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第一章
第一章「リスタート」1
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「涼ちゃん。」
「げっ…雪姉。」
涼也が次に目を覚ますと目の前に従姉の姿があった。
「げっ、とは何よ、げっ、とはっ!」
「あ……悪い。」
「はぁ……。」
雪美は溜息を零すと、一冊の本を突き出した。
「何だよ。」
「涼ちゃんの横に置いてあった。」
涼也は本のタイトルを見て固まる、もし、次に目覚めて二十五の自分に戻っていなかったらのなら、あれはあちらが夢で、こちらが現実じゃないかと思っていたのに、それを覆すように、京也が死ぬ原因が書かれているあの『懺悔』が彼女の手に握られていた。
「何なんだよ、それ……。」
口の中が変に渇くが自分がこれの真実を話してしまってはいけない気がした。そうすれば間違いなく彼女を巻き込んでしまうだろう。
もし、業というものがあるのならば、それは自分一人だけで十分なのだから。
「涼ちゃん。」
「……。」
「涼ちゃん知っている?」
「何がだよ。」
「涼ちゃんって嘘ついたり、隠し事したいといつも左手で髪を弄るんだよ?」
えっ、と思って自分の行動を見て、彼女が言うように自分は無意識のうちに左手で髪を弄っていた。
「う、嘘だろ?」
「残念ながら本当。」
「……因みに京ちゃんの場合は右手で髪を弄っているよ、双子だね。」
「……。」
「という事で、一朝一夕で癖は抜けないよね?」
「……。」
「後、私この本を読んでまーす、一体どういう事?京ちゃんの名前も涼ちゃんの名前も載っているし、話も胸糞悪い、それに何?この空白ページの多さ。」
京也は雪美の言葉に眉根を寄せた。
「俺たちの名前?それに空白のページ?」
「読んでみる?あっ、涼ちゃん、本嫌いだよね?」
「へ?……ああ、そうか、悪い、雪姉、俺って今何年生?」
「……頭打って混乱している?」
「そんなとこ。」
「中学一年、ついでに今は五月だよ。」
「そっか……。」
雪美の言葉に涼也は納得する、彼は高校に入るまで勉強なんてものは大嫌いで本なんて漫画しか読まなかったのだ、そのような人物がこんな堅苦しそうなタイトルの本を読むわけがなかった。
そう、当時の自分なら。
「ちょっとその本読ませてくれ、そして、お前の判断によっては話せる内容が変わる。」
「ふーん。」
雪美は涼也の目を見て、そして、ふっと笑った。
「涼ちゃん。」
「何だ?」
「巻き込んでよ。」
「えっ?」
「その言動、そして、本の中身、何となく分かったよ、それなら、私も巻き込んで。」
「雪美?」
「私の名前がなかったけど、もし、そこに私がいたのなら絶対に涼ちゃんと同じように後悔していた、だから、そうなりたくないの。」
「……。」
涼也は雪美の言葉の内容を悟り、サッと本に目を通した。
そして、彼が初めて見た『懺悔』には伏せていた京也の名前がはっきりと書かれていて、その上、何故だかわからないがこの作者と出会ったところから、自分が車にはねられこうして会話されているところがその本に書かれている。
「どうなっているんだ?」
「さあ、魔法の本?」
「……魔法っていうより、呪いの本だけどな。」
「う……そうかもね。」
こうして会話していると本にその通りに書かれていき、涼也は気味悪くなり本を閉じた。
「雪姉、いいのか?」
「勿の論よ。」
「……。」
軽い調子の彼女に涼也は本当に巻き込んでいいのかと迷うが彼女は彼の鼻を摘まんだ。
「ふぐ……。」
「いい、涼ちゃんは一人じゃないのよ。」
「雪姉。」
「私がいる、協力者なら私がいるからね。」
「……。」
「涼ちゃん、どうせ、涼ちゃんの事だから、京ちゃんの通っていた男子校に行くんでしょ?」
「よく分かるな。」
「当たり前でしょ、涼ちゃんと京ちゃんがオムツの頃からの付き合いよ。」
いい話なのに何でそんな事を言うんだと、涼也は肩を落とす。
「もう、本当の事なのに。」
「わーた、わーた。」
「もう。」
「そういや、京也は?」
「……。」
京也の名前をあげると、雪美は表情を曇らせた。
「うん、なんかおばさんが涼ちゃんのお見舞いに行けない、とか言っておじさんと喧嘩しちゃって……。」
「あっ……。」
涼也は中三の終わりの時に両親が離婚をした事思い出し、もしかしたら自分たちが気づかない内に両親の不仲が起こっていたのかと今さらながら思った。
「そうか…。」
「ねぇ、涼ちゃん大丈夫?」
「あっ、俺は平気、なんせ、高校の時にはお袋も親父も離婚してたし。」
「そうなの?」
「あれ?本に書いてなかったけ?」
「書いてなかったよ、何というか、家庭の事情としか。」
「そっか…。」
「おばさんたち離婚したの?」
「ああ。」
涼也は苦笑を浮かべ、彼女の頭を撫でる。
「年下の癖に生意気。」
「仕方ないだろう、精神的には二十五歳なんだからな。」
「二十五?」
「ああ?ああ、それも書いてなかった。」
「……私よりも年上じゃない……。」
「ああ、そっか、今の俺の体が中一だから、雪姉は高1か。」
「そうだけど…。」
「まっ、あんまり関係ねぇよ。」
「そう?」
「そうそう、二十八の雪姉も言ってたけど、「いつまで経ったもあんたは餓鬼ね、中学生の頃から変わってない」ってな。」
「……ううん、そんな事ないわ。」
「ん?」
「私の知っている涼くんはそんな大人っぽい顔はしないよ?」
「あー、嬉しいけど、微妙だな。」
「どうして、正直言って中坊だった俺ってどうしてたか覚えてねぇんだよな。」
「そうなの?」
「そうそう、遊びまくってた事くれぇだな。」
「涼ちゃん。」
ジトリと睨む雪美に京也は目を泳がせる。
「そんなんでよく就職できたね。」
「高校の時いいセンコーと出会って、そこから、勉強つーかー、面白い事を調べていったんだよ。」
「まあ、涼くんは頭悪いわけじゃないのに勉強しなかったもんね。」
「まあ、その所為で京也と同じ高校に行けなかったからな。」
「……。」
ジッと見つめる雪美に涼也は頭を掻く。
「雪姉。」
「何?」
「ありがとう。」
「何?行き成り?」
雪美は訳が分からず首を傾げた。
「本当はさ、ずっと言いたかったんだよね。俺。」
「涼ちゃん?」
涼也は真剣な表情を浮かべ、そして、微笑する。
「京也を失った時さ、雪姉が居てくれて、本当に救われた。本当は何度も感謝の言葉を言いたかったけど、なんつーか、恥ずかったんだよな。」
「涼ちゃん。」
「傍に居る、いつでも、言える…、そんな事ねぇのにな、いつだって消える時は一瞬なのにな。」
「うん…。」
「二十五年間傍に居てくれた雪姉には何も言えなかったから…、それが悔しいからさ、だから、今はちゃんと思った事を口にしようと思ったんだ。」
「……。」
「重く考えないでくれよ。」
「重くなんて……。」
完全に沈んでしまっている雪美に涼也は頭を掻く。
「あー、なんつーか、どうしようもなく心配をかけてしまうかもしれねぇけど、一緒に挑む事を選んでくれてサンキューな。」
「ううん、当然だよ。」
「さーて、まずは勉強と体力づくりと……。」
「と?」
「喧嘩だな。」
「えっ?」
完全にしんみりしていた所に、変な単語を聞いた雪美の目が点になる。
「どういう事?」
「その本に書いてあると思うんだけど、京也が通っていた学校の先輩連中が喧嘩しに街に繰り出していた、と書いてあったからさ、そいつらがどんな奴らか見極めようと思うんだ。」
「で、でも…。」
「危ないのは百も承知、だけど、そいつらの力量を見極めないとさ、京也が虐められてるシーンで俺が飛び出しても今の俺や二十五の俺じゃ返り討ちだからさ。」
「……弱いんだ。」
「仕方ないだろう、喧嘩とかしてなかったし、スポーツだってよくて休み時間にバスケぐらいだったし。」
「……分かった。」
「何が?」
「体術を学べる所を探しておくね。」
「えっ?」
「だって、喧嘩にしても何かコツがあるかもしれないし、それならいっその事護身術を学べばいいんだよ。」
「ははは…。」
「頑張ろうね。」
「おう。」
完全にやる気になっている雪美に涼也はどこか早まったような気がしたのだった。
そして、その勘は外れていなかった、何せ彼女は護身術の為にと十か所の道場やらサークルなどを探し当て、それでもって、その全部に涼也の名前を伝えて通うしかないように仕向けたのだった。
「げっ…雪姉。」
涼也が次に目を覚ますと目の前に従姉の姿があった。
「げっ、とは何よ、げっ、とはっ!」
「あ……悪い。」
「はぁ……。」
雪美は溜息を零すと、一冊の本を突き出した。
「何だよ。」
「涼ちゃんの横に置いてあった。」
涼也は本のタイトルを見て固まる、もし、次に目覚めて二十五の自分に戻っていなかったらのなら、あれはあちらが夢で、こちらが現実じゃないかと思っていたのに、それを覆すように、京也が死ぬ原因が書かれているあの『懺悔』が彼女の手に握られていた。
「何なんだよ、それ……。」
口の中が変に渇くが自分がこれの真実を話してしまってはいけない気がした。そうすれば間違いなく彼女を巻き込んでしまうだろう。
もし、業というものがあるのならば、それは自分一人だけで十分なのだから。
「涼ちゃん。」
「……。」
「涼ちゃん知っている?」
「何がだよ。」
「涼ちゃんって嘘ついたり、隠し事したいといつも左手で髪を弄るんだよ?」
えっ、と思って自分の行動を見て、彼女が言うように自分は無意識のうちに左手で髪を弄っていた。
「う、嘘だろ?」
「残念ながら本当。」
「……因みに京ちゃんの場合は右手で髪を弄っているよ、双子だね。」
「……。」
「という事で、一朝一夕で癖は抜けないよね?」
「……。」
「後、私この本を読んでまーす、一体どういう事?京ちゃんの名前も涼ちゃんの名前も載っているし、話も胸糞悪い、それに何?この空白ページの多さ。」
京也は雪美の言葉に眉根を寄せた。
「俺たちの名前?それに空白のページ?」
「読んでみる?あっ、涼ちゃん、本嫌いだよね?」
「へ?……ああ、そうか、悪い、雪姉、俺って今何年生?」
「……頭打って混乱している?」
「そんなとこ。」
「中学一年、ついでに今は五月だよ。」
「そっか……。」
雪美の言葉に涼也は納得する、彼は高校に入るまで勉強なんてものは大嫌いで本なんて漫画しか読まなかったのだ、そのような人物がこんな堅苦しそうなタイトルの本を読むわけがなかった。
そう、当時の自分なら。
「ちょっとその本読ませてくれ、そして、お前の判断によっては話せる内容が変わる。」
「ふーん。」
雪美は涼也の目を見て、そして、ふっと笑った。
「涼ちゃん。」
「何だ?」
「巻き込んでよ。」
「えっ?」
「その言動、そして、本の中身、何となく分かったよ、それなら、私も巻き込んで。」
「雪美?」
「私の名前がなかったけど、もし、そこに私がいたのなら絶対に涼ちゃんと同じように後悔していた、だから、そうなりたくないの。」
「……。」
涼也は雪美の言葉の内容を悟り、サッと本に目を通した。
そして、彼が初めて見た『懺悔』には伏せていた京也の名前がはっきりと書かれていて、その上、何故だかわからないがこの作者と出会ったところから、自分が車にはねられこうして会話されているところがその本に書かれている。
「どうなっているんだ?」
「さあ、魔法の本?」
「……魔法っていうより、呪いの本だけどな。」
「う……そうかもね。」
こうして会話していると本にその通りに書かれていき、涼也は気味悪くなり本を閉じた。
「雪姉、いいのか?」
「勿の論よ。」
「……。」
軽い調子の彼女に涼也は本当に巻き込んでいいのかと迷うが彼女は彼の鼻を摘まんだ。
「ふぐ……。」
「いい、涼ちゃんは一人じゃないのよ。」
「雪姉。」
「私がいる、協力者なら私がいるからね。」
「……。」
「涼ちゃん、どうせ、涼ちゃんの事だから、京ちゃんの通っていた男子校に行くんでしょ?」
「よく分かるな。」
「当たり前でしょ、涼ちゃんと京ちゃんがオムツの頃からの付き合いよ。」
いい話なのに何でそんな事を言うんだと、涼也は肩を落とす。
「もう、本当の事なのに。」
「わーた、わーた。」
「もう。」
「そういや、京也は?」
「……。」
京也の名前をあげると、雪美は表情を曇らせた。
「うん、なんかおばさんが涼ちゃんのお見舞いに行けない、とか言っておじさんと喧嘩しちゃって……。」
「あっ……。」
涼也は中三の終わりの時に両親が離婚をした事思い出し、もしかしたら自分たちが気づかない内に両親の不仲が起こっていたのかと今さらながら思った。
「そうか…。」
「ねぇ、涼ちゃん大丈夫?」
「あっ、俺は平気、なんせ、高校の時にはお袋も親父も離婚してたし。」
「そうなの?」
「あれ?本に書いてなかったけ?」
「書いてなかったよ、何というか、家庭の事情としか。」
「そっか…。」
「おばさんたち離婚したの?」
「ああ。」
涼也は苦笑を浮かべ、彼女の頭を撫でる。
「年下の癖に生意気。」
「仕方ないだろう、精神的には二十五歳なんだからな。」
「二十五?」
「ああ?ああ、それも書いてなかった。」
「……私よりも年上じゃない……。」
「ああ、そっか、今の俺の体が中一だから、雪姉は高1か。」
「そうだけど…。」
「まっ、あんまり関係ねぇよ。」
「そう?」
「そうそう、二十八の雪姉も言ってたけど、「いつまで経ったもあんたは餓鬼ね、中学生の頃から変わってない」ってな。」
「……ううん、そんな事ないわ。」
「ん?」
「私の知っている涼くんはそんな大人っぽい顔はしないよ?」
「あー、嬉しいけど、微妙だな。」
「どうして、正直言って中坊だった俺ってどうしてたか覚えてねぇんだよな。」
「そうなの?」
「そうそう、遊びまくってた事くれぇだな。」
「涼ちゃん。」
ジトリと睨む雪美に京也は目を泳がせる。
「そんなんでよく就職できたね。」
「高校の時いいセンコーと出会って、そこから、勉強つーかー、面白い事を調べていったんだよ。」
「まあ、涼くんは頭悪いわけじゃないのに勉強しなかったもんね。」
「まあ、その所為で京也と同じ高校に行けなかったからな。」
「……。」
ジッと見つめる雪美に涼也は頭を掻く。
「雪姉。」
「何?」
「ありがとう。」
「何?行き成り?」
雪美は訳が分からず首を傾げた。
「本当はさ、ずっと言いたかったんだよね。俺。」
「涼ちゃん?」
涼也は真剣な表情を浮かべ、そして、微笑する。
「京也を失った時さ、雪姉が居てくれて、本当に救われた。本当は何度も感謝の言葉を言いたかったけど、なんつーか、恥ずかったんだよな。」
「涼ちゃん。」
「傍に居る、いつでも、言える…、そんな事ねぇのにな、いつだって消える時は一瞬なのにな。」
「うん…。」
「二十五年間傍に居てくれた雪姉には何も言えなかったから…、それが悔しいからさ、だから、今はちゃんと思った事を口にしようと思ったんだ。」
「……。」
「重く考えないでくれよ。」
「重くなんて……。」
完全に沈んでしまっている雪美に涼也は頭を掻く。
「あー、なんつーか、どうしようもなく心配をかけてしまうかもしれねぇけど、一緒に挑む事を選んでくれてサンキューな。」
「ううん、当然だよ。」
「さーて、まずは勉強と体力づくりと……。」
「と?」
「喧嘩だな。」
「えっ?」
完全にしんみりしていた所に、変な単語を聞いた雪美の目が点になる。
「どういう事?」
「その本に書いてあると思うんだけど、京也が通っていた学校の先輩連中が喧嘩しに街に繰り出していた、と書いてあったからさ、そいつらがどんな奴らか見極めようと思うんだ。」
「で、でも…。」
「危ないのは百も承知、だけど、そいつらの力量を見極めないとさ、京也が虐められてるシーンで俺が飛び出しても今の俺や二十五の俺じゃ返り討ちだからさ。」
「……弱いんだ。」
「仕方ないだろう、喧嘩とかしてなかったし、スポーツだってよくて休み時間にバスケぐらいだったし。」
「……分かった。」
「何が?」
「体術を学べる所を探しておくね。」
「えっ?」
「だって、喧嘩にしても何かコツがあるかもしれないし、それならいっその事護身術を学べばいいんだよ。」
「ははは…。」
「頑張ろうね。」
「おう。」
完全にやる気になっている雪美に涼也はどこか早まったような気がしたのだった。
そして、その勘は外れていなかった、何せ彼女は護身術の為にと十か所の道場やらサークルなどを探し当て、それでもって、その全部に涼也の名前を伝えて通うしかないように仕向けたのだった。
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