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第141話『皆で作るちぎりパン』
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ただのちぎりパンじゃぁ、ございません!
エディご要望の、あま~いパンと言うことで!
りんごやナッツ類をたっぷり入れたものにするんだ~!!
りんごは煮てから使うので、ポーション調合に慣れているお師匠さんにお願いして。
僕はエディと生地作り。ミキサーは出せないから、手で生地をこねこねして。
カウルには、途中で入れる材料を加えてもらって。
ベンチタイムとかは、カウルのドウコンとかをエディに見せるわけにはいかないから現実的な方法で……一次発行と二次発酵をしていく。濡れた布巾を被せたりするだけでも全然違うんだ。
季節は秋だし、少しあったかいから温度調整は夏より安全だからね?
「はーい。じゃ、お師匠さんメインで作った具材を……麺棒で伸ばした生地の中に包んでいくよ!」
これが、僕は大丈夫だけど……エディやお師匠さんは大失敗続きが。途中で、トイレから戻ってきたフリをしたラティストも加わったおかげでなんとか出来たけど……やっぱり、毎日作業している人の方が手際がいいみたいだ。
「むずい!?」
「むむ……生地がぐちゃぐちゃになる」
「まあ、本当に無理なら僕とラティストが包んでいくので」
「……ケントらはすげーな?」
「そうかな?」
僕は将来、パン屋さんになりたいだけで一直線に進んできたから……強いとか器用な部分は、ほとんどない。
たしかに……あの猫ちゃんを助けたことで死んでしまったが。代わりに、イケメン神様のおかげで……異世界に転生出来て、しかもパン屋さんになれたんだ。
その事実はすごいけど、パンの技術はまだまだだと思う。
「んだよ。自信なさげだなあ?」
「んー? 僕に技術を教えてくれた……先生とかお師匠さんに比べたら全然だし」
「そうか? まあ、ポーションの腕前はヴィンクスの方が上だろうが……俺は好きだぜ? ケントのパン」
「! ありがとう……」
本当に……いい友達が出来た。
友達と言えば、エリーちゃん達もいるけど……なんと言うか、同性でここまで気の合う人って前世でも数えられる人数しかいなかった。
一緒に居ても、安心出来ちゃうんだよね?
もう一度御礼を言ってから……二次発酵の終わった生地を見るのにフライパンを見てみる。いい感じに膨らんでいたよ。
「……このまま焼くのか?」
「うん! 大丈夫だよ!」
焼き加減を教えて、しばらく待っていると……りんご煮のあんまい匂いが部屋を満たしていく。皆の顔がゆるまっちゃうくらい!!
「「「いい匂い~……」」」
「たまらんな」
「もうすぐ焼けるよー?」
とここで、忘れていたことがひとつ。
カウルのオーブンでなくても、僕の手が加わるとポーションパンになることを忘れてた!!?
エディご要望の、あま~いパンと言うことで!
りんごやナッツ類をたっぷり入れたものにするんだ~!!
りんごは煮てから使うので、ポーション調合に慣れているお師匠さんにお願いして。
僕はエディと生地作り。ミキサーは出せないから、手で生地をこねこねして。
カウルには、途中で入れる材料を加えてもらって。
ベンチタイムとかは、カウルのドウコンとかをエディに見せるわけにはいかないから現実的な方法で……一次発行と二次発酵をしていく。濡れた布巾を被せたりするだけでも全然違うんだ。
季節は秋だし、少しあったかいから温度調整は夏より安全だからね?
「はーい。じゃ、お師匠さんメインで作った具材を……麺棒で伸ばした生地の中に包んでいくよ!」
これが、僕は大丈夫だけど……エディやお師匠さんは大失敗続きが。途中で、トイレから戻ってきたフリをしたラティストも加わったおかげでなんとか出来たけど……やっぱり、毎日作業している人の方が手際がいいみたいだ。
「むずい!?」
「むむ……生地がぐちゃぐちゃになる」
「まあ、本当に無理なら僕とラティストが包んでいくので」
「……ケントらはすげーな?」
「そうかな?」
僕は将来、パン屋さんになりたいだけで一直線に進んできたから……強いとか器用な部分は、ほとんどない。
たしかに……あの猫ちゃんを助けたことで死んでしまったが。代わりに、イケメン神様のおかげで……異世界に転生出来て、しかもパン屋さんになれたんだ。
その事実はすごいけど、パンの技術はまだまだだと思う。
「んだよ。自信なさげだなあ?」
「んー? 僕に技術を教えてくれた……先生とかお師匠さんに比べたら全然だし」
「そうか? まあ、ポーションの腕前はヴィンクスの方が上だろうが……俺は好きだぜ? ケントのパン」
「! ありがとう……」
本当に……いい友達が出来た。
友達と言えば、エリーちゃん達もいるけど……なんと言うか、同性でここまで気の合う人って前世でも数えられる人数しかいなかった。
一緒に居ても、安心出来ちゃうんだよね?
もう一度御礼を言ってから……二次発酵の終わった生地を見るのにフライパンを見てみる。いい感じに膨らんでいたよ。
「……このまま焼くのか?」
「うん! 大丈夫だよ!」
焼き加減を教えて、しばらく待っていると……りんご煮のあんまい匂いが部屋を満たしていく。皆の顔がゆるまっちゃうくらい!!
「「「いい匂い~……」」」
「たまらんな」
「もうすぐ焼けるよー?」
とここで、忘れていたことがひとつ。
カウルのオーブンでなくても、僕の手が加わるとポーションパンになることを忘れてた!!?
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