91 / 214
オーガキング②
しおりを挟む
「ねえ、魔法を撃ち込んだら、一発で終わると思うんだけど?」
「……」
「ねえ、もしかして、あなたたちって、すごいの?」
ピュアな瞳をエリーザさんが向けてきた。すごいんじゃないかな、たぶん。
「ウォータードラゴンとどっちが強いのかな?」
「それは間違いなくウォータードラゴンね。オーガキングなんて、ウォータードラゴンの尻尾ビンタで一撃ノックアウトよ」
さも当然とばかりにリリアが育ちつつある胸を張って言った。
「それなら一発で終わるね」
「もしかして、ウォータードラゴンを倒した冒険者ってあなたたちのこと?」
「そうよ。フェルが倒したわ。一発の魔法でね」
リリアが自分の手柄のように良い顔をしていた。
「すごい! それを使えば、オーガキングも一撃ね」
「まあ、それはそうなんだろうけど、ここで使うとまずいんじゃないかな?」
俺は確認するようにリリアを見た。リリアは眉間をほぐしながら考え込んだ。
「……確かにそうね。あたしたちは無事かも知れないけど、この辺り一帯の森が無くなっちゃうわ」
「ちょっと、どんな魔法を使ったのよ、二人とも!?」
エリーザさんが悲鳴のような声を上げた。その向こう側に、ジルさんとアーダンさんが戦っているのが見えた。ひょっとして、こんな話をしている場合ではないのでは?
オーガキングが両手で振り下ろした棍棒がアーダンさんを襲う。潰れる、と思ったが、アーダンさんはそれを難なく盾で受け止めた。
渾身の一振りだったのだろう。それを止められたオーガキングの動きが一瞬止まった。そのスキを見逃さず、ジルさんがオーガキングに向かって飛び出すと、その右腕を斬り飛ばした。
ジルさんをたたき落とそうと、オーガキングの左手の棍棒が唸り声を上げる。ジルさんに迫る棍棒を、アーダンさんがシールドをハンマーのように使ってはじき飛ばした。
オーガキングは残った左腕を滅多矢鱈に振り回した。たまらず、ジルさんとアーダンさんが後ろに下がった。
二人とオーガキングとの距離が開いた。これはチャンスだ。
「フレイム・ボール!」
巨大な炎の玉がオーガキングに襲いかかり、あっという間に光の粒に変えた。までは良かったのだが、フレイム・ボールの勢いは止まらず、そのまま後ろの森に突っ込んだ。轟音と共に火柱が上がる。
「ちょっと、何考えてるのよ! 森が燃えちゃう! ウォーター・ボール!」
「ご、ごめん、ウォーター・ボール!」
慌ててリリアと一緒に火消し作業に移る。ファイアー・ボールにしておけば良かったかな? でもそれじゃ、倒せなかったかも知れないし。
「何やってんだか」
「派手にやるじゃねぇか」
「そういう問題ではない気がするがな。まあ、何はともあれオーガたちの討伐は完了だな」
後ろから何やら声が聞こえるが、手伝ってはくれなさそうである。どうやらエリーザさんは治癒魔法以外は使えなさそうである。残りの二人も魔法は使えないのだろう。
結局、俺たち二人で頑張って鎮火することになった。
「まったく、フレイム・アローでもあちこちに火がついて大変だったのに、どうしてフレイム・ボールを使うのよ」
「ごめんなさい」
俺はリリアの前で正座させられていた。そんな俺たちを、三人がコーヒーを飲みながら見ている。俺もコーヒーが飲みたいな。
「まあまあ、リリアちゃんもそのくらいにして、一緒にコーヒーを飲みましょうよ」
「エリーザ、フェルにはしっかりと分からせてあげないといけないのよ。そうしないと、きっとどこかでまた何かをやらかすわ」
リリアがプンスコと怒っている。もしかして、魔法でやらかしたのが二回目だからだろうか?
