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上級冒険者のまかない
第4話『失敗しないホットケーキ?』
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あーくんとのお茶会を終わらせてから……私はちょっと、生産ギルドに行くことにした。
ほんのちょっとの出来心。
あーくんには、ああ言ったけど……久しぶりに料理をしてみたくなったのだ!!
自分の拠点で、自分のために作るんだから……誰も、文句は言わない……はず!!
それに、噂では聞いただけだったが……いっちゃんのレシピがあるって聞いたから。同じように作れなくても、少しでも私の料理が上達出来ればと思って!!
レシピを購入して、市場で食材を買ってから……滅多に使わなかった、拠点の台所を少し掃除して調理台に材料を置いていく。
小麦粉
ふくらし粉
砂糖
卵(せっかくなので、コカトリスの)
牛乳(これは普通の)
油
バター
蜂蜜
作るのは、お菓子。
料理名は『ホットケーキ』って名前。
工程は、買ったレシピを見ても……そこまで難しくなかったから。
生産ギルドでも、ちょうどギルマスが居たから……私の腕前知ってるし、けど……私でも作れそうな、いっちゃんのレシピを教えてくれた。多分、大丈夫なはず!!
「まずは……粉をふるう??」
細かい注意書きを見ると、ふるいにかけることで、焼いた時の生地がふんわり、しっとりするためだとか。
砂糖も入れた粉をボウルに入れるようにふるう。ここは……大丈夫。問題は次だ。
「……卵を割る」
片手でカッコよく! とかは出来ないから……軽く台の角にぶつけ……ヒビが出来たら、両手で殻を開いてボウルに。
細かい殻を入れずに、なんとか出来た!
「ふぅ、卵は最近野営でも練習してたから」
目玉焼きとか大好きなので、よく割っていた成果がここに!! 自慢するほどじゃないけど、次の工程だ。
ここに牛乳を注いで、泡立て用の道具でゆっくり混ぜていく。勢いよく混ぜると、粉の部分がうまく混ざらないとの注意書きに従い!!
ちゃんと混ざってきたら、卵を入れたせいか薄黄色のどろどろしたものが出来上がった。
「えーっと、次は」
滅多に使わない、拠点に置いてあったフライパンを洗い、あえてそのままコンロで熱したら……濡らしておいた布巾に乗せて軽く冷ます。こうすることで、生地の表面が綺麗に焼けるらしい。
私に出来るだろうか??
ここまでは、見事に失敗なく出来たとは言え。
「……油を薄く塗って」
生地をレードルって道具で一杯分流し入れて……じゅっと鳴ったら……しばらく触らない。生地に泡が出てくるように穴があちこち開くまで。これもいっちゃんレシピの注意書き!!
「……おお!?」
注意書き通りになったらひっくり返すと……綺麗な茶色のなっていた。もう片面焼けるのを我慢して待てば……同じように!!
「……出来た」
ダークマターとかにもならず、綺麗にちゃんと出来た!?
お皿に乗せたら、バターと蜂蜜。
キラキラ輝いて、とても美味しそうに見えた。
「私が作ったの!!?」
そうとは思えないくらいの出来上がり!!
いつもなら、盛大に焦がすとか……あと、見たこともない色合いのシチューだったり……。最近ようやく出来たのが目玉焼きくらい。
そう思うと、これは成功なのでは!!?
とりあえず、温かいうちに食べることにしたんだけど……。
「……間違えた」
砂糖を用意していたはずが、塩味だった。
せっかくちゃんと作ることが出来たのに!!
けど……もう一度やり直すためにと。頑張って挑戦した後のホットケーキは物凄く美味しく出来たのだ!!
ほんのちょっとの出来心。
あーくんには、ああ言ったけど……久しぶりに料理をしてみたくなったのだ!!
自分の拠点で、自分のために作るんだから……誰も、文句は言わない……はず!!
それに、噂では聞いただけだったが……いっちゃんのレシピがあるって聞いたから。同じように作れなくても、少しでも私の料理が上達出来ればと思って!!
レシピを購入して、市場で食材を買ってから……滅多に使わなかった、拠点の台所を少し掃除して調理台に材料を置いていく。
小麦粉
ふくらし粉
砂糖
卵(せっかくなので、コカトリスの)
牛乳(これは普通の)
油
バター
蜂蜜
作るのは、お菓子。
料理名は『ホットケーキ』って名前。
工程は、買ったレシピを見ても……そこまで難しくなかったから。
生産ギルドでも、ちょうどギルマスが居たから……私の腕前知ってるし、けど……私でも作れそうな、いっちゃんのレシピを教えてくれた。多分、大丈夫なはず!!
「まずは……粉をふるう??」
細かい注意書きを見ると、ふるいにかけることで、焼いた時の生地がふんわり、しっとりするためだとか。
砂糖も入れた粉をボウルに入れるようにふるう。ここは……大丈夫。問題は次だ。
「……卵を割る」
片手でカッコよく! とかは出来ないから……軽く台の角にぶつけ……ヒビが出来たら、両手で殻を開いてボウルに。
細かい殻を入れずに、なんとか出来た!
「ふぅ、卵は最近野営でも練習してたから」
目玉焼きとか大好きなので、よく割っていた成果がここに!! 自慢するほどじゃないけど、次の工程だ。
ここに牛乳を注いで、泡立て用の道具でゆっくり混ぜていく。勢いよく混ぜると、粉の部分がうまく混ざらないとの注意書きに従い!!
ちゃんと混ざってきたら、卵を入れたせいか薄黄色のどろどろしたものが出来上がった。
「えーっと、次は」
滅多に使わない、拠点に置いてあったフライパンを洗い、あえてそのままコンロで熱したら……濡らしておいた布巾に乗せて軽く冷ます。こうすることで、生地の表面が綺麗に焼けるらしい。
私に出来るだろうか??
ここまでは、見事に失敗なく出来たとは言え。
「……油を薄く塗って」
生地をレードルって道具で一杯分流し入れて……じゅっと鳴ったら……しばらく触らない。生地に泡が出てくるように穴があちこち開くまで。これもいっちゃんレシピの注意書き!!
「……おお!?」
注意書き通りになったらひっくり返すと……綺麗な茶色のなっていた。もう片面焼けるのを我慢して待てば……同じように!!
「……出来た」
ダークマターとかにもならず、綺麗にちゃんと出来た!?
お皿に乗せたら、バターと蜂蜜。
キラキラ輝いて、とても美味しそうに見えた。
「私が作ったの!!?」
そうとは思えないくらいの出来上がり!!
いつもなら、盛大に焦がすとか……あと、見たこともない色合いのシチューだったり……。最近ようやく出来たのが目玉焼きくらい。
そう思うと、これは成功なのでは!!?
とりあえず、温かいうちに食べることにしたんだけど……。
「……間違えた」
砂糖を用意していたはずが、塩味だった。
せっかくちゃんと作ることが出来たのに!!
けど……もう一度やり直すためにと。頑張って挑戦した後のホットケーキは物凄く美味しく出来たのだ!!
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