258 / 782
上級冒険者のまかない
第2話 似合うネックレス
しおりを挟む
ピンク、緑、青に薄青とか黄色。
お値段は、私とかの市民くらいだとお高めだが……あーくんは、貴族だし、近衛騎士の副隊長だから……お給金とかはA級冒険者の私とかよりも多いだろう。
何個か買ってもいいだろうに、いっちゃんに一番似合うものを選ぼうとしているんだもの。お義母さんとしては、大変良いと思います!!
せっかくだから、私も選ぶの手伝ってあげようかなあ??
「いっちゃんだと、どれでも似合いそうだよね??」
「……そうなんです。彼女にはどれも似合いそうだなと」
「普段から、宝石とかつけてないんだっけ~?」
「……一応、指輪は婚約の時に。それを落とさないようにしてもいいような、チェーンとこう言う小さな宝飾をと」
「指輪?……そう言えば、つけてたね?」
なるほど、あれはあーくんが贈ったから身につけていたのか??
シンプルな銀色だったけど、しっくりするくらいいっちゃんには似合っていたもの。あーくんは? って聞けば、服の下にしまっていたようで襟元からチェーンを少し出してくれた。
「もっと早く贈れば……とも思っていましたが、きっかけがきっかけだったので」
「きっかけ?」
「王女殿下から……何もお返していないのかと、お叱りを受けました」
「王女様って、まだ子供だよね??」
「はい。ただ……隊長と婚約されてから、色々意欲的になられて」
「……あー、ここら辺でも騒いでいたね~??」
麗しのネルヴィスが、王女殿下とご婚約なされた。
その号外はイージアスの国内外に広まり……暗殺計画もあったりなかったり、と噂は流れたりしたけど……結局はどちらも亡くなることはなかった。お父さんであるマーくんとかがかなり頑張ったんだろうなあ??
「そこはともかく……落ち着いて、選びに来たものの。どうすれば……」
「ん~……じゃ、君の身体の色とか参考にすればー?」
「色??」
「どれもいっちゃんに似合うけど。たとえば、君の目の色に近いこれとかどーう?」
草花を模した、指先ほどの大きさしかないが……綺麗でかわいいペンダントトップ。土台もチェーンも銀色だから、あの指輪にも合うかもしれない。
「……いいですね。イツキは花をとても好んでいるので」
「じゃ、これ買っちゃおう!」
あーくんも乗り気になったので、サクッと購入してから……せっかくの機会なので、ふたりで茶店に入ってお茶をすることにしたんだよね~?
「話……ですか?」
「うん。いっちゃんとの馴れ初めとか~、お義母さんとしては色々知りたいんだー!!」
「……俺は最初勘違いしてたんですが」
「うん??」
「……料理長の意向で、最初彼女は男装をしていたんです」
「変装??」
「今も、似た格好はしていますが…………胸がかなり強調しているので、変な男に絡まれないためだったと」
「ふーん??」
たしかに、胸は防具で潰しているとは知ってたが……そう、大きいんだ?
私も平均くらいはあると思っているけど……いっちゃんのおっぱい、ちょっと触ってみたい!!
お値段は、私とかの市民くらいだとお高めだが……あーくんは、貴族だし、近衛騎士の副隊長だから……お給金とかはA級冒険者の私とかよりも多いだろう。
何個か買ってもいいだろうに、いっちゃんに一番似合うものを選ぼうとしているんだもの。お義母さんとしては、大変良いと思います!!
せっかくだから、私も選ぶの手伝ってあげようかなあ??
「いっちゃんだと、どれでも似合いそうだよね??」
「……そうなんです。彼女にはどれも似合いそうだなと」
「普段から、宝石とかつけてないんだっけ~?」
「……一応、指輪は婚約の時に。それを落とさないようにしてもいいような、チェーンとこう言う小さな宝飾をと」
「指輪?……そう言えば、つけてたね?」
なるほど、あれはあーくんが贈ったから身につけていたのか??
シンプルな銀色だったけど、しっくりするくらいいっちゃんには似合っていたもの。あーくんは? って聞けば、服の下にしまっていたようで襟元からチェーンを少し出してくれた。
「もっと早く贈れば……とも思っていましたが、きっかけがきっかけだったので」
「きっかけ?」
「王女殿下から……何もお返していないのかと、お叱りを受けました」
「王女様って、まだ子供だよね??」
「はい。ただ……隊長と婚約されてから、色々意欲的になられて」
「……あー、ここら辺でも騒いでいたね~??」
麗しのネルヴィスが、王女殿下とご婚約なされた。
その号外はイージアスの国内外に広まり……暗殺計画もあったりなかったり、と噂は流れたりしたけど……結局はどちらも亡くなることはなかった。お父さんであるマーくんとかがかなり頑張ったんだろうなあ??
「そこはともかく……落ち着いて、選びに来たものの。どうすれば……」
「ん~……じゃ、君の身体の色とか参考にすればー?」
「色??」
「どれもいっちゃんに似合うけど。たとえば、君の目の色に近いこれとかどーう?」
草花を模した、指先ほどの大きさしかないが……綺麗でかわいいペンダントトップ。土台もチェーンも銀色だから、あの指輪にも合うかもしれない。
「……いいですね。イツキは花をとても好んでいるので」
「じゃ、これ買っちゃおう!」
あーくんも乗り気になったので、サクッと購入してから……せっかくの機会なので、ふたりで茶店に入ってお茶をすることにしたんだよね~?
「話……ですか?」
「うん。いっちゃんとの馴れ初めとか~、お義母さんとしては色々知りたいんだー!!」
「……俺は最初勘違いしてたんですが」
「うん??」
「……料理長の意向で、最初彼女は男装をしていたんです」
「変装??」
「今も、似た格好はしていますが…………胸がかなり強調しているので、変な男に絡まれないためだったと」
「ふーん??」
たしかに、胸は防具で潰しているとは知ってたが……そう、大きいんだ?
私も平均くらいはあると思っているけど……いっちゃんのおっぱい、ちょっと触ってみたい!!
24
お気に入りに追加
5,501
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
アレキサンドライトの憂鬱。
雪月海桜
ファンタジー
桜木愛、二十五歳。王道のトラック事故により転生した先は、剣と魔法のこれまた王道の異世界だった。
アレキサンドライト帝国の公爵令嬢ミア・モルガナイトとして生まれたわたしは、五歳にして自身の属性が限りなく悪役令嬢に近いことを悟ってしまう。
どうせ生まれ変わったなら、悪役令嬢にありがちな処刑や追放バッドエンドは回避したい!
更正生活を送る中、ただひとつ、王道から異なるのが……『悪役令嬢』のライバルポジション『光の聖女』は、わたしの前世のお母さんだった……!?
これは双子の皇子や聖女と共に、皇帝陛下の憂鬱を晴らすべく、各地の異変を解決しに向かうことになったわたしたちの、いろんな形の家族や愛の物語。
★表紙イラスト……rin.rin様より。
【完結】ガラクタゴミしか召喚出来ないへっぽこ聖女、ゴミを糧にする大精霊達とのんびりスローライフを送る〜追放した王族なんて知らんぷりです!〜
櫛田こころ
ファンタジー
お前なんか、ガラクタ当然だ。
はじめの頃は……依頼者の望み通りのものを召喚出来た、召喚魔法を得意とする聖女・ミラジェーンは……ついに王族から追放を命じられた。
役立たずの聖女の代わりなど、いくらでもいると。
ミラジェーンの召喚魔法では、いつからか依頼の品どころか本当にガラクタもだが『ゴミ』しか召喚出来なくなってしまった。
なので、大人しく城から立ち去る時に……一匹の精霊と出会った。餌を与えようにも、相変わらずゴミしか召喚出来ずに泣いてしまうと……その精霊は、なんとゴミを『食べて』しまった。
美味しい美味しいと絶賛してくれた精霊は……ただの精霊ではなく、精霊王に次ぐ強力な大精霊だとわかり。ミラジェーンを精霊の里に来て欲しいと頼んできたのだ。
追放された聖女の召喚魔法は、実は精霊達には美味しい美味しいご飯だとわかり、のんびり楽しく過ごしていくスローライフストーリーを目指します!!
人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。