女子に全く興味のなかった俺が、女の子を助けたら運命の針が動き出した。

 幼い頃に両親を亡くし、祖父に育てられた龍宮誠一。しかし、そんな祖父も高校二年になると同時に他界してしまう。誠一は祖父の最後の言葉である『運命の女性を探しなさい』という遺言を遂行すべく、幼馴染の海原武人と共に運命の女性探しを始める。
 だが、誠一が考えた作戦は、「曲がり角でぶつかった相手が運命の女性だ!」という偏った知識により失敗に終わる。そんな時、女性の悲鳴を聞きつけ、助け出した女性に運命を感じた誠一。
 助けた女性が同じ学校だと分かり告白し、見事に付き合う事が出来て喜んでいたが、学校での接触禁止という条件を付けられてしまった。それでも良いと付き合いを続けていると彼女に違和感が……。
 実は彼女が双子で助けた女性の妹だと判明する。その時、誠一が出した答えは――。

 ──この時、運命の針が動きだす──
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