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番外編②
第26話『蛇肉料理を』①
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「わ!? 爬虫類……のお肉ですか?」
イツキの厨房で亜空間収納から取り出した肉をお披露目したが、見慣れないもんでも何の肉かはだいたいわかったようだ。
「おう。バイパーの肉だ。肉厚だが鳥肉みたいな食感と味わいだから、アルベルトに飲ませるスープの出汁にもどうかと思ってな?」
ぶっちゃけ、蛇肉だが使い勝手はいい。野営だとスープだけでなく串焼きにするのも多いが、イツキだとどう調理してくれるかだな? 俺としてはすげぇ気になった。
養女が手がける異世界の料理はどれもが美味揃い。この肉も化けて美味いもんにしてくれるに違いない! そう確信するくらい俺はイツキを料理人としても信頼してっからな。
「そうですね。アルベルトには鍋仕立てのをスープにするのもいいですが……私たちにはからあげはどうでしょう?」
「お? からあげか」
イツキ得意の、異世界の揚げ物。
フライより仕込みは多少手間はかかるが、その分めちゃくちゃ美味いんだよな? にんにくと生姜の組み合わせがああも合うのはいまだに驚いてしまう。
料理が決まったら、早速それぞれの仕込みに取り掛かることにした。
「うーん。マムシと違いますし、これは漬け込みの方がいいかもですね」
「……マムシだと?」
猛毒の蛇を、異世界じゃ食うのか!?
俺が聞けば、イツキは『はい』と頷いた。
「そこまで需要していませんが、お酒に漬け込んで滋養剤にもしますが。蛇肉も国によっては食べますしね? 臓器は抜いてあるので、肉厚だと塩胡椒だけじゃ味気ないかと」
「……なんでもありだな」
「私としては、こちらの方がなんでもありですよ」
魔物が存在しない世界の割には、獣肉を有効活用する方法は向こうが上だがな。
イツキは特殊な食材を扱う店で働いていた経験もあったんで、今回のように調理を可能に出来る。
俺もまだまだこの娘に全部を教えてはもらっていない。生きている間にどれだけ教われるか、どれだけ後世に伝えれるか二人で試行錯誤していくのも楽しいもんだ。
「お鍋には野菜をたっぷり入れて、中華風にしちゃいましょう」
「そりゃ、前に言ってた東方大陸風か?」
「ええ。食べやすい味付けにもってこいです。この肉にある骨で白濁するまで出汁を取りましょう」
「おお。面白そうだな」
シチューじゃねぇ汁物らしいが、まだ食ったことねぇんだよな?
骨取りは俺が請け負い、肉と切り離して軽く下茹でしたのを血合を取って、さらに新しい水を入れた鍋の中に入れ、蓋をしてしばらく煮込んだ。
これだけで、あとは下手に手を加えないらしい。めちゃくちゃ簡単じゃねぇか?
イツキの厨房で亜空間収納から取り出した肉をお披露目したが、見慣れないもんでも何の肉かはだいたいわかったようだ。
「おう。バイパーの肉だ。肉厚だが鳥肉みたいな食感と味わいだから、アルベルトに飲ませるスープの出汁にもどうかと思ってな?」
ぶっちゃけ、蛇肉だが使い勝手はいい。野営だとスープだけでなく串焼きにするのも多いが、イツキだとどう調理してくれるかだな? 俺としてはすげぇ気になった。
養女が手がける異世界の料理はどれもが美味揃い。この肉も化けて美味いもんにしてくれるに違いない! そう確信するくらい俺はイツキを料理人としても信頼してっからな。
「そうですね。アルベルトには鍋仕立てのをスープにするのもいいですが……私たちにはからあげはどうでしょう?」
「お? からあげか」
イツキ得意の、異世界の揚げ物。
フライより仕込みは多少手間はかかるが、その分めちゃくちゃ美味いんだよな? にんにくと生姜の組み合わせがああも合うのはいまだに驚いてしまう。
料理が決まったら、早速それぞれの仕込みに取り掛かることにした。
「うーん。マムシと違いますし、これは漬け込みの方がいいかもですね」
「……マムシだと?」
猛毒の蛇を、異世界じゃ食うのか!?
俺が聞けば、イツキは『はい』と頷いた。
「そこまで需要していませんが、お酒に漬け込んで滋養剤にもしますが。蛇肉も国によっては食べますしね? 臓器は抜いてあるので、肉厚だと塩胡椒だけじゃ味気ないかと」
「……なんでもありだな」
「私としては、こちらの方がなんでもありですよ」
魔物が存在しない世界の割には、獣肉を有効活用する方法は向こうが上だがな。
イツキは特殊な食材を扱う店で働いていた経験もあったんで、今回のように調理を可能に出来る。
俺もまだまだこの娘に全部を教えてはもらっていない。生きている間にどれだけ教われるか、どれだけ後世に伝えれるか二人で試行錯誤していくのも楽しいもんだ。
「お鍋には野菜をたっぷり入れて、中華風にしちゃいましょう」
「そりゃ、前に言ってた東方大陸風か?」
「ええ。食べやすい味付けにもってこいです。この肉にある骨で白濁するまで出汁を取りましょう」
「おお。面白そうだな」
シチューじゃねぇ汁物らしいが、まだ食ったことねぇんだよな?
骨取りは俺が請け負い、肉と切り離して軽く下茹でしたのを血合を取って、さらに新しい水を入れた鍋の中に入れ、蓋をしてしばらく煮込んだ。
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