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微睡の少女
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「なんだって? そんな、それでは肉体が回復したとしても、彼女は……。なんとしてでも助けてくれ!」
「奥様の首に施されているのは、王家の契約印。つまり、これを奥様に刻み付けた王族と奥様は一身同体状態にあります。おそらく、相手も奥様と同じく大変危険な状況かと推測します。これがなければ、奥様は手遅れの状態だったでしょう。とにかく、奥様とその人物、双方の治療が早急に必要かと」
「そんな……。キャロル、キャロル……。目を開けてくれ。僕を置いて行かないで……。頼む……!」
遠くで、誰かが涙を流しながらわたくしの名を呼んでいる声がする。その声はとても悲壮感に満ちていて、わたくしの胸まで締め付けるかのようだ。「大丈夫だから、泣かないで」と伝えたいのに、唇がぴくりとも動かなかった。
あれほど苦しかったというのに、今はとても穏やかでお昼寝をしているみたい。どこにも痛みを感じないし、辛くもない。
ゆらゆら、ふわふわ。ゆりかごに揺らされ、守られている赤ちゃんのように、このまま眠りについていたくなる。
相変わらず、どこからか、とても悲しい声がきこえる。
(あなたは、だあれ……? どうして、ないているの?
ああ、なかないで。あなたが、なみだをながしていると、わたくしまでかなしい……
いままで、だれよりもがんばっているのに、だれよりもつらいおもいをしてきた、やさしいあなたには、えがおでいてほしいのに……)
その思いが、すぐ側にいる誰かに届きますようにと、願いを込め祈った。
くるくる意識がゆっくり回る。いつの間にか、わたくしはどこか知らない場所に立ち、目の前に広がる光景を眺めていた。
「わたくしの愛しい子。ふふふ、ね、あなた、……が笑ってくれたわ!」
「そうだね。君に似てとっても可愛い笑顔だ。……、お父様にも笑っておくれ」
「ちちうえ、ははうえ、……が、ぼくの指を握ってちゅうちゅうすっちゃった」
「まあ……、お兄さまの指はごはんじゃありませんよ」
それは、とても幸せで、温かな空間。その中心には、亜麻色のふわふわした髪の綺麗な女の人がいて、優しい緑の瞳がその腕の中の赤ちゃんを見て微笑んでいる。ぽっと心の中に火が灯るみたいに、こちらまで幸せを感じて気が付けば口角があがっていた。
(どうか、彼らがずっと、幸せいっぱいのまま笑っていられますように)
くるくる、またあの感覚が私を襲う。すると、そこには先ほど見た幸せな家族の肖像が一変して、悲しみに包まれていた。
「……、これからはお母様の分までお父様が愛して守るからね」
「……、泣かないで。今日から僕が一緒に寝てあげるから」
「うぇえええん、おかーさま、おかあさまー。どこー? おとーさま、おにーさま。おかーさまがどこにもいないのー」
「……!」
「……!」
亜麻色の髪の小さな女の子が、大きな緑の瞳から大粒の雨のようにぼろぼろと涙を流している。大きな男性と、少年に抱きしめられていた。
(この子のお母様は亡くなったのね……。ああ、泣かないで。あなたが泣いていると、世界中が涙を流しているかのよう。どうか、泣かないで)
くる、くる。景色が回る。次に現れた景色では、幼い少女が少し成長してとことこ歩いていた。
毎日毎日、あれからずっと泣いていた女の子が、父に連れられてどこかにやってきたみたい。美しい花が咲き誇る庭園の中で、泣きながらしゃがみこんでいた。
(誰か、この子を助けてあげて)
そう思っていると、女の子は少年と出会った。成人前だろうか。艶やかな黒髪の少年は、よく知っているような明るい青の瞳をしている。
(その青色を見ていると、胸がドキドキ高鳴るのはなぜ……?)
「どうしたんだい? 迷子になったのかな。参ったな、お名前を、僕に教えてくれるかい?」
「ひぃっく、わ、わたくち、カロル……。カロル、バヨターっていいます。おとーさまが、まいごになっちゃったの」
「そうか、カロルって言うんだね? お父様が迷子になっちゃったんだね。それは大変だ。僕が、迷子のお父様を探してあげる」
「ぐすっ、ぐす……。おとーさま、まいごになって、ないているとおもうの。おにーさま、ありがとー」
どう見ても迷子は彼女のほうだ。少年は、舌足らずで自分の名前すらまともに言えない彼女を抱っこして、困り果てていた。
女の子は、涙でぐしゃぐしゃの顔のまま少年の瞳をじっと見ていた。けれど、少年がぽんぽん背中を叩くと、彼の腕の中ですやすや眠り始める。
小さなモミジのような手が、少年の服を握りしめた。とても安心したのか、口元がにこりと笑っている。
女の子が目を覚ますと、彼女は少年ではなく父親に抱っこされていた。「おとーさま、おにーさまはどこにいっちゃったの?」と訊ねると、父親は笑って彼女の頭を撫でるだけ。それ以降、名も知らぬその少年とは会う事はなかった。
また、くるり、くるりと景色が回る。すると今度は、女の子は大きく成長し、毅然と立ち、目の前の美しい煌びやかな青年と対峙している。
「王家の血脈を宿すヤーリ・トゥ・バジャーナリーが、キャロライン・バヨータージユに命じる。辺境伯キトグラムン・マーシルムの妻となり後継者を残せっ!」
大勢の前で、一方的にまくしたてられた孤立無援の彼女は、悲しむどころか大胆不敵にも笑っている。その名前は、とても聞き覚えのある名前だ。
(王家……? では、彼は王子さまなのね。ヤーリというと、第二王子だったはず。それにしても、この女の子はキャロライン・バヨータージュというのね)
キャロラインと呼ばれた女性は承諾して、父親と兄に守られ過ごしていた家から、荒れ果てた寂しい土地に旅立った。
楽しそうに旅をする彼女は、バケモノと言われている恐ろしい人と結婚しなければいけない。
(なぜ、彼女は期待でいっぱいの表情をしているのかしら? 怖く、ないの……? ううん、よく見れば、彼女の緑の瞳は不安を宿しているわ。
そうなのね……。周りの人たちを心配させないために、自分の気持ちまで騙して言い聞かせて、そして、涙を堪えて笑っているのね……。不安でたまらなさそうな彼女に、こう言ってあげたい。あなたには、幸せが待っているって……)
わたくしは、キャロラインという女性を、自分の事だと分かっているのに、まるで他人事のように夢に見ていた。
その後、彼女は辺境に来て、すったもんだしたあげく、今では辺境伯と仲良くなり幸せな毎日を過ごしているようだ。そこには、悲しみにくれていた少女の面影は全くなかった。
ふわふわ、ゆらゆら。今、わたくしは、とても幸せな夢心地で何かに包まれている。
(あたたかい……。ずっとここにいたい……)
うっとりして、わたくしを包む何かに身を預ける。すると、体が引き寄せられた。
「キャロル、キャロル……。どうか、目を覚まして……」
信じられない事に、彼がわたくしを懐抱してくれていた。ご自身の呪いのせいで後ろめたくて、手を繋ぐ事すらしない人が、抱きしめて離さないようにしてくれている。
(ああ、嬉しい。わたくしも、早く目を覚ましたい。わたくしを守ってくれる、とても大切な人。どうか、もう少しだけ、このままあなたの腕の中で夢を見させて……)
指一本すら動かせないわたくしは、そのまま周囲の物音を聞きながら微睡み続けたのであった。
「奥様の首に施されているのは、王家の契約印。つまり、これを奥様に刻み付けた王族と奥様は一身同体状態にあります。おそらく、相手も奥様と同じく大変危険な状況かと推測します。これがなければ、奥様は手遅れの状態だったでしょう。とにかく、奥様とその人物、双方の治療が早急に必要かと」
「そんな……。キャロル、キャロル……。目を開けてくれ。僕を置いて行かないで……。頼む……!」
遠くで、誰かが涙を流しながらわたくしの名を呼んでいる声がする。その声はとても悲壮感に満ちていて、わたくしの胸まで締め付けるかのようだ。「大丈夫だから、泣かないで」と伝えたいのに、唇がぴくりとも動かなかった。
あれほど苦しかったというのに、今はとても穏やかでお昼寝をしているみたい。どこにも痛みを感じないし、辛くもない。
ゆらゆら、ふわふわ。ゆりかごに揺らされ、守られている赤ちゃんのように、このまま眠りについていたくなる。
相変わらず、どこからか、とても悲しい声がきこえる。
(あなたは、だあれ……? どうして、ないているの?
ああ、なかないで。あなたが、なみだをながしていると、わたくしまでかなしい……
いままで、だれよりもがんばっているのに、だれよりもつらいおもいをしてきた、やさしいあなたには、えがおでいてほしいのに……)
その思いが、すぐ側にいる誰かに届きますようにと、願いを込め祈った。
くるくる意識がゆっくり回る。いつの間にか、わたくしはどこか知らない場所に立ち、目の前に広がる光景を眺めていた。
「わたくしの愛しい子。ふふふ、ね、あなた、……が笑ってくれたわ!」
「そうだね。君に似てとっても可愛い笑顔だ。……、お父様にも笑っておくれ」
「ちちうえ、ははうえ、……が、ぼくの指を握ってちゅうちゅうすっちゃった」
「まあ……、お兄さまの指はごはんじゃありませんよ」
それは、とても幸せで、温かな空間。その中心には、亜麻色のふわふわした髪の綺麗な女の人がいて、優しい緑の瞳がその腕の中の赤ちゃんを見て微笑んでいる。ぽっと心の中に火が灯るみたいに、こちらまで幸せを感じて気が付けば口角があがっていた。
(どうか、彼らがずっと、幸せいっぱいのまま笑っていられますように)
くるくる、またあの感覚が私を襲う。すると、そこには先ほど見た幸せな家族の肖像が一変して、悲しみに包まれていた。
「……、これからはお母様の分までお父様が愛して守るからね」
「……、泣かないで。今日から僕が一緒に寝てあげるから」
「うぇえええん、おかーさま、おかあさまー。どこー? おとーさま、おにーさま。おかーさまがどこにもいないのー」
「……!」
「……!」
亜麻色の髪の小さな女の子が、大きな緑の瞳から大粒の雨のようにぼろぼろと涙を流している。大きな男性と、少年に抱きしめられていた。
(この子のお母様は亡くなったのね……。ああ、泣かないで。あなたが泣いていると、世界中が涙を流しているかのよう。どうか、泣かないで)
くる、くる。景色が回る。次に現れた景色では、幼い少女が少し成長してとことこ歩いていた。
毎日毎日、あれからずっと泣いていた女の子が、父に連れられてどこかにやってきたみたい。美しい花が咲き誇る庭園の中で、泣きながらしゃがみこんでいた。
(誰か、この子を助けてあげて)
そう思っていると、女の子は少年と出会った。成人前だろうか。艶やかな黒髪の少年は、よく知っているような明るい青の瞳をしている。
(その青色を見ていると、胸がドキドキ高鳴るのはなぜ……?)
「どうしたんだい? 迷子になったのかな。参ったな、お名前を、僕に教えてくれるかい?」
「ひぃっく、わ、わたくち、カロル……。カロル、バヨターっていいます。おとーさまが、まいごになっちゃったの」
「そうか、カロルって言うんだね? お父様が迷子になっちゃったんだね。それは大変だ。僕が、迷子のお父様を探してあげる」
「ぐすっ、ぐす……。おとーさま、まいごになって、ないているとおもうの。おにーさま、ありがとー」
どう見ても迷子は彼女のほうだ。少年は、舌足らずで自分の名前すらまともに言えない彼女を抱っこして、困り果てていた。
女の子は、涙でぐしゃぐしゃの顔のまま少年の瞳をじっと見ていた。けれど、少年がぽんぽん背中を叩くと、彼の腕の中ですやすや眠り始める。
小さなモミジのような手が、少年の服を握りしめた。とても安心したのか、口元がにこりと笑っている。
女の子が目を覚ますと、彼女は少年ではなく父親に抱っこされていた。「おとーさま、おにーさまはどこにいっちゃったの?」と訊ねると、父親は笑って彼女の頭を撫でるだけ。それ以降、名も知らぬその少年とは会う事はなかった。
また、くるり、くるりと景色が回る。すると今度は、女の子は大きく成長し、毅然と立ち、目の前の美しい煌びやかな青年と対峙している。
「王家の血脈を宿すヤーリ・トゥ・バジャーナリーが、キャロライン・バヨータージユに命じる。辺境伯キトグラムン・マーシルムの妻となり後継者を残せっ!」
大勢の前で、一方的にまくしたてられた孤立無援の彼女は、悲しむどころか大胆不敵にも笑っている。その名前は、とても聞き覚えのある名前だ。
(王家……? では、彼は王子さまなのね。ヤーリというと、第二王子だったはず。それにしても、この女の子はキャロライン・バヨータージュというのね)
キャロラインと呼ばれた女性は承諾して、父親と兄に守られ過ごしていた家から、荒れ果てた寂しい土地に旅立った。
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(なぜ、彼女は期待でいっぱいの表情をしているのかしら? 怖く、ないの……? ううん、よく見れば、彼女の緑の瞳は不安を宿しているわ。
そうなのね……。周りの人たちを心配させないために、自分の気持ちまで騙して言い聞かせて、そして、涙を堪えて笑っているのね……。不安でたまらなさそうな彼女に、こう言ってあげたい。あなたには、幸せが待っているって……)
わたくしは、キャロラインという女性を、自分の事だと分かっているのに、まるで他人事のように夢に見ていた。
その後、彼女は辺境に来て、すったもんだしたあげく、今では辺境伯と仲良くなり幸せな毎日を過ごしているようだ。そこには、悲しみにくれていた少女の面影は全くなかった。
ふわふわ、ゆらゆら。今、わたくしは、とても幸せな夢心地で何かに包まれている。
(あたたかい……。ずっとここにいたい……)
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「キャロル、キャロル……。どうか、目を覚まして……」
信じられない事に、彼がわたくしを懐抱してくれていた。ご自身の呪いのせいで後ろめたくて、手を繋ぐ事すらしない人が、抱きしめて離さないようにしてくれている。
(ああ、嬉しい。わたくしも、早く目を覚ましたい。わたくしを守ってくれる、とても大切な人。どうか、もう少しだけ、このままあなたの腕の中で夢を見させて……)
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