21 / 35
本当にイくという事 ※ほぼR18
しおりを挟む自分でもあまり入れた事のない部分の入り口を、くちゅりくちゅりと綺麗なスティーブの、指先が出入りしている。彼がこんなことをする事実にやっぱり慣れなくて戸惑いが心を占めてしまって余計に恥ずかしい。
「ん……。はぁ、ん」
先ほど絶頂した体は敏感になっていて、再び動き出した、アーロンにゆっくり触られている胸の先端と、アダムにちゅうちゅう吸われている胸の尖りの刺激も辛いくらいだ。
決定的な強さがないため、快楽の入り口で焦らされていて、下腹の奥が切なくなる。
「ちゅ……。アーロン、アーロン……」
繰り返されるアーロンのキスと彼の首筋にすがり付いて、このどうしようもない疼きから助けて欲しいとばかりに名前を呼び続ける。
「マリア、ちゅっ。もっと私の名を呼んでしがみつくといい」
アーロンは、マリアが必死に自分を求めているかのように呼ばれて大満足である。愉悦が心から湧き出て、口角があがったままキスでマリアの意識を余すことなく自分に集中させようとした。
「アーロンばかり……」
胸を愛でながらアダムが拗ねて、強く吸いながらねぶる。
「ああんっ、ア……ダムぅ……やぁん」
アダムは、もっともっと自分も求めて欲しくて赤く尖った乳首と粒への刺激を強くした。彼の黒髪に、アーロンに縋り付いていた手をはずして指をうずめた。それは、まるで、アダムにもっとそこを刺激して欲しいと強請っているかのよう。
「僕の名前も呼んでください」
つぷつぷ、ちゅくちゅくと、爪だけを出入りさせていたスティーブが、第二関節までぐいっとつき入れて恥骨がわに屈曲させる。ぐりぐりと、クリトリスの根元を体内から刺激すると、マリアの体がピクピクと小さな痙攣を始める。
「あ、ああっ! スティーブ、ああ、や、なに?」
「マリア、ここをあまり弄ったことがないのですか? とても狭くて……。僕の指が痛いくらいに、隙間なく強く吸い付いてきますよ?」
「ああ、んんっ、なにこれ……。むちゅぅ、スティーブ、やめっ、どうし、た、ああ、へん、ちゅ、に、なっちゃ……あ、ん……」
彼らは、マリアがクリトリスでの反応がいいため自慰はしているだろうと思っていた。
ところが、中は無垢だったのかと、一人は嬉しくて指をもう一本入れ込みマリアの快楽を高みに持っていこうと刺激を強めていった。
残り二人は、なんとも言えない表情で、今、とても嬉しそうに瞳を輝かせている一番年下の男を見て、負けじとさらにマリアを責め立て始める。
「マリア、ここでイくのは初めてですか? 僕で、気持ちよくイってくださいね」
「や、やめっ……、初めてなの……! こ、これぇ、やああああ」
マリアの膝が、ゆっくりと上がり体中の力が入る。スティーブが、マリアの中の一部をぐりっと強く押し込むように擦った時、マリアの爪先がピンと伸びたあと、びくんびくんと先ほどよりも強く痙攣した。
「やああくぁああ! やめっ、やめ……。イってるからぁ!」
マリアは自分でしていた時は、最初の波が来て息を詰め終われば刺激をやめていた。
ところが、高みにのぼってから、脱力する時間も与えられず、スティーブの指が気持ちが善すぎる箇所をぐりぐりと押さえてくる。
さらにアダムも、マリアの溢れ出る透明から白濁に変化した蜜をたっぷりつけた指先で粒を下から上へと弾きだした。
もうたまらない、なんとかして欲しいと声を荒げたくても、アーロンが口の中に肉厚の舌を入れ込んで粘膜同士を擦り合わせてくる。
「む、うううんんん──!」
今までのイくは、本当のイくではなかった……! 体も心も辛くて、でも、もっと高みに連れていって欲しくて仕方がない。もう、どうにでもして……、と思った瞬間、何かが弾けた気がしたのであった。
0
お気に入りに追加
480
あなたにおすすめの小説
18禁の乙女ゲームの悪役令嬢~恋愛フラグより抱かれるフラグが上ってどう言うことなの?
KUMA
恋愛
※最初王子とのHAPPY ENDの予定でしたが義兄弟達との快楽ENDに変更しました。※
ある日前世の記憶があるローズマリアはここが異世界ではない姉の中毒症とも言える2次元乙女ゲームの世界だと気付く。
しかも18禁のかなり高い確率で、エッチなフラグがたつと姉から嫌って程聞かされていた。
でもローズマリアは安心していた、攻略キャラクターは皆ヒロインのマリアンヌと肉体関係になると。
ローズマリアは婚約解消しようと…だが前世のローズマリアは天然タラシ(本人知らない)
攻略キャラは婚約者の王子
宰相の息子(執事に変装)
義兄(再婚)二人の騎士
実の弟(新ルートキャラ)
姉は乙女ゲーム(18禁)そしてローズマリアはBL(18禁)が好き過ぎる腐女子の処女男の子と恋愛よりBLのエッチを見るのが好きだから。
正直あんまり覚えていない、ローズマリアは婚約者意外の攻略キャラは知らずそこまで警戒しずに接した所新ルートを発掘!(婚約の顔はかろうじて)
悪役令嬢淫乱ルートになるとは知らない…
腹黒王子は、食べ頃を待っている
月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。
【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜
茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。
☆他サイトにも投稿しています
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
【続】18禁の乙女ゲームから現実へ~常に義兄弟にエッチな事されてる私。
KUMA
恋愛
※続けて書こうと思ったのですが、ゲームと分けた方が面白いと思って続編です。※
前回までの話
18禁の乙女エロゲームの悪役令嬢のローズマリアは知らないうち新しいルート義兄弟からの監禁調教ルートへ突入途中王子の監禁調教もあったが義兄弟の頭脳勝ちで…ローズマリアは快楽淫乱ENDにと思った。
だが事故に遭ってずっと眠っていて、それは転生ではなく夢世界だった。
ある意味良かったのか悪かったのか分からないが…
万李唖は本当の自分の体に、戻れたがローズマリアの淫乱な体の感覚が忘れられずにBLゲーム最中1人でエッチな事を…
それが元で同居中の義兄弟からエッチな事をされついに……
新婚旅行中の姉夫婦は後1週間も帰って来ない…
おまけに学校は夏休みで…ほぼ毎日攻められ万李唖は現実でも義兄弟から……
【R18】彼の精力が凄すぎて、ついていけません!【完結】
茉莉
恋愛
【R18】*続編も投稿しています。
毎日の生活に疲れ果てていたところ、ある日突然異世界に落ちてしまった律。拾ってくれた魔法使いカミルとの、あんなプレイやこんなプレイで、体が持ちません!
R18描写が過激なので、ご注意ください。最初に注意書きが書いてあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる