完結 R１８ まがいもののお姫様

基本設定。

気温の上昇ではなく、下降により環境が変化した世界。水ゼリーで、硬い木材に釘が打てるほど寒い日常が繰り返されている。

はるか昔、平均気温が穏やかな地域が多い時代もあった。

少しずつ、気温が下がり始めたことで、ペンギンやカメどころか、全ての生態系が絶滅の危機に陥る。

そんな時、神の気まぐれか慈悲なのか。異世界から環境の変化に強い血筋を残すためにペンギンとリクガメの国に、某地球という星の日本人女性が、本人たちの意思とは関係なく神託の乙女として遣わされた。

なんだかんだあり、あーなってこーなって、そんなことになって、（前作は読まなくてもいいはずです。興味のある方はお読みくだされば嬉しいです）結果、子孫に寒さに耐えうるとされた異世界の乙女たちの血筋が受け継がれた。

ところがどっこい、これで一安心と思いきや、当然ながら、極寒の地ではペンギンだけでなく、全ての動植物にも影響があった。神の奇跡も虚しく、徐々に星全体の生命体が減少する。

生き残った種族のうち、ペンギンは、当時極寒でも生きていたコウテイペンギンの王を代表に、一カ国に集まった。今では、混血が珍しくない国で、ほそぼそとコロニーを作って生活している。

移動手段は、魔法がエネルギー源のセーフティシステム完備のバイク。





某作者による偏見まみれの解説感想がこちら↓


コウテイペンギン　→　イラスト代表格のいわゆる可愛いペンギン。一番でっかいペンギン。かわいい。とにかくかわいい。もふもふしたい。
巨大な大人たちなのに、産まれすぐは小さすぎるくらい小さい。おっきくなってもぴぃぴぃかわいい。よちよちかわいい。黒と灰色と白の絶妙は配色は、まさに神の奇跡。でっかくなってもかわいい。かわいすぎる。臭いがハンパないが。ちなみに足は黄色くない。
この世界でのコウテイペンギン、獣化状態の成人の身長は１６０センチほど。

キングペンギン　→　コウテイペンギンよりやや小さい種族。雛は巨大でキウイの異名を持つ。幼女なのに、大人なみにでかい。濡れると小さくなる。
もっふもふのふっさふさ。
足はなにげに思った以上に太くて大きい。非常に貫禄がありすぎる姿なのに、ぴぃぴぃ鳴く姿はまさにギャップ萌え。かわいい。かわいすぎる。こちらも、足は黄色くない。正直言うと、足はあまりかわいいとは思っていない。
この世界でのキングペンギン、成人の獣化状態の身長が１３０センチほど。


この世界のこの時代では、食糧不足のため、大人よりも食料が少なくてすむ雛の期間が長くなったようだ。かわいい雛が換毛期を終えて青年期になるのは１８才。
基本的に１８でやっと人化する。膨大な魔力を持つヒロインのお兄ちゃんは、幼児の頃から人化できている。
省エネのため、特に貧乏貴族や平民は獣化状態で食事することが多い。




有名なファーストペンギンのアデリーや、ジェンツーなどの、他にも愛らしいペンギンたちもかわいすぎますが、短編ですので今回は出番なし。