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第76話 異世界産、HM粉
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手軽に、しかもパクッと食べられるものとくれば。
「うん! 蒸しパンだね!!」
「「……虫のパン??」」
「違うから!!」
お昼のピークも過ぎ、午後の準備をしようとしてた時に提案したんだけど……ラティストもカウルも知らないから、勘違いも仕方がない。
「では、どのようなパンなんだ?」
「んーと。お芋とかを蒸す方法は、教えたでしょ?」
「じゃがバターは不滅!」
それくらい……最近お芋の豊作期なんで。仕入れ先とかから安く譲ってもらったじゃがいもで、じゃがバターを作ったら……ラティストの好物のひとつになったんだよね?
「んじゃ、ケン兄さん? あの鍋で蒸すパンでやんすか?」
「そうそう。ロイズさんご所望のいちごと練乳のパンにいいかなって。デニッシュは……可愛いけど、欠点が」
「「欠点??」」
「デニッシュはぼろぼろこぼれるし……何より食べにくい!」
だから、たくさん食べるには……蒸しパンの方がいいと思ったんだよね?
あと、日本人なら時短簡単ではど定番だった……HMこと、ホットケーキミックス粉も手作りしなくちゃ!!
これが出来れば、パンだけでなくお菓子作りの概念も変わってくるからね?
お師匠さんとかお師匠さんとか。
自炊しないような人でも、簡単ホットケーキとか作れるかもしれないし!!
「……呼ばれたような気がして、来たんだが」
とか思ってたら、裏口からお師匠さんがやってきた。
浄化で美青年になったお師匠さんは、今日もかっこいいね!! ロイズさんとかに師匠になったからには身なりを整えろって言われたから……出会い当初のような、くたびれたローブじゃない。
僕のアイデアも加えて、科学者らしい白衣込みの装いになったんだよね?
「あ、ちょうどよかったです!」
「……何か、アイデアが浮かんだのか?」
「ホットケーキミックスを手作りして……いちごの練乳入り蒸しパンを作ろうと思ってたんです!!」
「ミックス粉か……製造すれば、手軽に料理がしやすいが」
「一緒に作りませんか!?」
「…………やろう」
お師匠さんも加わることになり、いざ、ホットケーキミックスの手作り開始!!
「ホットケーキミックスに必要なのは……人によるんですが、お師匠さんは知っていますか?」
「前世のおぼろげな記憶でも……薄力粉、砂糖と塩、あとバニラの香りはしたな?」
「せっかくなので、贅沢にバニラオイル使います?」
「私が亜空間収納に持っている」
「おお!」
「普通のポーションでも、ものによっては香り付けするからな?」
「じゃ、あとは……ベーキングパウダーを入れて」
異世界初(?)ホットケーキミックス粉の完成!!
試作も兼ねて、これで全員分のホットケーキを作ってみると……うまくいきました!!
お師匠さんは、ラティストと意気投合するくらい……ダバダバとメープルシロップとバターたっぷりで、幸せそうに食べていたけどね……。
ちなみに、これはお菓子だからかポーション効果は出なかったのだった。
「うん! 蒸しパンだね!!」
「「……虫のパン??」」
「違うから!!」
お昼のピークも過ぎ、午後の準備をしようとしてた時に提案したんだけど……ラティストもカウルも知らないから、勘違いも仕方がない。
「では、どのようなパンなんだ?」
「んーと。お芋とかを蒸す方法は、教えたでしょ?」
「じゃがバターは不滅!」
それくらい……最近お芋の豊作期なんで。仕入れ先とかから安く譲ってもらったじゃがいもで、じゃがバターを作ったら……ラティストの好物のひとつになったんだよね?
「んじゃ、ケン兄さん? あの鍋で蒸すパンでやんすか?」
「そうそう。ロイズさんご所望のいちごと練乳のパンにいいかなって。デニッシュは……可愛いけど、欠点が」
「「欠点??」」
「デニッシュはぼろぼろこぼれるし……何より食べにくい!」
だから、たくさん食べるには……蒸しパンの方がいいと思ったんだよね?
あと、日本人なら時短簡単ではど定番だった……HMこと、ホットケーキミックス粉も手作りしなくちゃ!!
これが出来れば、パンだけでなくお菓子作りの概念も変わってくるからね?
お師匠さんとかお師匠さんとか。
自炊しないような人でも、簡単ホットケーキとか作れるかもしれないし!!
「……呼ばれたような気がして、来たんだが」
とか思ってたら、裏口からお師匠さんがやってきた。
浄化で美青年になったお師匠さんは、今日もかっこいいね!! ロイズさんとかに師匠になったからには身なりを整えろって言われたから……出会い当初のような、くたびれたローブじゃない。
僕のアイデアも加えて、科学者らしい白衣込みの装いになったんだよね?
「あ、ちょうどよかったです!」
「……何か、アイデアが浮かんだのか?」
「ホットケーキミックスを手作りして……いちごの練乳入り蒸しパンを作ろうと思ってたんです!!」
「ミックス粉か……製造すれば、手軽に料理がしやすいが」
「一緒に作りませんか!?」
「…………やろう」
お師匠さんも加わることになり、いざ、ホットケーキミックスの手作り開始!!
「ホットケーキミックスに必要なのは……人によるんですが、お師匠さんは知っていますか?」
「前世のおぼろげな記憶でも……薄力粉、砂糖と塩、あとバニラの香りはしたな?」
「せっかくなので、贅沢にバニラオイル使います?」
「私が亜空間収納に持っている」
「おお!」
「普通のポーションでも、ものによっては香り付けするからな?」
「じゃ、あとは……ベーキングパウダーを入れて」
異世界初(?)ホットケーキミックス粉の完成!!
試作も兼ねて、これで全員分のホットケーキを作ってみると……うまくいきました!!
お師匠さんは、ラティストと意気投合するくらい……ダバダバとメープルシロップとバターたっぷりで、幸せそうに食べていたけどね……。
ちなみに、これはお菓子だからかポーション効果は出なかったのだった。
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