王宮まかない料理番は偉大 見習いですが、とっておきのレシピで心もお腹も満たします

番外編

第131話『キラキラ木苺ゼリー』②

　食べていーい？

　食べていいのかな？

　わくわくしてたら、女の人はまだだって色んな果物を用意してくれたの。


『ゼリーに似たもので、プリンっていうものがあるのよ』

『ぷりん？』

『そっちも甘くて美味しいわ。そのままでもいいけど……もっと豪華。美味しくしない？』

『！　する！！』


　今見ててもおいしそうなのに、もっとおいしく？　すっごくたのしみ！！

　ぼくはきれいに水洗い。

　女の人は皮をむいたり、切ってくれたり。

　そうして、二人でゼリーをもっともっときれいでかわいくしたら！！


『完成ね』

『わーい！！』


　もっともっときれいなゼリーができあがったわ！！

　今度は食べていいのか、女の人に聞くと『いいわよ』と言ってくれたから。

　スプーンを持って、ぼくはふるんとゼリーを口に入れたの！！