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独占欲
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柊 楓は、一日の仕事を終えると家に寄り道せず帰った。
家の玄関を開けるなりカバンから手紙を取り出した。
そして、封筒を眺める…とあることに気づいた。
いつもなら封筒の裏に小さな文字で「愛する人へ」の文字が書いてあるのだが今日は……
「書いてない…?」
柊 楓は、改めて封筒を見て冷静に考えた。もしこの手紙が自分宛ではなかったらと…
開けるのを躊躇ったがゆっくり丁寧に開けることにした。
封筒から便箋を取り出すと1番上の出だしは…
「愛おしの人へ」
いつもの手紙…柊 楓は、読み進めて「名無しのごんべいさん」ついてどんな人物なのか初めて、違う感情の文章が組み込まれてい
「愛おしの人へ
私は、貴方の事を愛しています。
この手紙で私の思いは届いていると思っていたのに…
私は、金剛先生にとてつもなく嫉妬しています。私は、貴方の無自覚な振る舞いに私の心は辛く苦しく…それでも私が貴方に対する愛は覚めることなく日に日に強まり私の心が壊れてしまいそうになります…(略)」
柊 楓は、初めて自分以外を手紙に出しそれも嫉妬といういつもと違う感情で書かれていた、そして心が弱いことも初めて知った…あともうひとつ名無しのごんべいさんは自分の近くにいてあの時もどこかに…
「…あそこに居たの…か…金剛先生って言うから先生か生徒…でも先生って書くから生徒…?」
柊 楓は、自分を大切に思ってくれている相手が自分の無自覚な行為に傷ついていることに戸惑いでもそれほどまでにも自分の事を心から好いてくれているこの手紙の主と繋がりたいとも思うようになっていた。
柊 楓は、ふと何かを思い出したかのように封筒と便箋を持ち出し文字を書き始める
「 毎日手紙ありがとうございます。
私は、貴方の手紙を毎日読んでいます。そして私は、貴方と継がりたく手紙を書きました。」
柊 楓は、短い文章を書き封筒に閉じた。
翌朝学校に登校した柊 楓は、名無しのごんべいさんの封筒を取り自分の書いた手紙を机の中に入れておくことにした。
家の玄関を開けるなりカバンから手紙を取り出した。
そして、封筒を眺める…とあることに気づいた。
いつもなら封筒の裏に小さな文字で「愛する人へ」の文字が書いてあるのだが今日は……
「書いてない…?」
柊 楓は、改めて封筒を見て冷静に考えた。もしこの手紙が自分宛ではなかったらと…
開けるのを躊躇ったがゆっくり丁寧に開けることにした。
封筒から便箋を取り出すと1番上の出だしは…
「愛おしの人へ」
いつもの手紙…柊 楓は、読み進めて「名無しのごんべいさん」ついてどんな人物なのか初めて、違う感情の文章が組み込まれてい
「愛おしの人へ
私は、貴方の事を愛しています。
この手紙で私の思いは届いていると思っていたのに…
私は、金剛先生にとてつもなく嫉妬しています。私は、貴方の無自覚な振る舞いに私の心は辛く苦しく…それでも私が貴方に対する愛は覚めることなく日に日に強まり私の心が壊れてしまいそうになります…(略)」
柊 楓は、初めて自分以外を手紙に出しそれも嫉妬といういつもと違う感情で書かれていた、そして心が弱いことも初めて知った…あともうひとつ名無しのごんべいさんは自分の近くにいてあの時もどこかに…
「…あそこに居たの…か…金剛先生って言うから先生か生徒…でも先生って書くから生徒…?」
柊 楓は、自分を大切に思ってくれている相手が自分の無自覚な行為に傷ついていることに戸惑いでもそれほどまでにも自分の事を心から好いてくれているこの手紙の主と繋がりたいとも思うようになっていた。
柊 楓は、ふと何かを思い出したかのように封筒と便箋を持ち出し文字を書き始める
「 毎日手紙ありがとうございます。
私は、貴方の手紙を毎日読んでいます。そして私は、貴方と継がりたく手紙を書きました。」
柊 楓は、短い文章を書き封筒に閉じた。
翌朝学校に登校した柊 楓は、名無しのごんべいさんの封筒を取り自分の書いた手紙を机の中に入れておくことにした。
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