を切り出した。
「昼間は流石に外の警備がキツイと思うから、夜にしたらどうかな?」
「そうだなぁ……たしかに真っ昼間に堂々と忍び込んで囚人100人を連れて出てくる自信はないね……」
それから俺たちは今夜決行予定の囚人開放作戦について話し合った。
そしてまずは、このあとソニアが結界で身を隠して、100人の貴族たちを隠せそうな場所を探しに行くことになった。
夕方まで探して見つからなければ狭いけどここに貴族たちを匿うことにするしかない。
そして深夜。俺とシエナで監獄の塀を超えて中へ潜入する。ソニアは正門の近くで隠れて待機だ。俺とシエナはできるだけ見つからないように奥まで進み、戦闘は最小限に抑える。万が一グラハム、もしくはそのくらいヤバい敵がいたら……その時は逃げる。
うまく囚人たちを開放できたらソニアが結界で全員を隠して避難場所に連れて行く。
偵察もできてないし内部のことがわからないから非常に運要素の強い作戦になってしまった……
最悪の場合……つまり監獄で何もできず救出を諦めた場合には、明日コロッセオで行われる公開裁判に突入して場を掻き乱し、救えるだけ救ってバズールから来る迎えの船でトンズラするくらいしか出来ることがない。
「こんなんで上手くいくのかな……」
「大丈夫よ!グラハムだってきっと今頃寝込んでるに違いないわ!」
根拠もないのにシエナに押し切られ、結局これで行くことになったのだ。
何にせよ、もし戦闘にでもなれば今の俺じゃ足手まといにしかならないわけで、潜入を成功させるしかなかった。
………
……
…
夕方……
ソニアが隠れ家に戻ってきた。
海岸の近くにわりと広めの洞穴を見つけたらしい。
「でかしたわ、ソニア!」
「ええ、良かったわ。それからウィルのお父さんもまだ無事だったから先に洞穴に隠れてもらっているわ」
それを聞いたウィルは泣いて喜んだ。こんなときに自分の身内の心配なんてしてられないと我慢していたらしいが、内心では父親のことが気になってしょうがなかったのだ。
「あ゛っあ゛りがどうございまず………」
ウィルの顔からはあらゆる水分が溢れ出ていた。
その後は少し早めに夕食を取り、深夜まで各自が体を休めることに専念した。
……もちろん、夜になっても俺のステータス異常はそのままだったけど。
深夜……
「さて……そろそろ行きますか……」
シエナが装備の具合を確かめながらつぶやいた。
「そうだな」
俺が立ち上がったところでソニアが部屋にやってきた。
「二人とも、気をつけてね。これ、少しでも緊張がほぐれればと思って」
ソニアの手にはカップが2つ。ハーブのいい匂いが鼻をくすぐった。
「ありがと!」
まずシエナがカップを受け取って一口すすった。
「うーん!落ち着くわね!緊張がほぐれるわ」
ソニアは優しく微笑むと俺にもう一つのカップを手渡してくれた。
俺はシエナと同じようにそれを一口すすった。
「ほんとだ……落ち着くよ……あ、あれ……おかしい……………」
薄れていく意識の中で最後に見たのは、二人の悲しそうな顔だった……
◆
「ソニア……ごめんね、嫌な役頼んじゃって」
「ううん、平気。シリウスがもし本当に良くなってるなら、睡眠薬なんて効かないはずだから……少し期待はしてたけど」
二人はお互いの悲しそうな顔を見合わせた。
「うん……でも、きっとシリウスが起きる頃には全部片付けて帰ってくるから。もしシリウスが早く目覚めても、絶対に監獄に来させないでね?」
「わかった……シエナ……無理しちゃだめよ?」
シエナは空元気を振り絞って笑顔で頷くと、扉を開けて監獄に向かって駆けて行った。
「はぁ……」
ソニアはため息を一つつくと薬で眠っているシリウスをベッドに横にした。
