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番外編
第172話『食べたいポケットサンドイッチ』②
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食べる時にゃ、アルベルトはイツキの手元に戻ったんだが。ポケットサンドイッチの仕上がりに、俺は強烈なまでに魅力的な欲求を感じた。
たしかに、袋状にしたパンの中に具材が入っていることで出にくい仕組みになっている。鼻につく香りはタルタルソースと肉にまとわせた二種類のソース。その香りが、胃袋をダイレクトに刺激してくる感覚がたまらん!
普通のサンドイッチのように直に持つ食い方らしく、両手でしっかり持って上から被りついた!!
「んめぇ!!」
あれだけソースをまとっているのに、チキンナンバンの衣はサクサクしていて、肉はジューシーで衣は軽い。その上にこってりなのにさっぱりとも感じ取れるタルタルソースの暴力的な美味さ。
肉と一緒もだが、パンとも相性がめちゃくちゃいい!! タルタルソースはイツキが俺やネルに振る舞ってくれた最初の料理にも出たが……魚だけでなく肉にも合うんだよなあ。おまけに、パンとの相性も良い!!
こういう食べ方はまかないであれば有りだ。
「美味しい!!」
「さっすがイツキさん!!」
「これ、これ!! この袋にするの他でも出来るんですか!?」
「出来ますよー? 生姜焼きや焼き肉でも」
「「「「「わぁあああ!!」」」」」
その内容は、今食ってんのにさらに作りたくなる意欲が湧いてきた。全く、異世界にはどんなけ美味い食いもんがあるんだ? イツキが言うには星の数らしいが、その一部を知るイツキですら凄いと思うのに……異世界の連中は探究心が尽きねぇようだ。俺も言えたクチじゃねぇが。
「……ここは相変わらず騒がしいな?」
「リュカルド?」
最後のひとかけらを口に入れたら、悪友が久しぶりにここに来やがった。通達を寄越さないってことは気晴らしついでに来たのか?
「ん? イツキ?」
来るのを知らなかったようで、イツキがいることに驚いていた。
「おう。野暮用ついでに里帰りに来てんだ」
「野暮用?」
「新しいまかない番の、恋の手助けだ」
「……なるほど」
自分の娘のこともあり、国王の肩書きもなきゃこいつも事情についてとやかく言わねぇしな? とりあえず、最後に飲み込んだポケットサンドは喉を通る快感が最高だったぜ!
たしかに、袋状にしたパンの中に具材が入っていることで出にくい仕組みになっている。鼻につく香りはタルタルソースと肉にまとわせた二種類のソース。その香りが、胃袋をダイレクトに刺激してくる感覚がたまらん!
普通のサンドイッチのように直に持つ食い方らしく、両手でしっかり持って上から被りついた!!
「んめぇ!!」
あれだけソースをまとっているのに、チキンナンバンの衣はサクサクしていて、肉はジューシーで衣は軽い。その上にこってりなのにさっぱりとも感じ取れるタルタルソースの暴力的な美味さ。
肉と一緒もだが、パンとも相性がめちゃくちゃいい!! タルタルソースはイツキが俺やネルに振る舞ってくれた最初の料理にも出たが……魚だけでなく肉にも合うんだよなあ。おまけに、パンとの相性も良い!!
こういう食べ方はまかないであれば有りだ。
「美味しい!!」
「さっすがイツキさん!!」
「これ、これ!! この袋にするの他でも出来るんですか!?」
「出来ますよー? 生姜焼きや焼き肉でも」
「「「「「わぁあああ!!」」」」」
その内容は、今食ってんのにさらに作りたくなる意欲が湧いてきた。全く、異世界にはどんなけ美味い食いもんがあるんだ? イツキが言うには星の数らしいが、その一部を知るイツキですら凄いと思うのに……異世界の連中は探究心が尽きねぇようだ。俺も言えたクチじゃねぇが。
「……ここは相変わらず騒がしいな?」
「リュカルド?」
最後のひとかけらを口に入れたら、悪友が久しぶりにここに来やがった。通達を寄越さないってことは気晴らしついでに来たのか?
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来るのを知らなかったようで、イツキがいることに驚いていた。
「おう。野暮用ついでに里帰りに来てんだ」
「野暮用?」
「新しいまかない番の、恋の手助けだ」
「……なるほど」
自分の娘のこともあり、国王の肩書きもなきゃこいつも事情についてとやかく言わねぇしな? とりあえず、最後に飲み込んだポケットサンドは喉を通る快感が最高だったぜ!
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