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本当にイくという事 ※ほぼR18

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  自分でもあまり入れた事のない部分の入り口を、くちゅりくちゅりと綺麗なスティーブの、指先が出入りしている。彼がこんなことをする事実にやっぱり慣れなくて戸惑いが心を占めてしまって余計に恥ずかしい。

「ん……。はぁ、ん」

  先ほど絶頂した体は敏感になっていて、再び動き出した、アーロンにゆっくり触られている胸の先端と、アダムにちゅうちゅう吸われている胸の尖りの刺激も辛いくらいだ。

  決定的な強さがないため、快楽の入り口で焦らされていて、下腹の奥が切なくなる。

「ちゅ……。アーロン、アーロン……」

  繰り返されるアーロンのキスと彼の首筋にすがり付いて、このどうしようもない疼きから助けて欲しいとばかりに名前を呼び続ける。

「マリア、ちゅっ。もっと私の名を呼んでしがみつくといい」

  アーロンは、マリアが必死に自分を求めているかのように呼ばれて大満足である。愉悦が心から湧き出て、口角があがったままキスでマリアの意識を余すことなく自分に集中させようとした。

「アーロンばかり……」

  胸を愛でながらアダムが拗ねて、強く吸いながらねぶる。

「ああんっ、ア……ダムぅ……やぁん」

  アダムは、もっともっと自分も求めて欲しくて赤く尖った乳首と粒への刺激を強くした。彼の黒髪に、アーロンに縋り付いていた手をはずして指をうずめた。それは、まるで、アダムにもっとそこを刺激して欲しいと強請っているかのよう。


「僕の名前も呼んでください」

  つぷつぷ、ちゅくちゅくと、爪だけを出入りさせていたスティーブが、第二関節までぐいっとつき入れて恥骨がわに屈曲させる。ぐりぐりと、クリトリスの根元を体内から刺激すると、マリアの体がピクピクと小さな痙攣を始める。

「あ、ああっ!  スティーブ、ああ、や、なに?」

「マリア、ここをあまり弄ったことがないのですか? とても狭くて……。僕の指が痛いくらいに、隙間なく強く吸い付いてきますよ?」

「ああ、んんっ、なにこれ……。むちゅぅ、スティーブ、やめっ、どうし、た、ああ、へん、ちゅ、に、なっちゃ……あ、ん……」

  彼らは、マリアがクリトリスでの反応がいいため自慰はしているだろうと思っていた。
  ところが、中は無垢だったのかと、一人は嬉しくて指をもう一本入れ込みマリアの快楽を高みに持っていこうと刺激を強めていった。
  残り二人は、なんとも言えない表情で、今、とても嬉しそうに瞳を輝かせている一番年下の男を見て、負けじとさらにマリアを責め立て始める。

「マリア、ここでイくのは初めてですか?  僕で、気持ちよくイってくださいね」

「や、やめっ……、初めてなの……!  こ、これぇ、やああああ」

  マリアの膝が、ゆっくりと上がり体中の力が入る。スティーブが、マリアの中の一部をぐりっと強く押し込むように擦った時、マリアの爪先がピンと伸びたあと、びくんびくんと先ほどよりも強く痙攣した。

「やああくぁああ!  やめっ、やめ……。イってるからぁ!」

  マリアは自分でしていた時は、最初の波が来て息を詰め終われば刺激をやめていた。

  ところが、高みにのぼってから、脱力する時間も与えられず、スティーブの指が気持ちが善すぎる箇所をぐりぐりと押さえてくる。

  さらにアダムも、マリアの溢れ出る透明から白濁に変化した蜜をたっぷりつけた指先で粒を下から上へと弾きだした。

  もうたまらない、なんとかして欲しいと声を荒げたくても、アーロンが口の中に肉厚の舌を入れ込んで粘膜同士を擦り合わせてくる。

「む、うううんんん──!」

 今までのイくは、本当のイくではなかった……! 体も心も辛くて、でも、もっと高みに連れていって欲しくて仕方がない。もう、どうにでもして……、と思った瞬間、何かが弾けた気がしたのであった。



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