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筋トレ16日目 これって逆ハー⁈ ヒロインはハッピーエンドって決まってるでしょ! R18
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私はあれから慌ただしくオーガニンクの国にやってきた。
両親は勿論玉の輿だから狂喜乱舞した。なんかお金いっぱいもらって、離婚とかされないようにしっかりご奉仕しなさいとか言われたけど、言われなくてもちゃんとするし。
なんと王様にも両国の架け橋として頑張って欲しいとかなんとかかんとか小難しい事を言われた。とにかく、なんか滅茶苦茶大歓迎で期待されたのがわかって有頂天でこの国にやってきた。
この国の結婚はちょっと特殊で、初めてその裏事情を知った時に目が飛び出るかと思った。
『なにそれ、そんなの聞いてない!』
って怒って家に帰ろうとしたけど、後から文句は聞かないと言ったよね、とオーガニンクにそのまま襲われた。
オーガニンクとえっちできるのは大歓迎だしやっぱり大好きだから、なんだかんだで絆されて現在に至る。
宣言通り、毎日のようにオーガニンクに愛されてヘトヘトだ。確かに、これではゲームみたいに王子たちとの逆ハーレムエンドなんて不可能だと思い知る。
「ブリゲラ、今日の僕はどうだった?」
「毎日いつでも素敵だし最高よ! 勿論今日だって♡」
「可愛い事を言ってくれる」
思った通り、ゲーム補正というかチートがあった。私の体は、オーガニンクの本性である鬼を受け入れる事ができたのだ。
物理的に、絶対無理なその大きさは、なんとホコリ取りのモフモフのついた大きめのハンディモップくらいある。太さは両手で握っても全然届かないし、長さは、前世でのマジシャンが長い剣を飲み込むあれが出来ないと絶対無理だ。
で、なんでかわかんないけど、私の体に触れると大きさが変わんないのに多少苦しいだけで入った。我ながらヒロインチートってすごいって感動している。
思った以上に、どのオーガニンクもとっても優しい。エッチの時は、ちっこい私が全部を喜んで幸せそうに受け入れるから激しいんだけど、彼ら相手ならどんとこい! だった。
今日のオーガニンクはちょっとねちっこい感じ。ただ、皆口で可愛がるのが好きみたいで、挿れる前にはぐったりなんだけど。
何を言っているのかわかんないでしょう?
私も初めて聞いた時は驚愕したもの。この国の鬼は全員男だ。オーガニンクも勿論男兄弟ばっかりで、後継者争いになると国を破壊しつくしかねないほどパワーがすごいから、奥さんを兄弟で共有するんだって。そんなの知らないし聞いてないし。
独占欲どこ行った!
って叫んだけど、兄弟って運命共同体でひとつな感覚らしい。
しかも、名前も全員オーガニンクとかなにそれ。わけわかんない。
ふざけてるとしか言いようがないけど、どのオーガニンクも私に優しいんだもの。皆が溺愛してくれるから嬉しいし、彼らも全員、サキュバスだから綺麗で妖艶でエロい奥さんである小さな私に満足してくれている。
今、私はオーガニンクの子を身ごもっている。魔法で胎児は安全なように保護されているから、激しいえっちは妊活中でも繰り返された。
一体、どうやってお腹の子供を守っているのか、これもきっとゲームヒロインのチート補正なのだ。深く考えても無駄だし、考えるのなんて苦手。出来るからできる、それでいいやって思う。
さっき、沢山出された精が、引き抜かれた巨大な根とともに溢れて来る。それを見た彼が興奮して、もう一度と私を組み敷くのだ。
最初に私を見つけて連れて来たオーガニンクが一応王様になるけど、ほとんど交代制で気ままに仲良く統治している。
私に求められた事はいくつかある。体調が悪くないかぎりどのオーガニンクも受け入れる事。皆を平等に愛する事。子をたくさん産む事。
たったこれだけ。彼らはとても似ていて、だんだん誰がどの彼なのかわからなくなっていっちゃうかもって思ったけどそうじゃなかった。どのオーガニンクもそれぞれに魅力的だ。
ただ、毎日のように抱きつぶされているから、この寝室から出られないのが不満。
前に外に出たいってお願いしてみた。すると、
「他の男がブリゲラを見たら欲しがるからダメだよ?」
「私はオーガニンク様のお嫁さんなのに欲しがられるの?」
そう言われたから、ちょっとどんな鬼たちなのか、試したくなって思わず笑顔になった。すると、やきもち全開のオーガニンクがなんだか黒い笑みを浮かべた。
「……ブリゲラ。僕が君を独占したいって言ったよね? 浮気心は許さないよ。外に出たいなんて思わないほど僕が愛してあげる」
「ああん、嬉しい……! 滅茶苦茶にしてぇ!」
たとえ、監禁状態でこの部屋から出られなくても、独占欲丸出しで理想の彼に抱かれる毎日が幸せ。なのよね?
や、やっぱり散歩にくらい行きたいんだけど……。
あーん、こっそり行こうとしても邪魔されちゃう。無理みたいね……
私はオーガニンクそっくりの立派な鬼の子を何人も産んだ。
「ありがとう、ブリゲラ。愛しているよ」
「私も❤️とっても幸せよ」
ご褒美に散歩に……あ、無理ですか。そうですか。
ま、いいや。
「愛してる!」
大きな体に飛び付いて、今日もたくさん愛されまーす!
