19 / 22
第19話 二人目のヒロイン
しおりを挟む
リーンの火傷の痕を消してトラウマを解消し、宿のオーナーからリーンを買い取り、リーンは自分の好きな様に生きられる様になったのだが、どうしてこうなってしまったのだろう。
『私、マサキ様に惚れてしまいました。なので御一緒します!』
このセリフを聞いた鞘華とサーシャが絶賛猛反対中である。
「あなた確か宿のメイドよね? どういうつもりかしら?」
「マサキ様にはもう立派な妻がいます。貴女の出る幕はありません」
「さっきからあなたとか失礼だと思うわ。リーンって名前があるのだけれど?」
「そんな事はどうでもいいのよ! 正樹に惚れたから着いてくるってなんなの?」
「それは私の自由じゃないかしら?」
「ぐっ! でも! 正樹は了承してないわよ!」
「マサキ様は私が一緒ではご不満ですか?」
一斉に俺の方を見る。
リーンは瞳を潤わせている。
鞘華とサーシャは何かを訴える様な視線を送ってきている。
「なぁリーン、俺は自由に好きな様に生きろって言ったんだけど」
「さっきも言ったじゃないですか、マサキ様に惚れてしまったのです」
「だからって一緒に来る事はないだろ? アルカナで待っててくれないか?」
「嫌です。離れたくありません」
自由に生きる中で俺と一緒に過ごす事を選んだ。
他にも色々選択肢があるのに俺を選んだ。
何故? 俺に惚れたからだと言う。
鞘華とサーシャは猛反対しているし、どうやってリーンを納得させよう。
そう考えていると再び鞘華達が騒がしくなる。
「ほら! 正樹も来ないでくれって言ってるじゃない!」
「来ないでくれとは言われてませんが?」
「同じようなもんでしょ!」
「全然違うわ」
「どうしてそこまで正樹に拘るのよ!」
「それは……」
リーンは顔を赤くして俯いてしまう。
いや、その反応おかしいよね? 俺何もしてないよね?!
「昨夜『俺の前では強がらなくていい!』と言われ抱かれました」
その言葉を聞いて再び鞘華とサーシャが俺に熱い視線を向ける。
確かに言ったけど! 抱きしめたけど! 言い方が悪いよ!?
「その後、私に一生消えない傷を……」
変な所で言葉を区切るリーン。
これ絶対分かってやってるよ!
「ま・さ・き~? 浮気は許さないって言ったわよね~?」
「私は未だに抱かれていないのに、こんなポッと出の女に先を越されるなんて」
「お、落ち着いて俺の話を聞いてくれ! リーンとはそんな関係じゃないから!」
「サーシャ! 正樹を取り押さえて!」
「わかりました!」
こんな時だけ絶妙なコンビネーションを見せる二人。
あっさりとサーシャに背後から抑えられてしまう。
「スキルで正樹の記憶を読み取るわ。いいわよね?」
「だ、大丈夫だ! 俺は何も悪い事はしていない!」
前回はこれでなんとかなった! だから今回も。
と考えていると、鞘華の手が頭に置かれた。
え? 本当にやるの? 俺の事信用してくれないのか?
「私も信用したいわ。だからこそ白黒ハッキリさせましょ?」
顔は笑っているが目が笑っていない……。
「ん~まずは、昨夜リーンを抱いた事は本当かしら?」
「いや、それは誤解で――」
「正樹は黙ってて!」
ピシャリと黙らされた。
それから鞘華は質問を繰り返す。
俺は何も答えないが、鞘華は記憶を読み取っているので問題ない。
幾つか質問し、しばらくして鞘華が手を離す。
「はぁ~」
溜息を吐かれた。
「まさか正樹がこんなジゴロだったとは」
「いやいや、ジゴロとかじゃないから!」
「あのね! あんな事されたら誰だって惚れちゃうわよ!」
「えぇ? 俺何かした?」
「しかも天然でそれをやってるなんて。思い返せばサーシャの時も色々あったわ」
俺の記憶を覗いた鞘華はあろう事か俺を天然ジゴロと言い出した。
俺にそんな技術があれば高校生活はもっとバラ色だった筈だ。
そんな俺達のやり取りを見ていたサーシャが疑問を口にした。
「あの、何があったのですか?」
「ああ、それは……」
「私から説明するわ。スキルの事も含めて」
俺が説明しようとすると、鞘華が割って入り自分で説明すると言い出した。
サーシャには俺達が魔法の様な物が使えるとは話してあるが、鞘華のスキルについては話していなかった。
鞘華は人の考えている事や過去等が読み取れてしまう。
勿論常に読み取る訳ではなく、特定の条件の下で正確に読み取る。
しかし、考えている事や過去等を読み取られてしまうんじゃないかという恐怖から、鞘華に近づく者が居なくなる事もある。
サーシャは鞘華に対してどう感じるのだろう。
鞘華が全て話し終わった後、サーシャが
「まったく、マサキ様は優しすぎます。しかし、私には彼女の気持ちが分かります」
サーシャも元奴隷という事で共感する部分があったのだろう。
鞘華のスキルについて何も思わなかったもだろうか?
「なぁサーシャ、鞘華の能力はどう思う?」
つい質問してしまった。
「凄いと思います。これなら拷問等しなくても色々聞き出せますから」
「思考を読まれたりしないかなぁとか思わないのか?」
「思いません。サヤカ様は無暗にそんな事はしないと思いますから」
サーシャの言葉を聞いて驚いた半面、嬉しさもあった。
普段は色々言い合いをしているが、きちんと鞘華の事を理解していてくれたのだ。
「ビックリしたでしょ? サーシャも正樹に負けず劣らずお人好しなのよ」
そう言っている鞘華の表情は穏やかだ。
きっと自分を理解してくれていた事が嬉しいのだろう。
俺達が話していると
「あの! 私の事忘れてませんよね?」
リーンから声を掛けられた。
「悪い、色々事情を話しててな」
「あなたの過去や昨夜の事を聞いてたのよ」
鞘華の一言で、リーンの表情に一瞬暗い影が差すが直ぐに元に戻り
「だったら私がマサキ様に着いて行く事に異論はないわよね?」
「あなたを買った正樹が自由に生きろの答えがそれなら私がとやかく言える立場じゃないわ」
「なら決定ね。私もマサキ様に着いて行くわ」
「ただ、正樹の妻として、あなたの同行は嫌よ!」
リーンの過去を知って、自由に生きる事の邪魔は出来ないのだろう。
しかし、俺の恋人、妻としては俺に惚れている女性を近づけたくないという事だろう。
そんな二人を見ていたサーシャが、鞘華を挑発する様な事を言った。
「サヤカ様は器が小さいですね。忘れたのですか? 一夫多妻が認められているという事に。そして私もマサキ様に惚れている事に」
「どうしてリーンの肩を持つのよ!」
「私は元奴隷ですから、彼女の気持ちが痛いほどわかるんです」
「だとしても、正樹に惚れている女を一緒にさせたくないの!」
「私もマサキ様に惚れていますが、いいのですか?」
「うぅ! サーシャは特別なのよ!」
「何故私が特別なのですか?」
「それは……」
ゲームのヒロインだからとは言えず、黙ってしまう鞘華。
しかし、二人の会話を聞いて思い出した。
このゲームのヒロインは皆奴隷である事に。
そしてリーンは元々ヴァギールの奴隷だった。
という事はリーンがヒロインの可能性が高い!
「リーン、一つ聞いていいか?」
「はい」
「ヴァギールの奴隷の中に女性の奴隷は居たか?」
「女の奴隷は私しか居ませんでした。なのでタクミ様は私に目を付けたのだと思います」
やっぱりか!
巧はリーンがヒロインと分かっていたからリーンを買ったんだ。
俺の質問の意図が分かったのか、鞘華が恐る恐る聞いてくる。
「ね、ねぇ正樹。まさかとは思うけどリーンって……」
「ヒロインの一人だと思う」
俺の言葉を聞き、頭を抱えてうずくまってしまった。
鞘華には以前、今後ヒロインが増える事は話してあるが、相当ショックを受けている様だ。
まぁ俺もまさかリーンがヒロインだったとは思わなかったが。
「う~~~~~~~っ!」
鞘華が急に唸り出した。
心配になり鞘華に声を掛けようとしたら、勢いよく立ち上がって
「リーンのプログラムを解除しましょ!」
そう言い放った。
「リーンの今の言動がプログラムされているならそれを解除しちゃえば解決じゃない?」
「落ち着け鞘華! サーシャの時を思い出せ!」
サーシャのプログラムを解除した時、解除する前より積極的になったのだ。
リーンも同じになるとは限らないが、サーシャ同様に今よりも積極的になったらどうなってしまうのか分からない。
「それじゃあどうするのよ! このままあの子を連れて行くの?」
「クリアするには連れて行くしかないと思う」
「うぅ~~~っ」
再び鞘華が唸り出した。
俺が逆の立場でもそうなっていただろ。
或いはもっとヒドイかもしれない。
鞘華には申し訳ない気持ちで一杯だ。
だからこそ、俺がきちんとしないと。
『私、マサキ様に惚れてしまいました。なので御一緒します!』
このセリフを聞いた鞘華とサーシャが絶賛猛反対中である。
「あなた確か宿のメイドよね? どういうつもりかしら?」
「マサキ様にはもう立派な妻がいます。貴女の出る幕はありません」
「さっきからあなたとか失礼だと思うわ。リーンって名前があるのだけれど?」
「そんな事はどうでもいいのよ! 正樹に惚れたから着いてくるってなんなの?」
「それは私の自由じゃないかしら?」
「ぐっ! でも! 正樹は了承してないわよ!」
「マサキ様は私が一緒ではご不満ですか?」
一斉に俺の方を見る。
リーンは瞳を潤わせている。
鞘華とサーシャは何かを訴える様な視線を送ってきている。
「なぁリーン、俺は自由に好きな様に生きろって言ったんだけど」
「さっきも言ったじゃないですか、マサキ様に惚れてしまったのです」
「だからって一緒に来る事はないだろ? アルカナで待っててくれないか?」
「嫌です。離れたくありません」
自由に生きる中で俺と一緒に過ごす事を選んだ。
他にも色々選択肢があるのに俺を選んだ。
何故? 俺に惚れたからだと言う。
鞘華とサーシャは猛反対しているし、どうやってリーンを納得させよう。
そう考えていると再び鞘華達が騒がしくなる。
「ほら! 正樹も来ないでくれって言ってるじゃない!」
「来ないでくれとは言われてませんが?」
「同じようなもんでしょ!」
「全然違うわ」
「どうしてそこまで正樹に拘るのよ!」
「それは……」
リーンは顔を赤くして俯いてしまう。
いや、その反応おかしいよね? 俺何もしてないよね?!
「昨夜『俺の前では強がらなくていい!』と言われ抱かれました」
その言葉を聞いて再び鞘華とサーシャが俺に熱い視線を向ける。
確かに言ったけど! 抱きしめたけど! 言い方が悪いよ!?
「その後、私に一生消えない傷を……」
変な所で言葉を区切るリーン。
これ絶対分かってやってるよ!
「ま・さ・き~? 浮気は許さないって言ったわよね~?」
「私は未だに抱かれていないのに、こんなポッと出の女に先を越されるなんて」
「お、落ち着いて俺の話を聞いてくれ! リーンとはそんな関係じゃないから!」
「サーシャ! 正樹を取り押さえて!」
「わかりました!」
こんな時だけ絶妙なコンビネーションを見せる二人。
あっさりとサーシャに背後から抑えられてしまう。
「スキルで正樹の記憶を読み取るわ。いいわよね?」
「だ、大丈夫だ! 俺は何も悪い事はしていない!」
前回はこれでなんとかなった! だから今回も。
と考えていると、鞘華の手が頭に置かれた。
え? 本当にやるの? 俺の事信用してくれないのか?