「ちびっ子は過保護だな~。ごめんなさいって謝れば、万事解決よ」
「だれがちびっ子よ、だれが」
リリアがムキーとジルに怒りの矛先を向けた。良いぞ、このまま矛先がズレてくれれば……。
「リリアの言うことも良く分かるな。しっかりしつけておかないと、ジルみたいに手遅れになるぞ」
「だれが手遅れだよ、だれが」
今度はジルがアーダンに噛みついた。そしてリリアの矛先がこちらに戻って来た。なんてこったい。
「アーダンの言う通りね。フェルがジルみたいになったら困るわ」
「おいおい、ちびっ子の中で、俺はどんな存在になってるんだよ」
「野蛮人」
「合ってる」
「合ってるな」
「……」
ジルさんが沈黙した。さすがに仲間からそう言われると、心に来るものがあったようである。
その後もしばらく、俺はリリアに怒られた。きっとお説教が長引いたのはジルさんのせいだと思う。
「……」
「ねえ、もしかして、あなたたちって、すごいの?」
ピュアな瞳をエリーザさんが向けてきた。すごいんじゃないかな、たぶん。
「ウォータードラゴンとどっちが強いのかな?」
「それは間違いなくウォータードラゴンね。オーガキングなんて、ウォータードラゴンの尻尾ビンタで一撃ノックアウトよ」
さも当然とばかりにリリアが育ちつつある胸を張って言った。
「それなら一発で終わるね」
「もしかして、ウォータードラゴンを倒した冒険者ってあなたたちのこと?」
「そうよ。フェルが倒したわ。一発の魔法でね」
リリアが自分の手柄のように良い顔をしていた。
「すごい! それを使えば、オーガキングも一撃ね」
「まあ、それはそうなんだろうけど、ここで使うとまずいんじゃないかな?」
俺は確認するようにリリアを見た。リリアは眉間をほぐしながら考え込んだ。
「……確かにそうね。あたしたちは無事かも知れないけど、この辺り一帯の森が無くなっちゃうわ」
「ちょっと、どんな魔法を使ったのよ、二人とも!?」
エリーザさんが悲鳴のような声を上げた。その向こう側に、ジルさんとアーダンさんが戦っているのが見えた。ひょっとして、こんな話をしている場合ではないのでは?
オーガキングが両手で振り下ろした棍棒がアーダンさんを襲う。潰れる、と思ったが、アーダンさんはそれを難なく盾で受け止めた。
渾身の一振りだったのだろう。それを止められたオーガキングの動きが一瞬止まった。そのスキを見逃さず、ジルさんがオーガキングに向かって飛び出すと、その右腕を斬り飛ばした。
ジルさんをたたき落とそうと、オーガキングの左手の棍棒が唸り声を上げる。ジルさんに迫る棍棒を、アーダンさんがシールドをハンマーのように使ってはじき飛ばした。
オーガキングは残った左腕を滅多矢鱈に振り回した。たまらず、ジルさんとアーダンさんが後ろに下がった。
二人とオーガキングとの距離が開いた。これはチャンスだ。
「フレイム・ボール!」
巨大な炎の玉がオーガキングに襲いかかり、あっという間に光の粒に変えた。までは良かったのだが、フレイム・ボールの勢いは止まらず、そのまま後ろの森に突っ込んだ。轟音と共に火柱が上がる。
「ちょっと、何考えてるのよ! 森が燃えちゃう! ウォーター・ボール!」
「ご、ごめん、ウォーター・ボール!」
慌ててリリアと一緒に火消し作業に移る。ファイアー・ボールにしておけば良かったかな? でもそれじゃ、倒せなかったかも知れないし。
「何やってんだか」
「派手にやるじゃねぇか」
「そういう問題ではない気がするがな。まあ、何はともあれオーガたちの討伐は完了だな」
後ろから何やら声が聞こえるが、手伝ってはくれなさそうである。どうやらエリーザさんは治癒魔法以外は使えなさそうである。残りの二人も魔法は使えないのだろう。
結局、俺たち二人で頑張って鎮火することになった。
「まったく、フレイム・アローでもあちこちに火がついて大変だったのに、どうしてフレイム・ボールを使うのよ」
「ごめんなさい」
俺はリリアの前で正座させられていた。そんな俺たちを、三人がコーヒーを飲みながら見ている。俺もコーヒーが飲みたいな。
「まあまあ、リリアちゃんもそのくらいにして、一緒にコーヒーを飲みましょうよ」
「エリーザ、フェルにはしっかりと分からせてあげないといけないのよ。そうしないと、きっとどこかでまた何かをやらかすわ」
リリアがプンスコと怒っている。もしかして、魔法でやらかしたのが二回目だからだろうか?
「ちびっ子は過保護だな~。ごめんなさいって謝れば、万事解決よ」
「だれがちびっ子よ、だれが」
リリアがムキーとジルに怒りの矛先を向けた。良いぞ、このまま矛先がズレてくれれば……。
「リリアの言うことも良く分かるな。しっかりしつけておかないと、ジルみたいに手遅れになるぞ」
「だれが手遅れだよ、だれが」
今度はジルがアーダンに噛みついた。そしてリリアの矛先がこちらに戻って来た。なんてこったい。
「アーダンの言う通りね。フェルがジルみたいになったら困るわ」
「おいおい、ちびっ子の中で、俺はどんな存在になってるんだよ」
「野蛮人」
「合ってる」
「合ってるな」
「……」
ジルさんが沈黙した。さすがに仲間からそう言われると、心に来るものがあったようである。
その後もしばらく、俺はリリアに怒られた。きっとお説教が長引いたのはジルさんのせいだと思う。
0
お気に入りに追加
3,293
あなたにおすすめの小説
【完結】王子と結婚するには本人も家族も覚悟が必要です
宇水涼麻
ファンタジー
王城の素晴らしい庭園でお茶をする五人。
若い二人と壮年のおデブ紳士と気品あふれる夫妻は、若い二人の未来について話している。
若い二人のうち一人は王子、一人は男爵令嬢である。
王子に見初められた男爵令嬢はこれから王子妃になるべく勉強していくことになる。
そして、男爵一家は王子妃の家族として振る舞えるようにならなくてはならない。
これまでそのような行動をしてこなかった男爵家の人たちでもできるものなのだろうか。
国王陛下夫妻と王宮総務局が総力を挙げて協力していく。
男爵令嬢の教育はいかに!
中世ヨーロッパ風のお話です。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
【第二章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?
山咲莉亜
ファンタジー
のんびり、マイペース、気まぐれ。一緒にいると気が抜けるけど超絶イケメン。
俺は桜井渚。高校二年生。趣味は寝ることと読書。夏の海で溺れた幼い弟を助けて死にました。終わったなーと思ったけど目が覚めたらなんか見知らぬ土地にいた。土地?というか水中。あの有名な異世界転生したんだって。ラッキーだね。俺は精霊王に生まれ変わった。
めんどくさいことに精霊王って結構すごい立場らしいんだよね。だけどそんなの関係ない。俺は気まぐれに生きるよ。精霊の一生は長い。だから好きなだけのんびりできるはずだよね。……そのはずだったのになー。
のんびり、マイペース、気まぐれ。ついでに面倒くさがりだけど、心根は優しく仲間思い。これは前世の知識と容姿、性格を引き継いで相変わらずのんびりライフを送ろうとするも、様々なことに巻き込まれて忙しい人生を送ることになる一人の最強な精霊王の物語。
※誤字脱字などありましたら報告してくださると助かります!
※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!
転生したら捨てられたが、拾われて楽しく生きています。
トロ猫
ファンタジー
2024.7月下旬5巻刊行予定
2024.6月下旬コミックス1巻刊行
2024.1月下旬4巻刊行
2023.12.19 コミカライズ連載スタート
2023.9月下旬三巻刊行
2023.3月30日二巻刊行
2022.11月30日一巻刊行
寺崎美里亜は転生するが、5ヶ月で教会の前に捨てられる。
しかも誰も通らないところに。
あー詰んだ
と思っていたら後に宿屋を営む夫婦に拾われ大好きなお菓子や食べ物のために奮闘する話。
コメント欄を解放しました。
誤字脱字のコメントも受け付けておりますが、必要箇所の修正後コメントは非表示とさせていただきます。また、ストーリーや今後の展開に迫る質問等は返信を控えさせていただきます。
書籍の誤字脱字につきましては近況ボードの『書籍の誤字脱字はここに』にてお願いいたします。
出版社との規約に触れる質問等も基本お答えできない内容が多いですので、ノーコメントまたは非表示にさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
異世界でフローライフを 〜誤って召喚されたんだけど!〜
はくまい
ファンタジー
ひょんなことから異世界へと転生した少女、江西奏は、全く知らない場所で目が覚めた。
目の前には小さなお家と、周囲には森が広がっている。
家の中には一通の手紙。そこにはこの世界を救ってほしいということが書かれていた。
この世界は十人の魔女によって支配されていて、奏は最後に召喚されたのだが、宛先に奏の名前ではなく、別の人の名前が書かれていて……。
「人違いじゃないかー!」
……奏の叫びももう神には届かない。
家の外、柵の向こう側では聞いたこともないような獣の叫ぶ声も響く世界。
戻る手だてもないまま、奏はこの家の中で使えそうなものを探していく。
植物に愛された奏の異世界新生活が、始まろうとしていた。
【完結】ごめんなさい?もうしません?はあ?許すわけないでしょう?
kana
恋愛
17歳までにある人物によって何度も殺されては、人生を繰り返しているフィオナ・フォーライト公爵令嬢に憑依した私。
心が壊れてしまったフィオナの魂を自称神様が連れて行くことに。
その代わりに私が自由に動けることになると言われたけれどこのままでは今度は私が殺されるんじゃないの?
そんなのイ~ヤ~!
じゃあ殺されない為に何をする?
そんなの自分が強くなるしかないじゃん!
ある人物に出会う学院に入学するまでに強くなって返り討ちにしてやる!
☆設定ゆるゆるのご都合主義です。
☆誤字脱字の多い作者です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる