105 / 182
第1章
第百四話 生存者
しおりを挟む
明け方、生存者リストの作成は一晩かけても終わらず、作業を中断して俺はルーミエに腕枕をしながらベッドで仮眠をとっていた。
ゾンヌフがある街の生存者を見直していた時に、城中に響き渡る声で叫んだ。
「ああーーーーーー!!!こ、こ、こ、こ……」
「うるさいな、もう少し寝かしてくれよ……」
「これは!!」
といってユウキの所へ駆け寄って、リストの名前を見せている。ユウキも眠っていたようで寝ぼけまなこでゾンヌフのリストを見ている。
何を朝っぱらから大きな声出して…と思ったが……ん!?もしかしてゾンヌフが知っている名前があって、かつあの驚き方は……。
ユウキは喜びながらも戸惑っている。
「……まさか……でも、お姉様たちが……お一人なら同じ名前はありそうだけど、二人そろっているなら、可能性があるかもしれないね。アキト、その街の様子を見られるかな」
「まだ夜明け前だから顔を確認することはできない。現地に行こう!」
「うん、連れて行って」
カラルを残して、俺とユウキ、ルーミエ、ゾンヌフでユウキの姉がいると思われる街、グリンへ向かう。生存者はその街では四十人ほどだった。
箱魔法で飛び立ち、ユウキの指さす方角へ急いだ。王都ワースルから北東に三百キロほど進んだところにある街でかなり大きな部類に入る。
街の中はがらんとしており、建物のほとんどが倒壊している。スキャニング機能で建物一つ一つを探っていき、建物の中に人がいないか確認しつつ進むと、路地裏の建物の中にユウキの姉と思われる二人と他に数人が潜んでいるようだ。
きしむ階段を二階へ上がる。扉の前で止まり、ユウキがドアをノックする。
コンコン……。
「はいりまーす」
部屋に入っていくと、鉄棒で襲ってくる。それをユウキは軽々と手で受け止める。
「驚かせてごめんなさい。今、人を探しているの……ソフィア姉様、マアヤ姉様。いらっしゃいますか?」
「………その声はユウキなの?」
「…うんっ、ユウキだよ」
二人の女性が手を口に当て前に出てきて、しばらくの間ユウキと抱き合っていた。
□
ワースルに異世界転移魔法で戻る。ゾンヌフとユウキの姉たちには強制的に目を閉じてもらい魔法陣を通り抜け、城の庭に着地した後に目を開けてもらう。
「ユウキ……一体どうなっているのかしら?これは夢なの?」
「ソフィア姉様、夢ではないのよ。話せば長くなるから、ゆっくりお伝えするね。そうだ!まずはお風呂の準備をしなくちゃね。アキト、よろしく」
そういうと浴場に案内された。
広い!銭湯くらいの広さはあるが、数年間放置された石造りの浴槽はカビだらけだが、洗えばきれいになりそうだ。
ユウキが見ている前で、極私的絶対王国(マイキングダム)を使い、高圧洗浄機から噴出する水のように壁に吹き付ける。排水のつまりをとりのぞき、すべて外に押し出していく。
「すごい魔法だよね。どうしてそんなことできるようになっちゃったの?」
「どうしてだろうな……俺にもよくわかってないんだ」
「なあにそれ~変なの~」と笑いあった。本当にユウキが嬉しそうでよかった。
浴槽の清掃が終わり熱めのお湯をためつつ、次は壁や床を磨いた。蒸気が浴室を包む。ユウキがアイテムボックスから小瓶を取り出し、液体を浴槽に入れたり、あたりに振りまくと、蒸気に混じり甘い香りが立ちこめる。
「これで作業完了だ。あとはみんなでゆっくりしてくれ」
俺は退散してソフィア、マアヤ、ルーミエ、ユウキの四人でお風呂に入っていった。
作業していた部屋に戻るとカラルは部屋にはいなかった。テーブルの上にカラルからの置手紙があり、しばらく実験でダンジョンに籠り、ご飯は自分で食べると書いてあった。
この城には街の生存者が立ち入ることのできないように、箱魔法で囲っておいたので、おそらく外には出ていないだろう。極私的絶対王国(マイキングダム)を地下に向けて展開するとカラルが魔法陣を見ながら、空間魔導士と何やら話をしている。邪魔はせずにそっとしておいた。
ゾンヌフと生存者リスト作成を再開する。ゾンヌフいわく、イメノア王国側の方が圧倒的に生存者が多いそうだ。襲撃があったのはカノユール王国側だったか……抵抗した結果、命を落としたのか、それとも魔人が転移魔法陣を通るための供物とされたか。
リストは完成しだが、ゾンヌフの知るカノユール王国側の人間は数人の貴族が生き残っているようだった。
「お疲れ、ゾンヌフ。そしたら朝飯にするか」
「ああ」
朝食の準備をしていると、「いやーお兄ちゃん、ありがとう~」といってユウキたちが戻ってきた。風呂から上がってきた四人の女性にしばし目を奪われていると、分析能力が働く。
◇ ◇ ◇
ソフィア
レベル5 B84cm W55cm H82cm 24歳 元イメノア王国 第一王女
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
マアヤ
レベル4 B85cm W56cm H84cm 23歳 元イメノア王国 第二王女
◇ ◇ ◇
長い捕らわれの身でやせてしまったのだろう、かなり細い。会った時は疲れ果て、ボロボロな感じだったが、髪もしっかり手入れされて、きちっと服をきると、貫禄というか気品というものが出てきた。
「ああ!、またアキトでれ~っとした顔しているよ、お姉様たちはダメだからね!」
ユウキが姉2人の前に立ちはだかった。
「いや、別にそういう訳じゃないんだけど……。初めましてソフィアさん、マアヤさん。アキトと申します。お聞きになられたかもしれませんが、ユウキさんと結婚しているのでお義姉さんとお呼びした方が良いのかな?」
「そんなにかしこまらないでください。こちらは助けていただいた身です。まずはなんてお礼を言っていいのやら……。ユウキから話を聞いていましたが、あまりに長くてのぼせてしまったくらいなの、それに大切にされていることはよくわかりましたよ、ねえソフィア姉様」
「ええ、ユウキやルゥちゃんも幸せそうでほんとうによかったわ。本当に夢のようで、まだ信じられません。……これまで希望もなく、死を常に意識して毎日を過ごしていましたが、まさかユウキが助けに来てくれるなんて思わなかったわ。本当にありがとうございます」
そういうと二人は頭を深々と下げた。
ゾンヌフがある街の生存者を見直していた時に、城中に響き渡る声で叫んだ。
「ああーーーーーー!!!こ、こ、こ、こ……」
「うるさいな、もう少し寝かしてくれよ……」
「これは!!」
といってユウキの所へ駆け寄って、リストの名前を見せている。ユウキも眠っていたようで寝ぼけまなこでゾンヌフのリストを見ている。
何を朝っぱらから大きな声出して…と思ったが……ん!?もしかしてゾンヌフが知っている名前があって、かつあの驚き方は……。
ユウキは喜びながらも戸惑っている。
「……まさか……でも、お姉様たちが……お一人なら同じ名前はありそうだけど、二人そろっているなら、可能性があるかもしれないね。アキト、その街の様子を見られるかな」
「まだ夜明け前だから顔を確認することはできない。現地に行こう!」
「うん、連れて行って」
カラルを残して、俺とユウキ、ルーミエ、ゾンヌフでユウキの姉がいると思われる街、グリンへ向かう。生存者はその街では四十人ほどだった。
箱魔法で飛び立ち、ユウキの指さす方角へ急いだ。王都ワースルから北東に三百キロほど進んだところにある街でかなり大きな部類に入る。
街の中はがらんとしており、建物のほとんどが倒壊している。スキャニング機能で建物一つ一つを探っていき、建物の中に人がいないか確認しつつ進むと、路地裏の建物の中にユウキの姉と思われる二人と他に数人が潜んでいるようだ。
きしむ階段を二階へ上がる。扉の前で止まり、ユウキがドアをノックする。
コンコン……。
「はいりまーす」
部屋に入っていくと、鉄棒で襲ってくる。それをユウキは軽々と手で受け止める。
「驚かせてごめんなさい。今、人を探しているの……ソフィア姉様、マアヤ姉様。いらっしゃいますか?」
「………その声はユウキなの?」
「…うんっ、ユウキだよ」
二人の女性が手を口に当て前に出てきて、しばらくの間ユウキと抱き合っていた。
□
ワースルに異世界転移魔法で戻る。ゾンヌフとユウキの姉たちには強制的に目を閉じてもらい魔法陣を通り抜け、城の庭に着地した後に目を開けてもらう。
「ユウキ……一体どうなっているのかしら?これは夢なの?」
「ソフィア姉様、夢ではないのよ。話せば長くなるから、ゆっくりお伝えするね。そうだ!まずはお風呂の準備をしなくちゃね。アキト、よろしく」
そういうと浴場に案内された。
広い!銭湯くらいの広さはあるが、数年間放置された石造りの浴槽はカビだらけだが、洗えばきれいになりそうだ。
ユウキが見ている前で、極私的絶対王国(マイキングダム)を使い、高圧洗浄機から噴出する水のように壁に吹き付ける。排水のつまりをとりのぞき、すべて外に押し出していく。
「すごい魔法だよね。どうしてそんなことできるようになっちゃったの?」
「どうしてだろうな……俺にもよくわかってないんだ」
「なあにそれ~変なの~」と笑いあった。本当にユウキが嬉しそうでよかった。
浴槽の清掃が終わり熱めのお湯をためつつ、次は壁や床を磨いた。蒸気が浴室を包む。ユウキがアイテムボックスから小瓶を取り出し、液体を浴槽に入れたり、あたりに振りまくと、蒸気に混じり甘い香りが立ちこめる。
「これで作業完了だ。あとはみんなでゆっくりしてくれ」
俺は退散してソフィア、マアヤ、ルーミエ、ユウキの四人でお風呂に入っていった。
作業していた部屋に戻るとカラルは部屋にはいなかった。テーブルの上にカラルからの置手紙があり、しばらく実験でダンジョンに籠り、ご飯は自分で食べると書いてあった。
この城には街の生存者が立ち入ることのできないように、箱魔法で囲っておいたので、おそらく外には出ていないだろう。極私的絶対王国(マイキングダム)を地下に向けて展開するとカラルが魔法陣を見ながら、空間魔導士と何やら話をしている。邪魔はせずにそっとしておいた。
ゾンヌフと生存者リスト作成を再開する。ゾンヌフいわく、イメノア王国側の方が圧倒的に生存者が多いそうだ。襲撃があったのはカノユール王国側だったか……抵抗した結果、命を落としたのか、それとも魔人が転移魔法陣を通るための供物とされたか。
リストは完成しだが、ゾンヌフの知るカノユール王国側の人間は数人の貴族が生き残っているようだった。
「お疲れ、ゾンヌフ。そしたら朝飯にするか」
「ああ」
朝食の準備をしていると、「いやーお兄ちゃん、ありがとう~」といってユウキたちが戻ってきた。風呂から上がってきた四人の女性にしばし目を奪われていると、分析能力が働く。
◇ ◇ ◇
ソフィア
レベル5 B84cm W55cm H82cm 24歳 元イメノア王国 第一王女
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
マアヤ
レベル4 B85cm W56cm H84cm 23歳 元イメノア王国 第二王女
◇ ◇ ◇
長い捕らわれの身でやせてしまったのだろう、かなり細い。会った時は疲れ果て、ボロボロな感じだったが、髪もしっかり手入れされて、きちっと服をきると、貫禄というか気品というものが出てきた。
「ああ!、またアキトでれ~っとした顔しているよ、お姉様たちはダメだからね!」
ユウキが姉2人の前に立ちはだかった。
「いや、別にそういう訳じゃないんだけど……。初めましてソフィアさん、マアヤさん。アキトと申します。お聞きになられたかもしれませんが、ユウキさんと結婚しているのでお義姉さんとお呼びした方が良いのかな?」
「そんなにかしこまらないでください。こちらは助けていただいた身です。まずはなんてお礼を言っていいのやら……。ユウキから話を聞いていましたが、あまりに長くてのぼせてしまったくらいなの、それに大切にされていることはよくわかりましたよ、ねえソフィア姉様」
「ええ、ユウキやルゥちゃんも幸せそうでほんとうによかったわ。本当に夢のようで、まだ信じられません。……これまで希望もなく、死を常に意識して毎日を過ごしていましたが、まさかユウキが助けに来てくれるなんて思わなかったわ。本当にありがとうございます」
そういうと二人は頭を深々と下げた。
34
お気に入りに追加
2,705
あなたにおすすめの小説
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる