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第404話 何処なんだ!

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 何処だ……。

 何処だ?

 何処なんだ!? ルカリア!?

 俺と……関わったせいなのか?

 俺が、望もうと動いたせいだからか?

 だからとは言え……何故、何故。

 焔の者が、ルカリアの魂を奪ったんだ!?

 何がいけないんだ!?

 俺が……ただ。

 欲したんだ……お前が、いいと。

 ケントとは違うんだ。

 生涯仕えたい相手は、たしかにケントなのには今も変わりはないが。

『愛しい』と思い始めたのは……ルカリア、お前が初めてなんだ!!

 淑やかに見えそうで。

 芯の強い者だと。

 エリーと似ているようで、違う強さの持ち主。

 あのケバい女どもと同じではない。

 俺が大精霊だと知らない時と今は違うのに……俺をそれでも慕ってくれる、あの哀しい笑顔を。

 俺は、心打たれた。

 おそらく、だが……『恋』をしたんだと思う。

 ケントに打ち明けたことで、自覚する気持ちは膨らんでいった。

 だから、俺はケントの助言通りに動こうとしたんだ。なのに……この結果は非常に良くない!!

 俺が、ルカリアの魂を消滅させるためのきっかけを作りたくなどなかった!!

 俺は、お前を……共に、生きたいと!

 それを伝えたいんだ!!

 魂の気配と呪いをかけた精霊を追うに追って……向かった先は。

 闇と焔が入り混じった空間だった……。
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