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第一章
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「……はぁ…。」
僕の口からため息が零れる。
とうとう来てしまった。
他の学生にしたら自分の実力が試される格好の場。
だけど、僕にしたら場違いな場所に立たされている気がする。
僕がなりたいのは戦闘職ではなくもっと事務的な物とかアイテムとかでサポートする道に付きたいはずなのに何でこうなってしまったんだろう。
それに色んな人に僕の手の内を曝す事になる。
情報は武器だ。
隠す事。
晒す事。
自分を生かす事。
自分を殺す事も出来る。
だから、こういった大舞台は避けたかった。
「……。」
「なーんで、そんな暗い顔する訳?」
「……自分の性分を呪っているところな訳です。」
「……よく分からないわ。」
林くんは怪訝な顔をする。
まあ、そうだろうな。
自分の手の内を曝したくないのなら負ければいい。
でも、それが出来ないのが僕の性分だ。
やるなら全力で。
そうじゃなければ多分ここまで頑張ってこれなかっただろう。
少しでもくじければひょうちゃんに会えなくなりそうで怖くて。
だから、前を見て走り続けた。
そしたら、中途半端に手加減をする事が出来なくなってしまった。
だから、基本的にやるときは全力で。
不味かったらはじめからやらないと決めていた。
他人の横やりがなければ今回のこれだってやる気はなかった。
でも、ここまで来たらやるしかない。
分かっている。
分かっているけども…。
「それでも、割り切れないんだよね…。」
ああ、またため息が出てしまった。
「……今回は随分軽装ね。」
「そうかな。」
僕は真っ黒なスーツを着ていた。
ぴっちりとしているけど、そこまで体のラインの出ない感じの服だ。
伸縮性があり動きやすいし、可動域も広い。
それに隠しのポケットも多いのだ。
だから、パッと見て武器を抱えているようには思えないだろう。
だけど、拘束器具。
ナイフ。
ワイヤーなど様々な武器が収納されている。
「ええ、それで……。」
何か言いかける林くんだが、僕をじっと見て首を振った。
何なんだろう。
「ダイジョーブね。」
「……。」
一体何がだろう。
まあ、彼が納得しているのなら別にいいか。
僕は椅子に腰かける。
それにしても、何でこんなにジロジロと見られるんだろう。
「なんか、視線が痛いね。」
「……そりゃね。」
僕の言葉に林くんは苦笑する。
そんな可笑しな事を言っただろうか。
「あの天才から直々に相棒に任命されて、
そんでもって、自滅するかと思われたのに、まさか、単体でもあんなに強いし。
それに他薦の推薦状の多さも質も異常だったしね。」
言われて納得する。
確かに自分の立場では気づかなかったけど、他の人から見ればイレギュラーな存在である僕に注目が行くのに納得だ。
でも、ここまで注目を浴びたくないな。
注目を浴びれば浴びるほど僕に注目が行く。
それは本来の僕の戦い方には困る事だ。
僕の戦い方は王道とはかけ離れている。
外道と言ってもいいだろう。
対策だってたやすい、だから、基本見せるのは一回だけ、バリエーションを豊富にするけど、それでも、限度がある。
力でごり押しできる人は本当に羨ましい。
まあ、それはそれで弱点でもあるけど、手数を増やしてもその分使えなくなるなんて本当に僕は戦闘に向かないんだけどな。
だから、基本はサポートに入ってやむを得ない時だけ戦闘に加わる方が向いているのに。
何でこうなってしまったんだろう。
それに、あり得ないけど、上位に食い込んでしまったらクラス替えの恐れがあるんだ。
普通の人ならご褒美かもしれないけど、僕にとってはあまり魅力には感じない。
強いて言えばひょうちゃんと同じクラスになるくらいだ。
そりゃ、滅茶苦茶いいな、とは思ってしまう時があるけど、それでも、僕のなりたいものを考えれば、クラスが変わるのは喜んでいられない。
まあ、その可能性は低いだろう。
今まで僕が勝てたのはトリッキーな戦い方が出来る戦場があったのだ。
それが、今回は何もないただのフィールド、それを生かすのは難しいだろう。
真正面からのタイマンだ。
「で、聞いている?」
「うん、僕が目立つ理由は十分に伝わったよ。」
「……本当かしら?」
半眼で見てくる林くん、彼も取り敢えず出場する事になった。
でも、彼はあまり頑張る気がなさそうだ。
まあ、彼もどちらかと言えば巻き込まれた方だ。
それに器用な彼の事ならば目立つことなく終わらせるだろう。
「本当だよ。」
「でも……。」
「でも?」
「僕よりも凄い視線を集めている人がいるからだいぶマシかもね。」
「あー。そうね。」
僕はこの中で一番視線を集めている彼を横目に見る。
彼は腕を組んで目を瞑っている。
本当にただ立っているだけなのに何でこんなに絵になるんだろうね。
「というか、初日なのに何であいつがここに居る訳?」
「さあ。」
怪訝な顔をしている林くんに僕は首を傾ける。
本当に何でここに居るんだろう。
気になる人でもいるのだろうか?
でも、ひょうちゃんだしな。
それはまずないか…。
もし、僕に用があるのなら真っ直ぐに彼は僕に近づくだろう。
だけど、それもない。
本当に何なんだ?
こうして、ジッとひょうちゃんを見ていると僕の視線に気づいているのか一瞬だけど視線が交わる。
結ばれた糸はひょうちゃんから切られる。
その一瞬の表情。
構って欲しい子どものような顔だった。
「……。」
僕はため息を零すと、ひょうちゃんに近づく。
「どうしたの?」
「……遅い。」
どうやらひょうちゃんは僕に声をかけて欲しかったようだ。
本当にかまってちゃんだ。
「ごめんね、僕に用事があると思わなくて。」
「……。」
恨みがましそうに僕を見るひょうちゃん。
「俺がお前意外に用事があると思うか?」
「……。」
その言葉に思わず「ない」と答えそうになる。
だけど、そんな事を言えば面倒くさい事間違いないなし、なので、僕は曖昧に微笑んだ。
「まあ、いい。」
僕の顔を見て最後に睨みつけて彼は話を進める。
「ワザと負けるのか?」
「……。」
何で君はこんな場所でそんな言葉を言うのかな。
僕はジトリと彼を睨む。
「する訳ないだろう。」
「そうか。」
そう言うとひょうちゃんは満足したのかどこかに消えて行った。
「何だったんだ。」
「本当にね。」
僕の疑問の言葉に林くんも同意した。
それにしても、皆一生懸命になってこの場にいるというのに、ワザと負けるのか、とかふざけるな、とか思われるだろう。
現に僕は何人かに睨まれている。
本当に、ひょうちゃんは何しに来たんだよ。
余計な恨みを僕、というか、ひょうちゃんが売ってしまったので、僕は居心地が悪くなった。
本当に何してくれたんだよっ!
僕の口からため息が零れる。
とうとう来てしまった。
他の学生にしたら自分の実力が試される格好の場。
だけど、僕にしたら場違いな場所に立たされている気がする。
僕がなりたいのは戦闘職ではなくもっと事務的な物とかアイテムとかでサポートする道に付きたいはずなのに何でこうなってしまったんだろう。
それに色んな人に僕の手の内を曝す事になる。
情報は武器だ。
隠す事。
晒す事。
自分を生かす事。
自分を殺す事も出来る。
だから、こういった大舞台は避けたかった。
「……。」
「なーんで、そんな暗い顔する訳?」
「……自分の性分を呪っているところな訳です。」
「……よく分からないわ。」
林くんは怪訝な顔をする。
まあ、そうだろうな。
自分の手の内を曝したくないのなら負ければいい。
でも、それが出来ないのが僕の性分だ。
やるなら全力で。
そうじゃなければ多分ここまで頑張ってこれなかっただろう。
少しでもくじければひょうちゃんに会えなくなりそうで怖くて。
だから、前を見て走り続けた。
そしたら、中途半端に手加減をする事が出来なくなってしまった。
だから、基本的にやるときは全力で。
不味かったらはじめからやらないと決めていた。
他人の横やりがなければ今回のこれだってやる気はなかった。
でも、ここまで来たらやるしかない。
分かっている。
分かっているけども…。
「それでも、割り切れないんだよね…。」
ああ、またため息が出てしまった。
「……今回は随分軽装ね。」
「そうかな。」
僕は真っ黒なスーツを着ていた。
ぴっちりとしているけど、そこまで体のラインの出ない感じの服だ。
伸縮性があり動きやすいし、可動域も広い。
それに隠しのポケットも多いのだ。
だから、パッと見て武器を抱えているようには思えないだろう。
だけど、拘束器具。
ナイフ。
ワイヤーなど様々な武器が収納されている。
「ええ、それで……。」
何か言いかける林くんだが、僕をじっと見て首を振った。
何なんだろう。
「ダイジョーブね。」
「……。」
一体何がだろう。
まあ、彼が納得しているのなら別にいいか。
僕は椅子に腰かける。
それにしても、何でこんなにジロジロと見られるんだろう。
「なんか、視線が痛いね。」
「……そりゃね。」
僕の言葉に林くんは苦笑する。
そんな可笑しな事を言っただろうか。
「あの天才から直々に相棒に任命されて、
そんでもって、自滅するかと思われたのに、まさか、単体でもあんなに強いし。
それに他薦の推薦状の多さも質も異常だったしね。」
言われて納得する。
確かに自分の立場では気づかなかったけど、他の人から見ればイレギュラーな存在である僕に注目が行くのに納得だ。
でも、ここまで注目を浴びたくないな。
注目を浴びれば浴びるほど僕に注目が行く。
それは本来の僕の戦い方には困る事だ。
僕の戦い方は王道とはかけ離れている。
外道と言ってもいいだろう。
対策だってたやすい、だから、基本見せるのは一回だけ、バリエーションを豊富にするけど、それでも、限度がある。
力でごり押しできる人は本当に羨ましい。
まあ、それはそれで弱点でもあるけど、手数を増やしてもその分使えなくなるなんて本当に僕は戦闘に向かないんだけどな。
だから、基本はサポートに入ってやむを得ない時だけ戦闘に加わる方が向いているのに。
何でこうなってしまったんだろう。
それに、あり得ないけど、上位に食い込んでしまったらクラス替えの恐れがあるんだ。
普通の人ならご褒美かもしれないけど、僕にとってはあまり魅力には感じない。
強いて言えばひょうちゃんと同じクラスになるくらいだ。
そりゃ、滅茶苦茶いいな、とは思ってしまう時があるけど、それでも、僕のなりたいものを考えれば、クラスが変わるのは喜んでいられない。
まあ、その可能性は低いだろう。
今まで僕が勝てたのはトリッキーな戦い方が出来る戦場があったのだ。
それが、今回は何もないただのフィールド、それを生かすのは難しいだろう。
真正面からのタイマンだ。
「で、聞いている?」
「うん、僕が目立つ理由は十分に伝わったよ。」
「……本当かしら?」
半眼で見てくる林くん、彼も取り敢えず出場する事になった。
でも、彼はあまり頑張る気がなさそうだ。
まあ、彼もどちらかと言えば巻き込まれた方だ。
それに器用な彼の事ならば目立つことなく終わらせるだろう。
「本当だよ。」
「でも……。」
「でも?」
「僕よりも凄い視線を集めている人がいるからだいぶマシかもね。」
「あー。そうね。」
僕はこの中で一番視線を集めている彼を横目に見る。
彼は腕を組んで目を瞑っている。
本当にただ立っているだけなのに何でこんなに絵になるんだろうね。
「というか、初日なのに何であいつがここに居る訳?」
「さあ。」
怪訝な顔をしている林くんに僕は首を傾ける。
本当に何でここに居るんだろう。
気になる人でもいるのだろうか?
でも、ひょうちゃんだしな。
それはまずないか…。
もし、僕に用があるのなら真っ直ぐに彼は僕に近づくだろう。
だけど、それもない。
本当に何なんだ?
こうして、ジッとひょうちゃんを見ていると僕の視線に気づいているのか一瞬だけど視線が交わる。
結ばれた糸はひょうちゃんから切られる。
その一瞬の表情。
構って欲しい子どものような顔だった。
「……。」
僕はため息を零すと、ひょうちゃんに近づく。
「どうしたの?」
「……遅い。」
どうやらひょうちゃんは僕に声をかけて欲しかったようだ。
本当にかまってちゃんだ。
「ごめんね、僕に用事があると思わなくて。」
「……。」
恨みがましそうに僕を見るひょうちゃん。
「俺がお前意外に用事があると思うか?」
「……。」
その言葉に思わず「ない」と答えそうになる。
だけど、そんな事を言えば面倒くさい事間違いないなし、なので、僕は曖昧に微笑んだ。
「まあ、いい。」
僕の顔を見て最後に睨みつけて彼は話を進める。
「ワザと負けるのか?」
「……。」
何で君はこんな場所でそんな言葉を言うのかな。
僕はジトリと彼を睨む。
「する訳ないだろう。」
「そうか。」
そう言うとひょうちゃんは満足したのかどこかに消えて行った。
「何だったんだ。」
「本当にね。」
僕の疑問の言葉に林くんも同意した。
それにしても、皆一生懸命になってこの場にいるというのに、ワザと負けるのか、とかふざけるな、とか思われるだろう。
現に僕は何人かに睨まれている。
本当に、ひょうちゃんは何しに来たんだよ。
余計な恨みを僕、というか、ひょうちゃんが売ってしまったので、僕は居心地が悪くなった。
本当に何してくれたんだよっ!
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