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ブレダ王国との戦争
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子一時間ほどしてドイールがブレダ王国から帰ってきた。私はドイールを災害だといって馬鹿にしたことを詫びた。
「ごめんねぇ。やればできるこなんだよねぇ。本当に助かった。約束の肩揉みするからこっち来て」
私は竜の背中にまたがってその鱗を揉もうとしたが、所詮鱗。微動だにしない。次に棒を持ってきて殴ってみたが、痛くも痒くもないようで反応は薄い。
ううむ。それならば・・・とひっくり返ってもらってお腹の鱗が薄いところを拳固でなぐってみると、 「うほぉっ・・」と快楽の声を漏らした。
よしよし。見切ったぞ!!私はドイールのお腹をがんがん拳固で殴ってあげてマッサージをしてあげた。
ドイールが恍惚の表情をしているのを見て、レオールとシューリが羨ましそうに私をみる。
「わかったわかった。あんた達もあとで耳の後ろかきかき、顎の下なでなで、して上げるから待っててね」
その晩は夜遅くまでかかってレオールとシューリが満足するまで耳の後ろかきかき、顎の下なでなでしてあげた。その後はお決まりの、もふもふ、ふわふわでお休みなさい。
ぐふぅ。幸せ・・・・。
次の日にはもうブレダ王国との開戦が王国中に広まっていた。各領地からたくさんの戦士や騎士達が城下町に集まってきて、町は大賑わいだった。
私達、王城の侍女も続々と訪問する領主達の世話に追われて忙しい毎日になっていった。
私がラウラと他の侍女と貴賓室の片づけをしていると、突然私だけデューク王から呼び出しが来た。職務中に呼び出されると私の機嫌が悪くなることを知っていてわざとこういうことをするんだよね。あのドS王め!!
他の侍女達が私がデューク王のお手つきだといった噂は本当だったんだ、って言う顔でこちらを見る。
あー居たたまれない。折角できた侍女友が離れていってしまうかもしれない。
しょんぼりしながら侍女服のまま向かおうとしたら、おそらくかなりできる有能な侍従が服を差し出しこれに着替えろと言う。その服は緑色のAラインドレスだった。着てみたら、なんかキャバクラで働いていた頃を思い出した。
その後、侍女が現れ私の髪型やら化粧やらを始めた。一体何事なんだと思いつつも、だんだん女らしくなる自分に結構嬉しくなってきた。
うわっ。そういえば売れっ子のキャストがこんな感じだった。それにしてもこの服、高そうだなあ・・・。このアクセサリーもしかして本物の宝石!?!?!?
焦って私を呼び出した、おそらくかなりできる有能な侍従を見つけると血相を変えて聞いてみた。
「これ!!こんな高価なもの着せてもらっても代金払えませんよ。うちにはそうでなくても3匹のペットがいて、こんな洋服に払う余分なお金は一切ありません!!普通の服でお願いします!」
そういい募る私を一瞥すると、おそらくかなりできる有能な侍従の方はいった。
「これはデューク国王陛下の指示ですので、お金は請求いたしません」
なんですと?!!これはデューク王が私にくれた物だって言うの?!!
いやまて男性から服を送られた時は、その服を脱がせたいという意思の表れだと誰かから聞いた気がする。恋愛フラグが立ってから、顔を合わさないように極力避け続けていたというのに、このままじゃ私のセカンドバージンが危ない!!
そうこうする内にかなりできる有能な侍従は、呆然としている私をお目当ての部屋の前に連れて来て、その扉を開けた。
中では将軍たちが集まってブレダ王国との戦争作戦会議をしていた。裸のデューク王が待ち構えているのではないかと思って身構えていた私は、その光景を見て拍子抜けした。
「おお、きたかユイカ。3匹のペットも連れてきたんだろうな」
裸ではないデューク王が笑顔で迎えてくれた。
「ごめんねぇ。やればできるこなんだよねぇ。本当に助かった。約束の肩揉みするからこっち来て」
私は竜の背中にまたがってその鱗を揉もうとしたが、所詮鱗。微動だにしない。次に棒を持ってきて殴ってみたが、痛くも痒くもないようで反応は薄い。
ううむ。それならば・・・とひっくり返ってもらってお腹の鱗が薄いところを拳固でなぐってみると、 「うほぉっ・・」と快楽の声を漏らした。
よしよし。見切ったぞ!!私はドイールのお腹をがんがん拳固で殴ってあげてマッサージをしてあげた。
ドイールが恍惚の表情をしているのを見て、レオールとシューリが羨ましそうに私をみる。
「わかったわかった。あんた達もあとで耳の後ろかきかき、顎の下なでなで、して上げるから待っててね」
その晩は夜遅くまでかかってレオールとシューリが満足するまで耳の後ろかきかき、顎の下なでなでしてあげた。その後はお決まりの、もふもふ、ふわふわでお休みなさい。
ぐふぅ。幸せ・・・・。
次の日にはもうブレダ王国との開戦が王国中に広まっていた。各領地からたくさんの戦士や騎士達が城下町に集まってきて、町は大賑わいだった。
私達、王城の侍女も続々と訪問する領主達の世話に追われて忙しい毎日になっていった。
私がラウラと他の侍女と貴賓室の片づけをしていると、突然私だけデューク王から呼び出しが来た。職務中に呼び出されると私の機嫌が悪くなることを知っていてわざとこういうことをするんだよね。あのドS王め!!
他の侍女達が私がデューク王のお手つきだといった噂は本当だったんだ、って言う顔でこちらを見る。
あー居たたまれない。折角できた侍女友が離れていってしまうかもしれない。
しょんぼりしながら侍女服のまま向かおうとしたら、おそらくかなりできる有能な侍従が服を差し出しこれに着替えろと言う。その服は緑色のAラインドレスだった。着てみたら、なんかキャバクラで働いていた頃を思い出した。
その後、侍女が現れ私の髪型やら化粧やらを始めた。一体何事なんだと思いつつも、だんだん女らしくなる自分に結構嬉しくなってきた。
うわっ。そういえば売れっ子のキャストがこんな感じだった。それにしてもこの服、高そうだなあ・・・。このアクセサリーもしかして本物の宝石!?!?!?
焦って私を呼び出した、おそらくかなりできる有能な侍従を見つけると血相を変えて聞いてみた。
「これ!!こんな高価なもの着せてもらっても代金払えませんよ。うちにはそうでなくても3匹のペットがいて、こんな洋服に払う余分なお金は一切ありません!!普通の服でお願いします!」
そういい募る私を一瞥すると、おそらくかなりできる有能な侍従の方はいった。
「これはデューク国王陛下の指示ですので、お金は請求いたしません」
なんですと?!!これはデューク王が私にくれた物だって言うの?!!
いやまて男性から服を送られた時は、その服を脱がせたいという意思の表れだと誰かから聞いた気がする。恋愛フラグが立ってから、顔を合わさないように極力避け続けていたというのに、このままじゃ私のセカンドバージンが危ない!!
そうこうする内にかなりできる有能な侍従は、呆然としている私をお目当ての部屋の前に連れて来て、その扉を開けた。
中では将軍たちが集まってブレダ王国との戦争作戦会議をしていた。裸のデューク王が待ち構えているのではないかと思って身構えていた私は、その光景を見て拍子抜けした。
「おお、きたかユイカ。3匹のペットも連れてきたんだろうな」
裸ではないデューク王が笑顔で迎えてくれた。
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