両親は勿論玉の輿だから狂喜乱舞した。なんかお金いっぱいもらって、離婚とかされないようにしっかりご奉仕しなさいとか言われたけど、言われなくてもちゃんとするし。
なんと王様にも両国の架け橋として頑張って欲しいとかなんとかかんとか小難しい事を言われた。とにかく、なんか滅茶苦茶大歓迎で期待されたのがわかって有頂天でこの国にやってきた。
この国の結婚はちょっと特殊で、初めてその裏事情を知った時に目が飛び出るかと思った。
『なにそれ、そんなの聞いてない!』
って怒って家に帰ろうとしたけど、後から文句は聞かないと言ったよね、とオーガニンクにそのまま襲われた。
オーガニンクとえっちできるのは大歓迎だしやっぱり大好きだから、なんだかんだで絆されて現在に至る。
宣言通り、毎日のようにオーガニンクに愛されてヘトヘトだ。確かに、これではゲームみたいに王子たちとの逆ハーレムエンドなんて不可能だと思い知る。
「ブリゲラ、今日の僕はどうだった?」
「毎日いつでも素敵だし最高よ! 勿論今日だって♡」
「可愛い事を言ってくれる」
思った通り、ゲーム補正というかチートがあった。私の体は、オーガニンクの本性である鬼を受け入れる事ができたのだ。
物理的に、絶対無理なその大きさは、なんとホコリ取りのモフモフのついた大きめのハンディモップくらいある。太さは両手で握っても全然届かないし、長さは、前世でのマジシャンが長い剣を飲み込むあれが出来ないと絶対無理だ。
で、なんでかわかんないけど、私の体に触れると大きさが変わんないのに多少苦しいだけで入った。我ながらヒロインチートってすごいって感動している。
思った以上に、どのオーガニンクもとっても優しい。エッチの時は、ちっこい私が全部を喜んで幸せそうに受け入れるから激しいんだけど、彼ら相手ならどんとこい! だった。
今日のオーガニンクはちょっとねちっこい感じ。ただ、皆口で可愛がるのが好きみたいで、挿れる前にはぐったりなんだけど。
何を言っているのかわかんないでしょう?
私も初めて聞いた時は驚愕したもの。この国の鬼は全員男だ。オーガニンクも勿論男兄弟ばっかりで、後継者争いになると国を破壊しつくしかねないほどパワーがすごいから、奥さんを兄弟で共有するんだって。そんなの知らないし聞いてないし。
独占欲どこ行った!
って叫んだけど、兄弟って運命共同体でひとつな感覚らしい。
しかも、名前も全員オーガニンクとかなにそれ。わけわかんない。
ふざけてるとしか言いようがないけど、どのオーガニンクも私に優しいんだもの。皆が溺愛してくれるから嬉しいし、彼らも全員、サキュバスだから綺麗で妖艶でエロい奥さんである小さな私に満足してくれている。
今、私はオーガニンクの子を身ごもっている。魔法で胎児は安全なように保護されているから、激しいえっちは妊活中でも繰り返された。
一体、どうやってお腹の子供を守っているのか、これもきっとゲームヒロインのチート補正なのだ。深く考えても無駄だし、考えるのなんて苦手。出来るからできる、それでいいやって思う。
さっき、沢山出された精が、引き抜かれた巨大な根とともに溢れて来る。それを見た彼が興奮して、もう一度と私を組み敷くのだ。
最初に私を見つけて連れて来たオーガニンクが一応王様になるけど、ほとんど交代制で気ままに仲良く統治している。
私に求められた事はいくつかある。体調が悪くないかぎりどのオーガニンクも受け入れる事。皆を平等に愛する事。子をたくさん産む事。
たったこれだけ。彼らはとても似ていて、だんだん誰がどの彼なのかわからなくなっていっちゃうかもって思ったけどそうじゃなかった。どのオーガニンクもそれぞれに魅力的だ。
ただ、毎日のように抱きつぶされているから、この寝室から出られないのが不満。
前に外に出たいってお願いしてみた。すると、
「他の男がブリゲラを見たら欲しがるからダメだよ?」
「私はオーガニンク様のお嫁さんなのに欲しがられるの?」
そう言われたから、ちょっとどんな鬼たちなのか、試したくなって思わず笑顔になった。すると、やきもち全開のオーガニンクがなんだか黒い笑みを浮かべた。
「……ブリゲラ。僕が君を独占したいって言ったよね? 浮気心は許さないよ。外に出たいなんて思わないほど僕が愛してあげる」
「ああん、嬉しい……! 滅茶苦茶にしてぇ!」
たとえ、監禁状態でこの部屋から出られなくても、独占欲丸出しで理想の彼に抱かれる毎日が幸せ。なのよね?
や、やっぱり散歩にくらい行きたいんだけど……。
あーん、こっそり行こうとしても邪魔されちゃう。無理みたいね……
私はオーガニンクそっくりの立派な鬼の子を何人も産んだ。
「ありがとう、ブリゲラ。愛しているよ」
「私も❤️とっても幸せよ」
ご褒美に散歩に……あ、無理ですか。そうですか。
ま、いいや。
「愛してる!」
大きな体に飛び付いて、今日もたくさん愛されまーす!
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