シリウスに飲ませたのは魔獣でも昏睡するほどの強い睡眠薬。
きっと今のシリウスなら明日の朝まで目覚めないだろう。
「ごめんなさい、シリウス」
念には念を、ソニアは精霊魔法でシリウスが動けないように拘束した。
そして心優しいエルフはベッドの横の小机に突っ伏して泣いた。
◆
シエナは監獄の前までやってきた。
ここまでも道順は何度もカモフラージュをしておいたし、誰にも尾行はされた気配はなかった。
「よし、ここまでは完璧ね……」
そして監獄の高い壁の上に軽々と飛び移るとそこから内部の様子を観察した。
「あれが例の馬車ね……ほんとに100人乗せられそうだわ」
鋼鉄製の檻のついた馬車が10数台、正門のすぐ内側に並んでいた。
「ていうか……警備が全然いないじゃない……」
昨日の出来事がなくても少しは警備兵の姿があるだろうと予想していただけに拍子抜け感は大きかった。
狩人スキルをフル活用し、足音を立てずに壁の上を走って一周回ったが、やはり監獄の外には誰もいなかった。
「とりあえず、建物の中に入りますか」
こういうとき高さの利を失うのは良くない、とシリウスから聞いていたので地上に降りることはせず監獄の建物の屋上へと飛び移った。
キーーーン
屋上に着地した瞬間、金属を擦るような嫌な高音が一瞬聞こえた。
「おヤ……?脱獄ですカ??いヤ、侵入者ですかネェ?」
シエナの前に突如魔族が姿を表した。
「なっ!?いつの間に!?」
シエナは反射的に後ろに飛んで距離をとった。
「そんなに身構えないでくださいヨ。わたしとても退屈していたのですかラ……お客さん大歓迎ですヨ」
相手のステータスには上級魔族と書かれている。頭部がやたら大きく、一口でシエナなら飲み込まれてもおかしくない。
「そ、そう……悪いけど魔族と遊んでる暇はないんだけど?」
「嫌だなァ……あなたがわたしと遊ぶんジャなくテ、わたしがあなたで遊ぶんですよォォォ!」
魔族は素早い動きで襲いかかってきた。その魔爪をシエナは龍鱗モードの右手でガードした。
「早いし重いっ……でも、グラハムほどじゃないわね!」
「おオォ!龍種でしたカ!これはヤァス様へのいい手土産になりそうでス」
そして二度三度打ち合ったところで、魔族が大口を開けてシエナの腕に噛み付いた。
「邪魔な腕ですネェ……取ってしまいましょうネェ……」
魔族はギリギリと歯を立ててシエナの肘から先を切り取ろうとする。
「いったぁぁい!離しなさいよ、この!」
シエナは暴れるが、逆に腕が魔族の口の中にすっぽり入ってしまった。
「イヒヒ……じゃぁ頂きまぁァァァす」
魔族が腕を噛みちぎろうとしたところで、シエナの様子が変わった。
「ふんっ!嘘よ!アンタみたいなバカの倒し方は知ってんの!」
シエナが噛みつかれた方の腕で魔法を放った。なんてことはない、ただの状態異常回復だ。
しかし……龍光属性の魔族に対しての効果は抜群、というか最強だった。
「なっ!?ぎ、ギャオッ……」
魔族は一瞬で体の内側から燃え尽きて消えた。
「あーもう最悪……こんなカワイイ乙女の腕にかじり付くなんてどんだけ悪趣味なのよ……」
シエナは怪我したところを回復し、手ぬぐいで魔族のヨダレを拭うと、その手ぬぐいごと燃やして消してしまった。
「はぁ……それにしても魔族がいるとは思わなかったわ……ここは退くべきかしら?でも、今くらいの相手ならなんとかなるわよね……毎回ヨダレまみれにされるのは嫌だけど……」
しばらく考えた結果、今の戦闘が誰かに気づかれた様子もなさそうだったし、魔族相手でも対処できると踏んだシエナは監獄の中へと進むことに決めたのだった。
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