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学者たちの見解
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翌日、朝の忙しい時間帯が過ぎた頃に、俺たちは冒険者ギルドに顔を出した。王都の冒険者ギルドはいつものように活気に満ちあふれていた。目の前ではこれから依頼に向かう冒険者たちが、テーブルの前に陣取って作戦会議を行っていた。
「プラチナランク冒険者のアーダンだ。依頼のことでギルマスと話したい。取り次いでもらえるか?」
「分かりました。少々お待ち下さいね」
何も知らない様子の受付嬢はちょっと首をかしげながら奥へと向かった。そしてすぐに奥の部屋へと案内された。
「どうやら冒険者ギルドの職員の中でも秘密になってるみたいだね」
「そうみたいだな。そうなると、かなりの厄介ごとなのか? それにしてはいつも通りのにぎわいだな」
「知れ渡るとパニックになるのかな? 空の色もいつも通りの色をしてるよね」
ジルは本当に何かが起こっているのだろうかと疑っているみたいである。俺も同感だ。いつもの王都の日常にしか思えない。
奥の部屋にたどり着き、ソファーに座ると、すぐにギルドマスターのラファエロさんがやって来た。その様子もいつも通りだ。
「ギルマス、昨日の依頼の件でやって来た」
「それは――引き受けてくれると言うことで判断してよろしいですか?」
アーダンは俺たちの方を振り向いた。神妙な面持ちでうなずきを返す。それを見たアーダンもうなずいた。
「そのつもりだ」
「分かりました。それでは依頼についてお話します」
学者たちは俺たちが持ち帰った、巨大化したファイアータートルの魔石を見て、リリアと同じように驚いたそうだ。これまでの歴史の中でこのような現象を見たことがないと。多くの学者がこの奇妙な現象を解明しようと様々な試験を行ったらしい。
なぜなら、魔石の大きさを自由に変えることができるなら、危険を冒してまで魔石を取りに行く必要がなくなるからだ。欲しい大きさになるまで、魔石を大きくすれば済むだけの話だ。
魔石に魔力を過剰に補充したり、小さな魔石を圧縮して一つにしようとしたりしたらしい。
だがしかし、そのどれもが今の所はうまく行っていないそうである。そんな学者の中の一人が、過去に同じような事例がないかを探し始めた。
自分たちが生きている時代に見たことがないのは分かっている。それなら、有史以前の時代はどうか。
その学者は古代文明の時代に同じような現象が起こっていたことを発見した。そして良く調べると、その現象を引き起こしていたのは「火の精霊」の存在であることを突き止めたのだ。
「それで、その『火の精霊』は何のためにそんなことをしているんだ?」
アーダンが尋ねた。恐らくみんなそれを知りたいと思っていたのだろう。注目がラファエロさんに集まった。ラファエロさんは視線を机の上に落とした。
「まだ良く分かっていませんが、学者たちは『体』を求めているのではないかと思っているみたいです」
「体?」
「そうです。精霊は体を持たない、言わば魔力の塊です。この世界に現れて活動するためには体が必要不可欠なのではないか。それを求めているのではないかと言うことだそうです」
確かにその可能性はあるのかも知れないな。実際に俺たちが戦ったビッグファイアータートルは精霊が住むという霊峰マグナに向かっているようだった。他のプラチナランク冒険者が倒したと言うビッグファイアータートルも同じところに向かっていたとなれば、可能性はもっと高くなる。
「あなた方への依頼はそれを阻止することになります」
「ラファエロさん、火の精霊は体を得て、何をするつもりなのでしょうか?」
「……古の記録によると、世界を滅ぼそうとしたそうです」
「世界を滅ぼす……」
尋ねたエリーザはその言葉に息を詰まらせた。
もしかすると、古代人が滅んだのはそのせいだったのかも知れないな。地表の建物は破壊され、地下にあるものだけが、現在も遺跡として残っている。あり得そうな話だ。
でもそれだと、二度と地表で生き物が暮らしていくことはできないと思うんだけど、そこはどうなっているのかな?
「火の精霊はその後どうなったのですか?」
ラファエロさんは静かに首を左右に振った。ある程度暴れて気が済んだので消えたのか、それともだれかに倒されたのか。その辺りは学者の研究待ちになるのかも知れない。
「リリアさんは何か知りませんか?」
ラファエロさんの質問に、リリアは小さく首を左右に振った。リリアでも知らないとなるとお手上げ状態だな。
「それで、具体的に俺たちは何をすれば良いんだ? 集まって来るビッグファイアータートルを永遠と倒し続けるのか?」
「最終的にはそうなるかも知れませんが、まずは火の精霊が眠ると言われる霊峰マグナの火口に行ってもらいます」
霊峰マグナの火口。確か溶岩の海が広がっていて、その中に火の精霊が住む島があるって話だったはずだ。溶岩の海を渡るのは簡単じゃない。空でも飛ばない限り。
「遺跡から発掘された飛行船を使って行くんですね」
「フェルさんの言う通りです。あなた方が発見した飛行船を使って、火の精霊が住む島に行ってもらいます。無駄足になるかも知れませんが、何か発見があるかも知れません」
やっぱりあの飛行船を使うのか。それは良いけど、あそこから飛行船を外に出す通路があったのか。でもまあ確かに、外に出せないのならあの場所に飛行船を置いていないよね。明らかにあの場所は展示場所と言うよりも、港みたいな感じだったからな。
「確かに俺たちが適任かも知れないな。それに、世界の危機かも知れないとなると、行くしかなさそうだ」
「そうね。黙って世界が滅びるのを見ておくわけにはいかないものね」
「まあ、そうなるな」
勇者村出身の三人はどうやら行く覚悟が決まったようである。アーダンが言うように、熱を防ぐ魔法を使うことができる俺たちのパーティーが行くのが適任だろう。
ラファエロさんも俺たちがビッグファイアータートルを大したケガもなく討伐していることを知っている。何か奥の手を持っていると思っているはずだ。
「飛行船での空の旅か。楽しみだな。こんな機会はもう二度と来ないかも知れないしね」
「あたしたちは飛行船に乗らなくたって、いつでも自由に空を飛べるでしょ。本当にフェルは魔道具が好きね。まあ、正確に言えば、魔道具じゃなくて機械なんだけどね」
リリアが笑いながら俺に寄り添ってきた。……本当はリリアは行きたくないんじゃないかな? 何となくだけど、リリアの心の揺らぎを感じるような気がする。たぶん、リリアは何か知っているんだと思う。でも俺はそれを無理やりリリアから聞き出そうとは思わない。
だれにだって話したくないことの一つや二つあるだろうからね。それよりもまずは、そんな大事な話をしてもらえるような関係を築かないといけないな。リリアにとって俺は、まだまだ頼りないのかも知れない。
「それでは皆さん、困難な依頼になると思いますが引き受けていただけますか?」
五人がうなずきを返した。それを見たラファエロさんが大きくうなずく。ラファエロさんも覚悟を決めたような目になっている。どうやらこの依頼は俺たちだけではなく、冒険者ギルドとしても関わってくるようである。もちろん、真の依頼者である国も関わってくるだろう。
「それではよろしくお願いします。我々冒険者ギルドは協力を惜しむことはありません。何でも相談して下さい。それから、このことはだれにも言わないようにお願いします。多くの人に知れ渡れば、大騒ぎになるでしょう」
霊峰マグナはフォーチュン王国からそれほど離れていない。国は万が一に備えて、これから慌ただしく動くことになるだろう。それはエルフの国も同じだ。
俺たちは俺たちで、できる限りのことをしなければならないな。
「プラチナランク冒険者のアーダンだ。依頼のことでギルマスと話したい。取り次いでもらえるか?」
「分かりました。少々お待ち下さいね」
何も知らない様子の受付嬢はちょっと首をかしげながら奥へと向かった。そしてすぐに奥の部屋へと案内された。
「どうやら冒険者ギルドの職員の中でも秘密になってるみたいだね」
「そうみたいだな。そうなると、かなりの厄介ごとなのか? それにしてはいつも通りのにぎわいだな」
「知れ渡るとパニックになるのかな? 空の色もいつも通りの色をしてるよね」
ジルは本当に何かが起こっているのだろうかと疑っているみたいである。俺も同感だ。いつもの王都の日常にしか思えない。
奥の部屋にたどり着き、ソファーに座ると、すぐにギルドマスターのラファエロさんがやって来た。その様子もいつも通りだ。
「ギルマス、昨日の依頼の件でやって来た」
「それは――引き受けてくれると言うことで判断してよろしいですか?」
アーダンは俺たちの方を振り向いた。神妙な面持ちでうなずきを返す。それを見たアーダンもうなずいた。
「そのつもりだ」
「分かりました。それでは依頼についてお話します」
学者たちは俺たちが持ち帰った、巨大化したファイアータートルの魔石を見て、リリアと同じように驚いたそうだ。これまでの歴史の中でこのような現象を見たことがないと。多くの学者がこの奇妙な現象を解明しようと様々な試験を行ったらしい。
なぜなら、魔石の大きさを自由に変えることができるなら、危険を冒してまで魔石を取りに行く必要がなくなるからだ。欲しい大きさになるまで、魔石を大きくすれば済むだけの話だ。
魔石に魔力を過剰に補充したり、小さな魔石を圧縮して一つにしようとしたりしたらしい。
だがしかし、そのどれもが今の所はうまく行っていないそうである。そんな学者の中の一人が、過去に同じような事例がないかを探し始めた。
自分たちが生きている時代に見たことがないのは分かっている。それなら、有史以前の時代はどうか。
その学者は古代文明の時代に同じような現象が起こっていたことを発見した。そして良く調べると、その現象を引き起こしていたのは「火の精霊」の存在であることを突き止めたのだ。
「それで、その『火の精霊』は何のためにそんなことをしているんだ?」
アーダンが尋ねた。恐らくみんなそれを知りたいと思っていたのだろう。注目がラファエロさんに集まった。ラファエロさんは視線を机の上に落とした。
「まだ良く分かっていませんが、学者たちは『体』を求めているのではないかと思っているみたいです」
「体?」
「そうです。精霊は体を持たない、言わば魔力の塊です。この世界に現れて活動するためには体が必要不可欠なのではないか。それを求めているのではないかと言うことだそうです」
確かにその可能性はあるのかも知れないな。実際に俺たちが戦ったビッグファイアータートルは精霊が住むという霊峰マグナに向かっているようだった。他のプラチナランク冒険者が倒したと言うビッグファイアータートルも同じところに向かっていたとなれば、可能性はもっと高くなる。
「あなた方への依頼はそれを阻止することになります」
「ラファエロさん、火の精霊は体を得て、何をするつもりなのでしょうか?」
「……古の記録によると、世界を滅ぼそうとしたそうです」
「世界を滅ぼす……」
尋ねたエリーザはその言葉に息を詰まらせた。
もしかすると、古代人が滅んだのはそのせいだったのかも知れないな。地表の建物は破壊され、地下にあるものだけが、現在も遺跡として残っている。あり得そうな話だ。
でもそれだと、二度と地表で生き物が暮らしていくことはできないと思うんだけど、そこはどうなっているのかな?
「火の精霊はその後どうなったのですか?」
ラファエロさんは静かに首を左右に振った。ある程度暴れて気が済んだので消えたのか、それともだれかに倒されたのか。その辺りは学者の研究待ちになるのかも知れない。
「リリアさんは何か知りませんか?」
ラファエロさんの質問に、リリアは小さく首を左右に振った。リリアでも知らないとなるとお手上げ状態だな。
「それで、具体的に俺たちは何をすれば良いんだ? 集まって来るビッグファイアータートルを永遠と倒し続けるのか?」
「最終的にはそうなるかも知れませんが、まずは火の精霊が眠ると言われる霊峰マグナの火口に行ってもらいます」
霊峰マグナの火口。確か溶岩の海が広がっていて、その中に火の精霊が住む島があるって話だったはずだ。溶岩の海を渡るのは簡単じゃない。空でも飛ばない限り。
「遺跡から発掘された飛行船を使って行くんですね」
「フェルさんの言う通りです。あなた方が発見した飛行船を使って、火の精霊が住む島に行ってもらいます。無駄足になるかも知れませんが、何か発見があるかも知れません」
やっぱりあの飛行船を使うのか。それは良いけど、あそこから飛行船を外に出す通路があったのか。でもまあ確かに、外に出せないのならあの場所に飛行船を置いていないよね。明らかにあの場所は展示場所と言うよりも、港みたいな感じだったからな。
「確かに俺たちが適任かも知れないな。それに、世界の危機かも知れないとなると、行くしかなさそうだ」
「そうね。黙って世界が滅びるのを見ておくわけにはいかないものね」
「まあ、そうなるな」
勇者村出身の三人はどうやら行く覚悟が決まったようである。アーダンが言うように、熱を防ぐ魔法を使うことができる俺たちのパーティーが行くのが適任だろう。
ラファエロさんも俺たちがビッグファイアータートルを大したケガもなく討伐していることを知っている。何か奥の手を持っていると思っているはずだ。
「飛行船での空の旅か。楽しみだな。こんな機会はもう二度と来ないかも知れないしね」
「あたしたちは飛行船に乗らなくたって、いつでも自由に空を飛べるでしょ。本当にフェルは魔道具が好きね。まあ、正確に言えば、魔道具じゃなくて機械なんだけどね」
リリアが笑いながら俺に寄り添ってきた。……本当はリリアは行きたくないんじゃないかな? 何となくだけど、リリアの心の揺らぎを感じるような気がする。たぶん、リリアは何か知っているんだと思う。でも俺はそれを無理やりリリアから聞き出そうとは思わない。
だれにだって話したくないことの一つや二つあるだろうからね。それよりもまずは、そんな大事な話をしてもらえるような関係を築かないといけないな。リリアにとって俺は、まだまだ頼りないのかも知れない。
「それでは皆さん、困難な依頼になると思いますが引き受けていただけますか?」
五人がうなずきを返した。それを見たラファエロさんが大きくうなずく。ラファエロさんも覚悟を決めたような目になっている。どうやらこの依頼は俺たちだけではなく、冒険者ギルドとしても関わってくるようである。もちろん、真の依頼者である国も関わってくるだろう。
「それではよろしくお願いします。我々冒険者ギルドは協力を惜しむことはありません。何でも相談して下さい。それから、このことはだれにも言わないようにお願いします。多くの人に知れ渡れば、大騒ぎになるでしょう」
霊峰マグナはフォーチュン王国からそれほど離れていない。国は万が一に備えて、これから慌ただしく動くことになるだろう。それはエルフの国も同じだ。
俺たちは俺たちで、できる限りのことをしなければならないな。
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