53 / 99
第53話 フータのご機嫌
しおりを挟む
わーい。
わーい!
飛んでるー!!
お空飛んでるー!!
飛翔と全然違うのー!!
すっごく速いの!!
僕は、フータ。
風と氷の……中級精霊。
マスターである、ミザネ様の使役精霊!!
森で……ずっと、ずーっと待ってた。
誰かが……僕を連れてってくれるのを。
精霊だけど……ずっとずっと位の高い、マスターやトビト様。
僕は……二人について行きたいと思ったんだ。
踏まれた時はびっくりしたけど……でも、僕を見てくれて『名前』や『姿』を変えてくれた。
戦闘でも役に立てているようで……嬉しい!!
世界樹様から……探すように言われている『聖樹石』はすっごく綺麗なんだよね?
僕は見つけるのが上手らしいから……トビト様にはちょっと怒られちゃうけど。マスターには、とっても喜んでもらえた。
今回も……頑張りたい!!
今は、ケルピーって魔物の背中に乗って……お空を走っている。速くてすごーい!!
「ふ、フータ! だ、だ……じょぶ?」
『だ……じょぶ!』
僕はまだうまく話せられないけど……言いたいことはマスター達に伝わっているようだ。
トビト様も、マスターと同じように……ケルピーの背にしがみついている。楽しくないのかな?
(石……石。聖樹石……!)
ケルピーが案内してくれるらしいけど……僕も気配を探ってみる。
ほんのちょっとだけ……言葉を話した聖樹石の意識体。
あの方の気配を……探ればいいのかな?
頑張って……意識と言うのを研ぎ澄ませてみると。
頭の中に……声が聞こえたんだ!!
【見つけるのが早いですね、フータ】
意識体と同じ声。
ケルピーが向かっている方向とまったく同じところに……感じたんだ!!
あの方が……聖樹石がいる場所を!!
『マスター! 見つけた!!』
「え? な……にを?」
『石! せ……じゅ、せき!!』
「誠か!?」
【この先にあるものは……お探しのものか?】
『あ……ってる!!』
あとちょっと……で、手に入るんだ!!
やった! と声を上げると……下から何かが飛んできたんだ。ケルピーは慌てて避けたけど……見えたのは、ボロボロの弓矢だった!?
わーい!
飛んでるー!!
お空飛んでるー!!
飛翔と全然違うのー!!
すっごく速いの!!
僕は、フータ。
風と氷の……中級精霊。
マスターである、ミザネ様の使役精霊!!
森で……ずっと、ずーっと待ってた。
誰かが……僕を連れてってくれるのを。
精霊だけど……ずっとずっと位の高い、マスターやトビト様。
僕は……二人について行きたいと思ったんだ。
踏まれた時はびっくりしたけど……でも、僕を見てくれて『名前』や『姿』を変えてくれた。
戦闘でも役に立てているようで……嬉しい!!
世界樹様から……探すように言われている『聖樹石』はすっごく綺麗なんだよね?
僕は見つけるのが上手らしいから……トビト様にはちょっと怒られちゃうけど。マスターには、とっても喜んでもらえた。
今回も……頑張りたい!!
今は、ケルピーって魔物の背中に乗って……お空を走っている。速くてすごーい!!
「ふ、フータ! だ、だ……じょぶ?」
『だ……じょぶ!』
僕はまだうまく話せられないけど……言いたいことはマスター達に伝わっているようだ。
トビト様も、マスターと同じように……ケルピーの背にしがみついている。楽しくないのかな?
(石……石。聖樹石……!)
ケルピーが案内してくれるらしいけど……僕も気配を探ってみる。
ほんのちょっとだけ……言葉を話した聖樹石の意識体。
あの方の気配を……探ればいいのかな?
頑張って……意識と言うのを研ぎ澄ませてみると。
頭の中に……声が聞こえたんだ!!
【見つけるのが早いですね、フータ】
意識体と同じ声。
ケルピーが向かっている方向とまったく同じところに……感じたんだ!!
あの方が……聖樹石がいる場所を!!
『マスター! 見つけた!!』
「え? な……にを?」
『石! せ……じゅ、せき!!』
「誠か!?」
【この先にあるものは……お探しのものか?】
『あ……ってる!!』
あとちょっと……で、手に入るんだ!!
やった! と声を上げると……下から何かが飛んできたんだ。ケルピーは慌てて避けたけど……見えたのは、ボロボロの弓矢だった!?
0
お気に入りに追加
63
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる