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24、どうしてご主人様が
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涙ながらに頼むが、ご主人様は興奮の入り混じった熱い声で答えた。
「目を閉じたらよく見えないじゃないか。エマ、お前のここは薄いピンク色のチューリップみたいだ。小さめのひだの中に大事な花弁が隠れている。あっ、見てるだけで少し赤くなってきたぞ。ぷっくり膨らんできた。恥ずかしくて気持ちが良くなるのか?」
「そ、そんなことぉ!」
顔を横に振って否定するが、旦那様に見られていると思えば思うほど、あそこがジンジンと熱くなってくる。
すると突然、熱湯をこぼされような熱を敏感な部分に感じた。ご主人様が私の股の間に頭をうずめて、まだジンジン痺れている蕾を舌先で舐り始めたのだ。
「ふっ! あぁっ! それは絶対にダメです! リチャード様ぁ、そんなに熱いの、あそこが溶けてしまいますぅ!」
何故かあそこはびちょぬれに濡れているようで、ご主人様の舌が動くたびにぴちゃぴちゃと淫靡な音を立てた。
(どうしてあそこが濡れてくるんでしょうかぁ!? わ、私、もしかして漏らしてしまいましたかぁ?! だ、駄目ですぅ、汚いです! ふぇぇぇぇ)
駄目だと思うのにふわふわと気持ちが良くて、指一本動かせない。
「入り口は随分柔らかくなってきたが、中はまだ硬そうだな。まだ誰にも侵されていない場所だ。痛くないようにゆっくりとするから心配するな」
とうに許容範囲を超えているというのに、ご主人様は膣に指を入れて中の膣壁を触って確かめているようだ。
もう頭の中はパニック状態。むにむにと内側から押される生まれて初めての感覚に、ぞわぞわと腰が震えてくる。私は足を延ばしながら必死で抵抗の声を出した。
「そ、そんなとこ触ったら、赤ちゃんができちゃいますぅ!」
ご主人様は銀色の前髪をかき上げながら、舌先でちろちろ舐めながら器用に話す。
「触っただけでエマが孕むならとっくにやってた。俺はずっとお前が育つのを待ってたんだからな。でももう限界だ」
「んんっ! い、意味が……分かりませんんっ!」
「ようやくお前が二十歳になったってことだ。いいからもうエマは黙ってろ。あんまり煽られると乱暴に犯してしまいそうになる。痛いのは嫌いだろう」
確かに痛いのは嫌いだ。なので私は何度も激しく頭を縦に振る。するとご主人様は銀色の髪をかき上げながら、流し目で私を見る。あまりの格好良さに心臓がドキリと跳ねた。
「なら黙ってろ」
そこで完全に私の思考は停止する。なぜならわけの分からない液体で濡れたあそこを、ご主人様が口ですすり上げたから。
ずうぅっという音がして、さっきの電気のようなものがまた襲ってくる。腰が数回跳ねてシーツを手で握りしめた。
「んんっ! あぁぁぁぁあんっ!」
なのにご主人様は舌の動きを緩めない。何度も何度も絶頂に導かれて、全身の感覚が薄くなってきた。いつの間にかご主人様が股から口を離したのにも気が付かなかったほど。
自分の心臓の音がうるさくて、ご主人様が何か言っているが聞こえない。まるで犬のように短い息を何度も繰り返しながら、私はご主人様をぼんやりと眺めていた。
「はぁっ……はぁっ、はぁっ……」
「――――――――――――」
「す、すみません。も……何も聞こえ……なく、て……はぁっ」
するとご主人様は顔を寄せて私の唇にキスをした。いままでのキスとは比べ物にならないほどの深くて優しい口づけ。下唇を挟んで甘噛みしたり、舌を重ねて絡めたり……。
「ん……ん……んん……」
熱いキスに溺れているうちに、急に痺れていたはずの下半身に激痛が走る。思わず悲鳴を上げようとするが、私の声はすべてご主人様の口内に吸い込まれた。
「んんんんっーーーーーー!」
恐怖と不安でいっぱいになるが、ご主人様がぎゅぅぅッと抱きしめてくれたので安心する。しばらくするとご主人様が唇を離して私の耳元でささやいた。
「お前の中に俺が入っているのが分かるか? エマ……十年前会ったときからお前の細胞一つまで俺のものだ。絶対に……絶対に誰にもやらない」
ご主人様の言葉は耳に届いているのに、意味が頭に入ってこない。激痛は次第に和らいできて、そうしてなぜだか次は何か物足りなくなる。
「んんっ、下の方のお腹いっぱいでつらいのに……なんだか切ない気持ちになりますぅ。リチャード様ぁ、助けてくださぁい……これって何なんですかぁ?」
私の懇願に答えるようにご主人様が答えた。
「分かってる。すぐに動いてやる、エマ。でもまいったな……ははっ……このままじゃ俺が持ちそうにない。くそっ!」
私ももう何だかわからない状況だけど、ご主人様もいっぱいいっぱいのようだ。声が切羽詰まっている。
「リチャード様、何かお困りでしたらぁ……んっ、エマにできることでしたらは……ぁ、おっしゃってください、く……ふんっ」
「くそっ!」
何故か急に顔を真っ赤にされたご主人様は、私の腰を両手で持った。そうしていきなりお腹の中の異物がずるりと抜かれたかと思うと、再び体内深くに突き刺される。押しだされるような感覚に私は声を上げた。
「んぁぁああああっ!」
頭の中がおかしくなっていた私は、その時ようやく気が付いたのだ。
(もしかしてこの下腹部の圧迫って。ご、ご主人様自身なのですかっ……!)
「あっ! あぁっ! ふわぁっ!」
気が付いたときは遅かった。ご主人様は何度も何度も抽挿を繰り返す。そのたびに汗ばんだ肌がぱちゅんぱちゅんと音を立てた。額から頬に流れる液体が、汗なのか涙なのか鼻水なのかすでに自分でも分らない。
体を何度も揺さぶられて全身がバターのように溶けてしまったのかと思う。体内をかき回されて混ぜられる感覚の後、最後に熱い何かがうねりとともに放出された気がした。
「目を閉じたらよく見えないじゃないか。エマ、お前のここは薄いピンク色のチューリップみたいだ。小さめのひだの中に大事な花弁が隠れている。あっ、見てるだけで少し赤くなってきたぞ。ぷっくり膨らんできた。恥ずかしくて気持ちが良くなるのか?」
「そ、そんなことぉ!」
顔を横に振って否定するが、旦那様に見られていると思えば思うほど、あそこがジンジンと熱くなってくる。
すると突然、熱湯をこぼされような熱を敏感な部分に感じた。ご主人様が私の股の間に頭をうずめて、まだジンジン痺れている蕾を舌先で舐り始めたのだ。
「ふっ! あぁっ! それは絶対にダメです! リチャード様ぁ、そんなに熱いの、あそこが溶けてしまいますぅ!」
何故かあそこはびちょぬれに濡れているようで、ご主人様の舌が動くたびにぴちゃぴちゃと淫靡な音を立てた。
(どうしてあそこが濡れてくるんでしょうかぁ!? わ、私、もしかして漏らしてしまいましたかぁ?! だ、駄目ですぅ、汚いです! ふぇぇぇぇ)
駄目だと思うのにふわふわと気持ちが良くて、指一本動かせない。
「入り口は随分柔らかくなってきたが、中はまだ硬そうだな。まだ誰にも侵されていない場所だ。痛くないようにゆっくりとするから心配するな」
とうに許容範囲を超えているというのに、ご主人様は膣に指を入れて中の膣壁を触って確かめているようだ。
もう頭の中はパニック状態。むにむにと内側から押される生まれて初めての感覚に、ぞわぞわと腰が震えてくる。私は足を延ばしながら必死で抵抗の声を出した。
「そ、そんなとこ触ったら、赤ちゃんができちゃいますぅ!」
ご主人様は銀色の前髪をかき上げながら、舌先でちろちろ舐めながら器用に話す。
「触っただけでエマが孕むならとっくにやってた。俺はずっとお前が育つのを待ってたんだからな。でももう限界だ」
「んんっ! い、意味が……分かりませんんっ!」
「ようやくお前が二十歳になったってことだ。いいからもうエマは黙ってろ。あんまり煽られると乱暴に犯してしまいそうになる。痛いのは嫌いだろう」
確かに痛いのは嫌いだ。なので私は何度も激しく頭を縦に振る。するとご主人様は銀色の髪をかき上げながら、流し目で私を見る。あまりの格好良さに心臓がドキリと跳ねた。
「なら黙ってろ」
そこで完全に私の思考は停止する。なぜならわけの分からない液体で濡れたあそこを、ご主人様が口ですすり上げたから。
ずうぅっという音がして、さっきの電気のようなものがまた襲ってくる。腰が数回跳ねてシーツを手で握りしめた。
「んんっ! あぁぁぁぁあんっ!」
なのにご主人様は舌の動きを緩めない。何度も何度も絶頂に導かれて、全身の感覚が薄くなってきた。いつの間にかご主人様が股から口を離したのにも気が付かなかったほど。
自分の心臓の音がうるさくて、ご主人様が何か言っているが聞こえない。まるで犬のように短い息を何度も繰り返しながら、私はご主人様をぼんやりと眺めていた。
「はぁっ……はぁっ、はぁっ……」
「――――――――――――」
「す、すみません。も……何も聞こえ……なく、て……はぁっ」
するとご主人様は顔を寄せて私の唇にキスをした。いままでのキスとは比べ物にならないほどの深くて優しい口づけ。下唇を挟んで甘噛みしたり、舌を重ねて絡めたり……。
「ん……ん……んん……」
熱いキスに溺れているうちに、急に痺れていたはずの下半身に激痛が走る。思わず悲鳴を上げようとするが、私の声はすべてご主人様の口内に吸い込まれた。
「んんんんっーーーーーー!」
恐怖と不安でいっぱいになるが、ご主人様がぎゅぅぅッと抱きしめてくれたので安心する。しばらくするとご主人様が唇を離して私の耳元でささやいた。
「お前の中に俺が入っているのが分かるか? エマ……十年前会ったときからお前の細胞一つまで俺のものだ。絶対に……絶対に誰にもやらない」
ご主人様の言葉は耳に届いているのに、意味が頭に入ってこない。激痛は次第に和らいできて、そうしてなぜだか次は何か物足りなくなる。
「んんっ、下の方のお腹いっぱいでつらいのに……なんだか切ない気持ちになりますぅ。リチャード様ぁ、助けてくださぁい……これって何なんですかぁ?」
私の懇願に答えるようにご主人様が答えた。
「分かってる。すぐに動いてやる、エマ。でもまいったな……ははっ……このままじゃ俺が持ちそうにない。くそっ!」
私ももう何だかわからない状況だけど、ご主人様もいっぱいいっぱいのようだ。声が切羽詰まっている。
「リチャード様、何かお困りでしたらぁ……んっ、エマにできることでしたらは……ぁ、おっしゃってください、く……ふんっ」
「くそっ!」
何故か急に顔を真っ赤にされたご主人様は、私の腰を両手で持った。そうしていきなりお腹の中の異物がずるりと抜かれたかと思うと、再び体内深くに突き刺される。押しだされるような感覚に私は声を上げた。
「んぁぁああああっ!」
頭の中がおかしくなっていた私は、その時ようやく気が付いたのだ。
(もしかしてこの下腹部の圧迫って。ご、ご主人様自身なのですかっ……!)
「あっ! あぁっ! ふわぁっ!」
気が付いたときは遅かった。ご主人様は何度も何度も抽挿を繰り返す。そのたびに汗ばんだ肌がぱちゅんぱちゅんと音を立てた。額から頬に流れる液体が、汗なのか涙なのか鼻水なのかすでに自分でも分らない。
体を何度も揺さぶられて全身がバターのように溶けてしまったのかと思う。体内をかき回されて混ぜられる感覚の後、最後に熱い何かがうねりとともに放出された気がした。
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