「私も信用したいわ。だからこそ白黒ハッキリさせましょ?」
顔は笑っているが目が笑っていない……。
「ん~まずは、昨夜リーンを抱いた事は本当かしら?」
「いや、それは誤解で――」
「正樹は黙ってて!」
ピシャリと黙らされた。
それから鞘華は質問を繰り返す。
俺は何も答えないが、鞘華は記憶を読み取っているので問題ない。
幾つか質問し、しばらくして鞘華が手を離す。
「はぁ~」
溜息を吐かれた。
「まさか正樹がこんなジゴロだったとは」
「いやいや、ジゴロとかじゃないから!」
「あのね! あんな事されたら誰だって惚れちゃうわよ!」
「えぇ? 俺何かした?」
「しかも天然でそれをやってるなんて。思い返せばサーシャの時も色々あったわ」
俺の記憶を覗いた鞘華はあろう事か俺を天然ジゴロと言い出した。
俺にそんな技術があれば高校生活はもっとバラ色だった筈だ。
そんな俺達のやり取りを見ていたサーシャが疑問を口にした。
「あの、何があったのですか?」
「ああ、それは……」
「私から説明するわ。スキルの事も含めて」
俺が説明しようとすると、鞘華が割って入り自分で説明すると言い出した。
サーシャには俺達が魔法の様な物が使えるとは話してあるが、鞘華のスキルについては話していなかった。
鞘華は人の考えている事や過去等が読み取れてしまう。
勿論常に読み取る訳ではなく、特定の条件の下で正確に読み取る。
しかし、考えている事や過去等を読み取られてしまうんじゃないかという恐怖から、鞘華に近づく者が居なくなる事もある。
サーシャは鞘華に対してどう感じるのだろう。
鞘華が全て話し終わった後、サーシャが
「まったく、マサキ様は優しすぎます。しかし、私には彼女の気持ちが分かります」
サーシャも元奴隷という事で共感する部分があったのだろう。
鞘華のスキルについて何も思わなかったもだろうか?
「なぁサーシャ、鞘華の能力はどう思う?」
つい質問してしまった。
「凄いと思います。これなら拷問等しなくても色々聞き出せますから」
「思考を読まれたりしないかなぁとか思わないのか?」
「思いません。サヤカ様は無暗にそんな事はしないと思いますから」
サーシャの言葉を聞いて驚いた半面、嬉しさもあった。
普段は色々言い合いをしているが、きちんと鞘華の事を理解していてくれたのだ。
「ビックリしたでしょ? サーシャも正樹に負けず劣らずお人好しなのよ」
そう言っている鞘華の表情は穏やかだ。
きっと自分を理解してくれていた事が嬉しいのだろう。
俺達が話していると
「あの! 私の事忘れてませんよね?」
リーンから声を掛けられた。
「悪い、色々事情を話しててな」
「あなたの過去や昨夜の事を聞いてたのよ」
鞘華の一言で、リーンの表情に一瞬暗い影が差すが直ぐに元に戻り
「だったら私がマサキ様に着いて行く事に異論はないわよね?」
「あなたを買った正樹が自由に生きろの答えがそれなら私がとやかく言える立場じゃないわ」
「なら決定ね。私もマサキ様に着いて行くわ」
「ただ、正樹の妻として、あなたの同行は嫌よ!」
リーンの過去を知って、自由に生きる事の邪魔は出来ないのだろう。
しかし、俺の恋人、妻としては俺に惚れている女性を近づけたくないという事だろう。
そんな二人を見ていたサーシャが、鞘華を挑発する様な事を言った。
「サヤカ様は器が小さいですね。忘れたのですか? 一夫多妻が認められているという事に。そして私もマサキ様に惚れている事に」
「どうしてリーンの肩を持つのよ!」
「私は元奴隷ですから、彼女の気持ちが痛いほどわかるんです」
「だとしても、正樹に惚れている女を一緒にさせたくないの!」
「私もマサキ様に惚れていますが、いいのですか?」
「うぅ! サーシャは特別なのよ!」
「何故私が特別なのですか?」
「それは……」
ゲームのヒロインだからとは言えず、黙ってしまう鞘華。
しかし、二人の会話を聞いて思い出した。
このゲームのヒロインは皆奴隷である事に。
そしてリーンは元々ヴァギールの奴隷だった。
という事はリーンがヒロインの可能性が高い!
「リーン、一つ聞いていいか?」
「はい」
「ヴァギールの奴隷の中に女性の奴隷は居たか?」
「女の奴隷は私しか居ませんでした。なのでタクミ様は私に目を付けたのだと思います」
やっぱりか!
巧はリーンがヒロインと分かっていたからリーンを買ったんだ。
俺の質問の意図が分かったのか、鞘華が恐る恐る聞いてくる。
「ね、ねぇ正樹。まさかとは思うけどリーンって……」
「ヒロインの一人だと思う」
俺の言葉を聞き、頭を抱えてうずくまってしまった。
鞘華には以前、今後ヒロインが増える事は話してあるが、相当ショックを受けている様だ。
まぁ俺もまさかリーンがヒロインだったとは思わなかったが。
「う~~~~~~~っ!」
鞘華が急に唸り出した。
心配になり鞘華に声を掛けようとしたら、勢いよく立ち上がって
「リーンのプログラムを解除しましょ!」
そう言い放った。
「リーンの今の言動がプログラムされているならそれを解除しちゃえば解決じゃない?」
「落ち着け鞘華! サーシャの時を思い出せ!」
サーシャのプログラムを解除した時、解除する前より積極的になったのだ。
リーンも同じになるとは限らないが、サーシャ同様に今よりも積極的になったらどうなってしまうのか分からない。
「それじゃあどうするのよ! このままあの子を連れて行くの?」
「クリアするには連れて行くしかないと思う」
「うぅ~~~っ」
再び鞘華が唸り出した。
俺が逆の立場でもそうなっていただろ。
或いはもっとヒドイかもしれない。
鞘華には申し訳ない気持ちで一杯だ。
だからこそ、俺がきちんとしないと。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
転生先が森って神様そりゃないよ~チート使ってほのぼの生活目指します~
紫紺
ファンタジー
前世社畜のOLは死後いきなり現れた神様に異世界に飛ばされる。ここでへこたれないのが社畜OL!森の中でも何のそのチートと知識で乗り越えます!
「っていうか、体小さくね?」
あらあら~頑張れ~
ちょっ!仕事してください!!
やるぶんはしっかりやってるわよ~
そういうことじゃないっ!!
「騒がしいなもう。って、誰だよっ」
そのチート幼女はのんびりライフをおくることはできるのか
無理じゃない?
無理だと思う。
無理でしょw
あーもう!締まらないなあ
この幼女のは無自覚に無双する!!
周りを巻き込み、困難も何のその!!かなりのお人よしで自覚なし!!ドタバタファンタジーをお楽しみくださいな♪
未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件
藤岡 フジオ
ファンタジー
四十一世紀の地球。殆どの地球人が遺伝子操作で超人的な能力を有する。
日本地区で科学者として生きるヒジリ(19)は転送装置の事故でアンドロイドのウメボシと共にとある未開惑星に飛ばされてしまった。
そこはファンタジー世界そのままの星で、魔法が存在していた。
魔法の存在を感知できず見ることも出来ないヒジリではあったが、パワードスーツやアンドロイドの力のお陰で圧倒的な力を惑星の住人に見せつける!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる