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番外編
第129話 こっちでも
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おかあさま……。
もうすぐ……もうすぐだよ。
あたしは、あとちょっとで。
おかあさまの、おなかから、外に出られるんだ!
そのために、この中で。
ここから、おかあさまが大好きなおりょーりをつくっていくんだー。
紫のきれいな髪の女の人と……いっしょに。
今日は……ぜりーって食べ物をつくるんだって!
『ぜりー?』
『ふるふるしてて、甘くてとっても美味しいものよ?』
『おいしいの!』
ふるふるって、よくわかんないけど……甘くておいしいのはいいことだと思うの!!
おかあさまも、きっと喜んでくれると思うから!!
『あなたの母親が好きなのは、パイナップルだけど……赤くて可愛い木苺のゼリーにしない?』
『! かわいいの、好き!』
いちご、いちご!
真っ赤でツヤツヤ、かわいいいちご!!
けど、女の人が出してくれたいちごは……真っ赤だけど、つぶつぶしている小ちゃいのだったわ。
『これが木苺。野花の中で強く生きる苺よ?』
『強く?』
『動物だけじゃなくて、人間も好んでいるわ。一緒に出かけて摘んで、ジャムにしたりと楽しく料理したり』
『! おかあさまも好き?』
『きっとね?』
じゃあ、ぼくおかあさまといっしょにつくれるようにがんばるの!!
もうすぐ……もうすぐだよ。
あたしは、あとちょっとで。
おかあさまの、おなかから、外に出られるんだ!
そのために、この中で。
ここから、おかあさまが大好きなおりょーりをつくっていくんだー。
紫のきれいな髪の女の人と……いっしょに。
今日は……ぜりーって食べ物をつくるんだって!
『ぜりー?』
『ふるふるしてて、甘くてとっても美味しいものよ?』
『おいしいの!』
ふるふるって、よくわかんないけど……甘くておいしいのはいいことだと思うの!!
おかあさまも、きっと喜んでくれると思うから!!
『あなたの母親が好きなのは、パイナップルだけど……赤くて可愛い木苺のゼリーにしない?』
『! かわいいの、好き!』
いちご、いちご!
真っ赤でツヤツヤ、かわいいいちご!!
けど、女の人が出してくれたいちごは……真っ赤だけど、つぶつぶしている小ちゃいのだったわ。
『これが木苺。野花の中で強く生きる苺よ?』
『強く?』
『動物だけじゃなくて、人間も好んでいるわ。一緒に出かけて摘んで、ジャムにしたりと楽しく料理したり』
『! おかあさまも好き?』
『きっとね?』
じゃあ、ぼくおかあさまといっしょにつくれるようにがんばるの!!
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